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傲慢と善良



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【この小説が収録されている参考書籍】
傲慢と善良
傲慢と善良 (朝日文庫)

傲慢と善良の評価: 3.59/5点 レビュー 742件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全742件 721~740 37/38ページ
No.22:
(1pt)

とにかく内容が浅かった

すごく幼稚。申し訳ないですが素人に毛が生えたような…。筆力もストーリー展開も含めて…。有名な小説家さんですよね?
あざといミステリー展開でも、途中までは普通に読めましたが、ラストでの急失速に閉口。ここまで読んで、何も得る物がない小説ってあるんだなと逆に驚きました。応援したくもない程の他力本願な主人公の女性が最後ハッピーエンドを迎えて、一体何を言いたいんでしょう。正直全てが中途半端。社会への問題提起でもなく、で??って感じです。
キャラクターの人格に深みがないです。
この本は読書家同士、仲の良い知人が、「今売れているらしいよ」と買ってきてくれました。彼は読んでないらしいのですが、話してみると、なるほどね。と。
婚活という話題のトピックで注意を引くのは良いですが、それならもっと研究した方が良いです。浅過ぎます。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.21:
(2pt)

なにが言いたいかぼんやりしていた。

リアルさが感じられない。もっと展開が、はやければいいと思うが、視点をたくさん盛り込むより内容自体でもうすこし追加してほしい。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.20:
(2pt)

注ネタバレあり 婚活にみるしんどさ

ストーカーに怯えていた婚約者が行方不明になる物語の始まりで、早々にそこにある嘘に気づいてしまった。たぶん、そういう読者が多いと思う。

そうなると、その婚約者の真美のあざとさにイライラして読むのがしんどかった。

そして、2部ではいきなり、真美のキャラが変わります。
人間そんなに簡単に変わるかなぁ。

震災後の東北を舞台にするのも、感動を用意されたようで、あざとい。

最後まで読んで、架がなぜこうなっても真実と結婚しようとするほど好きになったのかわからなかった。
鈍感だから…という文もあったけど、鈍感さゆえに真実の歪さに気づかないまま結婚してしまうなら、結婚後うまくいかなそうなんだけど…。

それに、架の女友だちを悪く描写しすぎ。
彼女たちも、女として生きてきて、なにも傷つかずにきたはずがない。
真実よりあざとくないだけ、攻撃的に描かれてしまっている。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.19:
(5pt)

気づきと自立(自律)

個人的に自分の経験とかなりダブるところがあって、一気に読みました。
G県での狭い地域での学校差別のようなものは35年も前に知り、愕然としたものです。
「〇〇ちゃんは△△高校だから」というくくりで、15歳のときの高校選択を中年になるまで、いや、一生言われ続ける社会があるなんて、と本当にその価値観に驚いたものです。
この本では、そのあたりのことが本当によく描けています。
私自身、母親に支配されて育ち、お見合いで結婚した経歴の持ち主であったため、現代の婚活とは少し異なるものの、”真実”の世間知らずぶりも解ったし、それが世間から見るとどう見えるのかということもしっかり本に書かれていて物語に引きこまれていきました。
物語の中心にいる男女の名前、”架”と”真実”にも、意味があってつけられたように思えます。
また、終盤に登場する親子が「青空と逃げる」の主人公らしいので、これからそちらも読んでみようと思っています。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.18:
(5pt)

まるで自分のことのよう

主人公ふたりの自分や他人への評価の仕方や感情の抱き方が、まるで読者である自分のことのように感じられ、何度も同感したり反省したりしました。
自分の感情や考え方を、こうやって分析すればいいんだな、と勉強にもなりました。
婚活中であるなしにかかわらず、一度は読んでおきたい本だと思います。
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4022515953
No.17:
(5pt)

面白くて、長いのに一気に読んでしまいました。

婚活の小説でここまで引き込まれるとは思いませんでした。物凄く面白い。内容を書けないのですが是非読んでみて下さい。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.16:
(4pt)

タイトルの意味は深いと思う

婚約者が忽然と姿を消し、それを相手方が追うという展開から、多少のミステリー要素もありかと思っていましたが、三十代の男女の婚活恋愛物語でした。婚活経験の有無にかかわらず容易に感情移入出来てしまう程、登場人物たちの葛藤や行動が詳細に描かれ、その表現力は流石と思います。

婚約者の過去の婚活相手に会うなど、必死に探す西澤架の姿には悲壮感が漂い、捜索活動から初めて知る婚約者の生い立ちや、婚約者と友人たちとの関わり合いから、主人公達の気持ちが揺れ動くさまを読むのは中々痛々しい。でも、ラストは誰もがそれが一番大事と考えることに収まり心穏やかな気分になります。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.15:
(5pt)

今回は白黒辻村?

20代後半未婚実家暮らしの女の私にはグサグサ刺さる言葉が多くありました。

結婚した人、子供がいる人、結婚してない人、選択肢が広いがゆえの悩み。
親をはじめとするステレオタイプの人々の鬱陶しさ。

一昔前であれば、すんなり結婚に至れたであろう純情な女の子(30代)のお話。
後味がとても良かったです。
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4022515953
No.14:
(3pt)

主役2人より

ちゃんとしてるけど、「華のないお嬢さん」の図が浮かんだ

「周囲」の感じの方に共感
特に「美奈子たち」。女同士の仁義として、告げ口はしない。けど、確かに釘刺したくなるわ。こりゃ

70%なのに遁走して、「破談」にされない自信はどこから発生するのかなあ?が、どこまでも気になった

真実の花垣に対する「嫌いじゃない」が、「(顔は)嫌いじゃない」にナチュラルに脳内変換されてしまい、ここまで真面目に読んできたのに、残り3mm厚で一気に「コメディ脳」になってしまった

架は「ワゴンセールの中の掘り出し物」じゃなくて、「ワゴンセールの商品そのもの」になってしまった気がするし、二人だけの結婚式ってのも単純に「バツ悪い」を避けるってだけな気がした
↑初めから「二人だけ」って事だったなら話も別だが
どうせなら、バツ悪い相手勢ぞろいしたトコで「最上級の笑顔」でも見せりゃいいに
真実は全然変わってない気が、した。頑固でも何でもなくて「逃げ」が最優先事項だと決めた。感じ
とりあえず、架に友達からの誘いの声は掛んなくなるだろうなあー
まあ、結婚ってのは「変わる」事でもあるから↑はそれでいいんだろうが
今後は架の友人関係じゃなくて真実の友人関係の方で「家族ぐるみの付き合い」が展開されるんだろう
自分の方に引き寄せ切った真実の勝ち
どうにも架が真実に執着する気持ちが分からんかったが、1度デカい魚を逃がしたから、その恐怖が学習させたのか?引っ込みつかなくなった?「結婚したい」は良く分かった。けど、「君が好きです」が分からんかった

概ね楽しみました
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.13:
(2pt)

婚活でも本当の愛は芽生えるんだよ、と言いたいんだろうけど

ネタバレ書評です。

婚活で出会った男女の話だけど、要するに
「運よく好みの男と出会えて幸せな結婚が出来ました」
というだけの物語。

二部構成になっている本作。
一部は失踪した婚約者を探す主人公・架が色々なひとと会話するだけで
数百ページ費やします。
会話だけで物語を進めていく、登場人物の心理描写をするというのは
この著者の十八番なのですが、さすがに食傷気味に。
こっちがはっとするような言葉の表現やひとの心を描くのはうまいっちゃあ
うまいし、会話なしで地の文だけで物語を書かせるとつまらない作家さんなので
これもひとつのスタイルだと受け入れるべきなのですが、
デビュー当時からほぼこのスタンスだと「少しは変わればいいのに」と
思ってしまう。

二部の真実視点での物語も、上述のとおり地の文での展開が主なので
読んでて退屈だった。「青空と逃げる」のキャラが出てきたけど、あれは私は
つまらなくて途中で投げ出したので「ああ、そういえばこんなひとたち出てきたな」
としか思わず。
真実の「キスしたくないひととは結婚出来ない」という言葉に、
ある昔のギャグ漫画の「人間性とはセッ〇ス出来ないわ」を思い出した。
確かに、人間性がたとえ素晴らしかろうと「オス」として見れなかったら
恋愛・結婚は無理だよなあとそこは納得した。
でも、そういう「生理的に受け付けなかったら無理」という当たり前のことを
著者が「傲慢」と書いてしまうのはどうなんだろうなあと。

タイトルにもなっている「傲慢」と「善良」という言葉が
作中随所に出てきますが、そこは敢えてその単語を使わず、読者に
「ああ、これが人間の傲慢・善良なところなんだろうな」と考えさせる形をとっても
よかったんじゃないかと思う。読者の想像力を奪ってしまうし、何よりちょっと
単純過ぎる気がしたので。

不思議に思った点が三つ。
悪意の塊みたいな女友達たちと、何故架は親しいのか。
そして一部では人間に対する鋭い洞察力を見せた架を、ラストで真実が
鈍感扱いしているのは何故か。
架は一体どういう心境の変化をたどって、嘘吐いて失踪までした真実のことを
改めて本気で好きになったのか。
納得いく描写がなく、正直詰めが甘いと思った。

ラストは二部である場所が出てきた時点で読めるし、
何だか三流少女漫画みたいで興醒め。
この著者はもっと書けるひとだと思っていたけれど、やっぱり初期ほどのものは
もう書けないんだなとがっかりした。
親子の確執とか田舎コンプレックスをテーマにするのもいい加減もういいよと
思ったし。辻村さんが過去にそういうことがあったんだろうか。

今の時代、出会いが少なくて婚活してる社会人は多いと思うけど、
そういうひとたちからやる気を奪いかねない話だなと思ってしまった。

あまりおすすめしません。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.12:
(5pt)

登場人物に感情移入しての一気読みでした!

一言でいうと凄く良かったです。この本は人間を本質的に追求しているなと思いました。恋愛、婚活において傲慢な自分がいれば善良な自分もいる。これは婚活に限らず日常的な言動にも当てはまるのかなと思いました。やはり辻村先生は人間の目をつぶりたくなるような嫌な部分を隠さずしっかり表現することで人間味が増してるなと思いました!ブラック辻村先生も出ていたなと思いました(笑)辻村先生の他の作品ともリンクしていて「あの」登場人物が出てきました!他の作品でも先生は生きてるんだなと思いました(笑)「あの」登場人物はご自分で確認してみてくださいね。辻村先生のファンならわかると思います!
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.11:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

結末にしっくりきません

辻村さんの本が好きで、すべて単行本で買っています。
でも、この物語はしっくり来ませんでした。

相変わらず、心理描写は巧みで、一気読みさせる面白さ、言い換えれば「不穏さ」があります。辻村さんの本は、この不穏さが面白い。

でも、この本を含め、最近のいくつかの本に表現される、女性が女性を見るときの意地悪な視点に、少し辟易してきました。

あと、肝心な部分として……
★以下、ネタバレありです★

主人公の架が、真実の過去を辿り、最後、改めて真美を本当の意味で好きになる物語なのに、架がなぜあの過程を経て真美を本当に好きになったのか、わからない。真実に魅力を感じないのです。そこが致命的にしっくりこない部分でした。なのでラストがハッピーエンドでも感動がない。なので、ただ心理描写が巧みなだけの、心に響くものがない物語だと感じてしまいました。
同じ女性として、架の女友達のように、ただただ真実にイライラしているだけなのかなぁ……。だとしたら、読者を本気でイライラさせる人物を描写できるということで、辻村さんはやはり上手い作家だと思います。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.10:
(5pt)

婚活について刺さり、恋愛で救われる

「かがみの孤城」は、読んだ後にこれは本屋大賞をとる、
年齢問わずできるだけ多くの人にオススメしたい。と思ったけれど、
今作は30代の私にグサグサ刺さりました。
全く違う方向性で、やってくれたなぁ、という感じ。

人間関係、人というものに対して何となく感じていることはあっても、
自分だったら言語化できないことを、しっかり文章にしてくれる辻村さん。
「傲慢と善良」というタイトルの意味がジワジワと重くのしかかってきました。
恋愛、婚活において人って「傲慢」。
何となく肌では感じていたけれど、「善良」っていう言葉のマイナス面。
グサグサと痛いです。

いったいどう着地させるんだろうか、と全く予想できずでしたが、
そう来るとは。
ラストからずいぶん空気感が変わって一気読みしました。
すごく良い読後感。
グサグサきて唸っていたのに最後は爽やかに泣きました。
過去2作品の登場人物が関わってくるのが、辻村さんらしい。

男性か女性か、どの世代か、でずいぶん感想が変わりそうかな、という作品ではあるけれど、
婚活とか恋愛の駆け引きとか、地方の狭さとか、そういう部分に何か思うものがある人には読んでほしいかな。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.9:
(1pt)

残念です

本はまだ読んでいません。それ以前にソフト包装だったからか、郵便受けにねじ込んで入れてあったため、御覧のようにタイトルの部分が破けています。ありえません。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.8:
(2pt)

前後半の構成が中途半端に感じてしまった

可も不可も無く。
ジャンルが分からない、ラブストーリーでもミステリーでもなく。
読み終わった後、清涼感を感じるとまでは行かないが、一定の安堵感を得た気にはなった。
二人の主人公のストーリーを分けたせいで、後半の真実のストーリーは中途半端な感情の揺れがリアリティなく
惰性で時間を追っているようで、ラストに向けての盛り上がりに欠けた印象だけが残った。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.7:
(4pt)

映像化されそう

辻村氏の作品はわりと読むが、評判の高かった『かがみの孤城』など、中高生が主人公で○○や○○がモチーフになっているものよりは、本作のような大人の現実の物語の方が好きだ。
前半の、これはイヤミスな展開なのか?という不穏な感じが途中からがらりと変わる。きっと次にこうなるだろう、という予想はすべて外れた。前半のテイストでもっと長く読んでいたかった。
不器用で実直な“いい子”というのは、周囲をときにいらいらさせる。そのあたりの書き方がうまいと思う。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.6:
(1pt)

うーん、微妙。

作者買いしました。

読み進めながら、登場人物一人一人に一喜一憂できる、不思議な物語でした。「あぁ、こういう傲慢さ自分にもあるな」とか、「自分もこうだったな」と。

ですが、話の中盤辺り、真実に一度違和感を感じてしまってからは、ただたたつまらなかったです。序盤のハラハラ感や、女子トークのリアルさが、最後はお花畑のファンタジーになって終わった感じです。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.5:
(5pt)

このゾワゾワ感。辻村深月、おそるべし。

“恋愛小説”でもあり、辻村深月らしい不穏な感じたっぷりなミステリーでもありながら、本筋は色々なものからの「自立」の物語なのだと感じました。男性が読むとゾワゾワが止まらない、でも読むのも止められない、という感覚に襲われます(した)。『かがみの孤城』で辻村作品に初めて触れたという方には、ぜひ“こっち側の”辻村深月も読んでみて欲しいです。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.4:
(5pt)

いま、読んで良かった

某テレビ番組で紹介されているのを見て、気になってしまい、即購入。
一気読みでした。
主人公二人の関係がどうなっていくんだろうと、最後の最後まで目が離せませんでした。
自分にも真実のような「善良」すぎるところがあるなと、読んでいてグサグサ刺さりまくり。
似ていると思うからか、真実のことが最初は好きになれませんでしたが、それでも物語に没入できるところは、さすがだなと思いました。
単に面白いというのではなく、叱咤激励されて、前向きになれた気がします。
自分の人生にとって、今、会えてよかったと思える、大切な本になりました。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.3:
(5pt)

読み手を試す物語

主人公達が物語が進行していく中で、おのれの内省力の無さに気づいていく、内省する中で
等身大の自分を見つめ、以前と似ているが似てはいない人生を歩み始める。
読んでいて私も自分の在りようを引き剥がされる思いでしたが。不思議と不快なものではなく
主人公に訪れるラストの幸福とともに、自分にも何か暖かいケープがかけられるのを感じました。
現代に生きる不器用な大人たちに読んでもらいたいです。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953

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