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夏への扉
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【この小説が収録されている参考書籍】
夏への扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全500件 41~60 3/25ページ
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新版が出た直後に旧版が新装されたので、よほど新版の訳が酷かったのでしょうかね? ちなみに、私は旧版の「文化女中器」のネーミングが秀逸と思います。 もはや語る必要のないくらいの、SFの金字塔と言われている作品です。 しかしながら、個人的には、SFとしては、そこまででは。。。楽しめますけどね。 当時の時間旅行モノとしては、画期的だったのかもしれません。 不幸な主人公が、紆余曲折の末、ハッピーエンドを迎える結末は、誰もが安心して読める良作だとも思います。 でも、SFとしては科学考証が希薄です。 時間旅行はストーリーに重大な影響を与えるものの、そのメカニズム自体がストーリーに関係しないなど、設定だけをSF的に仕立てたファンタジー作品とも感じます。 コールドスリープ、今で言うクライオニクスの記述もありますが、同様に科学的記述は希薄で、ハードSF好きを満足させるものではないと感じます。 ストーリーは楽しめますが、SFとして読めばイマイチ。そんな感じです。 この作品「猫好きにお薦め」と紹介されている事が多いのですが、、、そこまで猫、活躍するかしらん?(私は熱狂的猫好きです) ライトSF好きなら、安心して読めますし、何より、本作と「宇宙の戦士」を外してハインライン好きは名乗れません。 | ||||
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登場する「メカ」が古臭く感じる。 昔のSF小説にありがちは、やたらと長い説明が随所にあって「古さ」を感じた。 やたらと長い。テンポが遅い。最後まで読めなかった。 全体の65%までは読んだが時間の無駄と判断して損切り(通読を放棄)しました。 この小説を読む時間があるなら他の本を読みたいな、と思った。中学生ぐらいのときなら読み通せたかな。 | ||||
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まだ半分までの段階ではちょっとイライラする内容。主人公から出るアイディアの古臭さ、ネーミングセンスのダサさが目につくし、それが30年経っても通じるみたいなストーリーの粗さが気になる。 ラノベ的タイトルをつけるなら「会社と恋人に裏切られた俺がコールドスリープして30年先の未来へジャンプしたら、伝説の技術者としてチヤホヤされました」って感じ。 | ||||
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主人公は色々を奪われ失ったが一つでも希望を諦めなかった。話し方は高姿勢だけど心は繊細な主人公が良かった | ||||
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SF小説の金字塔!! 1960年代の古い小説ですがタイムトラベル作品の原点となる古典的傑作てす。 このタイトルが素晴らしい! 物語も引き込まれますよ。 新訳版が電子書籍でも再販されていますが、ハヤカワ文庫の旧作が表紙のデザインも翻訳内容も優れています。 図書館にもあると思いますので是非一度は読んで頂きたい色褪せない傑作です! 2021年に日本で映画化されましたね。 是非一度読んで頂きたい名作です。 あなたも是非(夏への扉)を開けて見てください! | ||||
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SFまったく未経験から、三体、プロジェクトヘイルメアリー、火星の人と読んでSFに目覚め、次に寝食忘れて読めるような本を探してました。この作品は、最高でした!! 実は古典名作と言われる本にも手を出したのですが、そっちはダメでした。 だから、最新の弩級SFの後では当時は斬新だったタイプの小説は味気なくなってしまうのかな、と思ってましたが、この夏への扉は違いました。 設定は、多分、今ではめっちゃありふれたものなんだと思います。 でも、ドキドキワクワクし、読み進める手が止まらず、夜更かしした上に最後の方ではボロボロ泣きました。 それで分かったんですが、やっぱりキャラが魅力的で入れ込めると、設定を超えて小説は楽しいんです。 そして、読み終わったあと、アメリカンアーリーポップスを聴いて、ブラッドベリなんか読み返したくなるような、なんていうか、古き良きアメリカの良さ、生きてたこともないのに郷愁を感じるような、グランマのアップルパイやダイナーのソーセージ&エッグスみたいな味わいに満ちてるんです。 読み終わったあと、つくづくと本の表紙を見て、抱きしめたり、撫でたりしたくなる種類の本があります。 これは、そういう本です! | ||||
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前半はあまり引き込まれませんでしたが途中から主人公に感情移入して登場する脇役が見事に嫌なやつで腹が立つかと思えば主人公の優しい気持ちに癒されて複雑に見えたストーリーも納得の結末でした。70年前の作品を通して作者の想像力に刺激を受けました。70年後の未来の小説なんて想像出来ません。 | ||||
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何十年も前に読みましたが内容をすっかり忘れていて、今回、山﨑賢人、清原果耶、藤木直人主演で映画化されたものを見たので再読してみました。 ハインラインが1957年に発表した作品です。もはや古典名作SFの領域ですね。 まだ中学生になったばかりの頃、ジュブナイルのSFやミステリから抜け出して最初に読んだハインラインは「異性の客」や「自由世界」。当時一番好きだったのは幻想ファンタジー寄りのレイ・ブラッドベリとゴリゴリのハードSFだったアーサー・クラークでした。 作風を比較するとハインラインはより現実社会に近かったというか、ヒッピー・ムーブメントの影響を受けた当時のアメリカ社会を反映していたり、技術系の記述が多かったりでいまいちピンときませんでした。そんな中、この「夏への扉」は比較的わかりやすいタイムトラベルものでした。 2021年製作の映画では、主人公は1995年から2025年に飛ぶことになっています。原作では主人公は1940年生まれで、物語の最初の舞台は1970年(つまり作品が書かれた時から13年後の近未来)。そして主人公が冷凍睡眠の末に飛ぶ未来は2000年が設定されています。 2000年は私たちにはもう22年も過ぎてしまった過去ですが、ハインラインが当時の感覚で予想した便利商品や未来社会とはちょっと違うものになっていますね。お掃除マシンは今で言うとルンバの類に当たるでしょうね。しかしそう思うと現在は予想していたほど未来社会らしくなっていない・・と思ってしまいました。 タイムパラドックスについては突っ込まないことにしても、話が結構複雑です。まず、そもそも過去をひっくり返して未来の状況を変えてしまおうというのだから物理の法則も矛盾も何もないのですが。そういう意味ではハードSFではなくファンタジーに近いかも。善人が勝ち、悪いやつらがダメになるお話もすっきりですし、賢いネコが出てくる動物ものとしてもいいですね。 新訳は未読ですが、こちらの旧訳は確かに言葉使いが古いです。若い方は新訳の方がいいでしょう。 あと気になったのは、これはたぶん原作自体がそうなのでしょうが、女性の描き方が定型的で、むずかしいことや理論的なことはよくわからない、きょとんとしたただかわいい存在になっているのがなんだかなあ・・という感じです。いくらアメリカと言っても1957年ですから無理ないのかも。 また、主人公が自分がどうあっても過去に戻って人生をやり直したいがために、人にひどい言葉を投げつけて怒らせたり手段を選ばないところは自分勝手でちょっとひどいのでは・・と思ってしまいました。このあたりアメリカ的な感覚ではむしろコミカルな部分なんでしょうが。 自分の感覚も変わったのか、映画の方がこれらの部分が解消されていて、現代の日本人にあうと感じました。いずれにせよ、歴史に残るクラシックスには違いありませんね。 | ||||
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素晴らしい。すごく面白いです。シンプルで読みやすい本でありながら、深みがあります。物語は氷の上を滑るように進んでいきます。 | ||||
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SFとして、人間ドラマとして面白い。 読後感も良い。 この作品の主人公は猫を相棒と思うくらい愛しているが、猫の寿命は今のところ人間ほど長くない。 そこをどうするんだろうと思いながら読み進めていた。 ラストは猫好きの人、いや相棒としての動物と付き合い、死別した経験のある人ほど「そうしたいよな」と思える結末となっている。ハインラインの作品は癖が強いものが多いと思うが(それが味でもある)、本作はもっとも万人向けになっていると思う。 | ||||
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若い頃に読み、面白かったので電子版が有ったから再び読みました。これはSFですが、その何というか、一人の男の人生を描いた作品です。幸せを掴む話。その物語の構成は心憎いまでです。SFファンでなくても読んで欲しい。 | ||||
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ともだちのおすすめSFで読んでみた。 シンプルにこれはねこのSFだ。主人公とねこの掛け合い、そして主人公がねこのピートを大事に思う気持ち。自分がペットを飼っていなくても感情移入してしまう。 なのにSF。宇宙工学的理論ガチガチではなく、カラフルでファッショナブルな印象さえ与えるSFなのだ。とにかく主人公の心理描写がいい。こういうマニアックな人、いるよな。いるいる。 SF要素としては、保険を掛けて冷凍保存で未来に生きる、近未来の姿。でもこの物語の「未来」は西暦にて既に到来しているのだけど、追いついてなかったな。素敵な未来だった(という過去形)。 あらすじは書かないけど、ねこの話だと思って読むといいかもしれない。ずっとピートが気になってたまらない。 ちょっと感じるのは、これは男性の光源氏願望が若干入っているのかなということ。まあ、これも読んでみてのお楽しみかな。 ハッピーエンドが好きな人に向いている。読後感は結構好き。 | ||||
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初めてオーディオブックを利用しました。 オーデイオブックの企画自体はなかなか面白いものと思います。 そして私の感じる問題点はおそらく全てのオーディオブックに共通するものかもしれません。 その問題点とは、そもそも一人の男性が朗読していることの問題点です。 朗読者は声色を変えたり、口調を強弱をつけたりとそれなりに努力をしており、それは成功しているものの限界でもあります。 例えば女性のセリフを声色を変えて男性が話すのはまるでオカマが話しているよう。説明の中で美人と言われてもそうは感じられないのです。 これはもし、自分が小説を読んでいたら、頭の中で勝手にキャラの声を誰かの声優か役者をあてて読んでいたりするんじゃないかと思うんです。映画を見てからノベライズを読んだらそうなったりすると思います。またセリフも小説なら違和感なくても、朗読になってセリフを話した途端、違和感の大きいものが多数あります。 BGMもありません。 私は長年ラジオドラマが好きで多くのラジオドラマを聞いてきました。ラジオドラマは効果音、BGM、数人の役者が声色を変えて演技をするものの、女性は女性が声をあてるのが普通です。 これらには足元に及ばないのは朗読ですから仕方ないものの、もしも最低でも女性は女性の声、BGM,効果音(たとえば砂漠の中を車で走るシーンとか、ドアを開ける音とか)を丁寧に演出して作ることができたたら、もっとマシな作品になったと思います。 「夏への扉」事体は名作で、他の高レビューの方の意見であらかた間違ってないと思います。 たぶんオーディブックを聞いて、多くの人は最後まで聞かずつまんないといってやめてしまうんじゃ?と不安になります。 | ||||
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ロバートAハインラインは天才です。推せる作家ですね。昔は定番でしたが、今では時間経過に埋もれがちなので薦める価値があります。読み易くて楽しめる小説のお手本の様な作品がラインナップされています。 | ||||
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SFってやっぱ良いですね。久しぶりに宇宙壮大なドラマSFじゃ無いの読みました。なんかSFって深刻な話のを読んでしまう傾向にあったのですが、コレはすごくワクワクしながら読めました。地球滅亡や宇宙の危機など無いそんなSFもまたSFだなぁと…。 | ||||
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高校生のころはよくSFを読んだものだが、久しぶりにSFをまた読んでみたくなった。まだ読んだことのない名作はたくさんある。その中で気になっていた一つが、ネコが出てくるハインラインの「夏への扉」であった。この早川文庫[新版]表紙の「まめふく」さんによる絵は表紙買いしそうなほど素敵ではないか。 ハインラインは米国の1907年生まれで、日本では太宰治が同じ年の生まれだという。古い世代のイメージの強い太宰治と同じ年代の作家が、こんな未来的な小説を書いていたとは不思議な感じがする。本書は1957年の作であり、もう60年以上経っているので描写に古さも感じるが、そこに出てくる科学技術は2021年の現在でも実現されていないものもある。それが、本書の主要なテーマである冷凍睡眠とタイムトラベル(時間旅行)である。また、現在進行形で研究中の技術も出てくる。主人公の専門であるロボット技術もそうだ。「ほんものの肉でなければなどと贅沢をいうのではだめだが、そんなことをいうやつにかぎって、ハンバーグ・ステーキが、タンクで作られた肉か、天然ものの肉か、区別できはしないのだ」という2000年についての記述など、まさに現在最先端の代替肉の技術開発を予測できている。このように、SF小説における未来予測は当たることもあるけれど、当たらないことも多いというものだろう(もっと未来には実現することもあるだろうが)。 それよりも、普遍的な人間関係の物語が描かれているのであるが、想像上の未来的な状況設定の中で物語の限界が大きく広がっているところが、本書の魅力だと思う。それまでの30年間で、2回の大戦争、コミュニズムの没落、世界的経済恐慌、すべての動力源の原子力への転換などを経て、時代は1970年。恋人ベルと友人マイルズに裏切られて、主人公のダンは、飼いネコ・ピートとともに夏への扉を探すために、30年間の冷凍睡眠に入る。冷凍睡眠から戻ったダンは、何かに追い立てられるように、とにかく前へ前へと突き進む。ベルにも再会するが、「久しく前から、ぼくは、復讐という行為が、大人気ないものだという結論に達していた」と言うように、もうどうでもよくなっていた。あとになって、ベルという人間は、周囲を次々に不幸にしていく、犯罪者的なパーソナリティの持ち主であることもわかってくる。そして、最後の1/4くらいから、大きく展開する。起承転結の転である。何が起きたのかはここには書かないが、ダンよ、よくがんばったと言いたくなるような結末をむかえるのである。 繰り返すが、人間の物語+SF的シチュエーションの、ダブルでおもしろい小説である。もちろんネコも出てくるが、どちらかというと脇役かな。 | ||||
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新たな話 | ||||
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不朽の名作。 古典的SFであり、この表紙が実にしっくりくる。 前から読んでみたいと思っていたが海外作品の翻訳がどうも苦手で、また他の人気のある古典的SFでがっかりしたことが多かったので二の足を踏んでいたがついに読んでみた。 素晴らしかった。 何より最初の導入が見事。 これはSF作品ではあるのだが、SF的要素に重点がおかれているのではなくあくまで物語のためにSF的要素を入れた感じだ。 何かを諦めている人、人生に停滞を感じている人に読んでほしい一冊。 | ||||
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タイムリープものの原点(のはず)。 読みやすくて、読後の爽快感も最高ですね。 毎夏、パラパラとついつい手にとってしまう作品です。 | ||||
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文庫はまだ手元にあるけど、電子版で欲しかったのでkIndle購入。 古典SFの名作は、やはり面白い。今の感覚で読むと、タブレットみたいなものがあったり、いろいろ思うところはあると思うが、逆にこの作品が1956年に書かれたものだと思ったら、ハインラインは未来が見えてたのか?と思うところも多々ある。 あと新訳版も読んだが、やはり福島訳の方が面白い。1963年に翻訳されたものなので、まだ日本で知られていないことなどもあったと思うし、欠陥扱いは如何かと。(参考にはさせて頂きます) あと、初めて読むなら、この作品が65年前に書かれたものだということ忘れないで欲しい。 まだ人類が月に降り立つかなり前なのだから、その発想力に驚かされるはず。 | ||||
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