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ナイン・ドラゴンズ
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ナイン・ドラゴンズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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ロスの酒店の中国人店主が射殺され、ボッシュがその捜査担当になるところから物語は始まる。残されたビデオからこれは中国系ギャング集団である三合会が絡んでいるとボッシュたちは考える。やがて有力容疑者を捕まえたボッシュにその三合会と思われる連中から、捜査から手を引けという強迫と、そして香港に住む最愛の娘マデリンが誘拐されたことが伝わる。ボッシュは香港に飛ぶ。娘を救うためには手段を選ばぬボッシュ。香港ではまさに死体が死体を呼ぶ大暴れで何とかマデリンを救い出す。しかし、ずっとこの後人生の大きな後悔となる犠牲を払って。ここまでの筋であれば、アクション場面の派手な米国映画という程度の作品で終わっている。だが、コナリーの筆力はその程度ではないということを読者はこの後思い知らされることになる。読者はその筋書きの巧妙さに、ボッシュと同じように騙され、コナリーのプロット作りの巧さに再び唸らされるのだ。訳者の後書きでこの作品は「エコーパーク」と並んでシリーズ最高傑作ではないかと述べられている。ボッシュが今後一生抱え込む思い現実がゆえに、決して「エコーパーク」のような終わり方ではないが、シリーズで最高傑作の一つであるということは二言を待たないであろう。 | ||||
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近年のコナリーに駄作はないと信じていましたが、期待が裏切られました。 前作のスケアクローで脂の乗り切った作品に興奮しましたが、この作品の題名に裏切られました。 9人のドラゴンと呼ばれる集団の活躍を期待していた所、香港、九龍の地名で、そこを舞台にした安手なサスペンス。プロットも捻りがなく単調、とても、大作家のものとは信じられません。 アマゾンも含め、一部書評家の点数の甘さも気になりました。 ヒムロニエス・ボッシュの人間性も今までの彼と違うようです。 私はコナリーを現在の最高の作家と想っています。 もう、ボッシュを描かないほうが と 同情しております。 | ||||
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マイクル・コナリーは全巻読んだと言っても過言ではないほどの、フアンですが、KINDLEに無いのがとても残念です。 | ||||
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コナリーの傑作です。(上)巻も同様です。一気に最終ページまで読みました。 | ||||
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しかし、この先、ハリーはイクメンになってしまうのでしょうか。 「子供を迎えに行きますので、帰ります。」と、ハリーが言うのでしょうか。 ええっ!それはやめてください。 私にとってのハリーは、死んだ同僚の奥さんと恋に落ちたり、 偶然捜査で立ち寄ったときに知り合った絵描きの女性と恋に落ちたり、 でも実はエレノアを忘れられなかったり、でも、やっぱり新人の美人巡査と恋に落ちたり、 そういう人なんだけど、でも私は愛してるわハリー、って思える人だったのに。 下巻の終わり50p位はめちゃくちゃ面白かったけど、 それまではいつまでたっても面白くならなかったし。 なかなか続編が出ないので、期待がものすごくふくらむから 仕方なのだけれど。 星3つがいいところかなあ。 でも次も絶対買います。 『ナイトホークス』からもう一回全部読み直そうっと。 | ||||
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「主な登場人物」欄を見て、「エレノア・ウィッシュ」と「マデリン」に眼を奪われた。エレノアは前妻でシリーズ1作目に登場し、その後あまり出てこないが個人的には好きな女性である。マデリンはボッシュとエレノアの娘で、「暗く聖なる夜」のラストに登場して以来である。現在2人は香港で暮らしている。その香港にボッシュが行くことになるので、いつも以上に読む気満々とならざるを得ない。 今回の捜査もボッシュは上司と同僚に悩まされる。金のかかる捜査に釘を刺す上司、現場廻りを厭う同僚に、捜査の基本がなっていない同僚・・・・。そのような中で、酒屋の中国系店主が殺される。捜査を進めると、中国系犯罪組織の影が浮かび上がる。そして有ろうことか13歳のマデリンが誘拐されたのだ。 ハードボイルドの極北を行くこのシリーズにあって、身内が危険に晒される状況はかつてなかった。そのボッシュの狼狽ぶりが切迫感を呼ぶが、結局は上手く行だろうという私の楽観さが壊れるシチュエーションには参った。本当に参った。茫然自失とはこういう事なのか。 内容は相変わらず息もつかせぬ面白さで、意想外の展開もあり、別のシリーズのミッキー・ハラー弁護士の登場というオマケもつく。だが、ショックの余韻が最後まで残り、一縷の望みを最終頁に託したが、ボッシュがマデリンを強く抱き締めるだけだった。 シリーズを続けて読んでいると、知らぬ間に愛着も生まれ、身内のような感覚になってしまうのだが、このラストは切ない。 | ||||
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面白いのは面白かったし、内容の薄さゆえ、はなしが変に錯綜する事もなく、一気読みも出来た。 だけど、肝心の『三合会』はあくまでも雰囲気つくりの上辺だけの話しとなり、偶然と、偶然が重なった犯罪の集積話にとどまっている感は否めない。 あくまでも、ライトノベルと思い、読み捨てても良い作品としてみたら、申し分ないできだから、星三つつけるが、マイクル・コナリーの作品という、読み手側の期待値の高さからみたら二つ半でいいと言う、いささかの期待はずれの作品だった。 枝葉をそいで、書いたら、50ページほどですんでしまう作品を、あえて、上下の長さに薄めた作品と言ったらいいだろう。 次回は、読み手が困惑するほど中味が錯綜した、人間臭く手強い作品を期待したいものだ。 | ||||
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<中国マフィアの犯罪>+<娘の誘拐犯罪>を追っかけ、ボッシュが LA - ホンコンを狂走してゆく 読めば(映画を見た人は)誰もが[96時間]を起想せずにはいられない、いつものシリーズとは ちょっと趣の異なるエンタメ本でした。 特に下巻に入ってからの場面転換の速さには、映画[ジェイソン・ボーン]シリーズを彷彿とさせるものがあり、 これを途中っで読み止める事の出来る人は少ないと思います。 (映画ぽいといえば、映画ぽいのだが、もともとボッシュはスティーブ・マクイーン[プリット](1968)をイメージしているとの 噂を聞いたことがあり、今作では映画の最近の流行りを取り入れたのかもしれない...) 難点と書いたが、前作のレビューにも書かせて貰った<犯人の法則>が今回も適用されている事、あれだけ慎重な 相棒が最後の最後に訳の分からん行動を起こすのだが、<あれ>は必要か? 誘拐の真相がイマイチ納得できない、 香港に3年ほど暮らしたが、あんだけきっちり住所を書き残す奴なんか...ボッシュのヘマが多すぎ、でもってラストは<旅の 恥はかき捨て>?などなどあるが、、、小説なんだから、面白ければ良しか... シリーズ物を長く読み続けていると、主人公の年齢が気になるのだが、本作(2009年)で58歳、2011年には60歳で、 そろそろ警察も定年じゃないかと(終結者で一回復職)心配していたら、[The Drop](2011) で、この問題も解決しそう... The Drop=Deferred Retirement Option Plan 定年延長計画 これも最近の映画[RED]の影響か... | ||||
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拉致誘拐された娘の救出に香港へ飛ぶハリー・ボッシュ。 映画「96時間」ならぬ、こちらのタイムリミットは週明けまでの「39時間」。 リーアム・ニーソンの無敵超人ぶりには及ばないけど、憤怒の父親と化したこちらのボッシュも負けていない。 異国の地で、何よりも愛する娘の救出を至上目的としたボッシュの、法を破ることも厭わない暴走奮闘が読みどころです。 | ||||
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マイクル・コナリーの21作目。今回は、大好きなハリー・ボッシュ・シリーズ。 中国人銃殺事件を捜査していたハリー・ボッシュは、事件の背後に中国系犯罪組織の存在を突き止め、容疑者を拘束する。しかし、容疑者の解放を要求する中国系犯罪組織は、ボッシュを脅迫し、ボッシュの娘を拉致する… これまでのシリーズではボッシュの孤高の闘いが描かれて来たが、本作ではボッシュの元家族が表舞台に立つ点が、これまでとは少し異なるようだ。その分、少しソフトな面もあるのだが、面白さは相変わらずで、下巻の展開が非常に気になる。 | ||||
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娘を救うため香港に渡ったボッシュを待っていたのは…驚愕の展開で始まる下巻。ロスの中国人銃殺事件の決着は… 二転、三転するストーリー。派手な銃撃戦とともにボッシュの家族を思う気持ちも色濃く描かれ、シリーズの中では異色作ではないだろうか。そのためなのか、シリーズで一貫して描かれていたボッシュの凶悪事件への憎悪が希薄になったように思う。また、後半は端折ったような感じで、綺麗にまとめた感が否めない。 ボッシュの異母兄弟のミッキー・ハーラーも登場し、ジャック・マカヴォイも少しだけ登場する。 | ||||
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