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ナイン・ドラゴンズ
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ナイン・ドラゴンズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ハリー・ボッシュ・シリーズも14作目ともなると著者マイクル・コナリーもマンネリ化を危惧してボッシュを香港で ボッシュがブライアン・ミルズなみの荒業を披露するストーリーにしてしまった。 評者だけかもしれないが、ハリー・ボッシュらしからぬこのシュチエーションには、少々違和感を覚えながら本作『ナイン・ドラゴズ』下巻を読み終えた。 ネタバレになってしまいますが、結末にコナリー得意のサプライズも用意してあったが、娘マデリンの自作自演の誘拐劇を、友人河(ヒー)の兄に利用されるという奇をてらったエピソードのように感じてしまったのです。 すこし話がそれてしまいますが、この友人の河(ヒー)についてマデリンがボッシュに携帯で話すシーンが上巻にありました。 この河(ヒー)が女の子であることからボッシュとマデリンが面白い会話をしています。 以下・・・・・内がボッシュとマデリンとの会話です(P142~143)。 ・・・・・ 「河(ヒー)は女の子だよ。ヒーというのは彼女の名前なの。〝河〟という意味」 「じゃあ、なぜ河(リバー)と呼ばないんだ?」 「だって、彼女は中国人だから、中国語の名前で呼んでるの」 「アボットとコステロみたいだな。彼女を彼(ヒー)と呼ぶのは」 「それ誰?」 ・・・・・ このシリーズを読む日本(アメリカ人でも?)の若い読者は、マデリンと同じように「それ誰?」て思いながら流し読んでしまうだろ。 些末なことながら戦中生まれの評者など子どものころ(戦後になって)洋画専門映画館でこのアボット&コステロを見ているから、つい笑ってしまったのです。 アボット&コステロが「ベースボール」という漫才で(Who's on first?)というネタで笑わせることをボッシュが語っているのです。 ジャズ・プレーヤーや曲名などがこのシリーズによく出てきますが、アボット&コステロなどと同じように評者にとって魅力になっているので星3評価にしておきます。 が、本作が期待はずれの作品だったのは残念です。 | ||||
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読むのをパスしていたハリー・ボッシュ・シリーズの14作目『ナイン・ドラゴンズ』(2009年)を読むことにした。 シリーズを読んできて本作が、ボッシュの愛娘が香港で誘拐されるという内容を知り、ストリーになんとなく荒唐無稽さを感じたので読むのをパスしていたのである。 が、やはり思ったとおりの期待外れのストーリー展開にパスしておけばよかったな、と、思いながら上巻を読み終えたました。 コナリーでも毎作毎作出来の良い作品を書きあげることはできないのであろう。 | ||||
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しかし、この先、ハリーはイクメンになってしまうのでしょうか。 「子供を迎えに行きますので、帰ります。」と、ハリーが言うのでしょうか。 ええっ!それはやめてください。 私にとってのハリーは、死んだ同僚の奥さんと恋に落ちたり、 偶然捜査で立ち寄ったときに知り合った絵描きの女性と恋に落ちたり、 でも実はエレノアを忘れられなかったり、でも、やっぱり新人の美人巡査と恋に落ちたり、 そういう人なんだけど、でも私は愛してるわハリー、って思える人だったのに。 下巻の終わり50p位はめちゃくちゃ面白かったけど、 それまではいつまでたっても面白くならなかったし。 なかなか続編が出ないので、期待がものすごくふくらむから 仕方なのだけれど。 星3つがいいところかなあ。 でも次も絶対買います。 『ナイトホークス』からもう一回全部読み直そうっと。 | ||||
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面白いのは面白かったし、内容の薄さゆえ、はなしが変に錯綜する事もなく、一気読みも出来た。 だけど、肝心の『三合会』はあくまでも雰囲気つくりの上辺だけの話しとなり、偶然と、偶然が重なった犯罪の集積話にとどまっている感は否めない。 あくまでも、ライトノベルと思い、読み捨てても良い作品としてみたら、申し分ないできだから、星三つつけるが、マイクル・コナリーの作品という、読み手側の期待値の高さからみたら二つ半でいいと言う、いささかの期待はずれの作品だった。 枝葉をそいで、書いたら、50ページほどですんでしまう作品を、あえて、上下の長さに薄めた作品と言ったらいいだろう。 次回は、読み手が困惑するほど中味が錯綜した、人間臭く手強い作品を期待したいものだ。 | ||||
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