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(短編集)

満願



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【この小説が収録されている参考書籍】
満願
満願 (新潮文庫)

満願の評価: 3.82/5点 レビュー 329件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全329件 161~180 9/17ページ
No.169:
(3pt)

読み応えあるが

ぎりぎりまで先を読ませないストーリー展開は読み応えあり。

おもしろいとは思うが、作品全体を覆う暗さは最後まで馴染めなかった。

一つくらいすっきりとした作品があってもよかったな、というのが率直な感想です。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
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No.168:
(5pt)

ハズなし!の短編集

短編6編収録。短編で、しかもミステリですべて外れがないというのは
さすがだった。瑞々しい情景描写、緻密な心理風景、ぎりぎりまでそぎ落とされた
文章、そして短編でありながらすぐれたストーリー運び。6編皆最後に
あっと言わせる筆致力。
特に『柘榴』が素晴らしい。両親と娘2人の話だが、これは長編小説にも
匹敵するのではないか。一人称目線で描かれるこの話は、誰も予期しない
方向へと向かう。柘榴を貪る描写はそれだけで、十二分になまめかしい。
恐ろしいのは『関守』だ。人間の黒々とした部分がとても巧く描かれている。
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No.167:
(3pt)

一人称ミステリーの限界

米澤氏の作品は初めて。表題作「満願」は確かによく練られた文体で読みやすく、高度な技巧をこらしている。
主人公を一人称で描いているので心奥にひそむ不思議な心事までも表現できている。しかし、短編は短編である
が故にラストのどんでん返しが必要となる。が、その手法がまずいと鼻白む思いである。例えば5編目「関守」
のラストシーン。あの終わり方、一人称ではどうしても無理が生じてしまう。
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No.166:
(3pt)

意外性のあるエンディング

多くの賞を獲得した本だが、短編集ということで当時は興味がわかず、文庫になった機会に購入した。丁寧な描写のさきに意外性のあるオチ(「関守」のみ途中でオチが分かりましたが)があって、ストーリー作りの上手い作家だと感心した。にもかかわらず評価が星3つなのは、読後感が良くなかったためである。特に3つ目の「柘榴」は読み終えて気分が悪く、ここで止めようかと思った。ただ、残り三編については続けて読んで良かったと感じた。
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No.165:
(2pt)

読後感が…

この御方の著書を本書で初めて読み始め……
短編ミステリー小説なので読み切りしやすく、夏期休暇の暇つぶしには良いかも知れません。
しかし個人的印象は、情景描写も冗長に感じるし、何よりも読後感悪し。
「石榴」までを読み終えましたが次頁への食指が動かず別本を手に取っています。
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No.164:
(2pt)

この評価の高さが時代を写しているとすると、ちょっと首をかしげたくなった。

店頭に並んでいるとついつい帯のメッセージで手を取ってしまうもの。「山本周五郎賞受賞」「このミステリーが凄い!第1位」などなど、さらに帯の裏表紙には「松本清張の短編・・・」云々、それほどの評判なら、現在日本のアベレージが拝見できるかも・・・

「夜警」
なるほど、警察官に限らず専門性の高い職業は、相応の適正が必須である!との視座には目から鱗の思いもあり、また、その専門性の大いなる誤解が元で厄介なトラブルが次々と出てくる、、、自分のまわりにも職業選択を勘違いしている輩が多かったな〜としみじみと思い出させる短編で申し分かかったのだが、その後の短編は???が連続。3つ呼んだところで、確かに世の中異様な社会が動いている、とか、小さな狂気を持っている人間も多い、とか有るけど、、、本当に現実社会もそうした変な人間が多くなっているのか、少なくともこの短編を絶賛する人がこれ程多くいることに驚きと同時に失望感を抱いてしまった。デモ、レビューの点数は高く付けていても、好みでは無いという人が散見され、ちょっと救われる。

以前「その女アレックス」というあまりに残酷で且つリアリティが全く無いミステリーがベストセラーとなり、こんな小説を多くの人間が呼んでしまうのはいたたまれないな〜と辟易としたことがあった。この「満願」はそれほどにはひどくないが、しかし沢山の賞を取ってこれからも多くの人間が読むのかと思うと、やりきれないな〜と思ってしまいます。

このレビューを読まれた方は購入を止めるか、買っても冒頭の「夜警」読まれることをお奨めします。(てな事を書くとレビュー違反なのかもしれないが)
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No.163:
(2pt)

評判通りの素晴らしいミステリ・・・

短編全てが驚きの結末になっており,常に次どうなるのか,
どう最後落ち着くのか気にさせる.読み進めていくうちに,
このままの流れであれば,この話しも普通には終わらないだろうと思わせ,そうきたかっと満足させる.

 雰囲気としてはどれも決して明るい話しではなく,落ち込む話が多いが,
どこかに希望も感じさせる.「死人宿」は悲しい?結末にも思えるが,
主人公としては,このあとの生活には希望もある.
「柘榴」はお母さんは結果的に新しい生活に進める,もちろん受けたダメージは相当だが.

 本当に最後まで飽きさせない,至高のミステリだし,
きっとこの作家の他の本も絶対面白いと予感させる文章,ミステリ好きにお勧めできる.

でも,個人的にはあまりすきではない.なぜかはわからないが・・・
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No.162:
(1pt)

途中で挫折

無理でした。「柘榴」のところで挫折です。読み手を選びます。私は後味悪かったです。
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No.161:
(5pt)

面白過ぎてゆっくり読んだ

山本周五郎賞受賞作品という帯に惹かれて購入。
米澤穂信さんの作品を読んだのは初めてであったが、全六篇の作品どれもが素晴らしい作品であった。
このため、最初の短編を読んでからは通勤電車でゆっくり噛みしめるように作品を楽しんだ。
通常このボリュームの短編集は一日で読了するが、今回は一週間かけて読んだ。
1週間は至福の通勤時間であった。
文章の巧さ、ストーリーの意外性においてはトップクラスの作品だと思う。
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No.160:
(5pt)

米澤穂信著「満願」

山本周五郎賞受賞作品とか、最近読んだ中でもなかなか読み応えある短編集です。
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No.159:
(5pt)

見事なできばえ

文章も構成も展開も秀逸で、小説を読むという喜びをひさしぶりに堪能した気がする。
短編集で、あっという間に読み終えてしまい、読み終えたことが残念、と思うほど。
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No.158:
(5pt)

うんうんやっとでたねぇ文庫本♡

最近のたくさんあるお手軽でうすーいい内容の短編集と違って、人物描写がしっかり、文章もしっかり、余分なものはそぎ落とし、良かったです。タイトルにもなった満願が一番心に残りました。死んだ夫の目からみたら妻はどうだったんだろう、寧ろ妻はのちに弁護士になった主人公に尽くし利用することで、荒んだ現実から自分だけは違う「高い」所にいるつもりになり、夫を蔑んでいたのではないか。少なくとも夫はそう感じた。妻は「高い」所の拠り所である「物」を手放さないための殺人も厭わなかった。ただ殺した理由は主人公と妻が墓場まで持って行く。夫が死んで保険金で借金を返してその女(妻)は満願成就の目玉を達磨にいれたのか。
これに限らず全ての話のその後が気になる。ある意味満願成就した人達が堕ちていく話である。
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No.157:
(5pt)

やっと文庫本出ましたね。

私は大のミステリーファンですが、この作品は文庫が出たら絶対に読もうと思ってたので、けっこう出るまでが長かった(笑)

内容はどれも重厚で、かつ設定やキャラクターも丁寧に描かれてあり、オチも納得のいくものばかりで、5年待ったかいがありました。どれも物語が終わったあとで先が気になるものが多く、後に尾を引く?描き方をしてあるのは、この作者特有なのかな?(後味が悪すぎるという意見もあるみたいですが)、ドラマ化映画化しても面白い6篇だと思います。私は主に夜の警備の仕事をしてるので、「夜警」とか特によかったかな。。。

この作品で米澤短編作品が気に入った人は、ほかに「儚い羊たちの祝宴」もおすすめです。
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No.156:
(4pt)

心の機微に触れる

個人的に柘榴と満願が気に入りました。
 
どちらの話も女性の芯の強さあるいは
心底に抱えたものすごい熱とでも呼べそうなものを表現するための洗練された工夫が施されている。
 
拝見したのはまだ三冊目ですがこの作者、人の内面を詳細に書く。
行数では無く、(うまく表現できないので)上記を繰り返すがとても「工夫」された文章を読み手にぶつけて来る感じ。
あらためてミステリーとは
まずもって人が何を考えているかわからないってところが面白いんだと。
 

kindleになっている作品数が多いのもありがたい。
もう一冊読んでみたい。
  
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741
No.155:
(5pt)

すごい

短編で、読みやすく、成る程と頷ける。実は、事実は、裏にある真相が堪らない。
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741
No.154:
(5pt)

ファンになりました

米澤穂信のお名前さえも聞いたことなかったのですが、あまり期待せずに読んだらビックリ。短編集なんだけど、どれも重厚で余韻の残るストーリーで久々に充実した読書時間を過ごせました。
中でも「万灯」「柘榴」が印象的で映画化されたら面白いのに思います。

米澤穂信さんの他の作品も是非読んでみようと思いました。
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741
No.153:
(5pt)

整合性と話の面白さを兼ねた傑作集

納得感の無い作品というのはよくあって、たとえ「~賞受賞」などと書かれてあっても実際に読むと、設定や流れに納得できずその世界に入り込めないことがある。

満願は作中の殆どが納得できる設定と筋書きになっている。
細かい記述も後の事象の伏線として書かれており、細かな所も丁寧に作られてあるのが見て取れる。
(唯一、「柘榴」は動機が理解できず、現実的に色々無理があると思ったが、これは自分が男だからだろうか)

それでいて、作中のキャラの信条、心情、個性が強く描かれている。
各編の登場人物がしっかり描かれており、よくこれだけのキャラを書き分けれると関心した。

派手な設定などは無いのですが、上記のしっかりした構成と人物が面白く、かつ、読みやすい文章に落とされており、自力のある作家と感じます。
殆どレビューは書かないのですが、これは最近読んでた作品と比べてかなり面白く、通勤時間に楽しみを与えてくれたので高評価です。
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741
No.152:
(5pt)

続きが気になる

ひとつの話が終わったとき、続きが楽しみでしたが、終わってて残念!!もっと読みたくなる本でした!
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741
No.151:
(5pt)

きれいな商品でした

安かったのであまり期待していませんでしたが、とてもきれいな商品でした
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741
No.150:
(3pt)

期待値が大きすぎて

帯の宣伝文句が大げさすぎるものは用心して買うようにしているのですが、それにしても絶賛に値する作品は一作もありませんでした。
 私からすれば、読後感が悪すぎる虐待事件とか、動機が薄すぎる殺人事件ばかりで、読書の喜びが得られる本ではありませんでした。
満願Amazon書評・レビュー:満願より
4103014741

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