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(短編集)
満願
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満願の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全329件 281~300 15/17ページ
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氷菓のころから、ずっと気になっていた作家でした。 満願をじっくりと読んでみて、本当にうまい!と思いました。 とくに死人宿と満願は、これぞ推理小説のテクニックで、見事です。 あなたは事件に秘められた、本当の真実を、 読み終わったあとで、高評価することになるのだと思います。 | ||||
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作者らしく短編ながら話の流れからは予想しにくい、怖い方へ終結していく、きれのあるお話です 探偵等がでて事件を解決するタイプではないミステリーです この短編集読んでゾックとするミステリー作家だなと再認識しました | ||||
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6つの短編サスペンス集 1夜警 拳銃を使いたいがために警察官になった川藤が 起こした事件。 2死人宿 その名の通り火山ガスがでる温泉宿での、 遺書を巡る自殺者探し。 3柘榴 両親の離婚問題からの親権裁判。そこでの子供達の自作自演。 父を想う姉の謀略。 4万灯 商社マンの途上国での資源開発奮闘記かと思いきや、 殺人劇。 5関守 ある峠で連続して起こった事件を巡って 増える被害者たち。 6満願 昔の下宿先の婦人の裁判の面倒を見る弁護士。 殺人を犯したその奇妙な動機とは。 6つの短編小説だが、後半になるにつれてより 面白さが増していった。 個人的には万灯、関守、満願が印象に残っている。 長編小説もいいが、気軽に読める短編も良いなと 思わせてくれた作品でした。 | ||||
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「年間ミステリ驚異の3冠獲得!」の広告につられて購入。 読後感は「・・・2014年ってミステリーがそんなに不作だったの?」です。 「ミステリの醍醐味は、謎解きの瞬間に世界が一変する衝撃にある」と誰かが言っていましたが(私もこの意見に同意します)、6つの短編全てにこの「醍醐味」が感じられませんでした。 ありていに言えば6作品中5作品で「オチ」が先に見えてしまったのです。 オチが見えなかった「死人宿」も「・・・だから何なの?」と問いたくなるような平板なオチで、全く衝撃は感じられず。 唯一「関守」だけが、そのビジュアルの不気味さで楽しませてくれましたが・・・ミステリーの醍醐味とは違うような・・・。 最近、あまりミステリーを読まない私でさえ「このミス1位」「圧倒的支持!これを読まずに今年のミステリは語れない!」との惹句は強烈で、わくわくしながら「満願」を購入しましたが、その作品の出来がこれではあんまりです。 どのような基準で賞を選考しているのかは存じ上げませんが、「販売戦略を優先して、受賞していない作家(自社で出版している作家)を推してるのかな?だとしたら今後『このミス受賞!』は購入基準にならないな」とまで邪推してしまいました。 厳しい評価になったとは思いますが、今は遠き学生時代にミステリーを読み漁った「推理小説」ファンとしては「もっと優れた作品があっただろう?本当に面白いミステリーを受賞させてくれよ!」と祈るような気持ちでレビューを書きました。 不快に思われたファンの方がおられましたら、お詫びいたします。 | ||||
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短編小説集ですが、どの話も非常に良かったです。 特に、関守が最高でした | ||||
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期待して読みましたが、心に響きませんでした。小説としては深くないし、ミステリーとしては何の事はない、です。短編の妙を感じませんでした。こんなジャンルも書けます、という事を誇示したかったんでしょうか。この人が警察小説も書けるというのは驚きですが。ミス1というから辛い点数になりました。短編はこの人のジャンルではないでしょう。 | ||||
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先が気になり一気に読ませられた、そんな読後感に満たされる作品でした。 | ||||
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米澤作品は初めてですが、書評を読んで即購入。満願を読んで怪奇小説か?という不気味さ、柘榴も、かなり気味が悪い。万灯は社会派?などアソート気分で楽しめました。男っぽいというか、骨ある面白さ。 | ||||
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1位にふさわしい傑作。短編集でのトップというのもかなり珍しいですよね。 怖がりなので、夜読むと眠れない位怖かったですが、頁をめくる手が止まらない傑作でした。 米澤さんの単行本は全制覇してますが、ベスト2かも。(ベスト1は「秋期限定栗きんとん事件」)「儚い羊たちの祝宴」系統の怖い話です。 もちろん怖いだけでなく、圧倒的なリーダビリティとミステリー度。 個人的には「リカーシブル」はそれほどでもなかったので、久しぶりに米澤穂信の世界を思う存分堪能しました。 全部面白かったけど、米澤さんお得意の女の怖さ全開の「柘榴」が一押しかな。1番怖かったのは「関守」。 読んで楽しんでクーラーの温度を上げたくなる夏に読むべき一冊です。 今の季節には寒すぎてエアコンの温度を上げずにはいられないかも。 | ||||
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文春のミステリーベストで1位に惹かれ読みました。文体がちょっと趣味じゃなく、直木賞や芥川賞は難しそうな作家。 | ||||
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短編だと知っていれば購入しなかったかもしれませんが、けがの功名というか、全てに読み応えがありよかったです。 女性だからか特に「柘榴」には女心の恐ろしさを感じぞっとしたと同時に男性が描いたのかと思うとその力量に感心。 | ||||
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ミステリマガジン2015年1月号、ミステリが読みたい!国内編第1位に選ばれたので、本書を読む気になりました。 また、本作品が、第27回山本周五郎賞を受賞したのも同時に知りました。 収録作品は、 1:夜警 2:死人宿 3:柘榴 4:万灯 5:関守 6:満願 の6作品で、 いずれも小説新潮 等の雑誌に掲載された短編がまとめられたものです。 以下、少しネタバレ的なことが書いてありますから、未読の人は注意してください。 1:正当防衛で発砲したが、相手に切られて、殉職した新人の警官についてのお話です。 なぜ、発砲したかということが事件の核心になっています。やはり性格的に、自分に合った職業を選ぶのがいいようで・・・・・ 2:黙って去った恋人を探してやってきたのは、山奥のひなびた宿、女はこの宿の仲居をしていますが、遺書を拾った、 3人の宿泊客の誰かが、自殺をしそうなので、それが誰かを突き止めて欲しいと言いますが・・・・・ 最後の幕切れが鮮やかです。 3:あてにならない夫のため、ほとんど独力で育てた2人の娘。しかし、いざ離婚となると、 当然自分のもとへ来るだろうと思っていた2人の娘が、自分の意志で夫のもとへ・・・・・ 女の怖さがよくわかります。子どもと思ってバカにしてはいけません!! 4:これは、べつの短編集で読みました。モーレツ商社マンの生きざまを描いていまが、最後に・・・・・ 5:都市伝説を取材していくうちに・・・・・・これは怖い!!ほとんどホラーです! 6:表題作です。裁判次第では、執行猶予も付くかもしれないのに、それを断った、元下宿先の奥さん!! 果たしてその真意とは・・・・・ 米澤さんの作品は、青春ミステリーだと思っていて、読むのが遅れてしまいました。いつの間にか、青春ミステリーを脱し、 このような人生の機敏を描くような作家に成長されていたんですね! ひょっとすると、週刊文春ミステリ―・ベスト、このミステリーがすごい! などで1位を獲得するかもしれません(今まではどちらも2位が最高位)。こんな作品が続くと、米澤ブームが起こるかも!! | ||||
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巧みに読み手をミスリードさせつつ予想外の真相に落としている。 話の骨組みも良く練られている。 人間心理の複雑さをえぐり出し、意外な結末に導いている。 人生の深淵のどす黒さをうまく描き出している | ||||
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冒頭の「夜警」に心揺さぶられました。 若者がなぜその行為に及んだのか、読み進むうちに彼の性質が明るみになってきます。 それは多かれ少なかれ誰もが持つもので、表に出すか出さないかの違いだけ。 だからこそ若者を憐れむ気持ちが湧くのでしょう。 「関守」はもう、ぜひお読みくださいと言うしかありません。 あんな人には関わりたくないものです。 知らなかったとはいえ、自ら関わってしまった彼は気の毒でした。 | ||||
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ミステリーの短篇集としては「作法通り」である。表現力は申し分ないし、最後のオチも昔からあるこの分野の本としての王道をたどっている。 ただ、筆者なりのオリジナリーという点ではやや物足りない気がした。もちろん各々面白い小説ではあるのだが。 | ||||
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短編ミステリを読む醍醐味を十分堪能させてもらいました。 多くのレビュアーが書いておられるとおり、「戻り川心中」の頃の 連城三紀彦さんを彷彿とさせる薫り高い文章や意外性のあるオチが素晴らしい。 中には、伏線がはっきりしすぎて、すぐに結末が分かる作品もありますが、 それでも不満なく読めてしまうのは、作者の小説作りの上手さによるものでしょう。 表題作の「満願」は、連城調の叙情とひねりが特に強く感じられ、 読後に深い余韻が残る佳品ですが、 ミステリとしては肝心のトリックの非現実性が強すぎるように思います。 巻頭の「夜警」は、古典的なトリック(ネタばれになるので書きません)を上手く加工した 優れたミステリです。こちらを表題作にしてもよかったかもしれません。 「柘榴」は、母と娘、姉と妹という最も近い関係の女性同士の間に横たわる、深く黒い闇の存在に 恐ろしさを禁じ得なくなる、インパクトのある作品です。 このほかの作品も、一つ一つタイプが異なりますが、どれも優れた短編です。 作者は多彩な作品を上梓しておられますが、 今後も本書収録作品のような高い水準の短編を書き続けて欲しいと思います。 ミステリファンはもちろん、日頃ミステリを読まれない方もお勧めできる、 非常に優れた短編集です。 | ||||
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凄いの一言。 初めの「夜警」が素晴らしすぎて、 短編集だが、なんらかのつながりのあるお話なのかと期待させらてしまう。 実際は全く関係ない6編。 でも、タイトル『満願』に違いにないストーリーがすべてのお話に埋め込まれていた! 久々に小説の醍醐味、味わせてもらいました。 最高です。 | ||||
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読み始めは極平均的な自分とはかけ離れた人々の日々に起きた非日常的出来事だと思ってよみすすみました。 ところが誰にでも起こり得る事件だと気ずかされました。 文章は切り口がするどく自分が悪人?にでもなった様な気持ちで読み終えました。 しばらく本から遠ざかっていましたが,又読書にはまりそうです | ||||
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久々に楽しみ有り、読み応え有りの小説に出会え、 一気に読み終えました。 人間の暗い面に焦点を当てていますが、十分説得力があるお話の展開で、 読み終えたら人間の本性に関して色々と思うようになりました。 最近読んだ本の中ではお勧めです。 | ||||
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