■スポンサードリンク


(短編集)

満願



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
満願
満願 (新潮文庫)

満願の評価: 3.82/5点 レビュー 329件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全329件 1~20 1/17ページ
No.329:
(4pt)

ゾクゾクする

人に勧められて初めて米澤穂信さんの読んでみましたが、読みやすく、面白かったです。
何より、読んでいて暗闇に引き込まれるようなゾクゾクした感覚を覚えクセになりそうな不思議な快感と恐怖を覚えました。
ホラーでないのにホラーを読んでいるような、おどろおどろしいという言葉がしっくりくるような、そんな文章を紡ぐ方だなという印象を持ちました。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.328:
(5pt)

人間への洞察力が作品に結実

本書に収められた全ての作品から、作者の人間への洞察力が感じられる。
一作目の「夜警」からは、弱さを取り繕おうとする愚かさと、滅亡。
「万灯」では、取り繕うのだが、そこに不可抗力なものがはたらいて、、、
とりわけ、人間への深い理解を感じさせたのは、「死人宿」。自死問題に幾らか関わった立場から読むと、その本質的な要素が、見事に書き込まれていると感じられた。それは、作者が当該の問題を研究された上で書かれたものであるためか、あるいは小説家の直感的なものによるのか、はたまた自身の経験に由来するものかは分からないが、見事にエンターテイメントとして成立させつつ、本質を射抜いていることに驚かされた(逆に作品世界においてこそ、自死の止められることが正解とはならない複雑さを成立させられたのかも)。
そう思ってみると、他の作品にも、そうした要素が(その分野に知悉している立場から見れば)隠されているのかも知れない。
そういう意味で、それぞれの作品を経験として定着させず、頭の中でぐるぐるとかき混ぜて、しばらくの間、経験し続けていたいと思う。
なお、「死人宿」は、読者の方々にどのように理解されたのだろうか?そこも興味深いところだ。
Amazonの評価の文章を、読んでみよう!
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.327:
(4pt)

上質なミステリーとホラー

Amazon商品紹介より以下、

第27回山本周五郎賞受賞
2015年版「このミステリーがすごい! 」第1位
2014「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位
2015年版「ミステリーが読みたい! 」 第1位
2014年のミステリー年間ランキングで3冠に輝いた、米澤ワールドの新たなる最高峰!

人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。
人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。
驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在 外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。
入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、 ミステリ短篇集の新たな傑作誕生!

 *

安定感のある文章とよくまとまったミステリ、かつホラーなテイスト。
結末は暗めでハッキリとはせずとも不満なく、むしろいい余韻でという感じ。
巧い作家さんなのですね要は。
表題作は最後に収録なので早く読みたーいと先を急ぐ。
「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」
と続く6つの短編集。
どれもよかったけど個人的に好きだったのは「万灯」かな。
コレラのあたりは某医者BJの話をかすめた。
作風には、清張氏の小説のような香りもする。
幅広く書けるっていいですね~素晴らしい。
こんなに賞を頂いているのに驚きですが、、

他のを読んでみたくなる作家さんでした。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.326:
(5pt)

面白かった

米澤穂信さんの作品は読んだことなかったですが
非常に面白いミステリー短編集でした。
物語のジャンルも様々で、非常に味わいの深いものが
ありました。
話題の「黒牢城」も買いました。今後の活躍に期待します。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.325:
(2pt)

不快

一話で暇つぶしくらいにはなるかと思ったけれど二話でありえない女の上から目線、三話で完全な嫌悪感。そこで終了です
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.324:
(5pt)

素晴らしい

短編ミステリーの最高峰
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.323:
(5pt)

各話素晴らしい

短中編集ですが、各話共に内容がよく練れていて長編にしてもらいたいです。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.322:
(4pt)

女性の台詞を男性ナレーターに読ませるのはやめて欲しい。

物語の内容についても、ナレーターの力量についても不満はなかったが、女性の台詞を男性ナレーターに読ませるのはやめて欲しい。
40絡みの美人の台詞のはずが、オネエの台詞にしか聞こえない。シリアスな空気がぶち壊れて、そこで一気に醒める。

女性が男性の台詞を語るのは、多くの場合そこまで違和感がないのだが(宝塚などもあるし)、男性に女性の台詞を語らせるのは、どの作品においてもやめて欲しい。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.321:
(3pt)

オーディブルからの出逢い

妻が「オーディブルで聴いて面白かった」と勧めてくれたのでぼくは「読んでみたら面白かった」。そうか、今はこんなふうな小説の出逢いもあるのだな。
2014年に数々のミステリー賞を受賞しただけあって、クオリティは保証されているようなもの。考え抜かれた精緻な謎解きの短編が6編収録されている。
ちょっと興味深かったのは妻と僕がともにベストだと思ったのは冒頭の「夜警」だったのだが、妻がピンとこなかった、と告げた「死人宿」がぼくはかなり気に入ったこと。やはり、小説を聞くのと小説を読むという二つの行為にはなんらかの印象の違いを生じるのかもしれない。「柘榴」の評価が分かれたのはまあ、男女だからこれはしょうがない。個人的には「関守」も好みだった。「このくらい」が「ちょうどいい」感じ。
一点だけ気になったのは、「殺人を作者が意図的に起こしている」印象があったこと。まあ、それはミステリーなんだから「作者が意図的に殺人を起こしている」のは明白なんだけど、登場人物的の状況・心情的にそれは無理して殺人で解決しなくてもよいのでは?と思わされる感覚があったのもまた事実。
隠しテーマとしては、明記はされていないが、意図的に「昭和末期」あるいは「平成初期」くらいの時代背景を下敷きにしていると感じた。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.320:
(5pt)

秀逸

全ての短編が、それぞれ話の最後に理由?が判る。 大逆転でもないが、静かに恐ろしい現実と直面する。面白い以外に言葉が有りません。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.319:
(4pt)

粒ぞろいの短編集

6つの短編が収められ、それぞれに質が高い。著者の代表作にあげられるのもうなずける力作。ただ全体的に陰鬱で暗いトーンの物語が続き、少し雰囲気を変える物語があってもよかったかなと思うのと、「柘榴」のストーリー展開が個人的に苦手なので4★とした。ただし作品のクオリティとしては5★でもよいかと。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.318:
(5pt)

おもしろい

面白くてどんどん読んでしまいました
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.317:
(2pt)

平凡

平凡なストーリー、だったとしか思えなかったな。
なにがそこまで読者を惹きつけ、そのうえで3冠まで与えるだけの吸引力がこのお話たちのどこにあるのか、私には最後までよくわからずに読み終わってしまった。
つまらなくはないけど、面白かったっていう満足感もなかった。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.316:
(5pt)

綺麗な状態でとても満足です。

中の状態もとても良く、満足です。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.315:
(5pt)

初めて読みましたが

無駄のない文章でイラつくこともなく一気に読めましたありきたりの動機ではなく人の心の奥を見たお話だったと思います。他の作品も読んでみたいです
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.314:
(5pt)

東野圭吾レベル!!それ以上かも!!

書店で売り切れだったので、Amazonで注文して、昨日届いて、昨日から読んでやっと今日読了した。
「すごい」としか言いようがなかった。
ひさびさに小説を読んで手に汗をかいた。

この本を知ったきっかけは芦沢央さんの「許されようとは思いません」のレビューに「満顔」に似ている、とか「満顔」を思い出すとあったので、どんな話だろうと興味を持った。

確かに「許されようとは思いません」にちょっと似ている。自分のミスや落ち度をごまかすために嘘を重ねて、罪を犯して、それで自らを追い詰めてしまう。

「夜警」と「万灯」がまさにそれで、読後感が悪くて、でも面白かった。
「柘榴」は作風がちょっと違うが、それも意外で、作者の力量を感じた。

外れのない1冊!!!
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.313:
(5pt)

最高

彼の作品では古典部だけ読んだことがあり、それはさほどすごいとは思いませんでしたが、この短編集を読んでファンになりました。ミステリ好きですが、トリックを追いかけていくばかりの作品は食傷ぎみになりますが、彼の作品はトリック以外の部分での筆力を感じます。直木賞受賞もうなずけます。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.312:
(3pt)

どれも水準が高いが、失速する物語も多い。

警察小説というと横山秀夫が思い浮かぶが、この米澤穂信の短編集の最初に収
載されている「夜警」もまた警察小説。
 なるべく「硬質」の小説を書こうとしたのだろうが、内容が古すぎるとも感じ
た。まるで二〇年三〇年も前の話のような主人公を中心にすえても感心しない。
パワハラを繰り返す主人公がしかつめらしく何か喋っているが、部下を自死に追
いこんだ人物が何を言うのか。
 横山流に、「暗さ」を持った斜に構える主人公が、どうにも古いテレビドラマ
の録画を見ているようで、読んでも魅力的な人物とは言いがたい。
 部下に対する「当たり」の酷さは不快なだけで、死亡した部下の人物描写も浅
い。

 「死人病」。おそらく「宿」のアイデアが先にあって、主人公とその恋人の話
を緩く結びつけた作品か。謎解きに恋愛感情を滑り込ませ、無理に筋を作ったか。
生死という重大な問題がゲームになってしまい、そのゲームすらルールが次々に
変わる。「どうぞ」と差し出されても、「味がバラバラ」と答えるしかない。そん
な口に合わない料理を出されたようだ。

 「柘榴」。奇妙なほど美しい母を持った不思議な姉妹。「人たらし」の父親。妖
しい雰囲気の小説にしたかったのであろうが、どの登場人物にも薄汚い欲望が見
えてしまい、結局この小説の主題は何だったのか。うーんと唸るしかなかった。

 「万灯」。こういう作品は嫌いではない。荒唐無稽とも思えるが、十分にエン
ターテインメントの質が高ければ、それはそれでいいだろう。ご都合主義的スト
ーリーは他の作品と似通っているが、本作品は基本的に骨太の骨格。主人公がス
トーリーに比してどうもひ弱ではある。外国や外国人の感覚が妙に日本と似通っ
て描写されているのが気にかかる。
 国際的大事件が個人プレーに依存しすぎだろう。悪く言うと、よくある「冒険
小説」の単調さがある。ストーリーテラーとしての資質も感じさせるが、後半に
急に物語が「失速」する。

 「関守」。恐怖小説と言っていいか。この作品のように、長い伏線の後にどん
でん返し的な「おち」は結構使われているが、仕立て方が上手いと思った。少し
ずつの違和感が最後に一挙に恐怖へと変わる、そのタイミングが秀逸か。ただ「ま
とめすぎ」という思いも残った。

 「満願」。なんとも本短編集の中でもあまり出来がよくない。この作品が評価
が高いのは意外だった。謎めいたストーリーに引き込まれるが、はてさてその結
果はさほどのインパクもない。この短編集で短編集の表題に付けるほどの作品で
もないだろう。
 「解説」で「満願」をこう評している。
 「松本清張の有名な短編と、それが収録された作品集を手にしたときに気持ち
が蘇るのを感じた」。清張の短編とは「張込み」だろうか。

 全体を通して。
 六つの短編全ての題材が異なり、それなりに楽しめる作品集になっている。お
ののの完成度も(今まで散々けなしたが)決して低くない。ただ、ストーリーの
最後の「ツメ」や最後の「おち」が今一つと、どうにも「惜しい」短編が多い。
作者の才能もキラリと光っていて、またこの作者の作品に目を通そうかととも思
った。
 かなり辛口ですが、以上です。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.311:
(5pt)

綺麗な装丁

迅速、丁寧な配送です。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.310:
(1pt)

3つ目の話は少し気持ち悪かった

3つ目の話はあまりに気持ち悪かったので、読むのを止めました。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!