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(短編集)

満願



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【この小説が収録されている参考書籍】
満願
満願 (新潮文庫)

満願の評価: 3.82/5点 レビュー 329件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全329件 121~140 7/17ページ
No.209:
(5pt)

完璧な短編集

NHKのドラマで3年ぶりに再読。
最近の低レベレの三流このミスと比較すると、抑制的な文体で、緊張感ある完璧な短編集だと感じた。3年前は全く感じなかったけど、この作家、若いが、腕利きの名手だ。
夜の夜長に超お薦め。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.208:
(5pt)

柘榴だけで星5つ

本書は、「そのうち読むつもり」だった。
もしドラマ化が無かったら、数多の「そのうち読むつもり」と同様に読まずじまいだったと思う。
原作&映像。
当方、このパターンにすこぶる弱い。
原作で物語を純粋に楽しむ。
そして配役含め、映像に思いを馳せる。
満を持して映像を楽しむ。
当方同様の方、多いのではないだろうか。

余談はさておき、とにかく柘榴が図抜けている。
他が駄作でも(もちろん駄作ではないが)、柘榴だけで星5つ。
推察だが今回ドラマ化にあたり3篇選ばれたが、柘榴は最初に外されたのではないか。
NHKで放送するには、あまりにエッジが効きすぎている。

ちなみに村田沙耶香著のベストセラー「コンビニ人間」も、映像化されない。
これも毛色は違うがエッジが効いており、大人の事情で映像化されづらい作品だろう。
映像化を期待する気持ちとは裏腹に、読むことでしか味わえない世界が存在するのも
何だかうれしいものだ。

最後に、本書のタイトルにもなっている満願に出て来る「賛の墨痕が雄壮闊達」が
妙に気になった。
街で無作為に20歳以上の100人にインタヴューし、「賛の墨痕が雄壮闊達」の意味を
説明してくださいとお願いしたら、いったい何人が正確に答えられるのだろうか。
当方アホなので、ここで読むのを一旦やめて調べてしまった。

ちなみに、自画自賛の賛はここから来ているらしい。
これを誰かにどや顔で説明したら、「おまえは武田鉄矢かっ!」と突っ込まれるのがオチ
なので止めましょう。
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No.207:
(3pt)

面白いが、ミステリー三冠とは。

派手さはないが、なかなか面白い短編集だった。しかし、これがミステリー三冠を取るようじゃ、日本のミステリーも大したことはないと思った。
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No.206:
(3pt)

この作家の作品では一番良い推理小説の短編集

この作品がまあまあ良かったので この作家の さよなら妖精とか 王とサーカスとか 真実の10メートル手前 とか 全作品 読み漁りましたが どれもたいしたことはなかったです。 凡作でした。真実の10メートル手前 も短編集でしたが 大したことはなかった こちらの方が断然 読めます。 もう米澤 穂信は いいかな・・・
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No.205:
(3pt)

どんでん返しのあるミステリー短編集。

フライト中に一気に読了。個人的には、もう一声欲しかったところ。
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No.204:
(4pt)

見た目の数以上の物語がそこに

全六篇,連作ではない短編集なのですが,どれも人の悪意や愚行,過ちなどを覗かせ,
その末に待つ絡みつくようなイヤな読後感に,苦々しきも引き込まれるのが印象的です.
ただ,それらは彼らにとっては紛れもない願いであり,信念であり,守るべきものであり,
正しいとは何なのか,合間合間の何気ないやり取りも含め,鈍い痛みが胸の奥をえぐります.

それでいて,ミステリの要素が全てを締めくくる様子には,心地の良さを覚えるほどで,
表立った謎や,それを解こうとする作風とは異なるのですが,小さな点をいくつも繋いで,
思いも寄らない姿を浮かび上がらせる各話の終盤には,驚き,そしてやるせなさを覚えます.

また,彼らに抱く様々な思いは,少し見方を変えればぐるりとひっくり返りそうでもあり,
最初に抱く感情とはまた違う,六つという見た目以上の物語がそこにあるように映りました.
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No.203:
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ありそうで、現実にはなさそうな話

短編集。全部一人称です。
どの作品も、ありそうでなさそうな話かなと思います。レビューは他の方も書いてるので記憶に残った二つだけ。

ネタバレありです。

まず最初の作品は、警察官の発砲数が誰もわからないことなんて無いと思います。
一人称で書いてるから、主人公がわからなくてもしょうがないと思うけど、近隣の住民もいるだろうし、聞いてる人は誰かしらいるはず。
確かに警察官には向いてない人達なんだろうなとは納得でした。

柘榴
いくら声がよくて洗脳される感じだったとしても、働かないダメな父親に子供がなびいちゃうのが考えられなかったかな。
子供って母親が辛いとか大変なのとか、そういうのよく見てると思います。
親じゃなくて別れた後に出会った母親の恋人ならあり得そう…とも思いましたけど……。

あまり話に入り込んでいけず、総じてちょっと残念でした。
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No.202:
(4pt)

良く出来た短編集だけれど

2014年のミステリーベストテンで、見事第一位を獲得した短編集です。

確かに面白いのですが、所詮は短編の寄せ集め。それぞれのエピソードに関連はありません。

第一位の作品がそんなんでいいのかなあと。長編だけに限って欲しいというのが、個人的な希望です。
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No.201:
(4pt)

世にも奇妙な物語のような、奇妙な手触りの掌編たち

登場人物たちの捩じくれた心理と優れたプロットの組み立て。著者の語りは名手と言って良い。
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No.200:
(3pt)

☆3.5ぐらい

タイトルになっているお話はなかなか読み応えがありました。
ちょっと暗い印象が残っています。
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No.199:
(5pt)

後味が悪い!面白い!なんだこれ!?

帯のコピーは以下のとおり。
「磨かれた文体、完璧な技巧。至高のエンターテイメント!」

……前二つはその通りだけど、これを「至高のエンターテイメント」とは、
ずいぶん皮肉が利いているじゃあありませんか新潮社さん。

もうね、後味が悪い話ばっかり。
ミステリだから謎は解けるんだけど、解けても解けなくてもどっちでもいい、
何なら解けないほうがよかったよ、と思うような後味の悪さ。
そんなのが、「至高のエンターテイメント」?w

ところが。これが面白いんである。クセになっちゃうのである。
しかも変わり者だけが楽しめるわけじゃなく、「驚異の3冠」なのである。
みんなが、こういう話を好きなのである。。。理由はわからないけどスゴイ。なんだこれ。
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No.198:
(4pt)

万灯、バングラデシュを舞台にした凄まじいストーリー。

万灯、一般に知られてないバングラデシュを舞台とした驚くほどアクティブな作品、
バングラデシュに赴任した商社マンは、困難なミッションを苦労しながらも次第に成果を見いだす。現地独特の風習や伝統に悩まさながら。
そうした中で仲間に犠牲者も出て、次第に極限状態に追い込まれる主人公はミッション達成のため、倫理観の枠を外してしまう企業戦士は、正気を失っていく、
そして、辛うじて正気を保って、仕事を辞した人間がそうした秘密を漏らす危険性に気づいた後の行動が凄まじい。
トム・クルーズのスパイ映画のような展開に唖然。

まあ、この一編だけでもこの本買う価値あると思いました。
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No.197:
(2pt)

おもしろく読めました

主人公の激しい焦りに読み手の私まで腹具合が悪くなったのが「万灯」。物語の同時代従兄が丸紅インドネシアに駐在しており、当時の彼を思い浮かべつつ読めた。商社マンはタイヘン。米澤さんの熱量ある筆に圧倒されましたよ。
でも「柘榴」は拙かった。米澤さんっていくつだっけ?まだ若いのかな。姉妹に挟まれて育ってはいないよね。女心はわかってない。少女時代において父親に対する憧れの感情や母親へのライバル心はあることはあるけどこーいうのじゃないのよね。こーいう直接的な。こーいうのは男性が考えた、おんなのこはこーだといいな的なご都合主義だよね。
ここに出てくる夕子と月子はあくまで男性の想像したロリータ像、しかもアニメに描かれるおんなのこたちに過ぎない。
女について語る米澤さんは、とっても単純。「柘榴」のラストにあほらしくて笑った。不出来な深夜アニメよろしく。
それと「死人宿」のラスト2ページ。あれは何?疲れ果てて描けなかったのかな?情景描写が出来てないよね?テスト時間があと5秒、あー書き切れない!どうしよっ、エイッとにかく提出すましたー的なあれ?っていうか、米澤さんはスケッチが不得意な人なのかもしれない?心理は描写するけど情景が描けない作家?
初・米澤穂信作品だっただけに期待しすぎたのかしら。巧くないよね・・・・・・。ストーリーはおもしろいけども。
だけれども。だからこそ読みやすいと感じる方もおられるかも?
また機会があれば米澤作品を購入するつもり。
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No.196:
(3pt)

アニメ『氷菓』が気に入ったので

アニメ『氷菓』を観て、よくあるラノベのアニメ化かなぁ~なんて思っていたら意外としっかりミステリー!世界観が気になったので原作者である米澤さんの作品を読んでみようと思いこちらを購入。
<夜警・死人宿・柘榴・万灯・関守・満願>から成る短編集。
短編集とは知らずに読み始めたので話が急に飛んだと勘違い(汗)
6つの短編の共通項は5つの話で誰かが死んでいる、そして1つは不幸な身の上という、ストーリーが後ろ暗い点。
タイトルからは想像できなかったダークな短編集でしたが、どれも余韻を残す終わり方でこってりミステリーというよりは「意味が分かると怖い話」や星新一のショートショート系の類かな、と。
どの話でも誰も幸せにならないのでハッピーエンドが好きな方には向かないかもしれません。
個人的には嫌いではなかったけれど、ミステリーはやっぱり長編に限るな、と思わされた作品。
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No.195:
(4pt)

ラスト1ページが素晴らしい!

6つの作品からなる短編集。どの作品もラスト1ページで、アッと言ってしまう。

面白かった順に並べるならば、以下の通り。
1.関守。ほぼホラー小説なのだが、本当にゾッとする。
2.万東。最初のプロットからこのオチは思いつかなかった。切ない企業戦士の話。
3.満願。「酒に強いのも不幸だが、女房が立派なのはなお悪い」この言葉に尽きる。
4.夜警。天命が下ったと言っても過言ではない。
5.死人宿。結局、目先のことに囚われすぎて、本質が見えていなかったと言いたいのだろうか。
6.柘榴。この思いは理解できなかった。
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No.194:
(4pt)

まぁまぁ、、、でも繰り返し読みたいものではない。

ここの評判がよかったのと、賞をとっているということで期待して購入。

「夜警」と「万灯」はおもしろかった。伏線がきいてたし、最後にはっとさせられた。

それ以外は期待外れだったかなー。でも文章は読みやすいし、構成もしっかり練られてるから、退屈ではない。
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No.193:
(4pt)

おもしろかった

この作家さんの本は初めてでしたが短編で飽きずに面白く読めました。すこしドロドロ感がきつい短編も。汗。
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No.192:
(4pt)

それぞれに味がある

短編集というと、面白いが物足りないと常に思うことが多いのですが、これは中々の読み応えでした。
中では死人宿と関守が好きですが、他も味があり外れがない作品集です。
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No.191:
(3pt)

気持ち悪い

面白いですが、3話目の柘榴でやめました。
ストーリーとしての面白さであり、
不快感が残ります。もっと気持ちがよくなる本を
読みたい。
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No.190:
(3pt)

何かが足りない

どの話も多少のひねりと多少の落としがあり、及第点のはずですが物足りなさを感じる。
ミステリーならではのおどろおどろしさを演出しようとしているのは分かるが、それが作家の情動からのものではなく、技巧上の表面的なものに感じられてしまう。それが淡泊な読後感を醸造するのであろう。
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848

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