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(短編集)

満願



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【この小説が収録されている参考書籍】
満願
満願 (新潮文庫)

満願の評価: 3.82/5点 レビュー 329件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全329件 141~160 8/17ページ
No.189:
(4pt)

ジャケ買い

短編ミステリー6本から構成されている本書。総じて言えることは「他人の心は分からない」だと思います。えっ!!そこ?!という、心理的どんでん返しが、6本全てで楽しめます。
個人的には当初、タイトルの「満願」の本来の意味が分からず、漢字からして「怖い」と思い、その怖さを払しょくするためにジャケ買いした一冊でした。
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No.188:
(4pt)

いわゆる奇妙な味のミステリというべきか

米澤穂信の短編集である。山本周五郎賞受賞との帯紙の文庫装丁がめだっている。

米澤というと、どうしても青春ミステリのイメージが強いのだが、これは全く違う雰囲気の作品である。いわゆる奇妙な味のミステリというべきか、微妙な感じの読後感がずっしりと残るというものである。

全部で6編、それぞれが違う味付け。個人的な好みは冒頭「夜警」、怪しい怪しいと思って読んでいるとやっぱり大変怪しいことになり…という話。そして「万燈」。タイトルの納得感はともかくとして、微妙にコミカルなストーリがどういうミステリになるのかと思って読んでいると、これがどんどんと闇の世界に堕ちていき、そしてそして…という恐ろしい話なのである。そして表題作「満願」。昭和か大正かという雰囲気をかもす書生さん小説風の物語が進んでいくのだが、最後の最後であっと驚く思惑が…というもの。

どれもなかなか読ませます。楽しめました。
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No.187:
(4pt)

値段分くらいは面白かったかな?

個人的な感想としては、玉石混淆といった感じでしょうか。
気に入った話あり、まったく気に入らない話もあり……同じ作者の儚き羊たちの~に比べて、若干気に入らない話が多かったかもしれません。
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No.186:
(3pt)

面白かったですが

初めての作家さんでしたが、レビューが良かったので間違いなさそう、と思い読んでみました。
短編集でどれもうまく作っていると思いましたが、なんとなく各話のテイストがばらばらというか、
1話ごとに他の作家さんの「誰々風」のような、どこかで読んだ感じだな・・・と思ってしまいました。
この作家さんならではのクセや個性が感じられないというか。技術は高いのでしょうが、これが圧倒的に高評価なのか、と
正直少し不思議に感じました。
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No.185:
(5pt)

面白いです。

短編が何話があって全部面白いです。
読者を良い意味でうらぎってくれるので、
一気に読んでしまいました。
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No.184:
(3pt)

合う合わないが

著者の本は、過去『氷華』、『インシテミル』、『折れた竜骨』、『王とサーカス』などを読み、そして今回はこの『満願』。

いつもとても評判がいいので、つい買ってしまうのですが、なんとなく自分にはしっくりこず。今回もどの話もよく練られたプロットだとは思うのですが、読後「おもしろかったなあ」とはなりませんでした。

文章が重厚で、言葉をじっくり選んで書いているのが、逆に言うと物語の進みを遅くしていて、個人的な印象としては「なんか古い」「もったいぶっていて鼻につく」という感じでストーリーに集中できませんでした。

ただ、文章がぴったり合う方にはおもしろいのだろうということは分かります。読み手を選ぶ文章なのかもしれません。
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No.183:
(5pt)

米澤ワールドを堪能できる

少し考えれば私たちにも分かる”日常の謎”をここまでスリリングに表現できるのは、著者の素晴らしいところだと思う。
新刊を期待する。
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No.182:
(3pt)

どうしてこれが・・って思いますよ

どれも既読感があるんですよね。どれだかはパッとは思い出せないけども。例えば、「柘榴」は小池真理子氏のを読んでると勘違いしてしまいます。「満願」は松本清張大先生風。となるとやはり本家にはかなわないですよ。どうしてこれが4冠かとは思いますが、ホームラン25本でも50本でもホームラン王には変わりないんで、4つも1番になるのはやはり大変な偉業だと思います。
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No.181:
(2pt)

展開がゆっくりで飽きてしまいました。。

意外性のある短編もあり、謎やラストは面白いものもあったのですが、いかんせんどれもリズムが悪く、ラストに至るまでに飽きてしまいました。私には合わなかったようです。
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No.180:
(4pt)

「各賞受賞」という、期待に違わぬ佳作ミステリー短編集。

伊豆の山中にある道祖神の近くで、転落事故が相次いでいる。
都市伝説を取材する俺は、先輩から情報をもらって取材に出かけたが、
別れ際に「やめた方がいいかもしれない。そいつはホンモノだって気がする」
と言われたのが妙に気になっていた…。(「関守」)
人を殺さざるを得ない状況に主人公を追い込んでゆく心理描写や設定が実に
見事な、表題作「満願」など短編6編。
いずれも100枚くらいの秀作だが、中でも「柘榴」1編だけ人の死が関係しないが
それ以上におどろおどろしい情念が描かれていて目を惹く。
「万灯」は、これだけ150枚くらいでやや長いのだが、もっと長くなりそうな
伏線もあり、これで終わってしまうのが少し残念。
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No.179:
(4pt)

熟練。

巧者の風格、を感じました。どれも巧妙に仕組まれているし、話として面白いと思います。ただ、表題になっているだけに期待した「満願」 もその他の話も、上手い人が書いてるなぁ、という印象がとても強い。話に引き付けられるというよりは、お上手ですね、という意見がでてきてしまう。イヤミス、と連呼されることの弊害でしょうか。
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No.178:
(2pt)

<ネタバレあり> 期待しなければそこそこかな

<満願>
お内儀さんは掛け軸を守るために殺人をしたわけですよね
借金取りを殺して血がつけば証拠品として検察に持ってかれるから借金のカタにとられず安全、と
あざとく考えるほど智恵の回るそこまでかしこい女性だったら、
最初から仕事ぎらいで商売べたな畳屋なんかを選んで
結婚なんかしなそうだけどね、と思いました笑
<万灯>
面白かったけど、ラストはどうなったかまでをきちんと書ききってほしい
ラストをはっきりと書かないのがもやもやする
ここまで緻密に書いてきたのにラストだけは読者の想像に任せる、って雑すぎる
ただの逃げでは?
<関守>
老婆の話す口調が一生懸命それっぽくしてるつもりなんだろうけど
全然老婆の話し方に思えない、作者は多分年寄りと話したことがあまりない人なんだろう
この作品が一番うそ臭く安っぽく感じた。よくある怪談話みたいな作品で薄っぺらい
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No.177:
(3pt)

柘榴と夜警が印象的

「柘榴(ざくろ)」類稀なる美貌をもった姉の官能的動機に基づく母親への嘘と、将来的にライバルとなりえる妹への先手。ネタが新鮮。父親がどれだけクズやろうなんだと思うほど。
「夜警」は新人お巡りさんが警察に不向きであると、警察官でもあったベテランが鋭く見抜くのだが、ここまで新人の人間性の酷薄さ矮小さを描写できるのはすごい。
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No.176:
(1pt)

難解過ぎて意味わからん

全く読み進められなかった。
こんなに読むのに時間がかかる小説は珍しい。

はじめは我慢して読んでいたのですが柘榴までのつまらなさにうんざり、もう読むのは諦めました。
評判が良いので残りの作品に良いのがある可能性もあるのかもしれないけど、疲れました。
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No.175:
(5pt)

★★★★1/2

単行本で出版された時から何度も手にして断念していた本。
前から先入観でちょっと違うなと思っていて著者の本は敬遠していました。その日、出先で読書中の本を忘れてきて衝動買い。山本周五郎賞を貰ってたのと文庫になってなかったら買ってませんでした。
すでに評価はされているのですが、驚きました。「面白かった!」
さらっと導入の「夜警」が良い。
納められているストーリーはヴァラエティに富み、短編ミステリーの面白さが詰まっています。
文章もうまく、自然。ストーリー、プロットも良し。
ただ私にとっては最後のタイトルとなっている「満願」が少し落ちます。もう一つ深みが足りない。
それでも近年とっても上質の短編集でした。
新しい作家との出会いが出来ました。
他の作品もこれから読んでみます。
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No.174:
(3pt)

悪くない

短編集です。ラストの話は今後につながりそうですが、その分本作だけでみると、イマイチ進展したものがなく、やや物足りない印象です。
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No.173:
(5pt)

粒ぞろいの6つの短編

短編集。6つの作品が収められている。夜警、死人病、柘榴、万灯、関守、そして満願。6つの作品はそれぞれ個性も登場人物も設定も違うが、いずれも粒ぞろい。あまりの展開に、読みながら言葉を失い、鳥肌が立った。確かに、ミステリーではあるが、単にそういう枠だけで片付けられない余韻が残る。面白いということで、半信半疑で中古商品でお安く買ったのだが、これはアタリだった。見事な作品集である。
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No.172:
(5pt)

人間心理心理の闇を描き、ミステリを文学にまで昇華させた傑作

作者は古典部シリーズしか読んだ事がなく、いわゆる「日常の謎」系でほろ苦い青春物を描いているイメージだった。が、本書を読んでビックリ。作家として長足の進歩なのか、私の鑑賞眼が不足していたのか、こんな凄い作品集を書いているとは知らなかった。やはり「日常の謎」であり、犯人捜しの本格ミステリとは全く違うが確かにミステリである。扱っているのは人間心理の闇で、この人がなぜこの犯罪を犯したのか、と言う謎が描かれてどの作品も読みごたえがある。が、18禁小説を書いてる素人作家としてはやはり、美人中学生姉妹の恐るべき行動を描いた「柘榴」に度肝を抜かれた。個人的には江戸川乱步の「芋虫」を想起したが、間違いなく傑作と思う。他の作品も粒揃いでハイレベル。
 エンタテイメント性を保持しながら、ミステリを文学にまで昇華させたと絶賛しておく。
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No.171:
(5pt)

すごい。

いままで読んだ短編は、宮部みゆきや東野圭吾など正統派なミステリー短編が多かったのですが、この「満願」を読んで、短編小説ってこんなに面白かったんだ!と唸りました。「柘榴」を読み終えた後はあまりに後味が悪くしばらくの間先を読むのをためらいましたが、「関守」は本当にすばらしかったです。後味が悪く誰にでも勧められるライトさはありませんが、読みやすく、作者の技巧の詰まった毒のある至高の一冊でした。

きれいな話や本格ミステリが読みたい方にはあまりお勧めしません。どちらかといえば、どんな話でもさらっと読める方にお勧めかもしれないです。
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No.170:
(5pt)

良イヤミス詰め

表題作の『満願』は、私が初めて読んだ米澤穂信の作品で、彼のファンになる切っ掛けになったお話でもあります。
『満願』をはじめとして、良イヤミスが詰め込まれた、値段以上 な1冊だと思います。イヤミス好き、特に『儚い羊達の祝宴』が好きな人には本当にお勧め。o(^o^)o
満願 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:満願 (新潮文庫)より
4101287848

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