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幻の女



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【この小説が収録されている参考書籍】
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))
幻の女〔新訳版〕

幻の女の評価: 4.23/5点 レビュー 129件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 21~40 2/7ページ
No.109:
(2pt)

根本的な部分で納得できない。

ネタバレ注意
まあまあ楽しく読めた。ただ、根本的なところで納得できない。真犯人が友人を救う振りをしてわざわざ海外から帰ってきたか、である。そのままにしておけば、主人公が犯人として処刑され、真犯人は何の咎めもなく自由でいられるのに。それについてはちょっと書いてあったがやはり納得できない。ついでにもう一つ言うと動機があってアリバイがないだけで死刑になるの?この小説が書かれた時代はそんな簡単に犯人が決まってしまうのだろうか?誰が通報したか、被害者の男関係から他の人物が浮かばなかったのか?高く評価する読者が多いですが、この辺りのことは気にならないのかなぁ?
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.108:
(5pt)

人物描写が巧みだからこそ描ける「幻」

構成と表現力が大変素晴らしく、常に走る緊張感と待ったなしの展開にハラハラしっぱなしで、一気に読んでしまいました。

登場人物も魅力的に描かれており、細かい描写はなくても不思議と雰囲気や声まで想像でき、動く様が手にとるようにわかります。
小説を読む時は、頭の中で映像を想像しながら読むのですが、これは最初から最後まで映像化が容易でした。
ただし、帽子以外に絵が浮かばない「幻の女」を除いては。
人物描写が巧みな著者だからこそ、幻の女をより幻として描くことができるのかと感動しました。

翻訳も言葉選びや表現が丁寧で美しく、大変読みやすかったです。
マイナス点が何も浮かばない作品を久しぶりに読みました。
文句なしに面白かったです。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.107:
(5pt)

いまなら監視カメラがあるけれど。

夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。
という冒頭の一文が名訳として有名なミステリーの「古典中の古典」だそうだ。「朝が若い」という表現のありやなしやという話のなかである人がこの文を引用した。というきっかけで読んだがさすが古典中の古典といわれるだけあって、息をつかせる間もないほどの鮮やかな場面展開で、気が付けば「幻の女」探しにすっかりはまりこんでいった。2つのエンジンでぐいぐい読ませる。一つは、殺人容疑をかけられた主人公の唯一のアリバイである「幻の女」を追うなかで思わぬ事件が次々に展開されること。もう一つはこの捜索が「死刑執行日」までの期限が刻々と迫るなかで行われているということだ。この構造をもった作品は多々ありそうだが、過不足ないプロットで読者を飽きさせず白けさせないタイミングで事件を配置し、人物を動かしていくのがサスペンスの名手の仕事なのだろう。今だったら監視カメラで幻の女は比較的容易に発見できてしまうだろうが、ストーリーの構成事態は小物がかわってもそのまま生かせるだろう。優れた作品は優れた建造物のように長持ちする。

殺人の話は積極的に読みたくないし、謎解を楽しむ処分でもなく、翻訳ミステリー独特のハードボイルどな言い回しを楽しむ趣味もないので、ミステリーとはほぼ無縁の読書人生だけれども、やはり「古典」「名作」と呼ばれるものはストーリーとして優れており、そういう個人の趣味を越えてくる面白さがある。これは絶対・・・と思ったらやはり映画化されており、翻案した日本のドラマも何度となく撮られていた。ドラマでも見てみたいと思う。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.106:
(1pt)

名作(?)だけど、くどくて飽きる・・

名作といわれますが、いくども冗長で進展のない場面が現れます。バーテンダーにつきまとうシーン~盲人が殺されたところでリタイヤ。ほんと、しつっこい。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.105:
(5pt)

古典は期待を裏切らない

無性に名作ミステリーを一気読みしたくなって読んだ。
昔読んだ気もするけど、展開を覚えていなかったので勘違いだろう。
やっぱり古典になったミステリーは面白い。
「いるはずの人物がいない」という設定はありきたりかもしれないが、
プロットへの利用のされかたからヒッチコックの「バルカン超特急」
を連想させた。
ちなみに「バルカン超特急」の原作は1936年作で原題は「The Wheel
Spins」で、またの名が「The Lade Vanishes」。「幻の女」は1942年
作で原題が「Phantom Lady」。そりゃ似るわな、という感じ。
関係者を買収していくのは読者が一度は想定するが、その困難さから捨
て去る展開だと思う、それを力業で納得させる展開というか設定がうまい。
あ~~面白いミステリーを読むとスカッとするなぁ。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.104:
(5pt)

予想よりも良い。

商品の状態がとても良いです。
ありがとうございました。
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4150705542
No.103:
(3pt)

没入できず

わたしはあまり緊迫感を感じることが出来なかったです。
ヘンダースンから“生への執着"を感じなかったからです。読者としてもヘンダースンの諦めの気に当てられ、幻の女への執着が薄まってしまった。
そしてロンバードとの関係性の描写も薄いように感じた。
それこそが物語の肝になるので、そうせざるを得ないのは承知しているが、なぜ彼がそこまでしてヘンダースンを助けたいのか、彼の人物像に迫る所も無かったので、全体的に感情移入出来なかったところがある。
物語はとても良く出来ていて面白いです。
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4150705542
No.102:
(1pt)

高いレビューが信じられません。

レビューが高かったので購入しました。確かに犯人は最後までわかりませんでした。しかしあまりにあり得なさすぎてドンびきしました。途中いくつか伏線があり、最後なるほど!と思えればいいのですが、話の展開はかなり無理があります。また、途中、本線と関係のないと思われる描写がたくさんあり、読んでいて疲れました。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.101:
(5pt)

「巻を措く能わず」とはこのことか。

妻を殺したとして死刑を宣告された男のために、彼の恋人や友人、冤罪の心証を持った刑事が、彼の無罪を証明できる謎の女性を捜して奔走する。
 これだけの長編で、緊張感を持続させられるのはやはり名作なのだろう。各章の見出しも「死刑執行日の○日前」となっていて、読者の切迫感をいや増す。なかでも「八日前」「七日前」の「空白感」「徒労感」は見事。
 文章が上手なのかは私には分からないが、冒頭の「The night was young, and so was he. But the night was sweet, and he was sour.」は有名らしく、その訳し方について「訳者あとがき」で丁寧に解説されている。昔、英会話教室で「night is young(まだ宵の口だ)」というフレーズを覚えたことを思い出す。
 1942年という刊行時期にもびっくり。第二次世界大戦中。にも関わらず戦争の「せ」の字も本作には登場しない(戦時中を窺わせる箇所はあるけど)。
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4150705542
No.100:
(4pt)

古い作品らしいが新訳で読みやすい

有名作の新訳らしく、中々面白い
流石に古臭さは感じるが、現代ものだと無理なネタだろうし、味になっていると思う
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.99:
(5pt)

細かいことを気にする奴ら

古い本で、有名だということで読むました。
まあ何となく手に取り読んだという感じです。

このお話は、ヤバイ奴らが2人出てきます。そいつらがヤバイと分かるのは最後も最後なのですが、何だか分からなくもないなあ…というヤバさを持った奴らです。そこが話をグッと面白く感じさせます。

まず、主人公が殺人犯として捕まります。
そして死刑宣告を受け、主人公のアリバイは証明されないままに月日は流れ、死刑が迫る中、本当に殺人犯なのか分からない主人公を助けようと主人公の友達が彼の為に立ち上がる…つまり熱いバディたちのW主人公…というお話でした。

このお熱いお話で私が気に入った部分はとても明快でした。全体を通して、細かい部分を気にする奴らが沢山沢山出てきます。話全体の一つの肝というか、舞台の背景のように、ひっそりと、でも常に、皆んな気にします。主人公も多くの登場人物も事件の被害者も、そういう気にする奴らです。私は読んでて、或いはそこから見える作者自身にも何だかとても共感出来ると思いました。

色々なことを気にする世界が、映画的ストーリー的に、映像絵画的に綺麗に転がっていくようで、自分に似た友達の話を聞いているかのような、色々な発見があるように思いました。なので、タイトルに引かれたり、そういうことで悩んでいる人にオススメします。

また古い本ですが、ストーリーが面白く、導入と中盤とラストだけさすがに少し古くさいかなという気もしますが、名作映画のように今でも楽しめるお話なので、そちらの点からもオススメです。

それと関係ないですが、背表紙に載っている作者の写真が相当イケメンです!オーソドックスな形ではないのかもしれませんが、絵画のような、鑑賞欲が充実させられる色褪せない名作のように思えました。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.98:
(5pt)

ミステリーの古典として。

"夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。むこうからやってくる彼の顔が不機嫌なのは、かなり離れたところからでもわかった。それは鬱積してくすぶりつづけ、時に何時間も続くことがある。あのしつこい怒りのせいだった"1942年発刊の本書は"サスペンスの詩人"とも評された著者による冒頭からの美しい一文で知られる不朽のミステリー傑作‬。

個人的にはあまりミステリーを手にとらないのですが"とにかく最初の書き出しが凄い!"と友人に熱烈紹介され手にとってみました。

さて、そんな本書は妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよった男が、風変わりな帽子をかぶった見ず知らずの女性と出会って殺人事件に巻き込まれていくのですが。いやあ、今さらかもしれませんが。多くの方が絶賛し引用されてるように最初の1ページから続く流れは【文学的かつ本当に魅力的】ですね。ぐいぐいと作中世界に引き込まれてしまいました。(翻訳の方々の仕事ぶりも素晴らしい!)

また、本書は各章のタイトルが『死刑執行前(まで)何日』という形で【刻々とタイムリミットが近づいている】事を読者に伝える形で緊張感をもって進んでいくのですが。江戸川乱歩も絶賛のどんでん返しの本書、映画化や何度も日本でもドラマ化されているので、ミステリーファンには既知の方は多いと思いますが、初見かつ【ミステリー初心者の私はまんまと騙されてしまって】あ!そうくるか!と最後までドキドキしながら楽しませていただきました。

ミステリーの古典として、また美しい書き出し文好きな誰かにもオススメ。
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))Amazon書評・レビュー:幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))より
4150705518
No.97:
(5pt)

ミステリーの古典として。

"夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。むこうからやってくる彼の顔が不機嫌なのは、かなり離れたところからでもわかった。それは鬱積してくすぶりつづけ、時に何時間も続くことがある。あのしつこい怒りのせいだった"1942年発刊の本書は"サスペンスの詩人"とも評された著者による冒頭からの美しい一文で知られる不朽のミステリー傑作‬。

個人的にはあまりミステリーを手にとらないのですが"とにかく最初の書き出しが凄い!"と友人に熱烈紹介され手にとってみました。

さて、そんな本書は妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよった男が、風変わりな帽子をかぶった見ず知らずの女性と出会って殺人事件に巻き込まれていくのですが。いやあ、今さらかもしれませんが。多くの方が絶賛し引用されてるように最初の1ページから続く流れは【文学的かつ本当に魅力的】ですね。ぐいぐいと作中世界に引き込まれてしまいました。(翻訳の方々の仕事ぶりも素晴らしい!)

また、本書は各章のタイトルが『死刑執行前(まで)何日』という形で【刻々とタイムリミットが近づいている】事を読者に伝える形で緊張感をもって進んでいくのですが。江戸川乱歩も絶賛のどんでん返しの本書、映画化や何度も日本でもドラマ化されているので、ミステリーファンには既知の方は多いと思いますが、初見かつ【ミステリー初心者の私はまんまと騙されてしまって】あ!そうくるか!と最後までドキドキしながら楽しませていただきました。

ミステリーの古典として、また美しい書き出し文好きな誰かにもオススメ。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.96:
(4pt)

よくできたパズル

謎を生み出す方法は単純明快で、それを何とも上手に使いこなしたミステリーだった。ただ動機が弱く、理屈としては分かるんだけど微妙だった。それ以外はパズルのように物事がうまく組み合わされていて、面白かった。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.95:
(2pt)

無理があるし、最後は強引な終わらせ方に残念でした。

死刑執行日までに、真の犯人探しに奔走する話ですが、話が面白くないし興味がもてない。終わらせ方も残念。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.94:
(5pt)

イッキ読みでした。

殺された妻が同情できない女なのと、疑われた夫も、愛人がいて、なんか同情できない。
しかし、幻の女を追っていく過程は凄く計算されていて、面白いです。翻訳も良かったです。人に薦めたくなる名作です。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.93:
(5pt)

本格的な推理小説読みたいなって方にオススメ。

男のアリバイを証明できるのは偶然出会った名前も知らない女のみ、しかし一緒に歩いていた女のことを誰もみていないという…。まるで夢のような出来事から始まるが、全てに理由があり、納得のいく展開と終わり方に大変満足した。謎が増えていくスリルやわくわくがありながら、伏線が回収されていく心地よさも兼ね揃えている作品。一章一章全てに適度なスパイス(事件)が散りばめられている展開に驚かされる。文庫本にしては厚めで、難しい単語も多め。暗くも明るくもない淡々とした作品。推理小説本格的なもの読みたいなって方にオススメ。
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))Amazon書評・レビュー:幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))より
4150705518
No.92:
(2pt)

それ程でも?

全て予想できる範囲で、ドキドキしないし、結末もそんなものだろうという感じ。なんで高評価なのか?
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.91:
(4pt)

最後のどんでん返しが面白い

最後のどんでん返しは面白かったですが、少し強引で不自然な感じがしたのは私だけでしょうか?
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542
No.90:
(5pt)

独特な世界。

文章がとても文学的です。
冒頭の有名なー夜は若く、彼も若かったーにぐっときます。
前編そんなふうではありませんが、独特です。まさに文体は発想なのでしょう。
幻の女〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:幻の女〔新訳版〕より
4150705542

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