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幻の女
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幻の女の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 81~100 5/7ページ
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| 名作と名高いので読みました。 「確かにいたはずの人をみんなが知らないという」という作品はたくさんあります。それだけこの定型には人の本能的な部分に訴えかけるものがあるのでしょう。 この話でも、主人公とともにいたはずの女の存在をバーテンダー、タクシーの運転手、レストランの給仕といった目撃者がみな「知らない」というシーンの不安感、やっと女の存在をつかめかけた途端にまた見失う場面の絶望感、いよいよ女に接近していく過程の疾走感は素晴らしく、古典的名作というのも納得できます。 本格ミステリーではなくサスペンスなので筋違いな指摘かもしれませんが、真相が明らかになると描写にアンフェアな箇所が若干あります。また、真相自体も刑事のやや単調な長広舌で解説されます。そういった欠点はありますが、読んでいる最中は夢中になってページが繰れる傑作であるのは確かです。 | ||||
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| 言わずと知れた巨匠ウールリッチ(アイリッシュ)の代表作であり、タイムリミット物のサスペンスの嚆矢でもある。日本では江戸川乱歩が戦後すぐに本書を入手し読後興奮のあまり世界ベストテンに値する傑作と原書に書き込んだ逸話でも有名な作品だろう。リリカルで魅惑的な導入部の美しさ、死刑執行のデッドラインまでの手に汗握るサスペンス、フーダニットとしての面白さなど今も名作と呼ぶに相応しい。 率直に言うと旧版の稲葉明雄訳が素晴らしい文章だった為、新訳を出す意義が個人的には感じられなかったのだが、訳者あとがきを読み、先達の業績に対する敬意を払った上で現代的にアップデイトしようという熱意に感心した。あまりに名高い冒頭文は敢えて稲葉訳を踏襲した経緯など興味深い。 恐怖と不安の詩人と評された作者の美質が改めて堪能出来る、滑らかで読み易い訳文だ。 | ||||
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| それをやっちゃったらミステリが成り立たなくなるだろー!と思うような粗削りな部分も非常に多いものの、それでもこの作品がミステリ史でも最も人気を博す作品の一つであり続けるのは、とにかく全編を貫くタイムリミットのスリルが他に類を見ないほどのものだからでしょう。 通常、このタイプのストーリーは、あと少しのピースがリミットに間に合わないかもしれない!という形ですが、ギリギリになっても何も詰まっていかない(むしろ後退していく)スリル感はこの作品ならでは。 丹念に謎解きを楽しみたいタイプの人には不満でしょうが、割り切って読めば充分楽しめます。 | ||||
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| 近年のオールタイム海外ミステリーのランキング等では常に上位にくるサスペンス小説の名作である。 死刑執行までのタイムリミットが迫る中、唯一の主人公のアリバイの証言となる謎の女性を捜し出すというシンプルながら序盤の謎の展開が魅力的なプロットとなっている。 まあ、戦前の作品なので、近年のミステリーを読み慣れた人には事件の真相は途中で分かってしまう人もいるだろうが、それを差し引いても今読んでも充分楽しめる古典作品である。 | ||||
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| この本を手にしました。 うむむ・・・これは面白い。 ある傾向の台詞の言い回しだけ時代を感じますが、あとは古さを感じさせないですねぇ。 訳も日本語としてナチュラルで読みやすいです。 誰かが主人公をハメようとしているのは確かですが、一体誰が? その後も連続殺人だろこれ?って展開を見せますが、そこまでする程の理由はいったい何? これに合理的な回答を得られるんだろうか?と思いきや、そうか、そう来ましたか! 訳に対してほめましたが、”なんとかの連鎖店”って表記だけね、原書でchain storeって表記なんでしょうが チェーン店てことじゃないですかー。訳した当時、日本にその概念なかったのかな? ここだけでも何とかならんものか?と思ってしまいました。 (”最新訳”だと直ってたりするのかも知れませんが) | ||||
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| 実は一杯疑問もありますが、複線が一杯あったんですね!ネタバレですが、冤罪をかけられた主人公と 刑事と、その恋人(主人公の愛人ですが、実にチャーミング)が実はグルだった。 最後にこのトリオが痛快満塁逆転ホームランを打つ!で真犯人は最後の最後で、大逆転を許してしまう・・・実は結構「あれ?」と思うし、こんなに上手くいくかと思ったけど。 でも最後は痛快でした!真犯人としても「こんなに上手くいくか」でしたけど 3トリオ(冤罪者と、その恋人・・・実にチャーミングです・・・と、刑事が真犯人に騙された顔をして 実は最後に大逆転するオチ) 似た作品で消えた花嫁(アリスが消えた)があります。 クリスティの「アクロイド殺し」を思い出したんですけどね。(真犯人) | ||||
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| 妻を裏切り、若い女に走った上に、妻が殺された夜に酒場で出会った女とレストランへ行き、ショーまで一緒にみる。 まあ、行動そのものが背信だろ。。 しかも、幻の女の特徴を、ろくに覚えてもないなんて、、 そんな設定であるとか、犯人が誰かとか、そんな問題よりも、 この罪深き男が監獄にて、どんどん追い詰められていく物語前半の濃密さが、 特に印象深い。死刑囚の猶予を語るドストエフスキーみたいにシリアス。 | ||||
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| 今から70年以上も前に書かれた作品とは思えないほど、光景が目に浮かぶ作品でした。話の展開も、内容が練られていて、なぜだろうと思いながら、最後まで一気に読みました。 | ||||
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| この作品は私が生まれて初めて英語で読んだ推理小説でした。Phantom Lady という題、 ペーパーバックで、表紙の南瓜の帽子も覚えています。高校生でしたから難解でしたが、 引き込まれました。 また読みたくなってアマゾンで捜したら、古本で8000円でしたので、それでは馬鹿らしいと 思いハヤカワ文庫をさがして、見つけました。訳の日本語がわたくしには今のものよりも とてもしっくりといって、楽しみました。昨年までほとんど間をおかずに版をかさねている のにも感心しながらうれしく思いました。キンドルなら原書が簡単に手に入るでしょうか。 Fitzgerald に私淑していたというIrish の文体にもう一度ふれてみたいです。 | ||||
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| 主人公が帰宅した時すでに刑事が彼の家で待っていたが、誰が通報したのか。この点が最後まで引っかかり、無条件に楽しめなかった。 | ||||
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| 昔の話ですが、昔々学年別に月刊誌が発行されていた時代がありました。昭和40年代くらいまででしょうか。高校になって「高1コース」とか「高1時代」とかという雑誌を買うとどういうわけか付録がついてまして、それがなぜか推理小説のダイジェスト版なんですね。ですからあの時代の学生ならそこそこの名作のサスペンスは知っているという実に不思議な時代でした。その中で感激して読んだのがこの「幻の女」(ファントム・レディ)で時刻が迫ってくるのに幻の女は見つからない・・・。最後で「え〜〜」という・・・。 ちゃんとしたものを読んだのは大学生になってからで先日また読みたくなって購入しました。1940〜50年ごろのアメリカの雰囲気もいいです。 | ||||
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| 私はこの物語が全く理解できません。と、言うのが 妻殺しの罪で死刑判決を受けたヘンダースンは犯行時刻に行きずりの「幻の女」と一緒にいた筈なので、その点が立証されればヘンダースンの容疑は晴れる。ところが、二人を目撃したという証人は全くいない。二人連れは見なかったと言うならまだしも目撃者は全員ヘンダースンは女と一緒ではなく一人だった、と証言する。この上は「幻の女」を探し出して証言させるしかない。かくて死刑執行を前に文字通り「幻の女」の必死の捜索が始まる。 と、いうものなのですが、目撃者がヘンダースンを見なかった、と言うのならともかく、目撃者は全員ヘンダースンは「見た」と言っているのですから、この証言を採用すれば(不当低多数の第三者の証言ですから当然採用される筈)その時点でヘンダースンのアリバイは成立し、無実は立証されている訳で別段「幻の女」を探し出す必要性など微塵もないのです。 思うに筆者は「幻の女」の重要性、謎としての存在感を強調したいがために、こうした設定にしたのでしょうが、そうではなく、目撃者が「幻の女」は勿論、ヘンダースンも見なかった、としておけば、この物語りも成立した事でしょう。 ただ、そうした点を抜きにすれば、物語りとしては目撃者全員を買収(一体何人の目撃者がいたのか)するとか、警察が真相究明のために容疑者の友人を呼び寄せる事を示唆するとか、あまりに現実離れした点が多過ぎますが、今から五十年以上も前に書かれた点などを考慮すれば、まあそれなりの評価は出来ます。 ただ、古今東西のミステリーのベストワンの評価となると、一体どこを見て(江戸川乱歩に影響されたか?)評価しているの、と言いたくなってしまいます。 | ||||
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| サスペンスの古典名作。アイリッシュ作品で一般にも有名なのはヒチコックの映画にもなった「裏窓」だろう。しかしミステリとしては、文春の東西ミステリベスト100の第4位にも入った本作があがる。 自分のアリバイを証明してくれるはずの、奇妙な帽子をかぶった女。なぜか町の誰もが見たことがないと言い張り、主人公は窮地に陥っていくのだが・・・、という話。最初はいったいこれはどういうふうに話をまとめるのかと思いつつ読み進み、中盤でロンバート君が登場するあたりからは一気に陰謀の香りが前面へ、そしてついに問題の女が表舞台に登場してきて・・・。最後は驚天動地のトリックというか、ともかく驚きの結末が待っている。読み終わってみれば、単なるスリルとサスペンスの話だと思っていたのが良い意味で裏切られたという感じ。思い返せば、それなりに伏線というか巧妙なわなが張り巡らされているのだ。 本作を、古臭い古典だサスペンスだと思って読まないでいるのは、おそらく本読みとして不幸であろう。好き嫌いは別にして、一度は読んでおくべきか。 | ||||
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| 海外のミステリー小説をまだ一度も読んだことがない方に、特にお勧めしたい本です。 もしこれを読んで面白くなかったら、他に何を読んでも面白くないです。 その人は海外ミステリー小説に向いていないので、「もっと他に面白い本があるかもしれない」などと無駄な読書をする必要はありません。キッパリと他のジャンルの本へ転進して下さい。 海外ミステリー小説への適性が判別できるという意味で、最高の試金石となる本です。 あと、すでに海外ミステリーが好きで何冊も読んでいるという人は、常識的にこれはとっくに読んでるだろうと思いますが、もし万が一未読の人がいたら、この本を読まないうちに死なないように気をつけて下さい。 人生何が起こるかわかりません。 最高の楽しみは先にとっておく、などと悠長なことを言ってる場合じゃありません。すぐ読むべきでしょう。 | ||||
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| 最後のどんでん返しまで 真犯人が判らずに読み進められたので 先がどうなるのか、ドキドキして読みました。 それだけでも満足です。 話の結末を知っていたり、途中で犯人が判ってしまう 鋭い人には面白くないかもしれません。 話の中心である「幻の女」の扱いにも 賛否はあると思いますが 古典ミステリーの傑作と言われるこの作品を 1度は読んでみる価値はあります。 読んでみて、これは「OK!」か「NO…」を 自分で決めるのがいいんじゃないかと思われます。 | ||||
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| テンポの良い面白いお話しの推理本ですが、あまりに世の中を知らない人の書いた本。あくまで、本の中だけしか通用しない絵空事でー絵に描いた餅です。ただ、娯楽と割り切れば、楽しめます。樽と読み比べれば良く解ります。 | ||||
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| 夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。――と洒落た文章で始まる『幻の女』(ウィリアム・アイリッシュ著、稲葉明雄訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)は、江戸川乱歩に「世界十傑に値す。不可解性、サスペンス、スリル、意外性、申分なし」と絶賛された本格ミステリの傑作である。 不快な気分で、ただ一人、街をさまよっていた彼は、バーに立ち寄ったとき、奇妙な燃えるようなオレンジ色の帽子をかぶった女に出会う。レストラン、劇場、バーで一緒に時間を過ごして帰宅すると、喧嘩中だった妻が彼のネクタイで絞殺されているではないか。死刑執行日が刻々と迫る中、唯一の証人であるオレンジ色の帽子の女は見つかるのか。 | ||||
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| 妻殺しの汚名を着せられ死刑判決を受けた男。 アリバイを証言できるのはある女だけ。 しかし、誰もそんな女を見ていないという。 アイリッシュ流 時間との戦いがまた始まる。 女に近づいたと思うと、遠ざかる。 もう、すっかり自分が小説の中に入り、一緒に幻の女を 探していた。 名作ミステリーと呼ばれるものは、時が経っても色あせない。 さすがのアイリッシュです。 | ||||
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| 帯に何かしらのNo.1とあったので購入しました。 各所に味のある文章があります。ストーリーもおもしろく感じました。 普通のおもしろい推理小説と感じました。 後世にどうしても残したい程の魅力や胸が熱くなるような興奮はないかなーーーどうかなーーー。主人公の奥さんそんなに魅力的かなーーーー。 「やっとこさっとこつかまえた」の訳が秀逸です。 | ||||
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| アイリッシュの魅力を知るきっかけになった一冊。 印象的な書き出しと独特のムードに、一時はまったものだった。この都会的なムードは、ビリー・ジョエルに似ているかも。そして、サスペンスフルなストーリーとどんでん返し。この設定は本作以降、結構使い古されてしまったので、今ではそう珍しいものではなくなってしまった。しかし、本作を乱歩が読んだ当時では、このプロットにショックを受けても、ある意味当然だっただろう。乱歩が絶賛したことで誰もが知るほどの名作になったが、確かにその名声に恥じない作品である。 ストーリーは他のレビュアーが書いているし、そもそも本作はプロットが勝負だから、詳細は記さない。タイムィミット・サスペンスとだけ言っておこう。制限時間が定められている、というのは、どんなときでも厭なものだ。たとえば〆切とか。 名作ベストを選ぶと、常に上位にランクされる本作は、多分日本での評価が最も高いのではないだろうか。そう、このプロットは、いかにも日本人好みなのである。 | ||||
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