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幻の女
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幻の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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その作り話をいかに本当に起こるかも?と思わせる事が作家さんの力量だと思うのですが? 絶海の孤島での限られた人数だけの話ならいざ知らず、劇場やバーがある様な街中でとなると…。 タイトルにもある「幻の女」の正体も何だかなぁ…って感が否めず。久しぶりに前半からガッカリな作品でした。ごめんなさい。 | ||||
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とあるアンソロジーで読んだ短編「瞳の中の殺人」がとても面白かったのと大変高評価なので期待いっぱいで読んだら、かなり残念だった。文章の繊細さや時代の古さは楽しめるのだが、主要人物がいずれも好きになれない。以下、ネタバレになりますが、 周囲の人々からこぞって賛美されている主要人物中の主要人物である「若い女性」の愛と正義の行動によって偽証している一人が精神的に追い込まれ事故死に至る。これはいくらなんでもむごいのではないかと自分には感じられた。彼女はただただ愛する人を無実の死刑から救うために警察とともに積極的に行動しただけだが、その後ラストの謎解きの最後に至るまでに一度もその臆病で不運な偽証者の死を哀れむ言葉もなく一抹の自責や後悔もおぼえてないのがむごいのである。そんな彼女の熱愛する冤罪の男性にもまたさほどの同情も共感も魅力も彼の人物描写から感じられないのは自分だけか。とにかく一人も好感なり、憎らしいなら憎らしいでその悪役的魅力や人間的魅力が感じられる人物を見つけられず、残念だった。 | ||||
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乱歩さんのせいで、画期的な傑作のように思われているが、、合理性に欠けた、ひどい駄作だ。夜中の2時間にうちに、どこに住んでいるのかもわからぬ男たちをみつけ出して買収するなんて不可能です。例えば携帯もない時代に、街を流しているタクシーの運転手をどうやって見つけたのか。しかも交通違反程度の罪ならともかく、殺人事件なのだから、素性も分からない相手から金を貰って口をつぐむなんてあり得るだろうか。逆に買収された男たちが警察側の証人になるリスクも考えられる。作者は「彼はなんとか手段を講じて、目を付けている人間の所在を突き止め、探し出したのだ」と言う1行でごまかしている。作者自身、プロットの杜撰さに気が付いていたはずだ。お読みになるのは勝手だが、褒めるとIQを疑われます。星を一つ、付けたのは、星を入れないと投稿できないからで、マイナスの星一つと思ってください。 | ||||
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ネタバレ注意 まあまあ楽しく読めた。ただ、根本的なところで納得できない。真犯人が友人を救う振りをしてわざわざ海外から帰ってきたか、である。そのままにしておけば、主人公が犯人として処刑され、真犯人は何の咎めもなく自由でいられるのに。それについてはちょっと書いてあったがやはり納得できない。ついでにもう一つ言うと動機があってアリバイがないだけで死刑になるの?この小説が書かれた時代はそんな簡単に犯人が決まってしまうのだろうか?誰が通報したか、被害者の男関係から他の人物が浮かばなかったのか?高く評価する読者が多いですが、この辺りのことは気にならないのかなぁ? | ||||
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名作といわれますが、いくども冗長で進展のない場面が現れます。バーテンダーにつきまとうシーン~盲人が殺されたところでリタイヤ。ほんと、しつっこい。 | ||||
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レビューが高かったので購入しました。確かに犯人は最後までわかりませんでした。しかしあまりにあり得なさすぎてドンびきしました。途中いくつか伏線があり、最後なるほど!と思えればいいのですが、話の展開はかなり無理があります。また、途中、本線と関係のないと思われる描写がたくさんあり、読んでいて疲れました。 | ||||
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死刑執行日までに、真の犯人探しに奔走する話ですが、話が面白くないし興味がもてない。終わらせ方も残念。 | ||||
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全て予想できる範囲で、ドキドキしないし、結末もそんなものだろうという感じ。なんで高評価なのか? | ||||
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デジタル書籍なのに、なぜ配信されないの?端末を指定して購入したのに未配信。これって詐欺でしょ?どうなってるの? | ||||
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名訳です。文章が洒落ている。 「マーセラはにこにこ笑いながら、ただ黙っていた。ちょうど伏せたグラスの中でもがいている二匹の蠅を、じっと眺めているみたいに」とか 「自分のすわっている次の列の席に、靴が一足おっこってきたぐらいにしか見ていなかったんだ」とか、スコット・フィッツジェラルドを思わせるような比喩が随所に出てくる。 ただ、探偵小説としては、いろいろと欠点もある。これを歴代ミステリーのベストテンに選んでいる向きもあるが、「これがベストテンに入るようでは、ミステリーの世界も大したことはないな」と思われてしますだろう。どんな時代に書かれた作品であろうとも、探偵小説の読後には、矛盾や疑問があってはならない。 冒頭から次々と現れてくる謎。なぜ幻の女を見たはずのバーテンダーもタクシー運転手もレストランの従業員も口を揃えて「男は見たが女は見ていない」と証言したのか。「一体この謎は解けるのか?全員が嘘をついているのか?それは何故か?超大物の情婦?まさか買収?この謎に納得の行く回答は与えられるのか?」そう思いながら読者はページをめくる手ももどかしく読み進める。 しかし、バーテンダーが正確な来店時刻思い出せないのだから、幻の女だって思い出せないのではないかという肝心な点での疑問も湧いてくる。 そうした謎はやがて明かされるのだが、最終的な謎解きが終わった後に新たな疑問が起こる。 ①最後の女は幻の女の身元を証言したのではないか? ②被害者との交友関係を洗うとか、犯人捜査の方法に問題があるのではないか 等々、疑問は湧くばかりで消えはしない。 結論として、文章は、チャンドラーが一級とすれば、アイリッシュは二級。謎解きは、三級。のミステリーですね。 | ||||
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私はミステリが嫌いだ。と言うのも大概納得できない結末を迎えるし、理があくまで作品にとって都合の良いようにしか動かないからだ。そして犯人を捕まえる根拠となる証拠も大概、「実際の事件ではそんなの証拠として使えないよね?」とか、「それはただの自白強要では?」と言う疑問がどんどん湧いてくるようなものが多い。 実際の冤罪事件でも、「ミステリならあり」とされる誘導尋問などで犯人をでっち上げたケースが多い。 この作品もそんな結末を迎えた。 死刑宣告を受けた友人の為に、彼のアリバイを証明する唯一の人間である帽子の女を探すが、その日会った誰もが「男は一人だった。」と言う。 何故女は幻のように「いなかった」事になったのか。 ここまでは幻想的であり、色々考えさせられた。 だが、何故その夜あった人々が証言しなかったかについては、ネタバレを伏せるが、あまりに単純な上に全く納得できない答えだった。トリックも糞も無いと言うか。そもそもそんな方法なら幾らでも覆されそうだ。 そして結末。誰が犯人だったか、だけど、それもまあ強引。 意外性はあるかも知れないが、それだけ。 ミステリにはありがちだけど、実際にはまずそんな行動とるような人はいないだろう。 ハイリスクローリターンすぎる。犯人はただ座ってさえいれば良かったのに何故あんな事を・・・。 更に犯人が人を殺したり隠ぺいしたりの方法も偶然に頼ったものが多い。 コナンもそうだが、「AしたらBするだろう」と言う論理が滅茶苦茶なのだ。 「いや、Cもありうるし、Dだってあるだろう。」 だが物語の都合上、Bしか起こりえない。それが一つ二つではなく無数にある。 ミステリ馴れしてる人なら納得するかもしれないが、私は「いや、ありえな過ぎるだろう」と言う感想しか出なかった。 だが、それを言えば、ミステリにありがちな丹念なアリバイ工作など普通まずしない。藪蛇にしかならないし。 これはミステリとして良くないと言うよりは、リアリティを無視してどんでん返しやトリックを考えるミステリが私に合わないと言う例なのかもしれない。 | ||||
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