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ユダの窓
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【この小説が収録されている参考書籍】
ユダの窓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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十数年間、古本屋でいくら探しても見つからなかった、読みたくてしょうがなかった本なので、新訳版、待ってました!と飛びつきました。 物語のほとんどは法廷で進んで行きます。序盤はなんだか…ややこしくて退屈だ、と思いましたが、H・M郷が論理と証拠を積み重ねていく中盤以降はいい緊張感を持って読むことが出来ました。完全な密室内に矢で刺し殺された被害者と容疑者だけしかいない…。この謎は堅牢です。そして…「『ユダの窓』はどこにでもある、この部屋にもな」というH・M郷のセリフに脳天直撃されるくらい興奮しました。ラストで明かされた密室トリックは「ああ…おお…なるほど…」というくらいのプチびっくりでしたが、読み終えて、部屋に一人でいるとき、ふと「あそこが『ユダの窓』か…。この部屋にも『ユダの窓』があるんだ…!」と考えるとうきうきします。思わずにやけてしまったり。(このニュアンス、ミステリファンなら分かって貰えると思います)本格黄金期の作品は雰囲気があって、ややこしくていいですね。カーは怪奇めいた雰囲気が有名ですが、笑いのセンスも秀でています。今まで奇跡的にこの作品のネタバレに遭わず生きてこれたことがなんともハッピーでした。 | ||||
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