ナイルに死す

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評判

ナイルに死すの評価:

4.48/5点 レビュー 110件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全157件 81〜100 5/8ページ
No.77
(5pt)

すべての乗客に隠し事がある

アガサ・クリスティーの書いた長編小説で、一番長いのが『ナイルに死す』だ。小説を読んだのが先だったか、映画化された『ナイル殺人事件』を見たのが先だったか忘れたけれど、僕は中学生のころこのミステリーにすごく感銘を受けたのを覚えている。これほど見事に騙されたトリックはなかったし、それでいてストーリーはとても哀切である。でも大人になってよくよく考えてみると、ちょっと無理のある話のような気がしないでもない。さて原作はどうだったろう? と本書を30年ぶりに手にした。

まず、本を半分ぐらい読まないと殺人が起きないことに驚いた。それでも退屈させないのは、天性のストーリーテラーとしての面目躍如だと思う。凡庸な書き手ではこうはいかないだろう。後半は連続殺人事件となり、ライク・ア・ローリング・ストーンの展開を見せていく。なお映画では「すべての乗客に動機がある」という処理になっていたが、小説ではいくらなんでもそれでは不自然なので、「すべての乗客に隠し事がある」という体裁である。そしてそれを成り立たせるには、ゆったりした展開の前半部分が必要なのだ。

※※※ここからはネタバレを含みます。未読の方はお気をつけください。※※※

ちょっと無理があるかもと危惧していた肝心のトリック及び犯人像であるが、そこはさすがクリスティー、違和感のないよう周到に描き込まれていた。なるほどと唸ったのは、男女ペアの犯人のうち映画では「女」が主、「男」が従という扱いだったのに(俳優の格から言ってもそうなっている)、小説では犯意の主格はあくまで「男」にあり、「女」はそれを成就させるために従っている、という図式であること。だからこそ、業の深いドラマが生まれているのだ。ちなみにデヴィッド・スーシェ版のドラマでは2人は対等の共犯関係になっていて、彼らの貧しさを繰り返し描くことで動機を補強していた。つまり、格差社会の悲劇という解釈が採用されていた。

この物語に瑕瑾があるとすれば、どの殺人事件もお膳立てが整い過ぎていて犯人にとってとても都合がいい、ということだと思うけれど(リネット・ドイルも短時間でお行儀よく就寝しているし)、まあそれはフィクションってことでスルーしていいところかなあ。このレビューを書いているちょうど現在は、ケネス・ブラナー監督・主演の映画『オリエント急行殺人事件』が公開されていて、来日記者会見でブラナーも言及していたが、すでに決まっている次回作はエジプトやピラミッドが関係しているそうだ。ということは…今から楽しみですね。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.76
(5pt)

すべての乗客に隠し事がある

アガサ・クリスティーの書いた長編小説で、一番長いのが『ナイルに死す』だ。小説を読んだのが先だったか、映画化された『ナイル殺人事件』を見たのが先だったか忘れたけれど、僕は中学生のころこのミステリーにすごく感銘を受けたのを覚えている。これほど見事に騙されたトリックはなかったし、それでいてストーリーはとても哀切である。でも大人になってよくよく考えてみると、ちょっと無理のある話のような気がしないでもない。さて原作はどうだったろう? と本書を30年ぶりに手にした。

まず、本を半分ぐらい読まないと殺人が起きないことに驚いた。それでも退屈させないのは、天性のストーリーテラーとしての面目躍如だと思う。凡庸な書き手ではこうはいかないだろう。後半は連続殺人事件となり、ライク・ア・ローリング・ストーンの展開を見せていく。なお映画では「すべての乗客に動機がある」という処理になっていたが、小説ではいくらなんでもそれでは不自然なので、「すべての乗客に隠し事がある」という体裁である。そしてそれを成り立たせるには、ゆったりした展開の前半部分が必要なのだ。

※※※ここからはネタバレを含みます。未読の方はお気をつけください。※※※

ちょっと無理があるかもと危惧していた肝心のトリック及び犯人像であるが、そこはさすがクリスティー、違和感のないよう周到に描き込まれていた。なるほどと唸ったのは、男女ペアの犯人のうち映画では「女」が主、「男」が従という扱いだったのに(俳優の格から言ってもそうなっている)、小説では犯意の主格はあくまで「男」にあり、「女」はそれを成就させるために従っている、という図式であること。だからこそ、業の深いドラマが生まれているのだ。ちなみにデヴィッド・スーシェ版のドラマでは2人は対等の共犯関係になっていて、彼らの貧しさを繰り返し描くことで動機を補強していた。つまり、格差社会の悲劇という解釈が採用されていた。

この物語に瑕瑾があるとすれば、どの殺人事件もお膳立てが整い過ぎていて犯人にとってとても都合がいい、ということだと思うけれど(リネット・ドイルも短時間でお行儀よく就寝しているし)、まあそれはフィクションってことでスルーしていいところかなあ。このレビューを書いているちょうど現在は、ケネス・ブラナー監督・主演の映画『オリエント急行殺人事件』が公開されていて、来日記者会見でブラナーも言及していたが、すでに決まっている次回作はエジプトやピラミッドが関係しているそうだ。ということは…今から楽しみですね。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155
No.75
(5pt)

すべての乗客に隠し事がある

アガサ・クリスティーの書いた長編小説で、一番長いのが『ナイルに死す』だ。小説を読んだのが先だったか、映画化された『ナイル殺人事件』を見たのが先だったか忘れたけれど、僕は中学生のころこのミステリーにすごく感銘を受けたのを覚えている。これほど見事に騙されたトリックはなかったし、それでいてストーリーはとても哀切である。でも大人になってよくよく考えてみると、ちょっと無理のある話のような気がしないでもない。さて原作はどうだったろう? と本書を30年ぶりに手にした。

まず、本を半分ぐらい読まないと殺人が起きないことに驚いた。それでも退屈させないのは、天性のストーリーテラーとしての面目躍如だと思う。凡庸な書き手ではこうはいかないだろう。後半は連続殺人事件となり、ライク・ア・ローリング・ストーンの展開を見せていく。なお映画では「すべての乗客に動機がある」という処理になっていたが、小説ではいくらなんでもそれでは不自然なので、「すべての乗客に隠し事がある」という体裁である。そしてそれを成り立たせるには、ゆったりした展開の前半部分が必要なのだ。

※※※ここからはネタバレを含みます。未読の方はお気をつけください。※※※

ちょっと無理があるかもと危惧していた肝心のトリック及び犯人像であるが、そこはさすがクリスティー、違和感のないよう周到に描き込まれていた。なるほどと唸ったのは、男女ペアの犯人のうち映画では「女」が主、「男」が従という扱いだったのに(俳優の格から言ってもそうなっている)、小説では犯意の主格はあくまで「男」にあり、「女」はそれを成就させるために従っている、という図式であること。だからこそ、業の深いドラマが生まれているのだ。ちなみにデヴィッド・スーシェ版のドラマでは2人は対等の共犯関係になっていて、彼らの貧しさを繰り返し描くことで動機を補強していた。つまり、格差社会の悲劇という解釈が採用されていた。

この物語に瑕瑾があるとすれば、どの殺人事件もお膳立てが整い過ぎていて犯人にとってとても都合がいい、ということだと思うけれど(リネット・ドイルも短時間でお行儀よく就寝しているし)、まあそれはフィクションってことでスルーしていいところかなあ。このレビューを書いているちょうど現在は、ケネス・ブラナー監督・主演の映画『オリエント急行殺人事件』が公開されていて、来日記者会見でブラナーも言及していたが、すでに決まっている次回作はエジプトやピラミッドが関係しているそうだ。ということは…今から楽しみですね。
ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76)より
4150700761
No.74
(5pt)

アガサはもしかしたら。

本書や『春にして君を離れ』等、
女性心理の巧みな描写が評価されている著者だが、
うーん?と首をひねらざるを得ない。
本当に愛する相手のために、
人はあのような事を企てるだろうか。
我慢などできるだろうか。

クリスティは他の作品でも同じ動機を使っていた。
あっと驚く展開としては大成功だと思うが、
愛情を持つ者の心理としては、まず、
ありえない仕立てなのでは。
それはたとえ犯罪者であっても。
冷静に犯罪を犯すほどなら更に。

もし作者が本心から「あり」と信じていたのなら、
アガサは二人の夫たちから
本当に愛されたことがあったのだろうかと
考えてしまうなぁ。

でもこの考えくらいでは
作品の面白さは消えませんから大丈夫です。
相変わらず、ビックリな脇カップルが生まれるので
気が抜けないクリスティ作品。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.73
(5pt)

アガサはもしかしたら。

本書や『春にして君を離れ』等、
女性心理の巧みな描写が評価されている著者だが、
うーん?と首をひねらざるを得ない。
本当に愛する相手のために、
人はあのような事を企てるだろうか。
我慢などできるだろうか。

クリスティは他の作品でも同じ動機を使っていた。
あっと驚く展開としては大成功だと思うが、
愛情を持つ者の心理としては、まず、
ありえない仕立てなのでは。
それはたとえ犯罪者であっても。
冷静に犯罪を犯すほどなら更に。

もし作者が本心から「あり」と信じていたのなら、
アガサは二人の夫たちから
本当に愛されたことがあったのだろうかと
考えてしまうなぁ。

でもこの考えくらいでは
作品の面白さは消えませんから大丈夫です。
相変わらず、ビックリな脇カップルが生まれるので
気が抜けないクリスティ作品。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155
No.72
(5pt)

アガサはもしかしたら。

本書や『春にして君を離れ』等、
女性心理の巧みな描写が評価されている著者だが、
うーん?と首をひねらざるを得ない。
本当に愛する相手のために、
人はあのような事を企てるだろうか。
我慢などできるだろうか。

クリスティは他の作品でも同じ動機を使っていた。
あっと驚く展開としては大成功だと思うが、
愛情を持つ者の心理としては、まず、
ありえない仕立てなのでは。
それはたとえ犯罪者であっても。
冷静に犯罪を犯すほどなら更に。

もし作者が本心から「あり」と信じていたのなら、
アガサは二人の夫たちから
本当に愛されたことがあったのだろうかと
考えてしまうなぁ。

でもこの考えくらいでは
作品の面白さは消えませんから大丈夫です。
相変わらず、ビックリな脇カップルが生まれるので
気が抜けないクリスティ作品。
ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76)より
4150700761
No.71
(4pt)

犯人は思ったとおりでした

でも、さまざまなトリックはわかりませんでした。
さらっと読んでしまうので、なぜ、拳銃にくるまれた衣服に焼け焦げた後があったのか、
とか、そこまで深く考えませんでした。
犯人は、推理小説を読みなれた人ならわかると思います。
でも、どうやったのか?という肝心なところはわからない。
機会がない、という点から、犯人として外されるので、
「絶対この人が犯人だと思ったのに!」と思いながら読んでいました。

ひとつ、不思議に思ってしまったのが、
クルーズしている途中だと思ったのですが、もしかして停泊していたんでしょうか?
河から、捨てたはずの拳銃が回収されてしまうのです。
イギリスのハドソン河を警察の人海戦術でさらうのではなく、
警察などの国家権力なしの状態で、あっさり銃が発見されます。
ここだけ、ちょっと違和感がありました。

あとは、人物描写についてですが、始めの方だけ読んでいると、魅力的な若い女性が、
後の方で第三者の目からみると全然違ってくるというのが
やっぱり面白いと思いました。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.70
(4pt)

犯人は思ったとおりでした

でも、さまざまなトリックはわかりませんでした。
さらっと読んでしまうので、なぜ、拳銃にくるまれた衣服に焼け焦げた後があったのか、
とか、そこまで深く考えませんでした。
犯人は、推理小説を読みなれた人ならわかると思います。
でも、どうやったのか?という肝心なところはわからない。
機会がない、という点から、犯人として外されるので、
「絶対この人が犯人だと思ったのに!」と思いながら読んでいました。

ひとつ、不思議に思ってしまったのが、
クルーズしている途中だと思ったのですが、もしかして停泊していたんでしょうか?
河から、捨てたはずの拳銃が回収されてしまうのです。
イギリスのハドソン河を警察の人海戦術でさらうのではなく、
警察などの国家権力なしの状態で、あっさり銃が発見されます。
ここだけ、ちょっと違和感がありました。

あとは、人物描写についてですが、始めの方だけ読んでいると、魅力的な若い女性が、
後の方で第三者の目からみると全然違ってくるというのが
やっぱり面白いと思いました。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155
No.69
(4pt)

犯人は思ったとおりでした

でも、さまざまなトリックはわかりませんでした。
さらっと読んでしまうので、なぜ、拳銃にくるまれた衣服に焼け焦げた後があったのか、
とか、そこまで深く考えませんでした。
犯人は、推理小説を読みなれた人ならわかると思います。
でも、どうやったのか?という肝心なところはわからない。
機会がない、という点から、犯人として外されるので、
「絶対この人が犯人だと思ったのに!」と思いながら読んでいました。

ひとつ、不思議に思ってしまったのが、
クルーズしている途中だと思ったのですが、もしかして停泊していたんでしょうか?
河から、捨てたはずの拳銃が回収されてしまうのです。
イギリスのハドソン河を警察の人海戦術でさらうのではなく、
警察などの国家権力なしの状態で、あっさり銃が発見されます。
ここだけ、ちょっと違和感がありました。

あとは、人物描写についてですが、始めの方だけ読んでいると、魅力的な若い女性が、
後の方で第三者の目からみると全然違ってくるというのが
やっぱり面白いと思いました。
ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76)より
4150700761
No.68
(5pt)

私の考えたのはそういう意味ではありません。

映画化までされた、クリスティー作品の中でも知名度の高いもの。殺人事件は200ページを超えるまで起こらないが、その間の描写は人物紹介だけではなく、伏線やダブル・ミーニング(さりげない会話に隠された二重の意味)をふくむので、読み飛ばせません。登場人物はほぼ例外なく意外な正体を隠していて、事件の解決を巧妙に妨げます。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.67
(5pt)

私の考えたのはそういう意味ではありません。

映画化までされた、クリスティー作品の中でも知名度の高いもの。殺人事件は200ページを超えるまで起こらないが、その間の描写は人物紹介だけではなく、伏線やダブル・ミーニング(さりげない会話に隠された二重の意味)をふくむので、読み飛ばせません。登場人物はほぼ例外なく意外な正体を隠していて、事件の解決を巧妙に妨げます。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155
No.66
(5pt)

私の考えたのはそういう意味ではありません。

映画化までされた、クリスティー作品の中でも知名度の高いもの。殺人事件は200ページを超えるまで起こらないが、その間の描写は人物紹介だけではなく、伏線やダブル・ミーニング(さりげない会話に隠された二重の意味)をふくむので、読み飛ばせません。登場人物はほぼ例外なく意外な正体を隠していて、事件の解決を巧妙に妨げます。
ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76)より
4150700761
No.65
(5pt)

忘れ難い名作

子供の頃に映画を先に観てしまったので、トリックは分かっていたのですが(残念)、それでも物凄く面白く読めた作品です。クリスティの名作は他にも色々ありますが、もう何回も読んで、内容が嫌というほど分かっているにもかかわらず、さらに何度も読み返したくなるという作品は、これが一番、と思います。
長編であり、登場人物が沢山いる群像劇ですが、その一人一人のドラマが大変に面白く、随所に胸を打つものがあるのです。あらためてクリスティの構成力に唸らされます。特に、メインキャラクターの中に四人の若い女性が出て来るのですが、それぞれの人物描写が素晴らしく、生き生きとしていて、全く違う人物達でありながら、全員に感情移入してしまうほど魅力的なのです。それらの群像劇が、殺人事件の解決が近付くにつれて集約されて行き、ナイル川の旅とともに終わりを迎えるところなどは、その完成度に感動してしまいます。
今や仙人のようになってしまわれた加島祥造先生の、翻訳の力も大きいと思います(クリスティの翻訳をされた方の中では、私は加島先生が一番好きです)。
優れた女性小説であり、文学的とすら言えるこの作品は、私にとって、多分生涯の友となってくれるであろう名作です。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.64
(5pt)

忘れ難い名作

子供の頃に映画を先に観てしまったので、トリックは分かっていたのですが(残念)、それでも物凄く面白く読めた作品です。クリスティの名作は他にも色々ありますが、もう何回も読んで、内容が嫌というほど分かっているにもかかわらず、さらに何度も読み返したくなるという作品は、これが一番、と思います。
長編であり、登場人物が沢山いる群像劇ですが、その一人一人のドラマが大変に面白く、随所に胸を打つものがあるのです。あらためてクリスティの構成力に唸らされます。特に、メインキャラクターの中に四人の若い女性が出て来るのですが、それぞれの人物描写が素晴らしく、生き生きとしていて、全く違う人物達でありながら、全員に感情移入してしまうほど魅力的なのです。それらの群像劇が、殺人事件の解決が近付くにつれて集約されて行き、ナイル川の旅とともに終わりを迎えるところなどは、その完成度に感動してしまいます。
今や仙人のようになってしまわれた加島祥造先生の、翻訳の力も大きいと思います(クリスティの翻訳をされた方の中では、私は加島先生が一番好きです)。
優れた女性小説であり、文学的とすら言えるこの作品は、私にとって、多分生涯の友となってくれるであろう名作です。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155
No.63
(5pt)

忘れ難い名作

子供の頃に映画を先に観てしまったので、トリックは分かっていたのですが(残念)、それでも物凄く面白く読めた作品です。クリスティの名作は他にも色々ありますが、もう何回も読んで、内容が嫌というほど分かっているにもかかわらず、さらに何度も読み返したくなるという作品は、これが一番、と思います。
長編であり、登場人物が沢山いる群像劇ですが、その一人一人のドラマが大変に面白く、随所に胸を打つものがあるのです。あらためてクリスティの構成力に唸らされます。特に、メインキャラクターの中に四人の若い女性が出て来るのですが、それぞれの人物描写が素晴らしく、生き生きとしていて、全く違う人物達でありながら、全員に感情移入してしまうほど魅力的なのです。それらの群像劇が、殺人事件の解決が近付くにつれて集約されて行き、ナイル川の旅とともに終わりを迎えるところなどは、その完成度に感動してしまいます。
今や仙人のようになってしまわれた加島祥造先生の、翻訳の力も大きいと思います(クリスティの翻訳をされた方の中では、私は加島先生が一番好きです)。
優れた女性小説であり、文学的とすら言えるこの作品は、私にとって、多分生涯の友となってくれるであろう名作です。
ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76)より
4150700761
No.62
(4pt)

少し汚れ

少し汚れがあるように感じたが、読むには問題なし。ほかに言うことはない。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.61
(4pt)

少し汚れ

少し汚れがあるように感じたが、読むには問題なし。ほかに言うことはない。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155
No.60
(4pt)

少し汚れ

少し汚れがあるように感じたが、読むには問題なし。ほかに言うことはない。
ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-76)より
4150700761
No.59
(5pt)

トリックの王道

有名な小説ですが初読です。推理小説を読みなれている方なら犯行動機はともかく
トリックはすぐにわかると思います。なぜなら似たようなものが多いですからね。
ですがトリックの草分けはこの作品からなんだろうと思います。
紀行文としても良くできていますし推理小説を読まないかたでも面白いと思います。
ナイルに死す (1965年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (1965年) (新潮文庫)より
B000JADNF0
No.58
(5pt)

トリックの王道

有名な小説ですが初読です。推理小説を読みなれている方なら犯行動機はともかく
トリックはすぐにわかると思います。なぜなら似たようなものが多いですからね。
ですがトリックの草分けはこの作品からなんだろうと思います。
紀行文としても良くできていますし推理小説を読まないかたでも面白いと思います。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300155