■スポンサードリンク
舟を編む
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 461~480 24/28ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞受賞作で、辞書の編纂を扱った小説と言うことで、非常に楽しみにしていた本でした。 予想と違ったのは、もう少し本の編集の技術的な面が多いのかなと思っていたのですが、小説は辞書の編集に携わる人間たちのドラマでした。 主人公馬締だけでなく、同僚の西岡や岸辺、先輩の荒木、そして松本先生と、それぞれの人物がしっかりと描かれており、それぞれが辞書の編纂に携わる気持ちとその変化が良く描かれていました。 そのある種のユーモアを含んだ表現が、登場人物たちの気持ちをよく伝えています。 更に、各所に散りばめられた「言葉」についての薀蓄が、読む者の気持ちを一層高めてくれます。 知的興味だけでなく、いろんな意味で楽しめる本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中で読む気が失せました。 登場人物の誰ひとり感情移入できず、魅力的とも思えません。 リアリティのかけらもなく、物語全体が幼稚で大人が読む小説ではないですね。 そもそも著者の作家としての筆力を疑う、読むに堪えない駄文でした。 これに賞を与えるとは。日本の小説界の将来が不安になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辞書作りに光を当てた著者の着眼点は素晴らしいです。 一気に読み切って、ラストはうっすら目がぬれてきました。 素晴らしいドラマでした。TV化はかなり無理がありますが…小説の世界だから、創造力を発揮し、存分に楽しめた一冊でした。 これからは言葉を大切に使いたいと感じましたし、言葉にこだわりたいとも思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何かに夢中になれない西岡が、馬締を全力でサポートしていくところがよかった。馬締に認めてもらえたことを喜ぶところもよかった。 もうすこしふくらませてもよかったのにというところがけっこうあった。デザインの赤シャツのところとか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞受賞ということで。書店さんで大々的にアピールされており、どれどれ、と購入してみました。本書のテーマは辞書編纂。よかったと思ったのが、目標に向かい仲間と切磋琢磨する流れ。目標のために汗を流す姿は、やはり鉄板だなと。これが私個人の仕事のモチベーションにつながったのと、あとは辞書編纂の舞台裏を見れた点です。雑誌や書籍の編集現場を舞台にしたものはありがちだけど、辞書はほとんどない。これから書店で辞書を見かけるたびに本書を思い出して感慨にふけるんだろうなと、そのくらい辞書編纂は地道な過程を経るものなんだと思いました。ただ、ストーリーに起伏がもうちょいあれば、もう少し違った感想になったかなと。テーマに頼りすぎて、物語の運びかたが淡々としているのが否めないのが少し残念です。だからといって悪い作品でもなんだけど、なぜ本屋大賞……?と腑に落ちない点もあるのは確か。ただ、よい点もたくさんあるので読んで損ということはありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ファッション誌に連載される為なのか、重々しさがなく全体に軽く、読み進め易く、10代になったばかりの頃の赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」を読んだ時のことを思い出させてくれた。 「『こだわり』は、いい意味で使ってはならん言葉だぞ。『匠のこだわりの逸品』などと言うが、ありゃ誤用だ。『こだわり』の本来の意味は、『拘泥すること。難癖をつけること』なんだから」という個所は、「こだわり」という言葉自体があまりにも濫用されていて、「こだわり」の本来持っているはずの重みがチープになってきていると感じていたけど、そもそも意味が変化して使い勝手がよくなってたんだと知らされた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず感じたのは、内容がとても薄いということ。 そして、『非常によくある話』だということ。 以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。 辞書の編集というのは確かに珍しいし、製作していく過程については目新しく「へえ」と思う部分はあった。 がしかし、これがマンガ編集であったり、料理人であったり、野球部だったらどうだろう。 ぱっと見うだつは上がらないが、ある分野において特別な才能をもっている主人公、 美人な下宿人に一目ぼれ(理由なし) 心ならずもイベントに絡むことになった関係者の恋愛と葛藤・向上 達成間際の関係者の死と、その遺書 もう使い古されたにもほどがあるという感じではないか? わたしは関係者の死とその遺書で終わらせる小説が大嫌いだ。 最終章あたりでいやな予感がしたものの、まさか・・・と思っていたが、そのまさかになろうとは。 そして遺書でしめくくり、過去の関係者がみなハッピーエンド。 このストーリー展開、何に近いかというと、そう、マンガやライトノベルではないだろうか。 いや今のマンガはもっと複雑なものもある。 確かにすらすらと読めるし、途中??となるものの、うまくまとまっているかもしれない。 しかし途中読み進めるのが億劫になったのも事実。 これがライトノベルであったり、マンガであれば 「結構面白かったよ」 と言えたかもしれない。 しかし小説となると、ましてや賞をとるような作品化といわれると、甚だ疑問を思わざるを得ない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いやん、読み終わってしまいました「舟を編む」 ことばの魅力に憑かれた人たちの、それはそれは情熱的な“ことば礼賛小説”です。 ことばオタク達の話とも言えそうですが、見事に人間関係が編みこまれていて 愛すべき登場人物たちにすっかり感情移入。 最後に辞書が出来上がった場面では瞼が熱くなりました。 あ〜ぁ、本当に読み終わってしまいました… 現実に戻されてちょっとさびしいです。 やはりしおんさん、すごいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辞書編纂という気の遠くなるような作業を、言葉を大切にしてやまない人たち、あるいは彼らをさらに外から支える人たちの目線で描いた爽快なストーリー。ハードカバーの本を読む時、その紙質で本に惚れこむことがあるので、辞書に適した紙を作るエピソードがとても面白かった。 興味深いテーマなので、辞書編纂の深遠さとはギャップのある、ライトな文体がやや気になる。カジュアルさがこの作品の良さなのかもしれないけれど、せっかくのこのモチーフなら、辞書作りのためにひとつの言葉をも何度も何度も推敲する登場人物たちとシンクロするような文体で読みたかった。それでももちろん、辞書が作られていくプロセスに魅せられることは変わりないのだけれど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以下、あくまで個人の感想です。 「本屋大賞にハズレ無し」と思っていましたが、 この作品はどう贔屓目に見ても佳作だと思います。 序盤はそこそこおもしろかったですが、 後は淡々と物語が進んでいくだけで、 ページをめくる楽しさはなかったです。 世代間の思いをつなぐ壮大なストーリーにしたかったにしては、 単に時間軸が長くとられているだけですし、 登場人物に思い入れを感じさせるほどには描きこまれていないし、 辞書編集作業の実態を知らない一般人でも、 大変な作業なのだろうとはそもそも想像が付きますし、 何というか、はらはらドキドキさせられることもなく、 物語終盤へ向かう際に感じる寂しさもなく、 充実した読後感もなく、 ただ読んだという感想です。 私は著者の他作品を読んで、著者の実力や他作品のおもしろさを知っており、 本屋大賞でこれまでハズレを引いた経験がないので、 この作品については期待しすぎていた分、 おもしろくないと感じてしまったのかもしれません。 本屋大賞というブランドだけで本を買わないようにします。 著者の次回作に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
月刊誌に掲載されていた背景を考えるとストーリー展開、内容全てに納得して読めました。気軽に読めながら、読み終わったあと、すくなからず辞書に興味を持ってしまうのではないでしょうか?話題作、軽い小説なのでちょっと読みたい時にはぴったりかも。私はちょっと時間に読んで楽しみました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2012年本屋大賞一位になった本 辞書を作る人々に光をあてたほん 全然しらなかったのですが、この作者の三浦さん、2006年に直木賞を受賞しているのですね CLASSYに連載されていたと書かれているのですが、ファッション誌で辞書の内容って正反対で面白いですね あらすじは、ある出版社の辞書の編集部を舞台にした軽いタッチの小説になっています。まるでラノベみたいなのは 連載していた雑誌の性格もあるのでしょうか。この辞書の編集部というまさにうだつの上がらない部署に、うだつの あがらないのが、服を着ているような主人公が、最後には辞書を作るという内容になっています。 登場人物、特に主人公の男性は、まったく魅力を感じないのですが、なぜか憎めないという、まさに主人公が 曲折ののち辞書を作るというなんだか書いていると全然魅力が書ききれない本です。 直木賞をとるぐらいに実力のある作家が連載している雑誌の読者層に合わせたこの本は、ラノベ調が嫌いな人は 少し踏み込みの甘さにいやがるのではないのではとは思います。また、連載のページの関係か、話が少し尻切れ感が あります。特にほかの人も指摘しているように、辞書作りの後半部分がはしょられているのが残念です。 単行本化するにあたって書き換えてくれたらうれしかったなぁと思います。 とはいえ、雑誌の連載という制約で、全く面白くもない本が多い中、辞書作成という真っ正面から取り組むと 絶対面白くない題材をここまで引き込まされる内容に練り上げる力はすごいです。また、ラノベ調で 読みやすいので、小説が難しくて敬遠していた方にも良いかと思います。 もっと小説を読んでほしいという書店の方々の声が「本屋大賞一位」に押し上げたように思えます。 軽いピッチが嫌いな人でなければ、とても読後感も良いこの本、オススメだと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言葉というものは雲のようなもので、そのカタチは刻々と変化していきます。 その言葉のカタチを掴んだと思った次の瞬間、それは指の隙間からスルスルと逃げていき、霧散する。 「辞書を編む」とは、そんな言葉たちの一瞬を切り取り、そのカタチを決定づけるということです。 そして、変わり続ける言葉のカタチを追い続けることでもあります。 つまりは、終わりのない作業なのです。 言葉との永遠の戦い。 それが辞書をつくる者にとっての使命なのです。 買おうかどうか迷っている方は、 http://yuasasyacho.blogspot.jp/2012/06/blog-post_06.html で検索してみて下さい。 きっと参考になると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭は、「犬」という言葉がもつ、色々な意味を紹介することから始まり、ここで言葉の面白さ・多様性をあらためて感じ、小説に引き込まれていきました。 想像以上に、細かい、根気のいる作業が多い、辞書の編纂過程がよくわかり、とくに紙質の「ぬめり感」のこだわりは、興味深い話でした。また、辞書編集部員としては異色のキャラクター西岡がいいスパイスにもなり、辞書作りに情熱を注ぐ人たちの思いもうまく描かれていました。 他の人も言っているように、辞書が仕上がるまでの道程が一部省略されたりと、多少物足りなさを感じるところもあるのですが、むしろ辞書作りという堅い題材を、ここまで軽妙に仕上げた物語にし、それゆえ読者層を広げ読まれ易くしたのは著者ならではと思います。また辞書「大渡海」を連想させるような粋な装丁は良かったです。 最後は、目頭が熱くなりながらも、清々しい気分になれる読後感でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞なので早速。本来自分では絶対に手に取らないジャンルの本です。何か事業を成し遂げるという話は、数年前の『天地明察』と同じなのですが、あちらが壮大な舞台であるのに対して、こちらは極々一般的日常を切り取った感じ。ほんわかほのぼのあっという間に読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待せずに読みましたが、面白かったです! 辞書作りと言う、興味のない地味そうな題材でしたが、とても分かりやすく読みやすい文章で、難なく中の世界に入り、楽しむことができました。 所々にあるユーモアも効いていて、笑って泣ける、良い本でした。 ただ、本屋大賞のイメージの割には軽くサラリと読め、ある意味マンガのような、女性が好きそうな、爽やかなお話だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞を取ったり話題になっていたので期待していた一冊。 はっきり言うと、やや肩すかし。 群像劇とも言えないし、オムニバスとしても中途半端。 途中の時間経過も、辞書編集に時間がかかるため仕方がないのかもしれないけれど 物語的にはあまり効果的には感じず。 カバーの装丁が良かったのだけど、 漫画のようなイラストはあまり好きではなかった。 ちょっと残念だったな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
*私はレビューを書く際には、星5つをつけたくなる作品に出合った時のみ記入するようにしています。 「言葉とは何か」を、辞書編集に携わる人々の視点から描いた小説でした。 5つの構成からなり、各章で異なった人物がそれぞれの視点で辞書である「大渡海」の作成過程をそれぞれの心情で描いており、複数の登場人物の葛藤や成長を共有することができました。 この本から感じたことは、「仕事への情熱」、「人とのつながり」でした。 新鮮な語彙の表現が多く感じられる中、文章自体は難解でなく、非常に読みやすく、漫画を読んでいるような感覚で読むことができました。「努力が実を結ぶ」情景に弱い自分としては後半の辞書が完成したあたりから号泣してしまい、久々に泣ける作品に出合うことができました(少数派だと思いますが)。 素敵な作品に出合えて感謝しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段意識にもとめていなかった辞書が,こんなに凄いものとは恐れ入った。 辞書を出版する迄の膨大な作業と時間についてはホトホト感心したし作者の眼のつけどころもさすがだと思う。 しかしドラマ部分はアニメキャラっぽくてリアルでない登場人物によるあまりに鉄板な展開が小説としてはどうなのかと思う。辞書に関する記述以外に活字を追うべき部分が皆無だ。 主人公及び住んでるアパート,飼い猫にお婆ちゃんの家主,そこに突如越してくる美女のヒロイン,軽薄だが気持ちよい同僚,理解ある上司・・・こういう昔ながらの予定調和な人物達は文章で読むとむず痒くなってくる。辞書づくりというテーマがあまりに硬いから読者の為にあえてそうしたのかもしれないけど。 いっそ帯のような絵でウンチクや解説も遊び心を随所に折り込んで漫画やアニメでシリーズ化などした方が断然面白そうだ。私はそっちで見たい。でも妻夫木聡と菅野美穂あたりで映画化しそうな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞にふさわしい。 へんに大きな大賞を受けた作品より、ずっと出来が良い。 完成を観ることが無かった、先生は・・それでも、「やり遂げた」と 満足して逝けたと、完成披露会に、来られた奥さんに 遺影がそう告げておられたでしょう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!