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わたしを離さないで
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わたしを離さないでの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全714件 161~180 9/36ページ
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| TBSドラマでは、水川あさみ(ルース)が綾瀬はるか(キャシー)に向かって、「わたしを離さないで」と叫んだが、原作にはなかった。原作では、キャシーが持っていたカセットテープの中にある人の歌の歌詞に、Never let me go という歌詞があるということだった。クローン人間として、臓器提供の運命にある人たちは、反乱を起こさないのか? | ||||
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| 読みながら小川洋子さんの『密やかな結晶』を思い出しました。 どちらも、国家によってある冷酷な施策が執り行われているという共通点があります。 主人公は少しづつその秘密を知っていくのですが、その理不尽な施策に対して、抗議するでもなく、絶望するでもなく、日々の生活をおくっています。 そのニュートラルさのために、かえって感情移入してしまうのだと思います。 理性的で思慮深い主人公は、この世界の「不自然さ」に気づいて、無意識のうちにそれを解き明かそうとします。謎を解き明かそうという感じではなく、ふと気づくとそのことを考えている、といった感じです。 | ||||
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| 素晴らしい作品でした。故にここで多くを語ることは憚られます。読むべき作品です。 | ||||
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| 久しぶりに、心が締め付けられるような、胸がいろいろな感情でいっぱいになる読書体験をした。 淡々としながらも、圧倒的なリアリティを持って登場人物たちの心情を描いているため、次第に明かされる、あまりに残酷な運命に、フィクションとわかっていても、なんとか彼らに救いが、どこかにないのかと苦しくなりました。 と同時に、こんな世界もありえてしまうのではないかと、ものすごくぞっとする物語でもあります。非常に繊細に、丁寧に描写されているため、物語の世界に深く入っていき、キャスの視点で彼女の人生を追体験している感覚に襲われます。そのため登場人物が、本当にいるように思えてしまい、読後、登場人物たちが哀れで、現実ではないのだからとホッとすることができませんでした。 イギリスの田舎の町をキャスたちと歩き、あのだだっ広い草原とどんよりした空が浮かんでくる。 繊細で、丁寧で、胸が締め付けられる。 確かに、なぜ彼らは逃げることができそうなのに、そうしなかったのか?過酷な運命を従順に受け入れてしまったのか、という疑問は湧きます。 もう一度、時間を置いて読んでみると、自分なりの答えを見つけられるかもしれません。 それほどの強さがある作品だと思います。 読んだあとカタルシスを得られるとか、気持ちが高揚するような作品とは違いますが、ずっと心に残る、素晴らしい作品です。 自分は、たまたま映画もドラマも知らず、全く予備知識なしで読み始めたのですがそれが良かったです。 できるなら何も予備知識なしの状態で読むことをおすすめします。 | ||||
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| 誰かの為の命なんてありえない。 人はエゴの為、誰かを犠牲にする事を選択する。病気を治す為の臓器生産…そこには感情が産まれる、人間であるのだ。 人間であるのに、夢を持つ事を許されず、食事や思考を管理される。 どうして彼女たちは性欲に溺れるのか‥ (正直どうしてこの描写が多いのか、と感じたが)それは、閉ざされた人生だけれども、人としての本能‥生を意味する本能だから… 語り手が介護人であり、のちの提供者でもあるキャッシーである。 ストーリーもはっきりした言葉を示さず、いや、望まず、囲われた施設の独特な価値観が漂う。 たとえ命を与えられても、夢を持つ事を許されなかったら…?考える為の情報を遮断されたら…? 医療や技術の発展している現代に、人間だからこそ開発してならない領域を知る必要がある。この作品がノーベル賞を受賞する 世の中であってよかった。 多くの人がこの作品に触れ、自分本位に誰かを傷つける事を思い留まりますように。 | ||||
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| 医療目的の臓器提供のため作成されたクローンの若者たちの青春群像劇。 このように言葉に表すと陳腐なものにならざるを得ず、本書の魅力を文章で伝えることはほんとうに難しい。 近い将来起こる可能性のある未来における、「普通の世界」から隔絶された、生殖能力のないクローンの若者たちという設定で描かれる物語であるが、この物語において、圧倒されるのは、その心理描写の細やかさである。 ベイビー、ベイビー、わたしを離さないで。 子供を作ることができず、短命であることが予め定められている女性がその歌を心の拠り所として、親友の彼氏に恋焦がれ、悩みもがく姿を描く恋愛小説の傑作。 物語は淡々と描かれ、劇的な結末等を求める種類の小説ではないが、世界最高の文学賞にふさわしい圧倒的な文章力であると思う。これからもカズオイシグロの本を読んでいきたいと強く思わせる、素晴らしい文章であった。 | ||||
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| 主人公が語る思い出話が、あまりにも些細な悩みが多くて、勘弁してくれと言いたくなる。ただ、そのようなエピソードが延々と続くのも、作者の狙いなのかなとも思う。特殊な人間である主人公たちの人生を通して、通常の人間の人生の短さ・理不尽さを暗に示しているのかな。 本作の主人公たちは30歳くらいで死んでいくみたいで、短い人生を悲壮な思いで生きているのだが、普通の人間でも80歳くらいで死を迎えるわけで、長い目で見れば大して変わらない。歳をとってから新しいことを始めたくても、今からでは遅過ぎる、と思ってしまう。また、寿命を伸ばすためなら、怪しげな噂にわずかな希望を見出してそれにすがる、ということもあるだろう。根拠のない「死後の世界」にさえすがる。一方で希望が打ち砕かれれば、それを淡々と受け入れて生を全うするしかない。 些細なことに悩まずに、精一杯生きよう。そう言われている気がする。 | ||||
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| 情報が封殺され空想が暴走する世界でシビアに生きていく様を日記調に書かれていた。 | ||||
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| 英検の面接官に、この小説を知ってるか聞かれた。当時は知らず、それをキッカケに読んだ。 ミステリータッチだか、ミステリー自体はあまり重要ではない。ただ、その前提があるからこそ、読んでいて、魂が揺さぶられる。愛とか人権、医療、お金、思い出、子供時代、ガラクタなどなど、そういったものがごちゃごちゃになって、読者の心を侵食していく。 いつまでも余韻の残る小説。 | ||||
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| 去年2月に読んで不安感をもって読み進んだ本 構成が素晴らしく ノーベル賞取ったら娘が興味もって 貸し出し 賞の日の名残りも少し年齢重ねたら勧めようと思っています。 | ||||
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| 登場人物の気持ちになって考えると、さまざまな思いが出てきます。この本は手元において何度か繰り返して読みたいと思う本です。本の装丁にカセットテープが写っていて、何を意味しているかわからなかったですが、読み進めるうちに理由がわかってきます。 私の場合は、ノーベル文学賞受賞を知り、興味を持ちました。私は普段あまり熱心に小説を読みませんが、それでも最後まで読めたのはカズオ・イシグロの文章が良かったからだと思います。 提供者と呼ばれる人々の限られた人生を通して、自分自身の人生を考えることができる点が素晴らしいと思います。 時は20世紀後半、臓器提供を目的としたクローン人間が合法とされるイギリスでの物語です。ヘールシャムという外の世界から隔絶した施設で育ったキャシーと同級生のルースとトミーを中心に話は進んでいきます。 臓器提供を宿命とした提供者も紛れもなく人間です。自分がそのような宿命を背負った時、精神的に耐えられないではないかと思いますが、与えられた環境の中で自分なりに精一杯生きていくことが大事なのではないかと感じました。 | ||||
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| 読後になんの希望もない内容に怒りがこみ上げてきてゴミ箱に捨てました。 ざっくり言って家畜として生まれ、淡々と屠殺されるのをひたすら待っているだけの話という感じでしょうか。 文学に限らずなんの表現にしてもそうですが、たとえ家畜の境遇に生まれても、自らの努力で自由を勝ち取るというのが肝要なのではないでしょうか。全くオススメできません。 | ||||
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| 臓器移植・・・にまつわるお話です。もしも将来、この本のようなことが現実になっていってしまったとしたら・・・ 移植をされる側と 臓器を提供するために生まれてきてそのように育てられる側と。後者の人権とは?重苦しい気持ちで読み終わりました。 | ||||
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| 犠牲になるべきものとして社会に組み込まれた人達の話。 静かで、丁寧で、ただただ哀しい。 でもこれは別に特別な話でもなくて、今現在もそういう人達はいっぱいいる。 おとなしく、騒がず、静かに犠牲になって欲しいと思われている人達。 問題として取り上げたくない、聞きたくない、なかった事にしたい、その人達に原因があることにしたい。 どうせその人達は大して辛いと思っていないはず。 そこまで来ればあともう少し。 そのまま気づかないふりをして進めば、このディストピアが待っている。 | ||||
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| ストーリー性は良いのですが、分章がかたいとゆうか、私には難しいのか、途中で飽きてしまいました。暇なときじっくりと読み直します。 | ||||
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| サルが除けばサルが映る。 いや、何にも映らないです。 申し訳ない、まったく分からない。 | ||||
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| 医学の進歩により、もしかして存在するかもしれない未来の話しです。 登場人物の心の揺れ方がとても気になり、 もっともっと読みたくなります。 運命とは?自分は何のために生きているのか?と考えさせられる一冊です。 | ||||
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| クローン人間の悲劇、科学がもたらす悲劇として読めば、それだけで終わってしまうだろう。 しかし、この本から、宗教差別、外国人差別、人種差別、格差がもたらす差別などを連想しないではいられない。外見上は同じ人間だが、どこかで線引きされて、区別され、物として扱われる。クローン人間は、人間であって人間ではない。奴隷のように物だと考えれば、人権が入り込む余地がない。物であればいつでも殺傷可能だ。家畜のように。 生れた瞬間に他の人間から区別、差別されることは世界中に存在する。 クローン人間に対する臓器「提供」の通知は招集令状を連想させる。戦地でいずれは死ぬが、いつ死ぬかはわからない。4度目の提供の通知の「名誉」を周囲の者が祝福する場面は残酷である。 胎児性水俣病患者として生まれれば、いずれは死ぬ可能性があるが、死は5年後か、20年後かはわからない。その間、精いっぱい人間的な生活をしたいと考えるのは人間だからだ。それはクローン人間も同じ。この本では、クローン人間としての「使命」を終えるまでの間、精一杯人間的な生活をする人たちの情景が詳細に描かれている。牛は、肉牛としての「使命」を終えるまでの間、精一杯、動物としての生命をまっとうしようとする。それに似ているといえば、残酷だろうか。 戦争では、敵国の兵士や敵国の市民は人間扱いされない。それが原爆投下やジェノサイドをもたらした。クローン人間も物であって人間ではないのだろう。 自爆テロをすべき特攻隊員として生まれた人は、将来の死までの間、人間として育てられることが人間的な配慮といえるのか。 イギリスでも日本でも生まれた瞬間に格差が生じ、人間の運命が定まる点はクローン人間と同じである。格差がもたらす運命が現実化するまでの猶予期間が学校である。温室のような学校生活では格差社会の現実が隠蔽されやすい。格差によって社会的多数者が恩恵を受けるが、不遇な少数者が社会に敵意を持ち、「誰でもよいから殺したかった」という犯罪が起きる。その被害者も社会的少数者であり、そのような事件があっても多数派は平和を安全を享受できる。クローン人間の蜂起が起きないのが不思議だが、従順に育てられた結果なのだろう。殺処分場で従順に自分の死を待つ捨て犬を連想してしまった。「使命」を終えた犬(イギリスでは野犬を保護し、殺処分はしていないそうだが)とクローン人間は、むろん違うはずだが、そのように断言できるだろうか。使い捨てられる人たちは必ず存在する。 発展途上国の犠牲の上に先進国の繁栄がある。水俣病患者の犠牲のうえに日本の経済発展があった。福島原発の被害者の犠牲のうえに東京都民は好きなだけ電力を使用できる。 人間とクローン人間の差別は世界中に存在する差別のひとつであり、その象徴なのだろう。そこでは社会的多数者の利益のために少数者の人権や利益を侵害することが正当化される。クローン人間を見て見ぬふりをすれば、クローン人間から臓器提供を受ける社会的多数者は幸福な気持ちでいることができる。しかし、社会的多数者がひとたび現実を直視すれば、自らの残酷性に平穏な気持ちではいられない。この本はそのような不安感を掻き立てる。この本は人間の自己中心性を考えさせる。 | ||||
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| 迅速な対応で綺麗なじゅおうたいの本を届けて頂きました。異質な世界へ踏み込んだ福祉の暗部を淡々と諦めて受け容れる登場人物たちを通じ深く考えさせられました。 | ||||
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| 優しい語り口調で淡々と語られていく奇妙な日常に、途中で飽きそうにはなりましたが最後にはなんとも言えない温かい気持ちになりました。 いつまでも本棚に置いてあげたいと思える本です。 | ||||
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