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わたしを離さないで
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わたしを離さないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全707件 221~240 12/36ページ
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心理描写がとても繊細にかかれている。怖いくらい。読むのがしんどかったけど終盤にすすむにつれ、どんどん引き込まれた。最後はどうなっちゃうの?気持ちにどう決着をつけるのか、、、切なさや悲しさ、人間の強さや、傲慢さ。色々考えさせられた。 | ||||
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初めてイシグロ作品を読んだ。徐々に明かされる登場人物たちの運命や人間関係に引き込まれて読み終えた。最後の部分は抑制の効いた表現であるだけに余計悲しく、読み終えた時は語り手の心情に同化し、暫し放心した。余韻の残るエンディングだ。 少し冗長に感じた部分は、キャシーとルースの日常の諍いが繰り返し描かれた部分で、又かとややうんざりした。終末への伏線であることは理解できるのだが。 科学の進歩が今後我々に何をもたらすか、ディストピアかユートピアか、考えさせられた。 次は短編集を読んでイシグロをもっと知ろうと思っている。 | ||||
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凄い内容で驚きました。またこの著者には注目していきます。ゆっくりしか読めませんが・ | ||||
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すごい世界でした。著者の想像力、創造力に圧倒されました。怖い。 | ||||
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臓器提供の為施設“ヘールシャム”で育った若者たちの物語。 冒頭から終わりまで主人公キャシーの回想という形で語られ、子供時代から大人時代へと物語が進行します。 決められた訓練と彼らと同じ“提供者”を介護する“介護人”の仕事を経て自らも“提供者”となります。 何度か臓器提供したのち体に限界を迎えた者から“使命を終える”ーつまり死を迎えます。 作中で語られる“友情、性、自分自身、恋に悩む姿”や“限られた生きる時間”は語り手である主人公の性格も手伝い、始まりから最後まで淡々と綴られています。 後半の悲しい場面で悲壮感を無理に出そうとせず淡々と描くところに、作者の登場人物に対する愛を感じます。 登場人物の様々な言動行動の背景には人間だからこその複雑な感情があるところを、 過剰に飾り立てず静かに話が展開するのがかえって物語の残酷さを引き立たせますが、同時に要所要所でハッとさせられる重厚な一冊でした。 ところどころ時系列が飛んで読み手を混乱させる(とくにヘルーシャム時代)ところを除けば、とてもいい本だと思います。 この本が出た当初NHKの書評番組で何回かゲスト達が取り上げていたためこのような本があるのだなあと記憶にはありましたが、 去年10月のイシグロ氏のノーベル賞受賞をきっかけに今回実際に読んでみました。 映画、ドラマ共に見たくなりました。 | ||||
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差別することの不条理と残酷を究極的な形で描いた作品。主人公達に、キャス、トミー、ルースといった通常であれば人種差別を受けることが相対的に少ないであろうアングロサクソン系の名前を与えることによって、普遍性が高まり、読者の感情移入がより容易になっている。隔離され、悲惨な運命が待ち受けることとなる主人公達にも、日々の生活の中で、豊かな芸術性、深い思索、情愛と嫉妬という心のひだがあり、かけがえのない大切な思い出がある。長崎原爆投下の歴史的記憶が作者にこの小説を書かせたのだろうか。日本語翻訳が「ですます調」でなかったほうが良かったかもしれない。 | ||||
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第22で終わっても良いのでは、と思う。 第23章は余韻に浸れるけれども、 作品のテーマは、トミーの叫びに込められているように思うから。 「ルーシー先生が正しいと思う」という叫びに。 カズオ・イシグロを読むのはこれが初めてだったけれど、 読み始めたときは、村上春樹に似ているように感じた、 でも、ラストに近づくにつれて、むしろ大江健三郎に近いのかもと思った。。 | ||||
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村上春樹に無い何かがある作家。今後も、すべての作品を読みたいと思った | ||||
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ノーベル賞作家の代表作とのことで一読。 現実に近い舞台設定なので余計なこと考えなくてすいすい読めます。 ネタわかってる人も、設定上の矛盾とか考えなければ楽しめるでしょう。 私はだめでした。とくに後半。 たとえば北朝鮮人が誰でも自由に世界を往来できるのに 自分で食うことさえ教えなければ絶対に逃げないであろう教育が施されたという ありえない世界でのありきたりの三角関係にしか思えなかった。 | ||||
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心理描写が細かく描かれていて、素晴らしかった。一気に読んでしまいました。読み終えてから、登場人物がいとおしくて、堪らない気持ちになりました。 | ||||
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星新一、あるいは手塚治虫に移植やクローンを扱った作品がありました。そういったテーマをカズオ・イシグロ風に深めていくとこの作品になるのかなと思いました。 | ||||
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カズオ・イシグロのすごさを再認。 主人公キャシーの人となり、 彼女を取り巻く友人たち、 彼女に関与する大人たちなの登場人物の設定の緻密さに圧倒される。 彼女が回想していく彼女の育った場所や彼女が遭遇した事項の描写の仕方も、丁寧に取り組んだ文章で描写される。些細なことの描写の丁寧さががこの小説をより一層厚みのあるものにしていると思う。 キャシーの独白でほとんどの物語が進んでいくのだが、描きだされる物語の視点にも感心。 主人公は感情を抑え静か語る。 キャシー自身は抑制された感情で物事に対していこうととしているよう鬼思える。 おそらくは、彼女なりの処世術なのだろうが、それが切ない。 全編を通して心を刺激される感じで、じっくりと読みこんだ。 とにかく、切ない小説で、涙がじわっと湧いてくるのを止められなかった。 カズオ・イシグロがノーベル賞なのは当然だと思う。 物語は、本当に哀しく、辛く、切ない。 登場人物たち(キャシー・トミー・ルースなどの生徒仲間、エイミー先生、ルーシー先生、「マダム」などの大人たち)もそれぞれの思いが丁寧に描かれるていて引き込まれる。 個人的には、トミーが一番気になる子だった。 こんなにやるせなく、寂しく、痛々しいお話を、書ききったイシグロの深い文学力にも感心する。 | ||||
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原書でも読みました。 原書の読解に役立ちました。 宿命を考えるとき、苛立ちと突破できないか哀れを感じます。 面白い小説だと思う。 | ||||
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と思ったら負け。医学的にも倫理的にも社会経済的にもと思ったら負け。でいいのか? | ||||
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読み終えた後のやるせなさが、なぜか特攻をテーマにした本と一緒だった。本人の意思とは関係なく駆り出されて死んで行った。 いずれも二度と起きてはいけないことである。 | ||||
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この本の内容を書評に書くのは愚の骨頂である。 これは何について書かれている書なのか読み進めながら発見していくのがこの本の読み方である。 種明かしはこの本をこれから読もうかと考えている方にあまりにも失礼である。 一言だけ、これは年齢性別関係なく皆さんにお勧めしたい書です。 | ||||
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テレビドラマでは初回の途中で暗くて面白くなかったので止めたのが⇒ まさかのノーベル文学賞とは、、、という事で購入しました。 ただそれだけです。(ミーハーですね) | ||||
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この本、読むのは二回目です。 沿い所に読んだ時も、何かわかりにくい本だなぁ…と思いつつ読んだ記憶がある。 そして読んだ後に、そのもやもやした物が払拭したかどうかは覚えていない。 で、今回のノーベル文学賞受賞。一番の代表作がこの本だと知って、再度チャレンジ。 二度目なのだが、やはり読みながらずっと違和感がある。 どこかの国の学校と言うか寄宿舎? 何かの理由で隔離された環境での子供たちのやり取りなのだ。 途中で、何となく「移植のための子供」という言葉や「クーロン」という言葉が出てくる。 しかし何となくはっきりしない。 子供たちはちゃんと学校生活送っているし、それこそ恋愛とかセックスの話まで出てくる。 その移植とかクーロンと言う言葉が出て来なければ、なんてことはない普通の学園物…という感じなのだ。 途中から、提供する側とその提供者を介護する側に別れる。これもよくわからない。 最初思ったのが、望まれない妊娠の子供たちを堕胎せずに、そのまま出産させ、 親から引き離して移植用に育てている学校の話なのか…と言う事。 でもそれも違う感じ。結局クーロンと言うのは、親がセックスしてできた子供と言うのではなく、 細胞を何とかいじくって出来てきた人間なのではなかろうか…(人間と呼ぶのか?)と思っ読み進めたら、 何となくわかってきた気がする。 結局SFなのだが、ここまで普通の生活に溶け込んだ表現されると誤解されるのもむべなるかな…という感じ。 こんな不思議な本書くとノーベル賞もらえるのかなぁ…。 | ||||
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カズオ・イシグロさんの名前は「東大で10時間文学授業をする」?定かではありませんが(私も国文学専攻ですので)、このような書籍を読み、その中にイシグロさんの作品を読んだ記憶があります。そしてノーベル文学賞受賞で改めて思い出しました。夫がテレビっ子でよく録画しており、その中に「私を離さないで」とのタイトルがあった…おそらくしょうも無いアダルト系?カズオ・イシグロさんの作と知り初見しました!!衝撃です!こんな素晴らしい作品を知らなかったなんて……日本版のTV・綾瀬はるかさんの作品は、より日本人にしっくりと理解できるのでは?原作も素晴らしいですが、ドラマ化したプロデュースの方々の熱意も感じました。遅ればせながらカズオ・イシグロさんの作品にじっくり向き合っていきたいと考えております。 | ||||
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ほぼ全て独白の文体 物語を期待して読み始めると途中で投げそうになる がんばって最後まで読んだが、読後感は悪い ネタバレは書くつもりはないが、登場人物には何の救いも無い 淡々と消滅する(消費される?)運命に向かって生かされてるのみである | ||||
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