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わたしを離さないで
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わたしを離さないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全707件 361~380 19/36ページ
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テレビドラマで観て、原作を読みたくて購入しました。あとがきにも書いてありましたが、内容は衝撃的であるのに非常に抑えて淡々と書かれていて、ドラマを観ていなかったら、この本だけでは理解しがたかったのではないかと思います。 | ||||
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感想は人それぞれであり、多様な解釈ができることはこの小説の懐の深さを表しているものと思う。 こうした前提を踏まえたうえで感想を述べると、私はこの小説からオーウェル的な管理社会への恐怖、あるいは村上春樹的なシステムと個人の対立という主題を読み取ることはできなかった。 むしろ、限られた時間の中で友人と関係を結び、人を愛し、そして何かの役目を終えて死んでゆく、ありふれた人生の美しさ、切なさを強く感じた。 臓器移植やクローンのための学校という設定はそうした主題を際立たせるための舞台装置に過ぎない。私たちの人生はこの小説の登場人物より長いが、それは本当に救いなのだろうか。 | ||||
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落ち着いた表現の中にどこか妙な違和感を感じさせる語り口で、幼年期少年期の思い出が描かれてゆき、徐々に違和感が不吉な予感に変わりながらも、登場人物の子供らしさや少しずつ大人びていく成長を見守っているような気持ちになります。 思い出のエピソードの一つ一つに儚さと芯の通った力強さを感じました。全体的に灰色のフィルターを通して過去を振り返るような、しっとりとした印象が強く残っています。 自分の運命を受け入れながらも周囲の人に対する心配りを止めない、そんな人間の強さに心が揺さぶられました。 | ||||
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文学として僕は好き。 途中までなんだか分からない世界が広がり、後半の展開で徐々に明らかに。 ものすごい大胆な構想だと思う。 | ||||
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日本語訳を読んでから原書の英語版も読みましたが、自分のイメージがそう崩れることもありませんでした たまに翻訳だと読みづらいと思うことが一切なく、日本語の文学としても楽しめると思います | ||||
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ここ10年多くの本を読んできましたが、唯一読後に涙が零れた作品です。 主人公が語る、丹念に折り重ねられたタペストリーのような記憶(殆ど過去形で語られます)は、 握った手の指の隙間からさらさらと零れ落ちていく砂のようで、 それがこの小説の読後の『切なさ』を生み出していると思います。 『主人公達が何故運命に逆らわないのか理解出来ない』との意見も多いでしょうし、 実際当方の海外の友人もそう言っていました。無条件に愛や命の大切さを謳いあげ、運命を切り開く・・・ そういった作品は世界に山ほどありますが、この『わたしを離さないで』のテーマは他にある、と思います。 内容に少し触れてしまいますが、『提供』に関する様々な事柄は単に物語を牽引する役割に過ぎない、と思います。 作者が読者に考えてもらいたがっている大きなテーマだとは、個人的にはどうしても思えません。 『提供』へ向けて育てられ、人生を終えるという極端な設定、 それによって際立つ『人間ではない』とされた者達の心の動き、 それこそがこの作品で最も追うべきもので、生の美しさと儚さではないでしょうか? とても美しく、そして哀しい、私達の限りある命への優しく暖かい眼差し、 そしてそんな想いすらも過ぎ行く時の中にやがて埋もれ消え去る哀しみ、 この小説は自分の中のそのような想いを大きく引き出される、大切な一冊になりました。 | ||||
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テレビの内容とは違い、淡々と静かにストーリーは進みます。 この本はクローンということを問題にしたいのではなく、その立場に置かれた人間達を通して何かを伝えたかったのだと思いますが、 私には少々その何かがわからなかったです(深読みしすぎなのかとも思いますが・・) どんな展開になるのかと読み進んでも、何も起こりませんし、救いようもない内容で 最後までなんだろう?と消化不良でした、 やはりテレビではこの内容では持たないと考えたのでしよう、クローン人間の反抗みたいにありきたりのSFになってきているようです。 | ||||
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とても良い買い物をしました。 わざわざお店やさんへ足を運ばなくても購入できるところが最高です。 | ||||
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翻訳された本は読みにくいと言われますが、ドラマ化されたので今ならスルリと入ります! テレビと原作を比べてみたり、異国の配役を考えてみたり楽しみ方がたくさんあります。 切ない思いもあり、近未来の悩みかも?って深く考えてみたりして。 世界の中の日本人に思いをはせます。 | ||||
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新品で買ったのに帯が明らかに中古でした。 カバーにも多少使用感がありました。 なんか嫌な感じです。 | ||||
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この小説には、定められた短い命を生きた仲間への哀悼、私も同じ道を歩むことへの悲しさと静かな怒りを感じる。 私の生を自ら定めることができるならば、希望は今日を生きる源となる。 しかしそうでないならば、私はただ漆黒の闇に引きずり込まれる。 闇の中で生きる縁(よすが)は、重ねる体の温かさ、子供の頃の思い出、友との語らい…。 日常の仕草が私の生きた証。 Never Let Me Go. これは使命を終えた仲間から聞こえてくる、細い小さな声。 | ||||
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ちょっとやそっとでは泣けないタイプですが、やられました。 映画版もよかったですが、原作の方が断然すばらしいです。 | ||||
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評価が高いので、購入しましたが、半分もいかないところで、全く興味がわかなく、静かな所で読むには、良いのかもしれませんが、、、あとは、走り読みしましたが、私には、あいませんでした。 | ||||
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辛辣な標題をつけましたが、結論を先に申し上げると、娯楽の要素が一切ない読み物です。 私は特に読みたい本が見当たらないとき、よくレビューの多さを頼って本を選びます。 この本もしくは「カズオ・イシグロ」も以前から目に留まっており、レビューも現時点で「300」を越し、書店にも平積みされていたりと(ドラマ化されたのが原因なのですね・・・)、期待して購入しました。 登場人物の共感の持てる心理描写(表現力)はそれなりのものを感じるのですが、そもそもテーマが突飛です。 普段、文学作品も手広く読みますが、この手のテーマはいつの日か廃れ、後世に残りません。 筆者がクローンについて読者に問いかけている(考えて欲しい)ということであれば、幾分理解はしますが、私見ではそのようにも読めません。 不可解で奇妙な話がどこに落ち着くのか、「全貌が明らかになった時、読者は血も凍るような恐怖感」とありますが、これも余りにも安易なキャッチでした。 普段、レビューを書き込むことはありませんが、あまりにも落胆したため、私と同様に購入を迷われている方がいらっしゃれば、参考にしていただきたいと思い書き込みます。 | ||||
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ドラマを見てから、原作を読む方は物足りなく感じるかもしれません。 ドラマと原作ではあまりにも解釈に隔たりがあるというか 原作の設定だけが同じで、あとは別物だと思ったほうがいいでしょう。 設定は、とても衝撃的だけど 途中まで読み進めて、これって、特別なことじゃないのではないだろうか? 私たちだって、限られた運命の中で生きているじゃない、と思いました。 つまり、主人公たちが背負っている運命は、 だれもが持っている宿命のメタファーではないかと。 主人公たちは、限られた選択肢の中で、せいいっぱい生き、楽しみ、 人間関係を築いていく。 どんな状況にあっても、与えられたものをせいいっぱい 生かして、絶望せず、前を向いていく勇気を 与えられた気がします。 | ||||
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ドラマを見て先が知りたくなり読んでみました。 最初から、臓器移植目的のクローン人間の話だと分かっていましたが、 話の展開が、痒いところに手が届かないもどかしさで、イライラしながら先を読み進めました。 まさか、提供とその先にある終了(死)に向かって行くだけの話だとは・・・!! 臓器提供の為だけに、作られた子供たち全く救済が無い運命・・・ 校長が、クローン人間にも心があることを、芸術を通して世間に示したかったと言いますが、 医療の進歩が、決して善だけでは無いエゴな一面を表しているような気がします。 運命を変えようとしない、出来ない理由が分からなくで、登場人物に感情移入出来なかった・・・ 教育という名を借りた洗脳・保護という名の拘束によって、これほど従順に運命を受け入れるのは、ジハードに駆り立てる テロリストを作り出すのと同じ事なのかと怖くなります。 ある種の愛と憎しみの違いはあるのかもしれませんが・・・ 戦地に赴く兵士や、巻き込まれる市民にも100%死が決まっているわけでは無いのです。 そこには、生きるための闘いがあります。 それがこの本には、ありません。 悲しすぎます。 オリジナルである私たちは、けっしてこの悲しさと同じ舞台に上がれない!! そこに、居心地の悪さ・・・罪悪感を感じます。 | ||||
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大変良いものでした。 予想以上と思われます。 皆さんにもお勧めしたいと思います。 | ||||
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ドラマ化もされるとのこと、以前から気になっていたので、これを期に読んでみました。 一言で言ってしまうなら、主人公の幼少期、青年期、その後、までが語られるというだけの話です。 子供のころは恋や、先生への憧れや不信、といった、普通の子供達が送るような青春が淡々と過ぎていくというだけですが その背後、というより主人公たちが生まれつき背負う運命については、ひっそりとしか語られません。 恐らくこういうことが、彼らの身に起こっているというのが、匂わされる程度です。 それが随所の単語や、主人公が日々の出来事で思うあれこれに漂っていて、そういう出来事に気づければ、とても暗い話である、ということがわかります。 万人受けするような話ではなく、ストーリーとして起伏がこれといってあるわけでもない印象でしたので、読む人は選びそうです。 私はこの手の暗い話が好きなので、気に入りましたが ドラマでは、どういった感じに演出がされているのでしょうか。。 個人的な解釈としては、 本人の意思とは関係なくもうどうすることもできないまま、受け入れるしか他に方法がなく、 ただ受け入れるという選択肢こそが最終的な 道の先にあるもの、という結論に主人公が達したのではないか、と私は受け止めました。 この表紙のデザインからもある程度の察しはつくので、そういうことを踏まえ、購入されるのであれば、読んで損はないとても良い本かなと思います。 | ||||
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テレビで見て是非にと思い読んで見ました。 内容は外国設定なんですがテレビの内容と極端に変わらないのでわかりやすいかな。 | ||||
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文章の質が良く、心理描写も繊細で、文学作品としては高水準にある小説だと思います。 しかし物語の中で、主人公たちがさほど大きな抵抗もなく、悲惨な運命を受け入れてしまう姿に共感できませんでした。 個人的に、従順な人の物語を読むのが好きでなく、厳しい運命に直面したら、それに立ち向かう人の物語が好きなのです。 ☆3にしましたが、あくまで個人的な好みによる物語性への評価であって、作品の質が低い、と言いたいわけではありません。 読む人を選ぶ小説だと思うので、名作だという評判だけを聞いて手に取ると、後悔する人もいるだろうと思います。 | ||||
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