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わたしを離さないで



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【この小説が収録されている参考書籍】
わたしを離さないで
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないでの評価: 4.10/5点 レビュー 707件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全707件 1~20 1/36ページ
No.707:
(5pt)

大人用の「約束のネバーランド」(ビターテイスト)

「約ネバ」は掲載誌がジャンプなだけに、主人公のスーパーヒロインが世界を変える。
「わたしを~」の登場人物は何かスペシャルな能力も持ち合わせていないので、世界を変えることも、特別な出来事も何もない。私たちより短い人生の中で、特別な出来事もなく、後悔やすれ違いと誤解、想像できる範囲の恐ろしい痛みと死、自分や思いが消えてしまうことへの、どこにも行きつかない諦めの思いの話である。設定や小道具が似ているだけで、「わたしを~」はティーン向けではない。
50歳でこの小説を書いたサーイシグロは、日本人のDNAに刻まれた「侘び寂び」を本質的に理解し、世界に母国語(英語)発信できる稀有な作家であると感じた。
わたしを離さないでAmazon書評・レビュー:わたしを離さないでより
4152087196
No.706:
(1pt)

退屈な小説。日本のドラマの方が感動した。

長編小説なので何日かかけて頑張って読みました。
終盤のエミリ先生とマダムの本心のくだりは少しは引き込まれましたが、それ以外は好みと合わず全く面白いと思えませんでした。日本のドラマでは号泣したし感動したので私は断然日本のドラマの方が好きです。
わたしを離さないでAmazon書評・レビュー:わたしを離さないでより
4152087196
No.705:
(4pt)

カズオ・イシグロワールド

やりどころのない怒り、やるせなさ、悲しみに支配されます。フィクションですが、人間が間違った方向に行かないための予防線になればいいと思います。

ただ、村上春樹、あだち充の作品が基本的にどれも同じな程度に、著者の他の作品と同じです。
わたしを離さないでAmazon書評・レビュー:わたしを離さないでより
4152087196
No.704:
(5pt)

素晴らしい

独創的な作品世界は、人の心を深く描くための触媒に過ぎない。描かれたものの美しさに感動した。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.703:
(3pt)

考えさせられる本

「臓器提供者」としての役割を持って生まれてきた人達のお話で 「ひとであって人でない」という複雑な存在である事を感じながら読ませてもらいました。自分の身体が誰かのために
提供されていき順番待ち状態というのはある意味死刑宣告と同じなのではないか?とさえ思う。小説と言いながらも この世のどこかに その存在があるのではないか?と思うような小説でした
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.702:
(5pt)

是非是非読んで

?どう言う事?え?そういう事か…
あり得る事になるかも知れないな…
人生を、人間の存在、命を考えさせられた本です。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.701:
(5pt)

これは現実小説である

イスラエルのハイファという街に行ったことがある。学生寮に入るのに毎回、検問のチェックを受けなくてはいけない、列車の乗客の大半が兵士で、通路ですれ違う時、兵士の自動小銃の先が胸の先をかする、という日々だった。ある日、学生寮の自販機の前で困っている東洋人を見つけ、この自販機は商品がつまっている、私も昨日商品が出てこなくて困ったのだと説明した。二人して別の自販機で商品を買った後、その男は、「私は中国から来た、ここでクローンの研究をしている」、と言った。その時、私ははじめてその男の顔をちゃんと見た。その顔は奇妙に非対称で、彼はその顔に不気味な笑いを浮かべていた。「人間のクローンの研究をしているに違いない」、そう私は思った。
この小説はファンタジーな想像による小説ではない。現実の今起こりつつあることの小説なのだ。クローン人間の恐怖は、実は強権的宗教・思想国家ではすでに現実として進行しつつあるのだ。私はそう思う。カズオ・イシグロの小説的想像力は、この現実に肉薄し、その悲劇を描ききってあまりない。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.700:
(3pt)

読むのがなかなかつらかったです

正直あまり楽しめませんでした。
ああそうか、私は読書に楽しみを求めていたんですね。
そういうひとにはあまり合わない作品かもしれないです。

ノーフォークでの出来事は好きでした。
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4151200517
No.699:
(3pt)

長文レビューに物申す

御伽草子さんのやたらと長すぎるレビューを読んで物申したくなった。やたらと長い文章にしなくても伝えることは出来ると思う。それを踏まえた上で、私はカズオイシグロのこの作品の感想を書こうと思う。

読んだのはかなり前だった。私は精神科のデイケアを利用していた時期があったので、施設で生活をするこの小説が擬似体験されたように自分には感じられてしまい、大変怖かった。ある心理職の人がこの小説をTwitterのタイムラインで言及していた時は、そんな内容だとは全く思ってなかったので軽い気持ちで手に取った。小説をそもそもそんなに読まなかったけど、文化資本豊富で高学歴な人達の学ぶことに積極的な様子を見習って、自分も読んでみようかと思ったのがきっかけだった。

その本がとても怖いものに思われたのは、私がデイケアに通っていたから特にそうだったということもあると思う。精神科のデイケアには様々な人が通う。長いこと引きこもっていた人や、お年寄りの人、若い人、普通に仕事をしててそこそこ元気な人も、鬱になったりして社会復帰するために利用してたりもする場所だ。そこには医師の他に看護師、精神保健福祉士、作業療法士などの資格を持つ専門職がおり、彼らスタッフの運営のもとに、利用者が各々の課題に合わせて利用時間を過ごすのだけど、社会復帰するためにと言われても何か特別にそのためのサプリメントが与えられるわけじゃない。利用者の中には長年不調を抱えていたり傷ついた人もいたりして、将来は未確定で希望があるのかもわからない状態で通院している人も多かった。ふと無力感を感じると、同世代の活躍する医療スタッフと自分を対象的に比べ、自分の何も持っていなさに傷つきを感じたり、弱々しく思ったりもする。それは登場人物たちの置かれた環境とは全く違ったものだけど、「患者」として位置付けられた自分たちに与えられているのはあくまでも表面的な対応なんだと感じてしまう瞬間があり、その表面的な言葉と本心との乖離にゾッとしたような経験と登場人物達の特殊に孤立した立場の印象が結びついて感じられた。
読んだ時、ちょうど台風が通過していた。びゅうびゅう風の音がなり、雨が叩きつける音を聞きながらページを捲りながら、恐ろしい気持ちに取り憑かれながら、最後まで読むのを止めることができなかった。読み終わったあとも気持ちを落ち着けるのに時間が必要だった。しばらくして「これは妄想だ」とやっとのことで言わないと気持ちを取り戻せないくらい、恐怖に引き込まれていた。

しばらくして、自分と同じような恐怖を感じた人と気持ちを分かち合いたくて、本のレビューサイトに行ってもう一度びっくりした。この小説に描かれた登場人物の気持ちの描写の素晴らしさを褒め称えた、陶酔した様子のレビューをいくつも見つけたからだ。私は怖くなった。自分にとってはどう考えてもディストピアで、同じ人間をこんな風に扱う人間がいるなんて思いたくもない。当然そんな風にみんな思うと思っていたのに、私が見た限りでは誰一人としてそのことに言及していなかったからだ。そのことが物凄く恐ろしかった。これを恐ろしいと感じる人はいないんだろうか?と思って、いくつかのサイトを見た。

私にとって、この本はそんな意図ではなかったのにリトマス試験紙のように働いてしまった。私は普段小説をそんなに読まない。高尚な文学をいくつも読んだり作品を評論することに慣れている人はまた別の作法をもってこの小説を読んだりするのなのかもしれない。だけど、どんなに高学歴であったとしても、恐ろしいことを恐ろしいと言えずに、このディストピアが現実に起こることを回避して世界を作ることが出来るだろうか?と思ってしまった。他者に興味のない人は自分たちの作り出す世界がどんなもので誰に何を及ぼしているかなんて、何も考えずに生きているんだろうかと思った。そういうことを気にせずに生きていられる人もいるのかもしれない。でも、何を言うのも自由、という建前を振りかざして、自分の言葉によって他者がどんな思いをしても追い詰めずにいられないSNSでの書き込みなどを見ていると、その自覚のなさがこういったディストピアを作り出していくことになるのではないかと思い、やはり自覚的であるべきではないのかと思った。

別の視点で見ると、抑制したような表現、という解説がよくされているこの小説の登場人物の中には、抑制されているだけでそこに感情と生きる意志があるのだと感じた。言葉に表せないような、表したくもないような破壊された内心になるのはそれを外の世界から見る読者である自分の気持ちで、登場人物の気持ちとは違うかもしれないけど、それでも主体性を持った人間としての尊厳を保とうとしないと、介護人になることなんて出来ないだろうと思う。そのことを、感動したなんて気持ちで感想を言っていいのかと思ってしまった。私の記憶では、この小説は語られていないことがたくさんあり、読む人によって全く違うものが想起され、違うものになり得るのではないかと思う。そのわからなさを明確にされることなく、美しい賛辞を形だけ述べた人もいたのではないだろうか。それは定かではないけど、この小説を通して私が感じたものはそういうものだった。

小説をどんな風に読むかに別に正解なんてないと思う。難しい学びをしている人こそ、その世界を知らない人にはわからない配慮や作法などがあって、思ったことを自由に言えないものなのかもしれない。必ず教訓を得たり感動したり、何かを学んだりなんて、別にしなくてもいいのだと思う。ただ私は、その体験によって自分の人生や生活にとって何か印象に残ったものや学びになることを見つけたいと思った。それは必ずしも重々しいものだけではなく、明るい気持ちや楽しい気持ちになるもの、希望になるものと同じように。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.698:
(5pt)

残酷な部分

昔テレビドラマでやっていた記憶から気になっており購読しました。
可哀想な主人公が徐々に幸せを獲得していくような物語なのかなと思い読んでみると、物語を通して社会や人間の残酷な心理の核心をつく物語でした。誰もが持っている人間の残酷な部分があらわに描かれた作品でした。
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4151200517
No.697:
(4pt)

存在

我々の存在自体がドーナーの為に作られた存在のようなもの、我々は人間が食物とした家畜を食べ、そして病気になったら医師に診て貰い命を長らえている。然し絶対的にある真理は我々の命も必ず終わるということ。神が生を授けてそしてその最期の時まで生きている。苦しくて逃げたくても。クローンの提供者の様な存在はないが我々も似た生命を歩んでいる、小説を読んでそんな気がした。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.696:
(1pt)

いまいち

好みに合わなかった、途中で挫折
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.695:
(3pt)

翻訳ひどくないですか・・・

子供の日記のような翻訳にとてもがっかりした。
この作品の原文を読んでみたいが、日本語のように理解はできないので残念だ。
他の作品も読みたいが、全て同じ翻訳者なので読む気がしない。
別の翻訳者で改めて発刊してほしいものだ。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.694:
(2pt)

長かった‥

面白くなってくるまでが長すぎて(そしてそこまで面白くもない)脱落してしまう人が出てくる話だと思った。
この話の長さを3分の1に凝縮したらもっと評価上がるのに。
翻訳がまわりくどくて読みにくいせいか。
原文を読むともっと感想が変わってくるのかもしれない。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.693:
(3pt)

かけがえのないモノを奪われる話

この話は未来とか臓器とかを奪われる苦しみの話ではない気がする。ではどんな話か?それはトミー曰く提供人でなければわからないという。だがキャシーはトミーを失うことでそれを悟ったのだと思う。
提供人が俺たちと同じなのか? これはわからない。何故なら提供人の例えにモーニングデールという強化人間? のことが上げられたからだ。ホモ・サピエンスはネアンデルタールを駆逐した。それがモーングデールと人間の間に起きたと私は思っている。つまりこれは我々人間と同じ存在かどうか疑わしく、人権的前提で語ることが難しいことが示唆されてると思う。
展示会においてはそういった意味で絵と魂の問いがなされたのだろう。だが教師たちはそんなことは予想しておらず、恐らく子供達がこの世界で資本主義的な発明や発展に寄与できるなら救うべきではないか?という問いがあったかのように思う。しかしこの物語の人類は自身のエゴのためにそれを無視することに決めたようだ。そしてトミーはその構造に怒り狂った。しかし提供人は未来がないことを洗脳されて来た存在で、猶予の話も本気だったのかわからない。彼が何に怒り狂ったのか? それがわからないままでいる。
カズオイシグロは『ホモ・サピエンス』に優れた作品だと寄稿している。ホモ・サピエンスの中では人間は虚構に生きる存在だと言われている。よって猶予という虚構に踊らされた彼らは間違いなくモーニングデールではなく人間だったと定義できる。
トミーはだから明らかに(お客様扱い)人間扱いされてないことに昔から怒っていたのかもしれない。だがキャシーはトミーを失ったことに明らかに反応を示す。だが、それは愛する人を失ったからではないハズだ。彼女はそれ以前にすっぱりと別れを経験したのだから。
私の感想としてはキャシーが失ったものはヘーシャルムで育まれた仲間とか覆っていた世界像を奪われたことだと思う。マダムのように幸せだったヘーシャルムやトミー、ルーシーの記憶を抱いて『私を離さないで』と念じるがそれが帰ってこないというシーンに帰結すると思われる。そのシーンへの回帰だけを見るならこの作品は芸術的に昇華されているだろう。
つまりこの話は過去の約款とかモラルに囚われた人間の話だったのかもしれない。しかし言うほど過去の話だろうか?と言う気はする。何故ならこの世界では未だに約束事で成り立っている第三世界があるからだ。
とにかく私にとってはこの作品の提供人は自分の精神を超越しすぎて共感でき難いというのが実情である。もし私がキャシーだったら「残念だったね、ご愁傷様」といって本を閉じて、どこかの野原で歌いながら踊るキャシーの様に思いふけるぐらいしかできないだろう。そういう意味では私もキャシーの抱く過去に思いを馳せながらも彼女達の未来に思いを飛ばすことができない存在を共有できてるのかもしれないが。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.692:
(2pt)

個人的にあまりハマらなかった

ノーベル賞受賞とのことでしたが、個人的にはイマイチハマらず読了しました。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.691:
(5pt)

クローン人間の葛藤の物語から、人間らしい真摯な生き方を教えられる

世界初の哺乳類の体細胞クローン(複製)羊ドリーが誕生したのは1997年。残念ながら六歳のドリーは病気で安楽死させられたが、倫理上の問題をクリアすれば、次はヒトのクローンだと話題になったのを覚えている。

「スターウォーズ」などのSF映画にクローン人間がわんさか登場していて、とくに珍しくはなかった。純文学作家のカズオ・イシグロが、三部構成の本作で1990年代末のイギリスを舞台に、第一部第7章で登場人物たちの「将来の重大事」が「臓器提供」だと明かす作品に手を染めたことが驚きだった。

キャリア十ニ年目で現在31歳の介護人キャシー・Hと名乗る女性が、ふた昔前を回顧し「ヘールシャム」での思い出を語る。冒頭から謎に満ちた言葉「提供者」「回復センター」「保護官」「ヘールシャム」「販売会」「交換会」「展示館」などが飛び交い、ただならぬ雰囲気を漂わせる。

子供時代には甘酸っぱい思い出や思わず赤面したくなる出来事の一つや二つは、誰にでもある筈だ。仲良しのルース、ハナ、ローラたちと少女時代を過ごした施設「ヘールシャム」では、ヘマをして仲間の嫌がらせを受けていた癇癪もちの男の子トミーも同学年の一人だが、「毎週のように健康診断」が実施されていたのも変な話だ。

生徒の創作活動が奨励され、自作の絵や彫刻、焼き物、詩などを出品すれば、特典の交換切符で他生徒の展示物が買えたり、出品数が互いの評価に繋がるこの施設はどうも異様で奇妙に映る。「保護官」と呼ばれる先生方が生徒を恐れ、何か隠し事を苦にする様子も腑に落ちない。

「教わっているようで、実は教わっていない」実態を憂えたか、ルーシー先生は生徒たちの「無益な空想」を戒め、「決定済み」の将来の使命と真剣に向き合うように訴える。「あなた方に老年はありません」「みっともない人生にしない」で、と。

思春期から青年期に入り、卒業して「コテージ」に移ったキャシーとルースとトミーの関係も大きく変化する。「複製された存在」を自覚し「親」に当たる「ポシブル」を探したり、「前進し、成長し、ヘールシャムを乗り越えようと懸命に努力していた」ルース。タイトルさえうろ覚えの癖に、紛失した音楽テープを「イギリスのロストコーナー」ノーフォークで見付け出そうとしてくれたトミー。

再会できた親友二人との永遠の別離の痛手と「提供者」の[生の証]たる記憶という「宝物」を抱えて、Never Let Me Go. 耳朶にあの歌声が響くキャシーは、短い人生でも勤めを果たすべく歩みを止めない。
臓器提供を果たしたのちに死ぬ宿命のクローン(複製)人間たちの葛藤の物語から、真摯に生きるとはどういうことかを学び得た気がする。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.690:
(5pt)

名作

映画を見てから原作を読んだ、どちらも秀作。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.689:
(5pt)

積まれた湧き水のような純文学

映画も良かった、本も良い 主人公のキャシーHは映画の方が綺麗で儚くて美しい 本の彼女は複雑で善人とまでも行かない 作者が推し描くキャシーは後者だろう 文体は簡潔で緻密、ストーリーは謎要素多くて面白い ハイレベルな純文学で完成度も相当に高い 訳文でこれだから原文はもっとだろう 訳は良かった、でも本の表紙はイマイチ、カセットテープかぁ?ってなる このレベルの作品なら装丁に凝ってほしい
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.688:
(1pt)

ガッカリ!

途中で、読むのを止め破棄。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517

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