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「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。
ご存知、南条家の双子姉妹。外見は瓜ふたつ、ライフ・スタイルと性格は正反対。
夫を裏切り、妻を捨てた不倫の愛の逃避行―広漠たる砂漠に死を求めて彷徨う女と男の愛の無常を描く長篇。
28歳、独身のOLの麻矢子は、ひそかに思いを寄せていた杉野が妻に蒸発されたということを知り、心ときめく。
新型麻薬の流通ルートを追い、女刑事レノアは捜査を開始した。
「エイミー、ショットガンを持ってこい」父の叫び声に驚き、幼いオリバーをその場に残して急いて駆けつけた彼女は、呆然と立ちつくした。
パソコン通信が生みだした幻のアイドル「姫」の正体をめぐって通信仲間は大騒ぎを繰り広げていた。
クィラランは、彼の広大な土地のなかにあるりんご貯蔵用納屋を改造して引っ越した。
日下くんは、いまごろ、アイドル・タレントの愛坂レイラと一緒に、ホテルに。
現在、世間で通用している年齢感覚や価値観は、人の寿命が六十歳までの時代のもの。今となっては過去の遺物だ。
殺された若い女性の部屋は、窓やドアが完全にロックされておりごていねいにもチェーンまで掛けられていた。
平成六年十一月、日美子は夫の二階堂警視と宝塚公演「雪之丞変化」を観劇、そこで三人組女子大生の一人に死相を見た。
文芸編集者笹谷美緒のもとに、覆面作家飛鳥彰から週刊誌連載の話が持ち込まれた。
ニューヨーク、ワシントンDCと場所を変え、生命の危険にさらされ続けたダービーが協力を求めたのは、新聞記者のグランサム。
深い霧のたちこめる漆黒の海―姿なき『幽霊船長(ゴーストキャプテン)』が舵を取るとき呪われた客船は血塗られた洋上の“密室”に変わる。
あらゆるものを螺旋として捉え、それを集め求める螺旋蒐集家は、新宿のとあるビルに、現実には存在しない螺旋階段を幻視した。
平凡な生活に疲れ学生時代を懐かしく思う清太郎は、往時の行きつけのスナックに足を向けた。
本書は、トリックよりもプロットに重点を置いたおもしろいストーリー展開で、今日のトラベル・ミステリーの趣のあるサスペンスに満ちている。
1956年のロサンゼルス。黒人探偵イージー・ローリンズもついに結婚、二人の可愛い子供がいる。
私立探偵のジョン・タナーは、大学の同窓会で二十五年ぶりに再会した親友のセス・ハートマンから一通の手紙を渡された。
小樽、旭中学の校庭に作られた大きな雪だるまの中から、中学生溝口の死体が出て来た。
警視庁捜査第一課の棟居弘一良は、高校の同窓会の帰りの電車で、一人の正義感強い青年に出会った。
老女がみつけたひそかな愉しみ、それは暗闇でも像を映す望遠鏡で覗く夜の生態。だが、あの夜以来、それは蔵われた。
地平線まで雪また雪。花園学園の女子高校生を乗せた列車は、北海道で行なうスキー学校のため白い平原を走っていた。
腕は立つがただひとつ、映画好きというのが気にかかる―そう言われていたマフィアの取り立て屋カラブレーゼは、ハリウッドへ乗りこむやメキメキ頭角をあらわす。
男を惑わせる魅力的な女、謎めいている、頭のよい、決然としている女、むろん、残忍、冷酷、意地悪でもあるけれど、それでも人は、胸をときめかせてしまう―そういう女が悪女である。
彼女には、一度その人柄に触れたら絶対忘れられなくなりそうな気品が備わっていた―青年は、偶然に知り合った女性に突然の恋心を抱いてしまった…。
機関士ほか2名が死亡した鉄道事故。現場の状況から、それが何者かによって計画的に行なわれたことは明らかだった。
テレビの生番組放映中に美人タレントを誘拐する―不気味な予言どおり、怪人18面相は東洋テレビのスタジオから、お天気キャスター・高杉千絵を拉致した。
岬の突端にある「愛の鐘」を鳴らすと、恋が叶うという、西伊豆の名所・恋人岬の駐車場で男の惨殺死体が発見された。
フレッド・フィッチは詐欺師に騙されてばかりいる不運な男。そんな彼に、顔も知らない叔父の遺産がころがり込んできた。
株式会社ユーキの宝石鑑定士・伊藤木綿子のところへ専属デザイナー・白木美奈子が相談を持ちかけてきた。
東京で、素人画家・小松美保子の「赤い雲」の絵を買った老人が殺害され、その絵が消失した。
鳥取・米子の奥座敷皆生温泉のホテルで女の絞殺体。大阪・伊丹空港ターミナルビルの職員通路で男の刺殺体。
盛夏の津軽海峡に新宿柏木署の刑事赤瀬の死体が浮かんだ。
美しい女子生徒の失踪、化学実験室の盗難事件と終業式を前にあいつぐ不祥事に校長は頭を悩ませていた。
どうしてこんな物語を思いつくのか見当もつかない。そんな小説はお好きか。
美貌のミステリ作家の山荘で、芸術家揃いの姉妹を次々と襲う戦慄の連続殺人。
頼の男民次の心の中にふと芽生えた一掬の情愛―雪散る江戸深川の夜の橋を舞台に、男女の心の葛藤を切々と描く表題作ほか、多彩な人間模様を哀感こめて刻む自選傑作時代小説八篇。
アスペンは六月。ポプラの緑が映え、ゴルディロックス・ケータリングは商売繁盛…、とは世の中そんなに甘くない。
実直な銀行員が登山に目論む殺意を捉えた〈遭難〉など平穏な日常にしのび込む恐怖を描く連作集。
白昼の銀行で堂々とおこなわれた手形詐欺。義憤にかられた青年が巨大な組織悪に挑むサスペンス推理。
新宿超高層ビル街の喫茶店で若いカップルが殺された。シュガーポットに入れられた毒物による無差別殺人の始まりだった。
信州の山深いダム湖に浮かんだバラバラ死体。事件は犯人と目される被害者の甥夫婦の「心中死」により早期結着を見た。
マンハッタンで堅実な投資顧問会社を経営するファーは麻薬密売で逮補された息子の将来と引換えにFBIとの取引を受け入れた。
過去にこだわりながらシャッターを押し続けるカメラマンの眼に、無彩色に映る人生のアラベスク。男に、安らぎの場所はあるのか。
一度しかない十六歳の夏、私とママは再び海辺の別荘にやってきた。そう、三年前にあの「事件」が起こった場所だ。
伊原有利はNデパートに勤めるOL。自分では人並みに可愛いと思っているのに、なぜか彼氏が出来たためしがない。
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