我輩はカモである
- 詐欺師 (129)
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本書『我輩はカモである』は、小説です。 昔、同じタイトルの映画もありました。マルクス兄弟の主演で。 しかし、本書の小説は、映画とは無関係でした。 この小説の英語原題は、GOD SAVE THE MARK(1967年) THE MARK って誰? 聖書に出てくる聖マルコのような人間でしょうか? それとも、この小説の主人公の「フレッド・フィッチ」かな? 小説の原題を直訳すれば、 <神よ、聖マルコを救いたまえ> 一方、同じタイトルの古い映画の英語タイトルは、Duck Soup(1933年) こんなにも違う英語が、同じ日本語『我輩はカモである』と翻訳されるなんて! いくら意訳をしたといっても、わけがわかりません。 本書の翻訳者「池 央耿」の書名翻訳の意図が理解できません。 「地獄の沙汰も金しだいよ」(316頁)というガーティの言葉。 ガーティは、死んだ叔父のマットの世話係でした。 詐欺。カモでなくてサギ。これが本書のテーマでしょうか? 聖書よりも金? 本書の主人公は「フレッド・フィッチ」(5頁)、「三十一歳」(20頁)です。 「哀れなフレッド・フィッチは家に引きこもって、爪を噛みながら、またしても頭を抱えることになるのだ」(18頁) 「私がだれよりもおかしく悲しいカモだと思っている」(13頁) 「どうやら私は西半球のありとあらゆるカモ紳士録に名前が載っているらしい」(18頁) 「私は決してカモ、すなわち詐欺の被害者の典型ではない」(18頁) 「私が数えきれぬほど何度もカモにされるのを見て知っていた」(19頁) 「カモがやったっていうの? 二十年も昔の?」(75頁) 「カモはカモだ」(76頁) 「私が相変わらずのとろいカモであるかどうか」(98頁) 「私が間抜けな生まれついてのカモだと知っていたら」(291頁) 「きみは生まれながらのカモだからな、フレッド」(308頁) こんなにたくさん何度も本書に登場する「カモ」、「カモ」、「カモ」。 原書ではいったい何という英単語になっていたのでしょう? THE MARK でしょうか? フィッチはフリーの「調査員」(126頁)。「調査係」(20頁) 探偵? 何を調査するのでしょう? 叔父マットを殺した犯人を探す? 本書では最後の最後まで詐欺は続き、いつ終わるのか、まったく不明です。 それなのに、本書は突然「めでたしめでたし」(318頁)で終わります。 読者は、なにがめでたいのか、結局分からずじまいでした。 | ||||
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ドナルド・E・ウェストレイクもののファンです。 「我輩はカモである」も期待を裏切らない出来でした。 主人公は、しがない中年調査員のフレッド・フィッチ。 彼のところにひょんなことから莫大な遺産が転がり込んで・・・。 というありがちな設定で、たださすがドナルド・E・ウェストレイク、この男にすばらしいキャラクターをつけました。 フレッド・フィッチは、10分歩く間に1つ詐欺にあるような人を信じることしかできない詐欺師にとってはまさに「カモ」な男だったのです。 おいおいと突っ込みたくなるような彼のヘマもご愛敬。 彼の頼りない様子がおかしみを誘います。 ユーモア小説を探している方に、とってもいいカモしれません。 | ||||
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ドナルド・E・ウェストレイクもののファンです。 「我輩はカモである」も期待を裏切らない出来でした。 主人公は、しがない中年調査員のフレッド・フィッチ。 彼のところにひょんなことから莫大な遺産が転がり込んで・・・。 というありがちな設定で、たださすがドナルド・E・ウェストレイク、この男にすばらしいキャラクターをつけました。 フレッド・フィッチは、10分歩く間に1つ詐欺にあるような人を信じることしかできない詐欺師にとってはまさに「カモ」な男だったのです。 おいおいと突っ込みたくなるような彼のヘマもご愛敬。 彼の頼りない様子がおかしみを誘います。 ユーモア小説を探している方に、とってもいいカモしれません。 | ||||
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このふざけたタイトルに大して期待も掛けていなかったのに、大爆笑させられながら、ハラハラさせられてしまった。 人にお勧めできるけど、この面白さを独り占めしていたい!! | ||||
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このふざけたタイトルに大して期待も掛けていなかったのに、大爆笑させられながら、ハラハラさせられてしまった。 人にお勧めできるけど、この面白さを独り占めしていたい!! | ||||
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