クッキング・ママの捜査網
- クッキング・ママシリーズ (14)
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 | 1995年03月17日 クッキング・ママの捜査網 (クッキング・ママ) (集英社文庫) アスペンは六月。ポプラの緑が映え、ゴルディロックス・ケータリングは商売繁盛…、とは世の中そんなに甘くない。前夫の脅迫を避け、息子アーチと大邸宅に住み込んだゴルディ。昔の恋人との再会に胸が踊るが、シェルツ刑事のことも気にかかる。新聞に料理の中傷記事が出たり、と気のもめる日々が続き、おまけに恋人の死を目撃したとあっては、もう黙ってられないクッキング・ママは再び捜査に乗り出した。 (「BOOK」データベースより) |
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| 前回の事件で知り合ったトム・シュルツ刑事と最近いい感じのゴルディ。前夫からの嫌がらせを受けた彼女は、息子アーチと大邸宅に住み込む。ところが、ゴルディの目の前に現れたのは、元恋人で精神科医のフィリップ。シュルツ刑事とフィリップの間を揺れるゴルディだったが、そんな彼女の目の前でフィリップが不審な運転をして死んでしまう。・・・ 31歳、バツイチ、息子ありのクッキング・ママことゴルディの名探偵ぶりが爽快！コーヒーのエスプレッソは毎日飲まないと気がすまない、チョコレートだって大好き、そんなチャーミングなゴルディに親近感が湧きます。前夫に凄まじい暴力を振るわれ、元恋人の死を目撃したゴルディが心の傷を背負いながらも、明るく生きていこうとする姿が健気。１人息子に注ぐゴルディの深い愛情と、思春期真っ盛りで時には母親の愛情を疎ましく思うアーチの気持ちがすれ違ってしまう場面もあって、ストーリーの奥にある人間ドラマにも注目したいところ。 ケータリング業を営んでいるゴルディのレシピもついていて、何とも嬉しいサービスになっています。作者のダイアン・デヴィッドソンさんも料理好きだけあって、誰でも気軽に挑戦できるレシピです。まさにストーリーとレシピがおいしく味わえて、満腹になれる１冊です。 | ||||
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