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この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。
常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。
慶国に、玉座に就きながらも、王たる己に逡巡し、忸怩たる思いに苦悩する陽子がいた。
濃い霧の夜、後輩に売春させていた女子高生がナイフで切り裂かれて殺されるという事件が起こった。
「小さかった頃にはまだ町ん中に原っぱがあって…」先輩の原口さんが、呑み屋で知り合った男と思い出話に意気投合しているのを、ぼくはぼんやりと聞いていた。
4ケ月前に夏の高原の無人駅で知り合った能戸耕平と立花来夢は、北アルプス山嶺に再建されたスコットランドの古城を訪れた。
ビヤ樽みたいな体を大儀そうに折り曲げ、宣誓書に署名捺印しているのは、なんと、赤かぶ検事のかみさんだった。
山口市の名刹・瑠璃光寺に遠足に来ていた資産家の小学4年になる息子、若杉博之が誘拐・殺害された。
君にもこの光は届いているか―。光の演奏―“光楽”―を通じて、子供たちにメッセージの発信をはじめた天才高校生・光瑠。
「求む、バカな人」―この珍妙な求人広告に魅かれて涼子はある日、一宮探偵事務所の門を叩いた。
大手家電量販店の経営者・二宮大蔵は、毒のついた剃刀と殺人を予告する脅迫状を受け取った。
〈十字架屋敷〉と呼ばれる、実業家の広壮な邸宅に、エジプトのミイラのように顔中に包帯を巻いた、異様な風体の男が出没した。
惨殺、そして凌辱―。何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を重ねていった男の名前は蒲生稔。
『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。
名アンソロジスト鮎川哲也が選んだ珠玉の13編。読者の思考を巧みにミスリードして構成した「密室」。
サンディエゴの幼児虐待調査官ボウ・ブラドリーは、インディアン居留地で保護された少年を担当することになる。
足利将軍家の姫君香具耶を奪った者には南蛮銃三百挺をとらせよう―。
女陰をのぞいておのれの一瞬先の運命を知る「忍法破倭兵状」。斬った首を他人の胴につないで生きかえらせる「忍法小塚ッ原」。
大坂城落城前夜、救出された千姫とその侍女たち。智将真田幸村はその中に秀頼の胤を身篭る五人の女忍者を潜ませていた。
医学生ショーン・マーフィーは、特殊な脳腫瘍の治療にめざましい成果をあげているマイアミのフォーブズ癌センターに研修に来た。
西麻布のマンションで女が殺されているとの通報が所轄の麻布署に入った。被害者は銀座のバー「やしろ」の経営者である。
人探し専門の私立探偵・桐沢香代の事務所に依頼に来た、死相ただよう佐藤志摩子が所持していた水晶の印鑑が妖しく光って…富士の裾野の自然歩道で、車に排ガスを引き入れた心中死体が発見され、事件は意外な方向へ。
一日じゅうヴィデオの貸出しなんてうんざり―レンタル・ヴィデオ店で働くルーンは、おとぎ話と冒険が大好きな二十歳。
美貌の天才外科医ローアン・メイフェアは、一族の莫大な財産を相続し、ついに建築家マイケル・カリーと結婚する。
“十二年前に九歳で失踪した金井和恵になりすまし、母親の智子が今は再婚している三浦家を訪ねよ”―これが役者の卵・戸張美里が、友人の代役で受けたオーディションでもらった最初の仕事だった。
芦屋の古びた洋館で新婚初夜に惨殺された花婿。半狂乱の花嫁は、庭のヴィーナス像が犯人だと証言するのだが…。
十七世紀のイタリアを舞台にふたりの麗人と死せる者たちを巻き込んで展開する古風な惨劇。
「人工の狂気をうちたてる殉教的な情熱」(竹本健治)―密室状態の部屋から突然女の悲鳴が聞こえたが、女の姿はかき消え、香川京平の絞殺死体が発見された。
最先端の心理療法、人気の新興宗教、「こころ」という果てしない謎を追う迫真の推理野心作。美貌の依頼人、危険な愛の禁忌。
殺人事件の容疑者として指名手配中の元刑事・魚住純は、自分の冤罪を晴らすため、これ以上の犠牲者を出さないために、連鎖する凶悪事件の真犯人を追っていた。
兵庫県警・二階堂警視は、妻の日美子と休暇で古巣の横浜に遊んだ。その折り、日美子は友人の礼に相談を受けた。
探検家リメジーことルパンは、パリの街角で緑の目の女性に心惹かれる。
「新宿鮫」―新宿署刑事・鮫島を犯罪者たちは恐れをこめてこう呼ぶ。覚せい剤、人間を蝕む戦慄の薬。
エラリー・クイーンの〈国名シリーズ〉のひそみに倣った会心の第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人、ダイイングメッセージ。
次々と興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。
男女両性にたとえるなら、「滝」は男性的な性格を備えている。その荒々しさ、一転して静謐にもどるその姿…。
高岡千佳子は生後間もなく旅客機墜落事故で両親を失ったが、自らは一命をとりとめ、高岡財閥の娘として祖母に育てられ大学生となった。
ショッピングに出かけたのに、いつのまにか墓地へ迷いこんだ、日下くんと麻衣子。
傭兵艦隊提督マイルズが回想する冒険の数々。機知と勇気だけを頼りに戦いを挑むマイルズの本領が発揮される。
発病して十年、ベッドの上で半身になって書き上げた―。心臓の鼓動が聞こえるハードボイルド少年の「夢」が覗ける大人の童話。
私は戻ってきた。希望のかけらもないマンハッタンのスラム街へ。
「胃と腸が、体の中で切断されている」―高松病院院長・高松良一が腹部に激痛を訴え急死。
十八世紀の昔、村人を殺して目をえぐり出し、魔術的儀式を行なったとして火あぶりになった女性エヴァンジェリン―新作の題材を探していた歴史作家のわたしは、彼女のたどった数奇な運命に興味を惹かれた。
二十二世紀。木星太陽化計画の調査主任本田英二は宇宙考古学者バーナード博士の突然の訪問を受けた。
エリツィンに代わりタカ派の大統領が就任したロシアは、ドニェストル地域の独立をめぐってモルドヴァとの対立が深まり、それに関連してウクライナとも緊張状態が続いていた。
湾岸戦争でいわくつきの極秘任務に携わったメイス中佐が、米軍初の女性戦闘機パイロットであるファーネス少佐のいる予備役部隊に赴任してきた。
失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。
将棋の世界では現金を賭けて対局する者を真剣師と呼んでいる。その真剣師の大会が東北と関西で開催された。
一九三六年に勃発したスペイン内戦に身を投じた日本人義勇兵がいた。その名はギジェルモ・サトウ。
夏休み、麻衣子は、ついに海外旅行初体験。
十津川警部の部下三田村刑事は、恋人の本橋久美との結婚に踏み切れずにいた。久美の父親は殺人罪で服役中だからだ。
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