西都にて、壬氏に求婚された猫猫。 今まであやふやだった関係が大きく変わろうとしていた。

鬼火が照らすこの世の阿鼻叫喚! 永遠不滅の恐怖を五人が織りなす実話集。 新たな五色の怪談絵巻が始動する。

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。

高3になっても演劇部に起きるのは、奇妙な事件ばかり。でもそれを解決するのがブタカンのシゴト。

他人の言葉に色が見え、本当の気持ちがわかってしまう―そんな特殊能力を持つ高2の晴は、両親との不仲、親友と恋人の裏切りなど様々な悲しみを抱え不登校に。

拉致された九条文女の行方は杳として知れず、焦る総兵衛は意を決し、江戸城への潜入を試みる。

私に青春、賭けてみる? 浦原甚助が1週間前に出会った転校生・江頭妙子は、ポーカー素人のはずだった。

若だんなの許嫁が、ついに決まる!?幼なじみの栄吉の恋に、長崎屋の危機…騒動を経て次第に将来を意識しはじめる若だんな。

売るものは「恋人との最後の時間」―女子高校生・夜見川麻耶は、死を求める客に、二人きりの最後のひとときと、望む形での死を与える日々を送っていた。

「何故、衣更月を執事にしたと思う?」真一郎から衣更月に投げられたひとつの問いかけ。

参加者全員に死相が浮かぶ、バスツアーの行方は!? シリーズ第6弾!! 黒術師を崇拝する者たちがいる。

大手メーカーの正社員の座を捨て、独立を決意した貝原。始めたのはカフェ兼酒場、スペイン風のバル。

繰り返す時を駆ける青春エンターテイメント 高校1年の少年、望月譲はある日、自分がいつの間にか入学式の日に《戻っている》ことに気がついた。

いい事続きの1日だった僕。ついダンスのステップを踏みながらバーへ入ると、彼はいつもの席に座っていた。

傍若無人な黒衣の妖怪博士・絶対城の活躍を描く伝奇譚、第9弾! 絶対城を頼り四十四番資料室を訪れた、「狐憑き」に悩む女子学生、葛木葉子。

明治三十年代初頭。古今東西の書物が集う書舗に導かれる、一人の若き女性。

刀が落ち目の時代、刀の周りが騒がしい。

私たちの中にアンドロイドがいると仮定しましょう。もっとも人間からかけ離れているのは、だれ?―二年前の初夏、中学校の屋上。

紅染まる遠野に恋の季節が訪れる! 座敷童子コンビが贈る平成あやかし譚。 季節は秋。

知り合いの茶会に招かれた山桜亭馬伝の妻亮子。

清水は水の訪問販売をしていた。アパ―トのチャイムを端から鳴らしていると、旧友・小山田と再会した。

けっして手を下さず、 だが、死に至らしめ、 捕まることも、ない。

『砂の器』『飢餓海峡』に匹敵する平成の社会派ミステリの一大傑作、登場! 仕事中に大骨折した日読テレビのディレクター広川英樹は、リハビリの苦しさと恋人を失った寂しさから一人暮らしの自宅に風俗嬢リョウを呼んだ。

「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は廃止すべきです」。

東京・赤羽。絞殺死体で発見されたひとり暮らしの初老男性。

マンハッタンで発生した立てこもり事件は、人質が救出され、解決したかに見えた。

真壁を引き止めるかのように、奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。

【第6回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作】仙台の夏の夕暮れ。

時はアイドル戦国時代。

「ミステリーズ! 新人賞」から、これまで幾編もの短編ミステリが、数多くの才能が見出されてきた。

昼とは全く別の姿をした、真夜中の東京“大都市T"。

“ボツコニアン”をより良い世界に創り変えるため、長く厳しい試練の旅を続けてきたピノとピピ。

そのせつなさに誰もが涙する―――。

あの第155回芥川賞候補作、待望の単行本化! 文学ムック「たべるのがおそい」創刊号に掲載された注目の表題作ほか、書き下ろし2編を収録

江戸白金で行き倒れとなった重兵衛は、頑健な体躯とくっきりとした目鼻立ちを持つ二十三歳の浪人だ。

何が“普通”になるのかは、誰にもわからないのだ。ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして―。

君の人生は、たいしたものじゃない。でも、捨てたものでもない。

「エッフェル塔をいただきに参上致します。―怪盗淑女」不穏な犯行予告を阻止するため、パリに招かれた忘却探偵の掟上今日子。

感覚は失われる。推理と引き替えに。

武器は頭脳。これが究極の諜報戦だ。

戦国最大の逆転劇を見届けよ。疾駆を続ける決戦!第5弾。

過剰防衛による殺人の裁判で「無罪」となり、警察庁警備局公安課特別捜査室〝サクラ〟 に復帰した田臥を、新たな任務が待ち受けていた。

時は七世紀末。先の大王から疎まれ、不遇の時を過ごした藤原不比等。

建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。

空き家だった洋館で火災が発生。鎮火後、殺人分析班の如月塔子は納戸の奥に隠し部屋があることを知る。

葛飾区で発生した女子高生誘拐事件。

熱狂的人気を集めるも正体は明かされないアイドルのライブでの殺人事件。

小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている?会おうって約束したこと」。

綾子の同級生で資産家の娘・貴子から舞踏会へ招待された三姉妹。

「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。

白砂が美しい、沼津の千本浜海岸に漂着した男性の死体。

意外な遺言に直面した息子が、亡き父の心を推理していく天祢涼「父の葬式」は、巧みな設定とエモーショナルな展開に膝を打つ。

「幕政のすべてを米から金へ」変える大改革に挑むお側御用取次・田沼意次。

派遣社員の佐久間尚樹は、ネットで違法な裏稼業を営んでいた。

東京駅丸の内側に林立する高層ビル街で、着物姿の老婆の他殺体が発見された。

週末だけ探偵事務所を始めた男二人は不思議に思いつつ、そのままになってしまうような「ささやかな謎」の真相を解き明かしていく。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。

両国川開き大花火の深夜、薬研堀で勘定組頭が斬殺された。刀を抜く間も与えぬ凄腕に、北町奉行所平同心の日暮龍平は戦慄した。

8歳で児童文学賞を受賞し天才少年と呼ばれた小松原淳は、なぜ富士の樹海に消えたのか?母親の依頼で淳の伝記を書くことになった作家志望の島崎は、膨大な資料を読み、関係者に取材して淳の人生に迫るが、やがて不気味な“異人”の影が彼の周辺に出没するようになり…。

こんなにいとも簡単に夫と息子を捨てられるとは。

売れない作家・柏原は交通事故で一週間分の記憶を失う。

4人の女たちに届いた『思い出の会』への招待状。 差出人は、5年前に殺したはずのあの女――。

結婚を直前に控え、太平洋戦争終結直後の沖縄へ軍医として派遣された若き医師エドワード(エド)・ウィルソン。

腐乱死体となって発見された16歳の少女・舞子は妊娠していた。

子連れの刺客、須藤平八郎を討ち果たし、約定によりその赤子、駿太郎を引き取ることになった赤目小籐次。

証券会社に勤める田島光夫は、英子と結婚した。

社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけを掃除する汚部屋主婦……。

奥多摩の渓流でカメラマンの村田の死体が発見された。西多摩署に捜査本部が置かれ、十津川警部が捜査に当たることになった。

特別感受性保持者―Especially Sensitivity Totally Bringerの頭文字から“エスタブ”と呼ばれる超人たちによって争われ、その勝者の“予言”が世界経済の流れを決定すると言われる“パンゲア・ゲーム”。

美しく妖しく、どこか懐かしくていとおしい―江戸川乱歩没後50年を記念する傑作選、辻村深月編の本書ではそんな乱歩の精髄を収める。

*この作品は電撃文庫『僕らはどこにも開かない』を再構築。大幅に加筆改稿し装丁を一新したものです。

西洋の城をイメージした都心の高級マンション。モデルルーム見学に訪れた客の一人が、浴室で何者かに撲殺された。

東京の地下がテロリストに支配された!?―地下鉄の新線開業を間近に控えたある日、保線作業員の的場哲也は、勤務中にトンネルの中で怪しげな人影を見つける。

美術修復師の斑目映は、幻の画家の絵の修復を依頼されるが、その下に塗り込められた美しい女の絵を発見する。

縁切り寺「慶光寺」御用宿「橘屋」の雇われ人、塙十四郎は、捨てられていた赤子を拾い、慣れぬ子育てに悪戦苦闘していた。

おかっぱ頭で黒縁眼鏡、一見地味な中学生・出屋敷市子。しかし眼鏡を外せば、緑色の瞳をした美少女。

京都・月読神社で女性の絞殺死体が発見される。翌朝、近隣の松尾大社では女性の兄の死体が鳥居に吊される。

「オニコウベデアッタ」―秋田県雄勝町での小町まつりの最中に老人がこう呟いて絶命した。

禅と凛は師弟関係。千夜高校奇術部の禅と凛のもとにアリスがやってくる。

北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎の同僚で本勤並になったばかりの赤田哉次郎が女郎と心中した。

かつて、大勢の客で賑わったホテル金倉。この豪華ホテルが閉館することになり、得意客がオーナーの金倉に招待された。

江戸の根津宮永町に、鯖縞模様の三毛猫が一番いばっている長屋があった。人呼んで「鯖猫長屋」。

ご近所さん、同級生、バイト仲間や同僚―。

限界集落と言われ、過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難だった止村は、東京からきた多岐川優の活躍で、なんとか窮地を脱した。

勤務先の社長令息と心中するはずだった姉が忽然と現場から姿を消した。相手の男が死んだことで「偽装殺人」の容疑までかかる。

殺人現場と天才漫画家が描いた最終回が酷似するという奇妙な事件で、 右京と亘がラストシーンに隠された真実に迫る「最終回の奇跡」、 豪華客船を舞台に極左グループの元幹部と 右京が5年ぶりに対峙する「英雄~罪深き者たち」など6篇を収録。

作家デビュー10年を記念して、いま話題の乱歩賞作家がこれまで発表してきた10の短編を一冊にまとめた、著者初の短編小説集。

ファッション業界で働く小峰紬(こみね・つむぎ)の前に、行方不明だった母親の文子が姿を現した。

それは地元出身のアイドル・キリモエが一日署長を務めるというイベント当日。

子供の部活なのに…頑張るのは、親!?ハッピーな妄想から、ブルドーザー陽子の猛進が始まった!息子の中学吹奏楽部の活動に巻き込まれたワーキングマザー。

江戸一番の人気者は、大泥棒“鼠”か、はたまた与力“鬼万”か。巷で話題、奉行所の名与力、“鬼の万治郎”。

トリックと幻想は紙一重。

だだっ広い屋敷を相続した二十歳の鈴本芳子。彼女は豪邸以外に病院の第九号棟でも暮らしている。

JR西日本の社長宛てに脅迫状が届いた。「大阪発の寝台特急トワイライトエクスプレスに爆弾を仕掛けた。

真冬に集う男女8人の運命は? あの東野圭吾が“恋愛"という永遠のミステリーに真っ向から挑む。

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。

住田航は温海警察署の刑事課の組織暴力団担当の刑事。

三世澤村田之助、江戸末期~明治初期に一世を風靡した歌舞伎の名女形。

1991年4月、雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。