摩天楼の怪人

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評判

摩天楼の怪人の評価:

3.96/5点 レビュー 23件。 B ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21〜40 2/3ページ
No.22
(4pt)

久しぶりの読み応えのある御手洗もの

龍臥亭シリーズやレオナの主人公もの、犬坊里美ものが会話シーンばかりで
あまり好きになれなかったのですが、
久しぶりに読み応えのある島田氏らしい分厚い(笑)御手洗ものでした。
摩天楼の成り立ち等バックグラウンドも興味深く、とても面白かったです。
それから石岡君と御手洗の掛け合いはもう書いてくれないのですかね
※ネタバレの指摘がありましたので一部削除いたしました。(2009年10月)
ご指摘ありがとうございました。またネタバレで作品に対する興味を失ってしまった方がいらっしゃいましたら、申し訳ございませんでした。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.21
(4pt)

久しぶりの読み応えのある御手洗もの

龍臥亭シリーズやレオナの主人公もの、犬坊里美ものが会話シーンばかりで
あまり好きになれなかったのですが、
久しぶりに読み応えのある島田氏らしい分厚い(笑)御手洗ものでした。
摩天楼の成り立ち等バックグラウンドも興味深く、とても面白かったです。
それから石岡君と御手洗の掛け合いはもう書いてくれないのですかね
※ネタバレの指摘がありましたので一部削除いたしました。(2009年10月)
ご指摘ありがとうございました。またネタバレで作品に対する興味を失ってしまった方がいらっしゃいましたら、申し訳ございませんでした。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013
No.20
(5pt)

精緻なるアウトプット

オリジナルは2005年10月31日リリース。ミタライ・シリーズ。ミタライはコロンビア大医学部の助教授。ミステリィの世界は助教授がお好きらしい。
本作は島田荘司のアメリカ研究が随所によく出ている。『ロシア幽霊軍艦事件』の時のアナスタシアの説明も見事だったが、本作の摩天楼の説明も実に精緻で凄い。永くLAに住み、アメリカというものを作家としての体内に充分にインプットし、見事に熟成させて今、続々とアウトプットしている感じだ。ハリウッドをアウトプットした『聖林輪舞』も素晴らしかったが、CG制作の友田星児氏の作品を入れた本作はより素晴らしい。島田荘司のイマジネーションにただ脱帽である。タイプ的には『ロシア幽霊軍艦事件』型。ただ、モニュメントのヒエログリフによる使い方など、なんとなく『ギリシャの犬』にも似ている。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.19
(5pt)

精緻なるアウトプット

オリジナルは2005年10月31日リリース。ミタライ・シリーズ。ミタライはコロンビア大医学部の助教授。ミステリィの世界は助教授がお好きらしい。
本作は島田荘司のアメリカ研究が随所によく出ている。『ロシア幽霊軍艦事件』の時のアナスタシアの説明も見事だったが、本作の摩天楼の説明も実に精緻で凄い。永くLAに住み、アメリカというものを作家としての体内に充分にインプットし、見事に熟成させて今、続々とアウトプットしている感じだ。ハリウッドをアウトプットした『聖林輪舞』も素晴らしかったが、CG制作の友田星児氏の作品を入れた本作はより素晴らしい。島田荘司のイマジネーションにただ脱帽である。タイプ的には『ロシア幽霊軍艦事件』型。ただ、モニュメントのヒエログリフによる使い方など、なんとなく『ギリシャの犬』にも似ている。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013
No.18
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

脳科学要素はなし。

御手洗潔が石岡くんに当たり前のことだと言わん語り口で解決を導きだす真相に驚愕!したい自分としては石岡くんと御手洗が揃わないのは若干物足りない感はある。しかし、最初に提示される壮大な謎は申し分なく、御手洗の調査範囲がマンハッタン全範囲に及ぶという珍しい走り回る(走ってはいないが)アクティブな御手洗が描かれているという点では貴重だ。一時期傾倒していた脳科学の蘊蓄はないが、摩天楼やマンハッタンの蘊蓄はたっぷりで歴史というよりは一番発展が目覚ましかった時代への憧れ、ロマンをふんだんに含んだ内容となっており、十分楽しめた。最後に島田荘司が描いた摩天楼をある視点からみたときに事件の解決以上に芸術的な美しさが目の前に示されたと感じたのは自分だけだろうか。挿し絵の大きさ、カラーという点で文庫読了後ハードカバーもチェックして欲しいところ。挿し絵で事件の大きな要素が分かってしまうのでペラペラと後ろの方を見てしまわないように注意が必要だ。トータル最近では少ない良作ではないだろうか。関係ないが、島田荘司の弟子たちは島田荘司は越えられないんだろうな…それぐらいパワーを感じる。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.17
(5pt)

脳科学要素はなし。

御手洗潔が石岡くんに当たり前のことだと言わん語り口で解決を導きだす真相に驚愕!したい自分としては石岡くんと御手洗が揃わないのは若干物足りない感はある。しかし、最初に提示される壮大な謎は申し分なく、御手洗の調査範囲がマンハッタン全範囲に及ぶという珍しい走り回る(走ってはいないが)アクティブな御手洗が描かれているという点では貴重だ。一時期傾倒していた脳科学の蘊蓄はないが、摩天楼やマンハッタンの蘊蓄はたっぷりで歴史というよりは一番発展が目覚ましかった時代への憧れ、ロマンをふんだんに含んだ内容となっており、十分楽しめた。最後に島田荘司が描いた摩天楼をある視点からみたときに事件の解決以上に芸術的な美しさが目の前に示されたと感じたのは自分だけだろうか。挿し絵の大きさ、カラーという点で文庫読了後ハードカバーもチェックして欲しいところ。挿し絵で事件の大きな要素が分かってしまうのでペラペラと後ろの方を見てしまわないように注意が必要だ。トータル最近では少ない良作ではないだろうか。関係ないが、島田荘司の弟子たちは島田荘司は越えられないんだろうな…それぐらいパワーを感じる。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013
No.16
(2pt)

厳しい採点。

島田荘司特有の奇想に満ちた世界が繰り広げられるが、本格推理としては全く読者には推理不可能。では「ロシア幽霊軍艦事件」ほどの驚愕度やロマン性があるというかと疑問は残る。
「魔人の遊戯」あたりから感じていたことだが、冒頭の壮大な謎の割には結末が小粒なものが多くがっかりさせられるものが最近多い。こうしたことでは、氏の提唱する本格ミステリーから読者が離れていってしまうのではないか。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.15
(2pt)

厳しい採点。

島田荘司特有の奇想に満ちた世界が繰り広げられるが、本格推理としては全く読者には推理不可能。では「ロシア幽霊軍艦事件」ほどの驚愕度やロマン性があるというかと疑問は残る。
「魔人の遊戯」あたりから感じていたことだが、冒頭の壮大な謎の割には結末が小粒なものが多くがっかりさせられるものが最近多い。こうしたことでは、氏の提唱する本格ミステリーから読者が離れていってしまうのではないか。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013
No.14
(3pt)

ナゾな部分

ニューヨークの歴史を大変興味深く読んだ。
著者はよく唐突に場面が切り替わる書き方をするが、本書の「地下王国」部分は、最後まで触れられず、本筋からも浮いている。あの部分は一体何だったのだろう?何度読んでもあの部分だけはナゾだ。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.13
(5pt)

奇想の復活

近年の島田荘司作品のうちでは群を抜く作品です。

奇想こそが、この作者の最大の魅力だと思っている私にとって、

この小説は心行くまで堪能できるものでした。

昔ファンで今は離れてしまった人(私もその一人ですが)は、絶対に読むべき一冊です。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013
No.12
(5pt)

奇想の復活

近年の島田荘司作品のうちでは群を抜く作品です。

奇想こそが、この作者の最大の魅力だと思っている私にとって、

この小説は心行くまで堪能できるものでした。

昔ファンで今は離れてしまった人(私もその一人ですが)は、絶対に読むべき一冊です。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.11
(4pt)

御手洗シリーズの新作

ニューヨーク摩天楼の一室で、死の床にあった往年の大女優が、半世紀近く前の殺人を告白、そして女優たちの自殺、謎の爆発、建築家の死、時計塔の凄惨な殺人等々の謎解きを御手洗に託して亡くなった。
読み進むうちに収集がつかないんじゃないかと思わせる、話の広がりと深さ。
いつもながら見事な結末です。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.10
(4pt)

壮大なミステリ

御手洗潔シリーズ最新作です。ニューヨーク摩天楼の一室で、死の床にあった往年の大女優が、半世紀近く前の殺人を告白。同じ摩天楼に住む女優たちの自殺、ビルの窓ガラス全てを破壊する謎の爆発、建築家の死、時計塔の凄惨な殺人。全ての事件に絡むファントムの存在。舞台はニューヨーク。日本に来る前の御手洗潔が、この謎に挑みます。久々の御手洗ものの長編です。堂々600ページ。さすがです。トリックといい、人物描写といい、情景描写といい、素晴らしいです。文章も良い。ぐいぐい引き込まれます。冒頭に掲げられる事件は、いつものように実現不可能なもので、不思議にあふれています。この大風呂敷をどう収束するのか。見所です。しかし、さすが大御所島田荘司。単なる物理トリックに終わらず、心理トリックも加味しながら、壮大なトリックを構築しています。久しぶりに読み応えのあるミステリでした。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.9
(3pt)

オペラ座の怪人のオマージュ

ご存じ御手洗潔シリーズ。最近は、発表される作品の時系列がバラバラなので、いつの話かというと1969年だから、ちょうど、御手洗が京大を辞めた後、ということになる。一応、コロンビア大助教授という設定だ。だから、石岡君は登場しない。ストーリー上の年代と発表年代がバラバラなので、やや混乱。

 マンハッタンの摩天楼に暮らす老女優の死に際の殺人告白。「ファントム」の力を借りたその殺人は、実現不可能なものだった。この他に、猟奇事件(時計台の針が少しずつ動くギロチン)。密室殺人?、幽霊、地下都市など出てくる出てくる。作品タイトルとストーリーから誰が読んでも「オペラ座の怪人」を思い出さずにはいられない。

 トリックについては、大胆不敵物理トリックだろうと、早い段階から考えられるし、ファントムの正体も、御手洗シリーズを読んでいる人なら、だいたい想像がつくだろう。

 ただ、全貌が明らかになった時のイメージ=世界観は酔える。翻訳ものの海外ミステリを読んでいるようなカンジがした。文体のせいなのかな。

<警告>

本書には、要所要所に摩天楼を描いたイラストが挿入されている。喜んでこれをパラパラ見てはいけない。本文を読まずともトリックが判ってしまうから。注意。

 ネタバレっぽくなるが、ミスリーディングを目的としたエピソードがあり、これに最後まで惑わされてしまった。くやしい。

ところで、レオナが解決?した「ハリウッド・サーティフィケイト」事件の続き(更なる恐ろしい事件が起こる筈だが、、)はどうなっているの?
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013
No.8
(3pt)

オペラ座の怪人のオマージュ

ご存じ御手洗潔シリーズ。最近は、発表される作品の時系列がバラバラなので、いつの話かというと1969年だから、ちょうど、御手洗が京大を辞めた後、ということになる。一応、コロンビア大助教授という設定だ。だから、石岡君は登場しない。ストーリー上の年代と発表年代がバラバラなので、やや混乱。

 マンハッタンの摩天楼に暮らす老女優の死に際の殺人告白。「ファントム」の力を借りたその殺人は、実現不可能なものだった。この他に、猟奇事件(時計台の針が少しずつ動くギロチン)。密室殺人?、幽霊、地下都市など出てくる出てくる。作品タイトルとストーリーから誰が読んでも「オペラ座の怪人」を思い出さずにはいられない。

 トリックについては、大胆不敵物理トリックだろうと、早い段階から考えられるし、ファントムの正体も、御手洗シリーズを読んでいる人なら、だいたい想像がつくだろう。

 ただ、全貌が明らかになった時のイメージ=世界観は酔える。翻訳ものの海外ミステリを読んでいるようなカンジがした。文体のせいなのかな。

<警告>

本書には、要所要所に摩天楼を描いたイラストが挿入されている。喜んでこれをパラパラ見てはいけない。本文を読まずともトリックが判ってしまうから。注意。

 ネタバレっぽくなるが、ミスリーディングを目的としたエピソードがあり、これに最後まで惑わされてしまった。くやしい。

ところで、レオナが解決?した「ハリウッド・サーティフィケイト」事件の続き(更なる恐ろしい事件が起こる筈だが、、)はどうなっているの?
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.7
(4pt)

若い。

少年探偵団シリーズのようなタイトルがイカす、御手洗シリーズ待望の新作。
久々に、御手洗潔が長編の中でガッツリ動いてくれます。感涙。
魔都ニューヨークのマンハッタン。バベルの塔のように天に向かって伸び続けた摩天楼。
そこに50年にわたって鎮座し続ける幻想的な謎に、御手洗が挑みます。
アメリカを舞台にすると、台詞がジョークやユーモアに彩られ。
はい。
90年代の御手洗シリーズを思わせる、物語作家・島田荘司の筆運び!
底無しのロマンティシズム、詩情、クライマックスのカタルシス。
で、今回は一発大技、もありますが、数々の技巧も読み所。
まさに「壮大な与太話」(誉めているのです)が炸裂する、島田荘司・本格ミステリ!
気持ち良かったです。お薦め。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.6
(5pt)

会心

今年は御手洗ものは出ないのかなあ、と淋しく思っていましたら、ちゃんと出してくれました。やった!やはり、島田氏の主力は御手洗シリーズに注がれているという気がします。いつもながらの大胆な謎、奇怪でロマンティックな雰囲気に加え、文化や歴史的な背景もきちんと押さえてあり、引き込まれます。そして、ラストではすべての謎が実に気持ちよく解決されます。見事にフェアで、楽しい、島田ミステリの会心作だと思います。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.5
(5pt)

精緻なるアウトプット

ミタライ・シリーズ。ミタライはコロンビア大医学部の助教授。ミステリィの世界は助教授が好きらしい。
本作は島田荘司のアメリカ研究が随所によく出ている。『ロシア幽霊軍艦事件』の時のアナスタシアの説明も見事だったが、本作の摩天楼の説明も実に精緻で凄い。永くLAに住み、アメリカというものを作家としての体内に充分にインプットし、見事に熟成させて今、続々とアウトプットしている感じだ。ハリウッドをアウトプットした『聖林輪舞』も素晴らしかったが、CG制作の友田星児氏の作品を入れた本作はより素晴らしい。島田荘司のイマジネーションにただ脱帽である。タイプ的には『ロシア幽霊軍艦事件』型。ただ、モニュメントのヒエログリフによる使い方など、なんとなく『ギリシャの犬』にも似ている。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.4
(5pt)

ゴシックロマンの魅力に酔う

摩天楼がそそり立つNYが舞台。しかし、島田荘司の手にかかると上品なゴシックロマンにあふれる世界に変わる。
冒頭から不可能犯罪の連続にはらはらするのだが、スケールの大きな謎が、ラストで見事にコンパクトに畳み込まれてしまう技は秀逸。
古典的な純愛ロマンスは感動的。凄みすら感じる。
上質のスコッチウィスキーをストレートで飲んだような快楽を久々に味わった。
摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)より
4488012078
No.3
(5pt)

若き名探偵・御手洗潔の活躍

島田荘司の御手洗シリーズ最新作。
舞台は1969年のニューヨーク。オーソン・タルマッジによって1910年に作られた摩天楼セントラルパーク・タワーに安藤忠雄のガラスの直方体が突き刺さった年、アメリカを代表する大女優ジョディ・サリナスは御手洗潔に告げる。
「私は、あのフレデリック・ジークフリードを殺しました」
若干20歳にしてコロンビア大学の助教授となっていた御手洗はセントラルパーク・タワーにて1916年から21年までに起こったいくつもの怪事件を読み解いていく。
サリナスの言う「ファントム」とは何者なのか? 死んだ建築家の持っていたヒエログリフのメモの意味は? 密室での女優たちの死はどのようにして起こったのか? 嵐の夜の停電の中、サリナスはどうやって34階から1階まで移動したのか?
ニューヨーク、マンハッタン島の歴史を紐解きながら事件は暗闇の中からその姿を現す。
すべての謎を解いたとき御手洗は何を見るのか?
若いころの御手洗潔の胸のすくような活躍に島田荘司のパワーを見せつけられました。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 摩天楼の怪人 (創元推理文庫)より
4488488013