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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全561件 81~100 5/29ページ
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自分は60台の大学教員です。普段は司馬遼太郎さんとか、宮城谷昌光先生の古代中国モノなどを好んで読んでいるのですが、これは古い友人にすすめられて、ごく最近、読みました。 なんというか、ノスタルジックで、けどよくわかるというか、読んでいるとギクっとすることばかりで。。。 なんとも瑞々しいきもちになれました! 日々、学生たちと接するのが、とっても新鮮で、楽しくなりました。 まさに「永遠の青春小説」なんですね。。。 感謝を込めて、星5つつけてしまいます。 | ||||
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限られた登場人物が、短時間の舞台で展開する芝居向けの作品で、いかにも恩田陸らしい。特に大きな事件も起きず地味な印象だが、高校生達の揺れ動く心理が鮮やかに描写されて、読み応えがある。偏差値の高い進学校が舞台だけど、興味の中心は恋愛のようでリアリティを感じた。ギクシャクした人間関係も頭の良い生徒ならではと言う感じがあり、少し気になるが、青春してる感は良く出ていたと思う。スタンフォード(!)に進学した女子生徒とその弟のエピソードが浮いてるように思ったが、良質な青春心理劇。 | ||||
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学校行事中の学生たちの会話を楽しむ作品と聞き期待して読んだ。だが肝心の会話の内容がまるで中年の井戸端会議のような代物だった。情緒が幼いところもいかにも中年らしい。実は彼らは高校生ではなく……というどんでん返し系のオチを期待していたがどうやら違ったみたいで残念。Amazon評価の高さにここまで疑問を覚えた作品も初めて。 | ||||
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日々、似たような事の繰り返し。 今日する事は昨日の続き。 そんな惰性のような日常を変えるには、 きっかけが必要だ。 部活の大会だとか、修学旅行だとか、卒業式だとか。 こうしたイベントは、非日常的な出来事ゆえ、 日常を変えるきっかけになる。 主人公は高校3年生。 受験や、恋愛や、友達や、親子関係なんかにモヤモヤしながら、 そんなモヤモヤ吹き飛ばしてしまいたいと思いながらも、 変わりばえのない毎日を過ごす。 その主人公が挑む学校行事が、 歩行祭。 夜通し 80 km 以上の距離を踏破する、 学校一番の大きなイベント。 この大きなチャンスに、もう10年以上かかえてきた大きなモヤモヤを解消したいと、 決意を胸に秘めて歩行祭に臨む主人公。 そして、その友人達の一夜を描いた本作。 やや単調な序盤から始まり、 小さな事件を重ねながら徐々に盛り上がり、 最後は一気に駆け抜ける。 ラヴェルの『ボレロ』のような構成の本作。 序盤も中盤も全てが、 あの結末を書くための布石。 | ||||
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ただ歩くだけなのになぜこんなに胸を打たれ感動させられるのだろう 切なくてあたたかく不安と小さな希望を描いた名作 | ||||
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普段日常で感じていることを、言語化していて読むと共感できる箇所がとても多い。 歩行祭は現実世界では考えられないようなイベントだが、リアルに描かれていると思う。 私は大人になってからこの本を読んだが、この本を高校生の時に読んでいれば今と感じ方は違ったかもしれない。 | ||||
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作者の「W受賞記念」ということで読んでみました。まず、歩行祭という舞台設定をした段階で、参りました、という感じです。日常の中に非日常を舞台設定で作り出したとでも申しましょうか。そのおかげで、本来日常の中で描くと重くなりそうなテーマを、さわやかに描くことができていると思います。また、主人公の男女高校生のうち、男性主人公の方の心理描写が特に秀逸だと思いました。女性主人公の男性主人公に対する思いの始点と、男性主人公の女性主人公への思いの始点とは大きな隔たりがあり、ラストにほぼ同じレベルまでに変遷する様子をうまくまとめていると思います。また、他の登場人物たちも個性的に、生き生きと描き分けられていると思いまする。惜しむらくは、風景描写は(動物の死骸を発見するシーン、海岸に出るシーンなど)、その描写が主人公達の心理描写にうまくつながっていると感じられず残念でした。また、直接評価とは関係ありませんが、この作品に限らず、高校生が主人公の小説を読むといつも、自分が高校生の時、こんなに精神的に成熟してたかなぁと思います。大人が書いている小説の中の主人公なので必然的に成熟した高校生になるということなのでしょうかね? | ||||
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多くの文学賞を受賞し、世評も高く、映画化された作品を初出から15年以上経って初めて読了しました。 たった2日間の出来事です。金曜日の8時から土曜日の朝にかけてひたすら歩くだけで、風景描写もさほどなく、描かれているのは思春期真っただ中の高校生たちの心情です。群像劇ですが、2人の主要登場人物の過去の秘密が縦糸に貫かれ、周辺の登場人物がその個性を生かしながら上手く絡んできます。 実際にこのようなエピソードがあるかのように描写する恩田陸の筆力の確かさが最後まで飽きさせずに読ませる原動力になっていました。 北高鍛錬歩行祭のモデル校は、作者の母校・茨城県立水戸第一高校ようで、歩く会をモティーフにしているようですが、その凝縮された時間の中でしか語り合えないという状況設定と登場人物の心情の変化がドラマ性を帯びるのは見事だと思いました。周辺の人物まで気を配り、人物設定がしっかりとしてあるので、読者は安心して、作者の語りについていけるのです。 自然描写は少なく、水平線、星空、日没や日の出といった時間をイメージする描写以外は、さらっとしか書かれていません。 それぞれの人物の内面の絡みが少しずつ解きほぐされ、ある方向に収れんしていく様は、心地よさを覚えるほどでした。 青春は振り返るものなのかもしれません。友情なんて言葉も小説や映画の中での話だと思えるかもしれません。 当事者たちにはそんな余裕もなく、ただひたすら目の前の壁にぶつかるしかないわけで、そんな甘酸っぱい思春期の気持ちを、非日常的な状況設定の場で深く潜り込み、心の奥底まで表面に浮かび上がらせて描写していくという筆力は、誰にでもできるものでは無いと心底感じました。 ラスト付近の主要登場人物の言葉が印象残っています。 「何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ。」 恩田陸、恐るべし。 | ||||
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なんだかんだ言っても難関校を目指してるそれなりに偏差値の高い子たちの話で、私もこの子達くらい勉強頑張っとけばよかったなーと読むたびに思います。友人に恵まれ勉学に励むこの子達は進学校におけるリア充だなと思います。 この本の書評でリリカルという言葉をみかけましたがほんとそう思います。キラキラまぶしいです。 | ||||
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80キロを踏破する学校行事を通じて、それまで口も聞いたことのなかった異母兄妹の二人が、お互いにわかり合うまでの話。 本屋大賞は伊達じゃ無かった。大変素晴らしい。 あらすじからもっと単純な話かと思っていたが、登場人物が結構いる。そして、何人かの話が並行して絡み合い、最後にきちんとまとめ上がる素晴らしいシナリオ。 話は淡々としているが、飽きずに読める。そして爽やか。青春って良いよねと言わざるを得ない。 大変大変オススメです。 | ||||
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おもしろかった! だが実写は最悪だった ぜったい映画は見ないで本読んで | ||||
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青春小説と知らずに読んだので、いつ殺人が起きるのか、近親相姦の話なのかと、邪推して読んでしまったが、始めから青春小説と知っていれば、もっと純粋な気持ちで読めたのにと思う。大きな事件がないため、少々物足りなく感じる点もあるが、全体的に爽やかで、後味よく楽しめた。こんなイベントがあれば、学生時代に参加したかった。 | ||||
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高校最後のイベント”歩行祭” その歩行祭で、貴子は小さな賭けをする。 恩田陸さんの本の中で一番読み返している本です。 学生達が並んで歩いている様子やその風景、 読んでいるとき頭の中に映像として浮かんできて、自分が歩行祭に参加しているみたいな感覚になります。 昼間の暑い日差しを浴びて歩いているときの何とも言えない辛さ。 でもこれが最後の歩行祭だと思うと、なぜだが寂しくなる気持ち。 そして、貴子の賭けの行方―― 最後まで読んだとき、 歩行祭が終わってしまった寂しさと、一歩前に進めたようなすっきりとした気持ちにさせてくれます。 | ||||
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FUBが読んでたので、自分も読んでみました。 まずタイトルからして、絶対にS◯Xシーンばかりの官能小説だろ。と、勝手に思っていたんですが、内容はそんな嫌らしい物ではありませんでした。むしろ感動物の可能性が微レ存...? | ||||
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Q&A、月の裏側、中庭の出来事を読んで恩田作品にハマった自分にとってはものすごくがっかり。 内容は青春物で、少女漫画のごとく、主人公を含めその周辺には天才秀才美男美女しかいません。 中年が読むにはあまりにもご都合主義でキッツいですが、思春期ならではの心理描写が多々でてくるので、十代二十代なら共感や自己投影ができ、楽しめるかも知れません。 読むタイミング次第で星一つにも五つにもなる作品なのか?荒んだ大人には楽しめませんでした。 | ||||
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その評判は知っていながら、ようやく重い腰を上げて読むことができた。高校時代に似た行事があり、その時の記憶が蘇って一気に読了。様々な出来事が巧みにつながる物語も素晴らしく、期待をはるかに上回る読後感でした。 | ||||
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恩田陸さんの作品は初めて読みました。メインキャラクターというよりは、その周りの人物に引き込まれていきました。 長いこと忘れていた「大人になる」ということを改めて考えさせられる内容でした。 | ||||
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永遠不変の青春小説と銘打つように、高校時代の様々な感動を彷彿させる。恩田陸は、あらゆる小説の読み手でもあり、その読みが創作に活かされているようであり、飽きない工夫で最後まで引っ張ってくれ、何時も途中でやめられない。 | ||||
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面白くて一気に読んでしまいました。たった一日の出来事なのに、こんな物語にできるなんて…凄いです! | ||||
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歩行祭で日常の通学や勉強など決められた生活から離れひたすらゴールまで歩いていく。ただあるくという何も考えなくて良い状況の中で、主人公たちの抱える問題を周りの友人と関わりながら解決していく流れが良かった。良いと思ったのは貴子の友人の杏奈が遠くから彼女の問題を解決させる手助けをしたところです。最終的には当事者二人が認めることが重要ですが、貴子のことを配慮して協力してくれる人はいいなと思った。歩行祭のようなのんびりした雰囲気を友人と一緒にするならどんな話をするだろう。ただのせ世間話で終わってしまいそうな気はするけど、普段恥ずかしくて話せないことを話してみたい。 | ||||
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