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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全520件 161~180 9/26ページ
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ソ連の狙撃兵少女の物語 物語としてとても面白く、登場人物達の魅力も溢れ、一気に読み進めてしまいました。 そして今、この話を読めてよかったです。 ロシアがウクライナに侵攻した今の時代、歴史は立場や舞台を入れ替え、再び繰り返しています。 ちょっと題名が… と思うのは私だけでしょうか | ||||
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村を焼かれた少女の悲しみ。 その少女を狙撃手に育てた上官。 葛藤を乗り越えて、私は敵兵を殺す機械のよう。殺戮はゲームになってしまった。私は何のために戦っていたのか。 市民に対する味方の暴行も敵兵による暴行も許せない。本当の正義とは何か。 結末に救いがありました。 | ||||
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すごく面白いです。田舎で暮らしていたただの猟師の娘が、いかにして有能な狙撃手に成長していったかの展開が無理なく進み、またそれぞれの登場人物にもストーリーがあるのも面白く、また、ここでこうなるかという意外性もあり、つい夜更かしして読みました。何より、戦争という非現実世界で生きる人間の特異性がよく描かれ、納得するところが多かったです。 もっと出してるのかと思ったら、これがデビュー作なんてすご過ぎです。 | ||||
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日本人作家が外国を舞台に外国人の物語を書くのは珍しい。しかも、ソ連兵の物語である上に、女性スナイパーの話とは。 オープニングから、戦争の悲惨さと緊迫感のある戦闘シーン、戦争で人生を狂わされた人々のドラマが過不足なく描きこまれていてラストまで一気に読める。 スターリングラードという第二次大戦最大の激戦地を舞台に酸鼻極まる戦闘を描きながらも、意外とさっぱり描写してあるので読後感は悪くない。 ただその分、予定調和的なストーリーだし、全体的な文章が良くも悪くも軽く感じられた。 とはいえ、デビュー作で女性を主人公にした史実系のアクション作品に取り組んだ作者の姿勢は見事で、当時の資料や記録を詳細に調べており、史実的にもよく描けている。これは次回作が楽しみ。 作中に出てくる実在のパヴリチェンコを主人公にした映画「ロシアンスナイパー」やスターリングラードを背景に(男性同士だが)スナイパーの闘いを描いた「スターリングラード」、同タイトルでややかこしいが、その戦争自体の悲惨さを描いた「スターリングラード」など見るとこの作品の背景がよくわかるのでおススメ。 (いずれもなかなかの傑作ですよ) | ||||
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スコープを覗くセラフィマの描写に撃て!やれ!と高揚している自分に出会った時、ターニャにビンタされたセラフィマと近しいものを感じ、一種の恐怖を感じました。 決してライトな内容ではありませんが、サクサク読み進められて引き込まれます。時代背景が頭に入っているとより深く入り込めるかと思います。 無を作ること、そして自我を取り戻すこと、どちらも少女が戦争によって求められたもので、酷で、苦しさが伝わってきます。 | ||||
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「一気に読んだ」「展開が面白い」というほどではなかった。読むのに苦労した。描写が細かいのはいいが、回りくどくてごちゃごちゃしている。第二次世界大戦のロシア戦線の全部を盛り込もうとして迷走している感じ。それに細かい割には少女たちの心理描写に丁寧さが欠ける。戦争ものを初めて読む人ならいいのかもしれないが、「プラトーン」の世代だと珍しさもあまりない。 | ||||
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説明書のような1冊 とにかくズラズラと説明が続く この本が本屋大賞審査員満点て 審査員の質を疑います 戦争物でこの緊張感のなさ、臨調感のなさ、逆に凄いです とにかく過剰評価が凄まじい1冊です | ||||
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だんだんと過激化していき、だんだんと展開が速くなり、だんだんと緊張感がましていき、だんだんと面白くなりました。良作です。 | ||||
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題名の「同志少女」から、もっと女性ならではの苦悩や葛藤、喜びが前面に出て来るかと思っていましたが、物足りなかったです。 女性への暴行に対する、敵役のイェーガーの言い訳と、幼なじみのミハイル君のへ理屈がまんま同じ。男の逃げの発想って、敵味方問わず一緒なんだね。尊敬するミハイル君にちょっとした恩恵として敵の女を献上して、結果残念! となって涙を浮かべるドミートリーの無念さに「原因作ったのはお前やんけ!」と蹴り入れたくなる。 女性に比べて、男性キャラはすごくリアルだった。 | ||||
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「戦争の悲惨さ」というと無慈悲に人の命が奪われて主人公が泣き叫んで、みたいなパターンがお決まりですが、本作ではその命を奪う側の心理をも説得的に描きあげているところが圧巻です。ある日突然故郷の村と家族を失い、ただの少女が復讐を果たすために武器をとる。「戦友を守るため」と、目の前のドイツ兵を撃ち殺すことを正当化するようになる。気づいたら、射殺した人数を自慢するようになっている。そうして「戦士」となっていく自分自身に嫌悪感を抱きつつも、生き抜くために考えることをあえてやめる他に道がないセラフィマの姿に、戦争が奪っていくものとは何か考えずにはいられませんでした。読者も感情移入する中で、味方は「殺された」のに敵は「倒した」と語ることや「ドイツ人兵士」をあえて「フリッツ」と言い換えることをなんだか当たり前のようにスッと受け入れそうになり、小隊の仲間たちが撃った相手をモノのように扱っている自分に気づいて背筋が寒くなる。少女らしい純粋な心情にさりげなく不正義を挟みこむ描写に騙されそうになりながら、果てしなく続く復讐の連鎖によって不正義が無秩序に拡大し一般の市民を巻き込んでゆく戦争の力に空しさを覚えます。 それから、スターリングラードで赤軍のマクシムが死ぬシーンは涙なしには読めませんでした。家族を全員失った後に我が家だけでも守り抜こうと自宅アパートをゲリラの拠点にして必死に戦ってきたマクシムが、市街から撤退するよう突然命令されたショックはいかほどのものだったか。軍事作戦のためには仕方がない、と言ってしまえばそれまでですが、戦い生き抜く意味を失ったマクシムが味方による爆撃の標的にされる自宅に残って一生を終える姿は「国を守る」っていったい何を守ってるんだろう、と考えさせられます。 | ||||
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ラストに驚いて「そこへ繋がるかー」と拍手喝采。 | ||||
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テレ東豊島さんのおすすめで拝読。 一気に読んでしまった。 ある程度、軍事、戦争の知識や理解がある人向け。 女性に是非読んで欲しい。男性には、これがリアルを伴って女性には捉えられることを知っていただけると嬉しい。事柄の大小はあれど、女性は常にこういった状況に晒されて生き続けている。 | ||||
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一気に読んでしまった。 何のために、誰のために戦うのか。 他人事には思えないのが怖い。 | ||||
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偉い人達にちやほやされて、ゴリ押しされて、なんか賞まで受賞しちゃった作品。 でも蓋を開けてみたら、日本の文学?いや、ライトノベル?いや、もうなんでもいいけど、 こんなんが売れているという日本の出版業界に絶望的な気分になります、的な作品でした。 これが本屋大賞受賞って、勘弁してくださいよ、ほんと。 | ||||
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文字を通して描かれるディテールが鮮やかで、まるでアニメを見ているような感覚にすら囚われた。 素晴らしい作品です。 『戦争は女の顔をしていない』も読んでみたいと思います。 | ||||
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長編の読書にありがちな倦怠感など微塵もなく、次のストーリーの展開はどうなるのか、ハラハラドキドキの連続である。 とにかく、一読あれ。 | ||||
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ハッピーエンドではないが、単純に読み物として楽しいと思った。 史実を参考にしてはいるがフィクションという認識で読めばそれほど低評価にはならないと思うのだが… 戦争好きの話でもフェミニストの話でもミステリーでもない。 戦時下とはいえ人をあやめること、様々に変化する自己心理、女性ゆえの不当な扱い… 簡単に現在の基準で判断することはできないが、色々考えさせられる小説と思う。 そして、現実世界を振り返り、戦争のない世界が実現したらと願う。 人類が滅亡しない限り、戦争はなくならないのだが… | ||||
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すごい小説でした! その場に吸い込まれるような怒涛の描写、深い考察。 これがデビュー作品⁉︎ | ||||
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過去からの民族闘争、現在でも戦争勃発をしているのは国同士の陣地取り合戦の為に民が犠牲になることは非常に憤りを感じます。特に幼い子供達が自由に人生の選択ができない世の中は決して容認してはいけないと感じました。歴史が繰り返されていると感じた物語でした。 | ||||
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侵略する人間も侵略される人間も、ひたすら憎しみ会って人を殺すことが目的となる。犠牲になるのは弱い一般の国民だ。そして時代が変わって侵略された側が侵略する側に回った今回のウクライナ侵略戦争。たった一人の為政者の妄想と私欲のために多くに人々が殺され、国土が破壊され尽くす。虐殺とレイプ。これも、80年前と変わらない。その地獄の中で、必死に人間とはどう生きるべきか悩み、葛藤し、死んで行く兵士たち。差別される少数民族、女性、弱い子供たち。とても、良い本だと思います。とても哲学的であり、人間学であり歴史書でもある。良い本に巡り合って感銘を受けました。一日一日を大切に生きたいと思うし、決して殺す側にも殺される側にもならない社会であって欲しいと願う。 | ||||
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