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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全520件 201~220 11/26ページ
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ライトノベル好きなら楽しめるのかもしれないけど、いっぱしの文学として評価するのは無理があるかな。 話題作で期待した分、余計にガッカリしました。 あと、Audibleの朗読のナレーターの語尾伸ばし(というか語尾吐き捨て)も気持ち悪かった。最近のナレーター(声優?)ってこういう感じが流行ってるのかな? | ||||
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選者が「平板だ」と評していて全く同感だったのでタイトル考えてみた。 | ||||
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ソ連が女性兵士を早くから養成し、実戦に投入していた実態が、その臨場感豊かな描写からよく伝わる書だ。ロシアのウクライナ侵攻の中、ほぼ総ての戦闘が市街戦となり兵士の単純な戦闘だけではなく、個々の市民の思想、協力、妨害、犠牲など複雑に折り重なる局面があることを再確認させられた。 | ||||
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春に読み始め、ミリオタのサバゲー描写みたいだと感じ、親しかった犬を撃ち殺す場面で一旦放棄しました。しかしそうした読み方が表層的なことは自覚しており、秋の終わりに読み直しました。まず、純粋に面白い作品です。個人的には戦闘場面は苦手ですが、ソ連の女性兵士に着目した作者にも、授賞という形で世に出した編集部にも、心から感謝です。 アレクシェーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』や秋元健治『狙撃兵ローザ・シャニーナ』などソ連の女性兵士を描いた作品はいくつか出ていますが、戦争における女性、ましてや女性兵士の検証は圧倒的に少なく、かつ後まわしにされてきました。彼女らが差別的な境遇と闘ったのは戦時中だけではありません。戦後長らく偏見にさらされ、忘却のかなたに葬られんばかりでした。 歴史に詳しい人から見れば齟齬もあるでしょうし、小説好きにも不満があるかもしれませんが、いま、極東日本の若い男性が、膨大な資料と格闘してこの作品を発表した意味はものすごく大きいと思います。 他でもたびたび書いていますが、私はあの戦争の本当の検証はこれから始まると思っています。当事者は語りたくない、次の世代は親の苦労を目の端に入れながらも真逆の繁栄を謳歌、その次の世代は自己実現に夢中……。経験者の生の声が聞けなくなることは大きな痛手ですが、客観的に冷静に歴史を検証できるのはこれからの世代です。 それには、政府・民間を問わずあらゆる史料を駆使し、学術・報道のみならずフィクションの形でも闊達に発表されるべきでしょう。史実ベースのフィクションには膨大な調査・検証が不可欠です。すべて創作ならSFですし、検証の甘いものは自然に淘汰されていきます。たとえば幕末史観について大きな影響力をもった司馬遼太郎の作品。ちゃんと否定的な検証が起き、いまでは「史実とは異なるもの」として位置づけられていますよね。 細部に間違いがあるなら次の版で注釈なり訂正なりを加えればいい。そうした作業を続けながら、長く読まれてほしいと思います。 「なぜ日本人がソ連のことを?」という人がいますが、別にいいではないですか。いつかこの本を読んで自国の女性兵士のことに興味をもつロシアの少女がいるかもしれないし、何人であろうと世界市民の一人なのですから。 外国の、違う時代を背景にした作品は山のようにあります。そこに必然性を感じられないと言うなら、読書の醍醐味である「未知との遭遇」を放棄するようなものでは? 大阪の作者が北海道の調教師を描いたら「誰の心にも響かない」? 台湾の作者が京都の舞妓を描くことには「意味がない」?……バカげていますよね。 逆に考えたらどうでしょう? 日本人が日本のことを書いたら必ず読むでしょうか? たとえば沖縄の人々は、当事者として・ずっと・必死に・心の底から、声を発し続けています。同じ日本人である本土の人々はちゃんと聞いているでしょうか? 彼らの話など興味も持たず、揶揄するだけの人も少なくありませんよね。 届かないと怒る人は、聞かない人なのでは? あの戦争はただひたすら重く暗く悲惨なものでしたが、今は戦争ドキュメンタリーさえ忌避される時代です。ただ重さ暗さ悲惨さだけを示すだけでは訴求力がありません。私も実話ベースの小説や映画で興味をもった史実は山のようにあります。歴史の検証には小説家の目が必要ですし、何よりも「他者の目」が必要です。 あのドイツでもホロコーストは長らく黙殺されていました。一部の幹部だけが悪い、市民は関係なかったんだと。しかしアメリカの放送局によるドキュメンタリー番組が契機となり、自らを省みる風潮に火がついたのです。日本の近現代史も検証するには海外の史料や新しい時代の視点が「絶対に」必要です。時に間違いやデマで撹乱されるとしても、他者の目を通して学び合うことには意味があります。 「本書は軽すぎる、ライトノベルにすぎない」などの意見もあるようですが、舞台を日本にしたらどうでしょう? ベタベタに持ち上げるか、逆にエンタメ性を批判してやれデマだと騒ぐか、いずれにしても「どこかで自分につながる話」を冷静に捉えられないのでは? 2022年のいま、極東日本の、1985年生まれの若い男性の作者がこの作品を書き上げた……これは必要な距離であり必然だったのかもしれません。地理的・時間的・感情的に距離があるからこそ全体を俯瞰し、なおかつ核心を射抜くことができる。そうした若い作者が育っていることが希望でなくて何なのでしょう? ……まずはご一読を。 | ||||
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本を読み切れたことの少ない私が完読できたから面白い作品なのだろうと思う。 でも、これが本屋大賞?一年間で一位?と、この作品に与えられた評価を考えたときに、正直そこまでの作品か??と思った。 言ってしまえば、恐ろしくありきたりなストーリーだったと思う。 良く言えば王道。悪く言えばステレオタイプ。どっちかというと後者の風味を強く感じたわけではあるが。 ソ連視点っていうのは目新しく感じたが、そのほかの点に関しては巷にあふれるWW2を題材にした、それなりに売れてる作品と大差ないのではないでしょうか。 なので、評価は3。 個人的にはあんまり合わなかったって感じですかね。 | ||||
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絶対に見るべきではない。時間と金の無駄。 一言で言えば、 「狂気的フェミニストが書いた百合ラノベもどき」 といったところ。 文章は下手だし演出は迫力にかけるし……。 だいたい説明するだけの文が多すぎる。小説家なら説明ではなく描写をするべき。 あと、主人公がフェミニストになった理由が本当にわからない。 最初は「母を殺されたから」とか「家族の遺品をめちゃくちゃにされたから」だったのに、先生にそれではだめだといわれたから「女性を守る」に変えるって……。え? なに? 家族が死んだことよりも、村の女が犯されたことのほうがショックだったんですか? お前は鬼か。まず自分の身内の心配をしろよ。意味わかんね。そもそも、先生に言われたから変える程度の覚悟で何ができるんだよ。しかもその先生仇だし。 ……と、まあ主たる動機がボロボロなわけだが、もちろんこれだけなわけはなく……。主人公は人間としてあきらかにおかしい精神構造を持っている。 一言で言えば、一貫性がない。なさ過ぎる。 ジレンマとか、気のゆるみとか、覚悟が足りないとかならまだわかる。しかし、これはそういうたぐいのものではない。もっと基本的な……人間として根本的な部分がおかしい。 人を殺すのは簡単にできるのに人を殴るのは許せなかったり、女性にひどいことをされるとめちゃくちゃ怒るのに男性がひどいことをされてもかわいそうとすら思わなかったり。 そういう、あきらかな矛盾が起きている。 「人の姿をしたナニカ」……としか言いようがない。 人のこころをエミュレートしているがゆえに、エラーを吐いた瞬間機械的な部分が露呈する……。そんな印象を受ける。 そもそも生きるか死ぬかの瀬戸際で人間の尊厳うんぬん……。 ぬるすぎる。 ぬるい、甘い、ふざけてる。 百合の話もしておこうかと思ったが、やる気が失せた。 もうこの作品のことは忘れることにしよう。 | ||||
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部分部分に面白いところはあるが、説明的で退屈な所も多い。(全体的に長すぎる) 参考文献に引きずられすぎていて、一方、小説部分は作り物めいて物足りない。 その結果、作者は意識していないかもしれないが、単なるプロパガンダ小説と見られかねない。 やはり、こういった題材を扱う難しさが浮き彫りになっている。 | ||||
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まずストーリーがものすごくいい。作品の展開も面白く、常に感情の渦に飲み込まれる。 実在の伝説的女性スナイパーの手記など、数々の歴史的文献も参考のもとに、圧倒的文章力で書き上げられた作品。 | ||||
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長編なので一気読みということにはならなかったが、途中2度ほど通勤の電車で乗り過ごしそうになった。そのくらい面白い。明瞭だったはずの「敵」がしだいに変わっていくあたり、少女の成長小説と読むこともできるだろう。 「エピローグ」を読み始めたときに「これで余韻が消えると残念だな」と考えていたのだが、読み終わって「なるほどそうつなげるのか」と感心する。 デビュー作がこれだと、第2作以降への期待が大きくて大変だろうな。 | ||||
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登場人物の中身が現代日本人的な価値観やメンタリティ。例えば戦場慰安婦に対する主人公や周囲の考え方が、現代のフェミニストのよう。いや知らんけど、たぶん当時はそんな考え方じゃなかったと思うよ、みたいな。他にも友情シーンとかラノベでも読んでるのかと思った。 調査不足。銃器の名前くらいは出てくるけど、ちゃんと取材したの?ネットで調べただけじゃないの?ってくらい描写が浅い。あとそんな簡単にスナイパーになれるの?弾道学とか数学の素養が必要なんじゃないの?主人公は学校で数学をどれくらい勉強してたの?なんだか簡単にスーパースナイパーに主人公がなってしまったから違和感を感じた。 読み物としてはリアリティのなさ故か、ラノベ的なわかりやすさがある。そこはまぁ人によっては良いのだろうと思う。 全体的に取材不足だし、当時の時代背景やロシア人のメンタリティを考慮せずに、日本人が何も調べずに当時のロシアってこんな感じかな?っていう思いつきで書いた小説という印象を受けた。 独ソ戦、ロシアというテーマは珍しいが中身はふつうのラノベという感じ。せっかくの面白い題材がいきていない。小説としてのクオリティは中の中という感じだから、他の小説でも良いと思う。肝心の面白い題材もリアリティがないから、総評としてはこの本を読むくらいなら他の小説を読むか、筋トレでもしていた方が良いと思う。 | ||||
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今更ながら読みましたが、確かに実によく出来た、いいエンタメ小説でした。ここに文学的密度の濃さや重厚さはないですが、エンタメ作品なんだから、そこはいい。これが、第二次大戦でも桁違いに壮絶な戦闘を繰り広げた「独ソ戦」での、実在した「ソ連軍女性スナイパーたち」を主人公としているのは周知の事でしょうが、スターリングラード攻防戦など戦局の推移はかなり史実に忠実な流れになっているようです。エンタメ作品にしても「少々出来過ぎ」感はありますが、物語の盛り上げ方もとてもいい。ラストのラストで「あれ」に繋げてきたのは、ちょっとニヤリとしましたが。 あの凄まじい戦争での「女性たちの戦い」をこういう筆致で長大に描いた作品が、ジェンダー問題について盛んに議論される21世紀の今、若い作家によって生み出されたというのは実に意義あることだと思います。巻末の謝辞や日本ペンクラブ主催イベントで、著者がこの小説を書き上げていく際、姉のロシア文学研究者・翻訳家:奈倉有里さんから様々なチェック・指摘をもらったことが明かされていますが、言わばそうした「後方支援」があってこその本作品なんでしょう。 この姉弟~只者ではないですね。今後共、要注目の研究者&作家です~(*^^*) | ||||
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作者とタイトルを見て「何故日本人」とは思ったがテンポも良くて一気にラストまで進んだ | ||||
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NHKの朝ドラ(どん底からはいあがる女性の物語)に通ずるのかな。一気に読み進めることができました。私の世界史の知識は中学生並みですが、世界史、特に近代史の知識があるともっと興味深く読めると思います。 | ||||
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オーディブルで聞きました。 凄い。頭の中に映像が流れてくる。 レーターの声の使い分けも凄かった。 オーディブルで聴くことをお勧めしたいです。 | ||||
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全く本に興味を持たなかった中学生の娘が初めて買って欲しいと言ってきた本です。 夜寝る前に読んでいるようで今半分くらいはよんだようです。主人公がもっとしっかりすればいいのに!といいながらも読んでいます。漫画しか読まなかったのに嬉しい驚きです。これを機会にまた次の本に興味を持ってくれたらいいのにと思います。 | ||||
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ここまで細かく情景を描写し、ストーリーを組み立てられるというのは、もう天才かと思います。人物設定も個性豊か、臨場感も抜群。最高におもしろかった。 またこんな作品に出会えないかなと思わせてくれました。次にも期待しています! | ||||
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ロシアウクライナの終わらない戦争がとても悲しく、少しでも知りたいと、中身とかよく知らずに購入をしました。 フィクションではありますが、戦争の悲惨さ、残酷さを感じるには是非読んだほうがいい一冊だと思います。 戦争は男性だけのものではありません。男性の歴史の裏で苦しむ女性、それぞれの立場からの理不尽さ、分かり合えないもどかしさ、戦争が残す傷は、爆弾による物理的なものだけではないのだなと思いました。 | ||||
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読みやすい上、重厚な印象! かなりの参考資料をベースに、壮大なスケールを細かい心理描写も含めてまとめられている。 情景もわかりやすく書かれているから没入感よし。 今、ウクライナで起きていることとも絡めて、読むことができるのも本作の特徴。 興味があると言う人、なんか適当に読むものがほしい人にオススメします。 | ||||
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時代こそ異なるが言うまでもなく今のウクライナ情勢にシンクロして読むべき本である。ロシア側の視点に立って物語は進むが単純な勝ち負けではなく戦争から生み出されるものは如何に大きな犠牲を伴うものかを改めて知らされる。 | ||||
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ここ数年で一番の作品。 独ソ戦について詳細な下地をもとにできている作品。 スピード感もあり読み進める手が止められなかった。 最後の終わり方に関しては評価が分かれそうではあるがあの時代に翻弄された人々に想いを馳せることができた。 | ||||
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