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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全520件 321~340 17/26ページ
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なんだろう?体調が悪かったのかな? 私は比較的、小説や文章をよく読む人間だと思っていたが、 本書は、本当に読みづらかった。 なんというか、内容が頭に入ってこない文章だった。 決して「難解」な文章ではないのだが、 どの登場人物にも感情移入が出来ずに空虚なセリフがただ回っているだけ ストーリー展開もこれといった感動も無く。 面白くなくは無いのだが、傑作ではないだろうとは思う。 昔、セガの家庭用ゲーム機でやった「サクラ大戦」がなぜか思い出された。 そんな作品でした。 | ||||
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オーディブルで聞いたので読んでわけではないですが、普通によかったです。 | ||||
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まず、本作は史実を元にしたミリタリーフィクションの本屋大賞受賞作である。という事を念頭に読むことをお勧めします。 アクションの造作やストーリーの悲壮感、仲間との連帯、死、女性兵士目線での戦争物語。とても楽しく読ませてもらいました。 「同志少女よ、敵を撃て」も狙い済ましたタイミングで、読むと気持ちよくなれます(オチは面食らいましたが、まぁフィクションなので) ただ題材が題材なので、ドキュメンタリや軍記物として読むと違和感があるのでそこはご注意ください。“戦争は女の顔をしていない”や“ペリリュー”または“応化クロニクル”系とは違うベクトルの作品です。それだけ念頭にあれば楽しめるかと思います。 | ||||
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戦争描写の迫力あり、ソ連とドイツの歴史に垣間見れて良い。人の生きる意義を考えさせる良い。 | ||||
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史実に載せたエンタメです。構成が巧みで楽しめます。 エンタメ部分が、伝統的「七人の侍」のようなキャラベースチームの構造に乗っているからかも。 かなり強引ですが、主人公セラフィマを菊千代とするならば イリーナ:勘兵衛 シャルロッタ:勝四郎 アヤ:久蔵 ヤーナ:平八 オリガ:五郎兵衛 ターニャ:七郎次 という感。 | ||||
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単純に小説として読み応えがあり購入して良かったです。 | ||||
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ミリタリーオタクというのは、兵器と少女をからめるのが大好きである。 アニメで、ガールズ&パンツァーというのがオタクの間で大ヒットしたが、内容は女子高生が戦車に乗って戦闘競技を行うという荒唐無稽のアニメである。 これもその類で、少女が戦うオタク大喜びのコミック、漫画に近い。 もしこれが沖縄が舞台で、少年兵だったら、まったく見向きもしなかったであろう。 斜めに読み飛ばして終了。損した。 | ||||
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ロシアのウクライナ侵攻と時期がうまく重なったタイムリーな題材で、冒険活劇としては一定程度面白いという面は確かにある。 ただし、主人公セラフィマの最終的な結論が残念なものだった。 自分が犯した100人近くの殺人は棚にあげて、戦時中のレイプを断罪するその結論はまさに軽薄なミサンドリー寄りのフェミニズムそのもの。 主人公にはもう一段高みに立って、レイプも殺人も戦争が引き起こした悲劇だという達観に至り、彼を許してあげてほしかった。それであれば星5を付けることも厭わなかったと思う。だが残念ながら、その一歩手前のただの男性憎悪による感情的な結末に堕してしまっており、そのせいでこの作品自体がポリティカルコレクトネスに支配された時代に迎合した単なるフェミニズム小説に成り下がっている。 この小説がアガサ・クリスティー賞、本屋大賞を受賞したということ自体が、昨今の政治的正しさだけが評価される嘆かわしい社会風潮を表すわかりやすいサンプルの一つとなっている。 男を恨みを持つフェミニストにおすすめの一冊。 | ||||
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最近ニュースで良く聞く地名がたくさん出てくる。80年たっても同じ事をやっているのだなと思う。この本の次に「戦争は女の顔をしていない」を読んでいる。その次は「独ソ戦」を読む予定。今起きている事を考えてみたい。 | ||||
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戦争、戦闘に身をおく女性狙撃手の内省から、偏見、差別、ジェンダーといった思考のための軸を提示されたように思われました。 | ||||
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連休中に、不破哲三の「スターリンと大国主義」新日本出版社 を読んだ後で、この本を読みました。続いて大木毅の「独ソ戦」を読みました。Youtubeサイトで「ウクライナ ロシア ゆっくり 歴史」を見ながら、プーチンの戦争を考えています。 | ||||
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横になって読むには重い本です。 公園のベンチ5月の陽気でゆったり読みふけって贅沢な時間を過ごすのにいいかもー | ||||
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実在した女性スナイパー部隊と史実を舞台にしたフィクション。実際の時間軸とのズレや史実との違いで酷評されてる方もいますが、これはフィクションでありそれえお求めるなら正書を読めば良いでしょう。登場人物がやや多く呼びなれないロシア人名であること以外は、テンポもよく一気読みでした。素人目には歴史考証や軍事考証もしっかりしていて、近代史物にありがちな間違いでずっこけることもなくい。おすすめです。 | ||||
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本屋大賞を受賞したらしい本作、なんと驚きのデビュー作。 そして、ロシア侵攻が世の中を混乱させている、今。 そんなご時世は、もちろん偶然に違いないが、この作品はなにかいろいろなものを引き連れて、本屋にどんと置かれている。 小説好きなので、さすがに買わざるを得なかった。 第二次世界大戦のソ連とヒトラー率いるドイツの戦いの中で、ひそかに組織された少女のスナイパー部隊がいた、という史実から描かれている。 戦争を描きつつ、無垢な少女という主人公をメインに添えることで完全なるエンターテイメントとなっている。 かなりボリュームのある本だが、飽きずに読むことができた。 そして、ロシア、ドイツ、ウクライナの関係性など、今だからこそスーッと入ってくる戦史。 ロシアを舞台に描いているため、現状は反発が強いだろうこの作品。 昨年出ていてよかったと思わざるをえない。 狙撃手に関する心理的な葛藤が、とても細やかで緊迫感があった。 戦争の悲劇や矛盾、さまざまなご時世などもごちゃまぜにしつつ、良質なエンターテイメントとして仕上がっている。 日本も出てくるが、ロシア視点からの日本であるので、あくまでも反発は意味がないだろう。 小説というのは自分ではないだれかを体験できるメディアである。 現状の敵国であり、時代を遡り、また少女であり、スナイパーである。 これほど小説の醍醐味を感じさせるものも少ないだろう。 | ||||
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本屋大賞を受賞したらしい本作、なんと驚きのデビュー作。 そして、ロシア侵攻が世の中を混乱させている、今。そんなご時世は、もちろん偶然に違いないが、この作品はなにかいろいろなものを引き連れて、本屋にどんと置かれている。 小説好きなので、さすがに買わざるを得なかった。 第二次世界大戦のソ連とヒトラー率いるドイツの戦いの中で、ひそかに組織された少女のスナイパー部隊がいた、という史実から描かれている。 戦争を描きつつ、無垢な少女という主人公をメインに添えることで完全なるエンターテイメントとなっている。 かなりボリュームのある本だが、飽きずに読むことができた。 そして、ロシア、ドイツ、ウクライナの関係性など、今だからこそスーッと入ってくる戦史。 ロシアを舞台に描いているため、現状は反発が強いだろうこの作品。 昨年出ていてよかったと思わざるをえない。 狙撃手に関する心理的な葛藤が、とても細やかで緊迫感があった。 戦争の悲劇や矛盾、さまざまなご時世などもごちゃまぜにしつつ、良質なエンターテイメントとして仕上がっている。 日本も出てくるが、ロシア視点からの日本であるので、あくまでも反発は意味がないだろう。 小説というのは自分ではないだれかを体験できるメディアである。 現状の敵国であり、時代を遡り、また少女であり、スナイパーである。 これほど小説の醍醐味を感じさせるものも少ないだろう。 | ||||
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300ページ以降は本を置くことができず睡眠不足になる。 アレクシェービッチの「戦争は女の顔をしていない」岩波現代文庫は、ノーベル文学賞受賞時に購入したが、5分の1くらい読んで、あまりの淡々とした記述に断念した。村上春樹の「アンダーグラウンド」に近いものがあった。また、同時代を描く川越宗一『熱源』と同じ読後感でもある。 この本は、そのアレクシェービッチのテーマを小説として読ませてくれた。ソ連の女性狙撃兵の物語であるが、人間が戦争という環境に適応する過程を描く。最近のウクライナ関連のニュースであるように、平和で観光旅行するような日常と、戦争状態とはそれほどかけ離れた世界ではないようだ。 戦闘シーンの描写が秀逸だ。読んでいるほうが息をとめそうになる。プライベートライアンやスターリングラードとった映画を見ているように情景がうかんでくる。 そして、この小説のなかで示される、国家と個人の関係、組織の不条理、技術を磨いていくなかで達する境地といった描写も楽しみであった。 読み終えてみて、大団円に至る最後の戦闘は少し現実味がないようにも思われたが、充実した読書体験を得られるものであった。読後すぐにまたこのような没入感を得たいとアマゾンで次の本を探すくらい、読書の楽しさを得られた。 | ||||
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ソ連の過去についても一端を知ることができました。 アクション、ドキュメント、ドラマ、ロマンス、ファミリー、歴史、犯罪などの要素を含んだ読み応えのある本です。 | ||||
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久々に読み進めた小説です。帯に寄せられたコメントの通り、MGSで高名な小島監督がオススメしていたため、ノールックでAmazonにてポチりました。それほど史実に詳しいわけではないので、バックグラウンドチェック等は一切せず、単純に「小説」として楽しみました。リズムが良く、(体験したことはないですし、したくもないですが)リアリティも感じる。それでいて、厚みのある内容であり、手に汗を握りながら読み進めることが出来ました。 恐らく、戦争を取り扱う小説では語り尽くされているのでしょうけれど、「悲しいけれど、どれほど普遍的と見える倫理も、結局は絶対者から与えられたものではなく、その時にある種の『社会』を形成する人間が合意により作り上げたものだよ。だから絶対的にしてはならないことがあるわけじゃない。戦争はその現れだ」といった分にはその通りだなと頷くところがあります。 読んでいて、個人的に気になったところといえば、終戦後、かつての「スターリングラード」という都市が「ヴォルゴグラード」という名前に変更されたようです。ニキータ・フルシチョフによる「スターリン批判」の流れの中で、都市の名前が改められたものとのこと。これによって思い出や歴史が書き換えられるというか、飛び地に残ってしまうことってあると思います。何が言いたいかと言うと、我々は歴史や事実というものを今の価値観に照合することはまだしも、その結果としてそれらを変えてしまってはならないと言うことです。歴史や事実及びそれらの解釈を遡及的に変更可能であるとすると、我々が歴史から学ぶことがなくなってしまいます。 やや長すぎるかと思うようなボリュームですが、決して冗長ではない。久々に読み応えのある小説に出会えました。読み終えたのは年末でしたが、時差のある投稿となってしまいました。 「敵」とは何か、これが移り変わっていく様は何人も経験しうる価値観の変化のように思います。 | ||||
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2022年1月の直木賞候補で、本屋大賞受賞というのと、ちょうどロシアのウクライナ侵攻も重なって50万部弱(5月頭)の発行部数だという話題作。直木賞受賞作より売れてるのかもね。「元帥」との議論や、英雄の女性スナイパーとのやり取りなど、なかなか読ませる場面がある。 物語としては、これは最近多い「レイプ・リベンジ・フィルム」というジャンルだとも言えるかな。敵とは誰か、と。そのあたりのタイトルに対する答えというのが、「ミステリー」として機能している感じか。あと、歴史の史実に嘘を混ぜて、それで作者の思想を語るっていう手法(歴史小説ではなく時代小説)だとエンタメだとわりと最近多い気がする。ちょっと前の直木賞候補「インビジブル」「ベルリンは晴れているか」あたり。まあ司馬遼太郎の昔からそうか。 まあ、登場人物が日本人のような思考をしているような気もしなくはないけど、ウクライナのコサック、カザフスタン、などの登場人物なども魅力的。フェミニスト色が強いのはそうだけど、独ソ戦を戦った女性スナイパーの物語としてなんだかんだ読ませるよ。 | ||||
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第二次大戦をソ連の側から書いたものを読んだのは初めての事である、 登場人物のキャラクターが際立ち頭の中にはっきりとした人物像が想像できる、ソ連という体制の中で兵士はロボットのように捉えがちだが、心の葛藤は我々と変わりはないのだろう、 主人公は少女から戦士に変化していき、冷徹な教官との心の絆が本当に少しづつ変わっていく様は感動である、 久しぶりに終わるのが惜しく、ページをめくる手が止まりがちになった作品であった、爽やかな読後感とあいまり、本屋大賞に輝いた事も充分うなづける、文句なしの星5つである、 | ||||
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