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同志少女よ、敵を撃て



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【この小説が収録されている参考書籍】
同志少女よ、敵を撃て
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)

同志少女よ、敵を撃ての評価: 4.08/5点 レビュー 562件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全562件 181~200 10/29ページ
No.382:
(4pt)

少女と呼んでもいいですか

筆者は、本書がデビュー作という。
基本的には面白く読んだ。

ただ、デビュー作ゆえの粗削りな部分というか、気になる箇所がないでもない。

本書はWW2時の、旧ソ連における女性狙撃兵についての小説である。
イリーナという伝説の女性スナイパー(の相棒)に厳しく育成された女性だけの独立狙撃部隊が、各地を転戦するという話。

基本的には良くできていると思う。

ただ、相手側の「凄腕スナイパー」ハンス・イェーガーとの対決が、なんというか盛り上がり切らなかった印象がある。
いろいろと、お互いの数奇な縁が交錯するのだが…

狙撃手ものに特有の、ヒリつくような心理戦というか、凄惨な撃ち合いというか、そういう佳境を期待していたのだが。
前半部分の山場、天才少女のアヤが狙撃の基本を忘れて壮絶に戦死し、主人公のセラフィマが「変性状態」でスコープを覗いたあの戦いで描きたいことはほぼ描き切ってしまい、そこからどうにかこうにか一冊完結に持って行ったのかな、という印象を持った。

その後のマクシム隊長達との防衛戦なども、色々と面白かったのだが。

一つなるほどなと思ったのは、セラフィマが伝説の女性スナイパー、リュドミラに「狙撃の彼岸」について質問するくだりである。
狙撃というスキルを極めた先には、ある特別な境地というか、精神的な高みがあるのでは、と訊く彼女に対し、そんなものはないと一蹴するリュドミラ。

あるのは、無心の状態でターゲットに向けて引き金を引き、そして命中するという、ただそれだけのことだという。
フッと雑念が消え、集中ともリラックスともつかない、とても静かな心で的を射抜く。

別に達人でなくとも、普通の射手であっても時折は訪れるであろうそうした「会心の一射」があるだけで、あとは何も特別なことはないという。
つまり、それまでにセラフィマやアヤ、ユリアン達がなんとなく実感していた、いわゆる「ゾーンに入る」的な感覚が、すでにして「それ」だったのだ。

だから例えるなら、我々日本人が芸道の彼岸に期待するような、「無我」とか「明鏡止水」みたいな特別な悟りのようなものは、ないのである。
たとえあったとしても、人生観がまるごとひっくり返るような特別なものではなく、もっと些細な変容なのだ。

だからこそ、リュドミラは言う。
「愛するものか、生きがいを見つけろ」と。
全てを極め、伝説の狙撃手と仰がれても、戦争が終われば、後はただただ普通の人間として生きるだけなのである。

何か超人的な精神力が得られたり、特別な人生の意味が分かったりすることはない。
「凄惨な人殺し」として、時に周囲からさげすまれながら、ただただ余生を送るだけなのだ。

そして奇しくも、セラフィマは見つけた。
イリーナという、一度は殺したいほど憎んだはずの、愛する人を。

なんとなく、道元が言っていた「只管打座」というのも、リュドミラと似たような主張なんだろうなあ、と思った。
悟りたいとか思ってないで、特別な人間になりたいとか思ってないで、ひたすら座禅しなさいよ、それしかありませんよ、と。

また、テレビのインタビューなどで、競技や芸能などの熟達者に「あなたにとって〇〇(熟達した分野)とは何ですか」と聞くのも、あまり意味がないのだろうなあ、とも思った。

最後に一つ。
セラフィマは18歳とあったが。

彼女は「少女」なのだろうか。

現代日本ならともかく(この令和でも成人年齢だが)、WW2時の旧ソ連で、18は少女と言えたかどうか。

非情に些細な話だが、だが逆にこういう細かいところから、作品の時代設定や考証に対する信頼感が生まれたり、損なわれたりするものである。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X
No.381:
(5pt)

人道的な戦争などという幻想

「戦争は女の顔をしていない」を読んだあと、この本を知って手に取りました。
ロシアのウクライナ侵攻の報道などを気をつけて拾いながら、自分なりに戦争とは、正義とは、信義とは…と考え続けながら読みました。
どちらにより胸を衝かれたか、と言えばやはり「戦争は女の顔をしていない」の方ではありましたが、わたしが今までその存在さえ知らなかった女性狙撃兵という存在、そしてその存在を理解するための助けとはなりました。
物語としてもとてもよく描かれており、長編ではありますが一気に読みました。
読みはしましたが、やはり内容的にすぐに消化して胸に落ちる、とはなりませんね。
これを読んでからまた、「戦争は女の顔をしていない」に戻って、いろいろと考えています。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X
No.380:
(5pt)

一気読み必須

今のウクライナ情勢を想起しつつ、スピード感ある展開に一気読み。
私たちは果たしてここまで熱く生きる事が出来るのだろうか?
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No.379:
(5pt)

この本のジャンルってなに?読んだ後に考えよう

ほぼジャケ買いに近い2022年の本屋大賞。
 故郷の村をドイツ兵に皆殺しにされ、女性狙撃手となる少女セラフィマ。そこには同様の境遇にある少女たちが集い、憎きファシズムを根絶する戦いに挑む・・・。彼女たちにとって生きるということは・・・。
 実はKindleで90%位までは、想定の範囲内のストーリーだった。のだけれどもそこからの怒濤の展開!!!この時代にここまで「女性」に踏み込んだ女性自身たちはいたのだろうか。そういうことも考えてしまう。
 少しもネタバレができない。ラスト10%を読むために積み上げられていく90%もすごいのだ。
 女性差別問題というのは、どこか男性の視点もいれて考えがちなんだけど、これはこれがメインテーマというわけではないのだが、人間としての女性の視点、そういうものじゃないな。このセラフィマという人間の視点がいろいろ気がつき、ひっくりかえって、また自分になってみたいなものを同時に体験できる。ネタバレしないギリギリの意味不明解説だな・・・。
 戦争物の小説を読みたいだけならもっといいのは他にある。この本にはこの本にしかないよさ。なんともジャンルをつけられないよさがある。
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No.378:
(5pt)

ここ数年の読書経験で

私の中のベストです。デビュー作でここまで書けると、逆にこの作者は、2作目に苦しんでしまうでしょうね。
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No.377:
(5pt)

コンディション良好

汚れもなくきれいな状態でした。
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415031585X
No.376:
(4pt)

ハリウッドで映画化希望!

本屋大賞はハズレがない。また独ソ戦について関心があったので購入。
そんなに大絶賛するほどではないというのが正直な感想。
武器など軍事的な説明が多く、スムーズに頭に入ってこなく、説明の文章になると読むのが遅くなりました。ミリタリーオタクには面白いのかも。ストーリーもこれといった目新しい展開でもありませんでした。しかし、登場人物の描写、人間ドラマには引き込まれて奥深さを感じ、読み終わった後はいつまでも余韻が抜けませんでした。
非常に映画化に向いている話だと感じたので、是非ハリウッドで映画化して欲しい。
スピルバーグが監督で2時間半くらいの尺使って映画化すれば名作になりそう
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415031585X
No.375:
(5pt)

絶対読んで

彼女達の頑張り、のほほんと生きているわたしたちは、読んでみる価値があると思います。
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415031585X
No.374:
(5pt)

「戦争には、人間を悪魔にしてしまうような性質があるんだ」スターウォーズではない、ガンダムでもない戦争があった

第二次世界大戦のうち、独ソ戦を描いた作品です。目の前で母親を狙撃され、村人を皆殺しにされたウクライナの少女が、狙撃兵になり、スターリングラード、クルスク、ケーニヒスベルグなどを転戦してゆくという話です。
全編を貫く緊張感、漂う悲壮感、悲劇の数々、戦場にいるような臨場感、読んでいて全く気を抜くことができません。予想した結末が裏切られてほっとしたくらいです。私は、本作品のような重厚な傑作を読んだ記憶が……ありません。
私が買った本は第19版でしたが、初版から半年が経っていませんでした。内容のすばらしさが重版回数に表れているようです。
アガサ・クリスティー賞で審査員全員が満点を付けたのも、本屋大賞にダントツで1位になったのも納得です。どうして直木賞候補になりながら受賞を逃したのか理解できません。
本作品はフィクションかもしれませんが、第二次世界大戦のソ連の死者は軍民合わせて2000万人以上(ドイツは600万人、日本を除くアジアは1000万人以上、日本は320万人:出展によって数値にばらつきあり)といわれ、本作品で描かれているような悲劇が数え切れないほどあったのでしょう。
戦争をやって勝つというタカ派の人=絶対に前線に出ない人は、戦争や戦死を美化したり英雄譚にしたりしますが、本当の戦争は「人間を悪魔にしてしまうような性質」があって、悲劇しか生まないと思います。戦争で勝つ準備をするよりも、戦争をしない努力が必要だと、本作品を読んでしみじみと感じました。
日本で独ソ戦が語られることはほとんどありません。あっても、モスクワ攻防、スターリングラードの戦い、レニングラードの戦いが1~2行で紹介されるだけです。巻末に「主要」参考文献がありますが、作品を歴史小説(時代小説ではない)に仕上げ、リアリティーを出すための作者の努力は並大抵のことではなかったかと思います。
おすすめの一冊として、☆5つです。
なお、本作品は2022年にロシアが始めたウクライナ戦争とは関係ありません。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.373:
(5pt)

アニメ化を切に願います

これは作者の文体がなせる技なのか、本当に目の前で見ているかと思うくらい臨場感溢れる情景を体験することができました。読んでいて、ここまでがアニメで1話分ちょうど作れそうだと素人ながらにも思わせるほどの描写力でした。昨今の情勢的にアニメ化は難しいかもしれませんが、できた暁には是非とも多くの人に見てもらいたいと思いました。
個人的に印象深かった場面は、犬のバロンのシーンと取り調べでの「なあ、なんでだと思う?」の部分が色々と考えさせられました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.372:
(5pt)

Great book! Highly recommended!

Great book! Highly recommended!
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4152100648
No.371:
(5pt)

すざましい歴史の一部を読み取ることができました。

数日かけて読みました。ナチドイツにソビエトが戦勝した歴史の中に女子の狙撃手がいたことを知ることができました。現在のロシアによるウクライナ侵攻の悲惨さに複雑な思いを抱きました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.370:
(3pt)

Audibleで聞きました。

一見するとフェミニズム色が強すぎる印象ですが、戦場で女性を凌辱したりその数を自慢したりする男性の姿をみて、主人公が百合になってしまう姿を通じ、戦争の凄惨さを表現しようとしたのかと思うようになりました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.369:
(4pt)

まだ3分の1なので評価というかぁ・・・。

暇つぶしに読むにはちょうど良い。聞き慣れない名前の続出に慣れてしまえばさほど複雑な筋立てがあるわけではなさそうなので間を置いてちょ~暇になった時に思い出して続きを読んでも問題ない。便利。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.368:
(4pt)

オーディブルが良かった

実は始め、オーディブルで拝読(拝聴)しました。
他の方が専門用語、状況説明が「読みづらい」的なことを
書かれていましたが、オーディブルだとむしろそこの部分で
状況把握ができて、かえって「読み」やすく感じました。
朗読が女性の声なので、
よくできたアニメを見ているような感覚で
「読み(聴き)」進みました。
登場人物たちの気持ちの揺れ具合がオーディブルではよく伝わり、
ラストシーンに滂沱。
聴いた後、再体験したくて文字で拝読しました。
音声の楽しみ方と、
活字を読む楽しみ方と、
同じストーリーですが違うことが分かり、
良い経験になりました。
一度、お試しあれ。
主人公が「テラフィマ」で、文字では分かるのですが
音声だと一瞬、「寺島」に聞こえるんですよね。
なんか日本人みたいな錯覚で、新鮮でした。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.367:
(1pt)

御都合主義の百合ファンタジー小説

中身スカスカの御都合主義の百合ラノベだった。
作者が男性で「フェミニズム理解してます女性に寄り添ってます」が透けて萎える。
それを言い訳に少女達の接吻や同性愛は自分の性癖ではないと言い張る。
堂々と書けば良かったと思うし言い訳いらない。兵器の説明も多くて。

ミステリ要素が一切ないのにアガサ・クリスティ賞なのも意味不明。早川は何がしたいのか。
母親が殺され、独兵の暴行を目の当たりにしてミサンドリストになり百合に走るって短絡的じゃないか。つけ加えてSMプレイの支配と服従からの愛や理解への変化とかどうかしてる。
これはミステリでも文学でもない。

架空戦記の異世界百合ファンタジーと銘打った売り出し方なら文句は言わない。
実際の独ソ戦に現代の価値観やジェンダー系をぶち込まれても呆れるだけだった。
萌えは萌えとして正直に書くからこそ他人に刺さることもあるし、そこから同志が増える可能性あるが、違うんですこうなんですと否定して隠してるつもりになって書いたものは気持ち悪さしかない。
大衆に迎合しようと必死ないやらしさ。それは本来、書きたいものじゃないから刺さらない。
ガルパンに実戦させたあげくに生々しい百合させた話ってのが分かりやすいかも知れない。
ミリヲタの女のコが武器もってるの好きな人には刺さるんだろうが、これの何処にリアルや感動なんて推薦文や書評を書けるのか理解できない。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.366:
(4pt)

考えさせられる

第11回アガサ・クリスティー賞を受賞した著者のデビュー作。第166回直木三十五賞候補に挙がり、2022年本屋大賞及び第9回高校生直木賞を受賞。という話題作であったため購入しました。現在の世界情勢とも重なる部分があり、考えさせられる小説です。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.365:
(5pt)

映画またはアニメ化期待

無茶苦茶面白かった。戦争の興奮と虚しさが見事に描かれていました。アニメ化したらキラーコンテンツで世界中でヒットすると思います。

なお、小説は大抵映像化して読みますが以下キャスト
・サルフィマ…エミリアジョーンズ
・イリーナ…スカーレットヨハンソン
・シャルロッタ…ケイトリンデヴァー
・オリガ…ビーニー・フェルドスタイン
・イェーガー…アウグスト・ディール
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4152100648
No.364:
(5pt)

さすが本屋大賞受賞作

題材もさることながらページ数が多く、とっつき難い印象でしたが、さすがは本屋大賞受賞作です。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.363:
(5pt)

今だから響く物語

第二次世界大戦での女性ロシア人狙撃兵の話。今に続くロシアの民族的な問題、カザフやウクライナ、コサックなどの民族間の問題や、戦場での女性というマイノリティの問題に触れつつ、そんな問題すらも無になる射撃という特別なアクションも描いている。
戦争という特殊な環境。人殺しが正当化される世界の中で生きる矛盾。人殺しなどできないと思っていた自分が、冷徹に、いかに多くの人を殺めるかを考え、またその技術を高めているかの矛盾。それなのに、自分が正義だと思えないことは絶対に許せない矛盾。
自分の正義は結局、他人から見たら不正義かもしれず、他人のだってそうだ。
戦争の一側面を描いているようで、その実、全てを描いているような作品です。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648

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