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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全520件 281~300 15/26ページ
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なぜここまで高評価なのか全く理解できない。 ・登場人物のキャラ設定が生煮えすぎて、言動が矛盾だらけに感じ、話に入り込んでいけない。「いや、この人物がここでこんな行動取るのはあまりに変でしょ?」「え?いつの間にこの人こんなに人格変わったの?」というツッコミを入れたくなるような場面が何度もあり、その都度しらける。 ・文章表現が終始凡庸で、緊迫も賑やかさもみずみずしさも何も伝わってこない。 ・男性が女性の人権やフェミニスト的視点で物書きをすること自体は否定しないが、生理に関するくだりが何度も出てきて、女性の自分にとっては、その描き方と執着の仕方がとんちんかんで気持ち悪いと感じた。女性に寄り添うというのとは違う何か、変態性に近い何かを感じてしまい、ドン引きした。 ・殺らなければ殺られる、という戦場という異常空間で、何が正義なのか一概に言えないというテーマは分かるが、主人公の最終的な「女性ならでは」の選択は、女性の自分にとっても納得感が限りなくゼロに近く、リアリティのかけらもなくしらけた。また、表現方法が終始、説教臭く、押し付けがましく、辟易とした。 | ||||
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audible 聴き放題で1.5倍速読み上げ利用しました。 最初の出だしは「進撃の巨人」を思わせる。 突然現れるドイツ軍、全滅する村、目の前で母の無残な死、その後の狙撃訓練学校、仲間との交流、訓練。物語のシリアス度とは異なり、語り口は軽妙でライトノベルといった感じ。 後に親友となるシャルロッタとの出会い場面なんかはアニメとなって脳内動画再生されるレベルでラノベだった。するするとストーリーが展開するので読みやすい。 この本は無意識に持つ偏見に気づかせてくれる。 タイトルを読んで、哀れに洗脳されてしまう少女が運命に翻弄されると思ったがそう思った自分が「少女」という言葉に勝手に自分で作ったイメージを押し付け、か弱く、頭が弱く、能がないと潜在的に考えていることに気づかされて恥ずかしくなった。私は女でありながら女をばかにしている。 自分の偏見に殴られたように気づかされることがある。 私の無意識に深く刻み込まれている「女」って何なんだろう。 もう一つはロシアに対して抱く大いなる偏見。 私の親の世代は昭和一桁後半で終戦を小学生で迎えている。食糧難、疎開、空襲など、「火垂るの墓」の時代を知るものだ。この世代のロシアに対する評価は最悪。 第二次世界大戦も終戦間近になってから参戦し戦利品をかすめ取り日本兵捕虜にたしての非道な扱いについて聞かせれた経験がある。 日本の一般的な家庭に育ったものならば何とはなしにロシアは嫌いなのではなかろうか。 そして今ウクライナ戦争にあり「ロシアは悪者」と思わないようにしても心の奥底で思っている。 ロシアは根性がねじ曲がり利己的で信用ならないと。。 ところがこの小説はロシア人視点で描かれている。 するとロシア人が自分と同じなんだとわかる。 もちろんだ、だって当たり前のことだし、そんなことわかりきっている。 だからこそ、自分の浅く情けない思い込みや刷り込みに気づくしかない。 洗脳されているのは誰?それは、今も自分だ。 NHKやBBC、アメリカのニュースはすべて片側から見ている。ロシアがウクライナの民間人を殺害した、ショッピングセンターを攻撃した、 とテレビは言う。 でも、民間人を隠れ蓑とし軍人がいたのだろう。 私はニュースの読み方もわかっていないと気づく。 ストーリーの最後でスターリン政権の崩壊や権力の移り変わり、これに伴う評価の変化、書物の書き換えなどについて触れられている。 そこにあるディストピアは対岸の火事ではない。 時代に会わせて評価を変えたり解釈を変えたり、そうしなければ生きていけないし辻褄が合わないと人間は耐えられないようにできているに違いない。 また、略奪の1つである輪姦について、「性欲というより共同作業の連帯感」 という言葉になんだか納得した。以前からの疑問に嫌な形ではあるが答えがみつかった。 全体を通して驚く展開はないけれど、自分自身の差別や偏見に気づく仕掛けになっていて読んで良かった。 宇宙から国境は見えないというけれど、国を守るためにミサイル、砲撃で地球はボロボロだ。 2022年夏の酷暑と戦争は関係しているのではないかと思う。 家を守って村を焼き食糧難って感じ、人類は時間内に隣村(他惑星)へ移住できるだろうか。 人類は地球という栄養塊に発生した菌みたい、、、 と思考連鎖してしまった。 最後に同性愛的要素が加わっているけど、これは現代的なのかなぁ、、 | ||||
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ソ連に何の疑問も無く 戦いの悲劇を素晴らしい闘志と共に銃で生き抜く少女 今ならウクライナに | ||||
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ウクライナ情勢が理解できました。 | ||||
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スマホでも読みやすくあっという間に終わった。エンディング入らないし後半無理のある縁だが全体に楽しめる名作 | ||||
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内容のかなりの部分は、映画「ロシアン・スナイパー」(’15年ロシア・ウクライナ合作)や、 「スターリングラード 史上最大の市街戦」(’14年ロシア)を参考にして作られていました。 著者は本書を書くにあたり、多くの事を調べたようですが、内容は薄めでした。 第二次大戦当時のソ連人や、ソ連兵やドイツ兵は現代の日本とは ものの捉え方、感じ方、生活が大きく異なったでしょうが、 その事を考えて書いているようには思えませんでした。 扱っている題材と比べ、表紙の絵がちゃちで小綺麗なことから、この本を作った関係者も、 それ程そのような事を考えずに作ったのでしょう。 様々な描き方が現代の日本的なので、違和感を感じるところが多かったです。 歴史などに関する知識が浅く、このような小説になったのでしょう。 ある程度ソ連映画やロシア映画を観てきた人には、内容が浅く、 物足りないだろうと思いました。 歴史に関する知識不足を感じさせる内容でした。 本作が本屋大賞に選ばれたのも、書店員の歴史に関する知識が浅くなっているからでしょう。 それでも著者はデビュー作で、これだけまとめられるだけの才能があるので、 本作が売れたことに惑わされずにいれば、今後は良い小説が書けるように なるのではないかと思いました。 | ||||
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予想と違ってあまりの内容の薄さに拍子抜けしました。ライトノベルに毛が生えた感じ。戦場を舞台に少女達の所謂「エモい」お話が読みたければオススメかもしれません。 | ||||
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文藝春秋5月号の巻頭随筆の中に、逢坂冬馬氏による「祖父へ」と題した一文を目にした。海軍に志願しながら戦地に行くことなく終戦を迎えた優しい祖父に捧げた一文だった。 配属された軍港への空襲など凄惨な戦争体験を持ち、作家志望だったのに戦後はその意思は失われ、目の前の農業や家庭、そして平和主義者としての地道な政治活動に生きた祖父。 デビュー作の「同志少女よ、敵を撃て」は、そんな祖父の語った戦争、それが生じさせた内面の変化に影響を受けているという。 「戦争に行かず、虐殺者にならず、本当に良かったね。」という下りが三回も出てくるこの一文を拝読し、本作品を読むことを決心した。 ドイツの侵攻を受けて国家存亡の危機に直面した当時のソ連の内情や体制。決して一枚岩ではない複雑な国民感情。貴族を敵と呼び、労働者を尊ぶ価値観。そういった中で祖国を守る為に狙撃兵として戦いに身を投じる主人公たち。敵からも味方からも嫌われる狙撃兵としての孤独な戦い。一弾一弾に込めた、その時その時の思いや正義。そして最後に放った一弾に込めた思い。 複雑に変化してゆく心や、それぞれにとっての戦争の終結などが、当時のソ連軍女性兵士の立場になりきって克明に描かれている。 とても心動かされる力作であった。 | ||||
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本作品は娯楽小説として面白い。これまでもゲームや読み物で親しんできた独ソ戦の流れがよくわかるし、女性狙撃兵を主人公としてその背景なども詳しく描いてとても説得的だ。また主人公の相方っぽい男性登場人物の扱い方など、本作品が単にエンターテイメンとして消費されるだけのものではないという著者の自負を勝手に読み取ってしまった。本作品は悲惨な現実を精密に描きながら、現実感を保持できる限りに平穏な結末に着地させるている。 それでも読んでいて後ろめたい。吉田裕氏が「日本軍兵士」中公新書で述べていたようにどれだけ悲惨をを強調しても戦争を物語として描くことである種の好戦性・戦意高揚的性質を帯びてしまうことが避けられない。本書の場合、参考文献にも出てくる「戦争は女の顔をしていない」スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ、 三浦 みどり 岩波現代文庫 と比較するとよくわかる。実際に戦った個々人にとっては伏線や起承転結などはなく、苦痛が日常化し淡々と続いていく。その苦痛は戦後においてなお理不尽さを増して持続する。 それだけに本書が優れて面白く読めること自体に「物語として戦争を描くことの陥穽」を見てしまう。しかしここで、「陥穽」がどうして可能になるのかを考えることで、それを見出したことの意義を認めることができる。そもそも筆者は子供の頃から何十年も戦争を他人事・娯楽作品として消費し続けてきたではないか。筆者にそれをさせたのは筆者自身の好戦性・残忍性である。それにより件の男性登場人物以上に無惨に主人公に断罪され得る人間的脆弱さの自覚故に、筆者は理念として平和を希求せざるを得ない。 | ||||
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敵とは誰なのか、味方とは何なのか。 戦争は人を人で無くす。そして戦争のおいて物語られるのは男ばかり。そういった無意識の戦争観を揺さぶられた。 自分も、戦争になった時に今の倫理観を保つことが出来ているかと言われれば、無理だと思う。そういったことに気付かされた時にとても恐ろしくなった。 ドイツ人の狙撃手と赤軍の優男の対比がとても辛い。 自分の倫理観が揺さぶられたからこそ、自分自身に対して、自分は「そう」はならないと自分を啓蒙し続けなければならないと、今書いていて感じた。 | ||||
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頭の中で映像に変換して、大作の戦争映画を観た気持ちになりました。 そのうち、映画化やコミック化をされるのでしょうが、 その前に自分自身で変換できたことは幸せです。 クライマックス、 ミハイル隊長のとった行動がドミートーリたち部下の配慮によってなされことという事実は、 最後までフィーマに伝わらなかった、という解釈できっと良いのでしょうね。 誰も他言しなかったということで納めている。 この悲劇は読者だけが感じる苦痛なのか・・・深いです。 | ||||
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迫力がある。 | ||||
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読んでよかったです。戦争とは何かを知ることができます。 | ||||
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毎日圧倒的なリアリティーで報道されている「戦争」に「小説」に何ができるのか? 難しい、不可能に近いテーマに挑んだ意欲作。 トルストイが「戦争と平和」で挑んだが、決して描ききれているとは思えない。 「戦後 ソ連 が 顕彰 し た のは、 武器 を 手 に 戦地 で 戦っ た 男 たち と、 その 帰り を 待ち、 銃後 を 支え た 貞淑 な 女 たち だっ た。」 本作は、それから外れ、人殺しと蔑まれこともあったさえ「女性狙撃兵」を主人公にしている。 人間描写やストリーの齟齬などの欠点もあるが、この本が挑んだのは、戦争であり、「セラフィマ が 戦争 から 学び取っ た こと は、 八百 メートル 向こう の 敵 を 撃つ 技術 でも、 戦場 で あらわ に なる 究極 の 心理 でも、 拷問 の 耐え 方 でも、 敵 との 駆け引き でも ない。命 の 意味 だっ た。」と語っているように、真正面から「戦争」を捉えようとしている。 34もの巻末参考文献を読みこなし、はるか異国の遠い過去を再構築した熱意に敬意を表します。 | ||||
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最近本屋対象の推薦が面白くなかった。その中でこの作品は抜群。人はなぜ戦争をするのか、人間の殺し合いで失う人間性など戦争の本質を見事に描いた作品。 | ||||
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スナイパー戦の戦闘描写等熱く、面白かった。 しかし作中で一貫して「女性は戦争の被害者であり、彼女らがすること全ては一貫性があり正しく美しい存在。男性は戦争を起こすし一貫性がないし女性を傷つける」というフェミニストが喜びそうな表現がされているのが気になった。 | ||||
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ただの戦争小説です。人が殺し合う小説です。それ以上でも以下でもありません。 本屋大賞の5位があまりにも素晴らしかったので、1位はどれほどのものかと期待していたのですが。。。 どうしたら人を殺せるか、と、戦争の作戦について、詳細に調べられて書かれてあり、ほとんどがそこに費やされています。戦争好き、軍事好きの方には良いのではないでしょうか。 私は戦争に全く興味がないので、中盤まで読んで耐えられなくなりましたが、本屋大賞1位なら何か特別な結末があるに違いないと、頑張って流し読みしました。 ミステリーに分類されているようですが、どんでん返しや伏線回収はありませんでした。ただ人を殺して終わります。 人の好みをとやかく言うつもりはありませんが、日本中の書店員さんがこの本を推したのが信じられませんでした。書店員さんには戦争好きが多いのですね。 | ||||
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大迫力のケーニヒスベルクでの攻防後がやや長すぎる。スナイパー戦をテキストだけでここまで描写できることに文学の可能性を感じる一冊です。 | ||||
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おもしろいと言えばおもしろいが、子どもを撃つことや戦場でのレイプへの抵抗が(それ自体は人として自然だし、持っているべきだろうが)現代的・21世紀的で違和感がある。また、もともと優秀なスナイパーなのは分かるが、最後が「超人」的な活躍。アニメ化を意識しているのか?拷問からの脱出劇もあんなにイージーだと、なんだかなあ。 それまで緻密、リアルな描写が多かっただけに、ここも違和感。 親の仇、イエーガーが実際に対峙するとヘナチョコなのも、妙な印象。 とは言え、その辺りの細部にこだわらなければ、テンポはいいので、一気に読める。 | ||||
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レビューに期待し過ぎました。 時代考証を始めとして、史実を忠実に踏まえ、よく調べて書かれていると思います。 レトリックとしては、まるでロシア人作家の小説を翻訳したかのような雰囲気の筆致。 でも残念ながら私の期待したものではありませんでした。 | ||||
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