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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全520件 301~320 16/26ページ
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日本人作家の本は読んだことありません。今回ヨンダきっかけはテレビで知り、なんとなく面白そう、と思い読み始めたらどハマリしました。これほどまでに夢中になって読んだのは久しぶりでした。戦争の悲惨さを感じる一冊でもあります。まだ読んでない人にお薦めしたい一冊です。 | ||||
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『同士少女よ、敵を撃て』アガサ・クリスティー賞、本屋大賞受賞作。 第二次世界大戦のソ連とドイツの戦い、いわゆる独ソ戦が舞台。主人公は家族を殺されスナイパーになったロシアの少女。この時点で私には初ジャンルの小説です。 スナイパーの心理的描写がとても細かく読み手も主人公と一緒に緊迫し、手に汗を握ります。 主人公の体験を読み手が追体験できるのが小説の良さですよね。 凄惨な戦争小説ですが、現在起こっているウクライナ侵攻をニュースで見るより、小説を通じて体験することで平和を考えるきっかけになります。戦争の狂気。ほんとに恐い。 | ||||
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ロシアによるウクライナ侵攻が重なります。いつも苦しむのは、一般市民。ロシアもウクライナも~ 日本には憲法9条がある。平和な世界を望みます。 | ||||
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主人公セラフィマの戦争に対する気持ちと考え方が変化するのを追っていく中に、爽快なアクションシーンが挟まれているアクション小説です。 昔の漢詩から拝借したような難しい言葉が多用され、鍵括弧の台詞を誰が発話したのか一見してわからないような難解な文章でしたが、それにも関わらず内容を楽しめました。個人的にはスターリングラードでセラフィマとイリーナが共闘するシーンがかっこよくて好きです。また、ケーニヒスベルクでの頭脳戦でそれまでの伏線を回収しながらあの手この手で戦うシーンでは、アガサ・クリスティー賞大賞を受賞したのに思わず納得しました。 文句なしに面白いのでぜひ読んで下さい。 | ||||
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戦時の心境の異常さが分かる。誰しも別人に変身してしまう。物事の判断基準は、「正しいか、否か」ではなく、「やるか、やられるか」。平時において理性的な人も、戦時においては理性が吹き飛ぶ。 | ||||
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純文学にも似た何かを感じました。 校正がしっかりなされて今の時代だからこそ沢山の方にオススメできます。 | ||||
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現実に起きていることと重なるのはもちろんだが、 ついこの間読んだ 「人間の声」と「塹壕のマドンナ」の中にあった 第二次世界大戦中の スターリングラ-ド戦の最中に家族に書いたドイツ兵の手紙も 記憶に新しく 常にその文面が浮かんできたりしたが、 それをもっても思うのは 物事は一面だけで捉えてはいけないということ。 知ることに、これでいいということはないのだと思う。 | ||||
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「同志少女よ、敵を撃て」の敵とは何か?主人公はどのような思いで、どのような結末を迎えるのだろうか?と思いを巡らせながら読み進めることになります。それはまるでミステリー作品の犯人、犯行動機、トリックなどに思いを巡らせることに似ています。物語の最後にさまざまな伏線、裏にある感情、志した思い、これらを怒涛の勢いで回収しまとめ上げていきます。 難しいことをあまり考えず、娯楽小説として楽しみましょう。 その先に極上の展開と感動が待っています。 | ||||
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アガサ・クリスティー賞を受賞したとのことで読んでみたんですが、ミステリー要素はほぼゼロです。かなりがっかりしました。ストーリーもどっかで見たような話の継ぎ接ぎでキャラクターは完全にアニメのキャラクターで、ライトノベルの筆致レベルを上げた感じというのが感想。設定から台詞、戦闘シーン、すべてアニメのようでした。 良かった点は途中から筆致がうまくなった(最初の方はちょっとライトノベル調)こと、割とスラスラとテンポよく読める(ただ作戦や武器の詳細説明やらはミリタリー好きでないときつい)こと、話の構成をうまく書ききっていることでしょうか。ミリタリーヲタでないので素人感想でわからないですが、軍事背景や武器設定等は細かく調べて書かれてるなぁと思いました。 個人的に駄目だったところは、前述のとおり、とにかく設定、キャラクター、台詞、戦闘シーン、心理描写等がアニメのノベライズ化か?いわんばかりできつかったところ。かなり薄っぺらいです。特に心理描写は スカスカ。展開もほぼまるわかり。正直たのしめませんでした。 ライトノベルの賞を取ったなら納得ですが、アガサ・クリスティー賞を取るとかありえないなぁと感じました。色んな意味で。 | ||||
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第二次大戦独ソ戦におけるソ連女性狙撃兵の話。2022年の今、ロシアとウクライナが戦争状態にあり、ロシア側の戦争物語は時代に合っているとは思えないが、ソ連にせよ、ナチスドイツにせよ、犠牲となる市民、異常な環境下で人殺しになる人間の凶暴性は、まさに今の戦争に通じるように感じた。 久しぶりに出会った惹きつけさせる物語で、本屋大賞にも納得。 | ||||
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ウクライナ侵攻をきっかけに、久しぶりに手に取った小説でした。分厚く読みきれるのか少々不安でしたが、一度読みだすと読み止めることが難しいほどに、内容に吸い込まれていきました。 この本を面白かったという一言で終わらせることはできず、非常に作り込まれた戦場描写は、ときに背筋がゾッとし、ときに心を打つものでした。 当時の戦争解説としても、物語としても非常に深い内容であったと思います。 気がつけば町の本屋には今大量に並んでいます。 おすすめです。 | ||||
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本屋大賞は、読んで面白いから買ってたけど。 今回は面白くなかった。 | ||||
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史実を引用している割にはファンタジー色が強く、所々に強い違和感に襲われます。 二度と読まないと思う。 | ||||
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絶賛しているレビューが多いのも、一方で痛烈な批判が少なくないのも、この作品が良くも悪くもラノベ的、アニメ的であるからでしょう。確かに文章は非常に読みやすいのですが、ご都合主義的な展開や必要性のない百合、セラフィマの現代ジェンダー論的思考回路などに疑問を抱く読者が出てくるのも致し方ないとは思います。 私自身、「ん?」と思うところはあれど、それでも最終章までは楽しく読んでいました。しかし…タイトルにもある通り、仇敵イェーガーとの決戦のシーンの展開の稚拙さには、さすがに耐えられませんでした。独りでナチスの牙城に突っ込んでいく、敵狙撃兵の弾を避ける、奪った手榴弾で城内部から敵勢力を崩壊させる等、急に超人と化したセラフィマが大暴れします。さながら『ランボー』や『ダイハード』のようです。いくら当時のソ連がアメリカと協力関係にあったからって、ラストシーンの展開をハリウッドからレンドリースしたらいかんでしょ。 ドイツ兵から左手に拷問を受けるも、局部麻酔を左腕に打ってたから耐えられたというのも「なんだそりゃ」て思いました。左手に意識を向けさせたとか書いてましたが、「やるなら左でお願いします」とか申告でもしたんですかね?コロナワクチン接種かな?副作用に気をつけるのよ、フィーマ。 その後のタバコを口に含んで隠し持つシーンは最早笑っちゃいました。鼻腔から煙がもれ出るんじゃないですかね?いくらケーニヒスベルクが寒くて息が白くなるとはいえ、タバコの煙なんてすぐにバレると思います。死んでしまったユリアンとの交流を踏まえた展開なのでしょうが、伏線として回収する必要性を感じません。そのような不自然さを孕むぐらいなら、普通にキスするふりでドイツ将校の舌なり唇なりを噛みちぎったほうがマシだと思います。てかその後、将校を組み伏せて殺害する辺り、セラフィマ特に拘束されてなかったんかい。ドイツ兵無能すぎない?まあ呼気と煙草の違いも判らないぐらいだからね、しょうがないね。 途中まで熱中するほど楽しく読んでいただけに、ラストシーンの展開にはガッカリさせられました。400ページ近く読んでこれですから、流石にショックがデカすぎましたね。そのせいか、その後の「同志少女が敵を撃つ」シーンもイマイチ頭に入ってきませんでした。エピローグもウーン…消化不良な感じです。 ここまで酷評してきましたが、この本を読んで良かったなと思えることが一つあります。それはこのAmazonのレビューで様々な意見や論評に出会えたことです。私のこの本の評価は既述の通り低いですが、「ラノベ的なキャラの言動が、戦争の陰鬱さと良い塩梅で調和している。売れる理由が分かる」という高評価のレビューには、なるほど確かにそうだなと素直に思いましたし、私と同じく低い評価の中にも、そんな視点があったのか!というレビューもあれば、それは流石にいちゃもんじゃない?と思うものもあり、この本を読むのに費やした時間に匹敵するぐらい、色んな方の意見に魅せられてしまいました。普段はフィクション小説はあまり読まないのですが、なるほどフィクションでもこういった楽しみ方ができるのであれば、もっと読書の幅を広げてみても面白いなあと思いました。そういった意味では、良い小説に出会えたと思います。逢坂先生の次回作に期待しています。ありがとうございました。 | ||||
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話題になっていたしタイトルにそそられて購入。なかなか読み進みません。 ライトノベルではないけど、今の小説は文章に深みが無いですね。場面描写も心理描写もほとんど無く 状態を書き表しているだけのようで感情移入できません。話の内容以前の問題です 読み終えることができるか、頑張りますが苦痛かも | ||||
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はじめから最後まで面白かったです!こんなに集中して読んだのは久しぶり | ||||
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数々の低評価レビューの具体的かつ詳細なダメ出しを見て、読むのを躊躇してましたが杞憂でした。休日、お試しにAudibleで聞き始めてみたら丸一日のめり込み、一気にラストまで。聞き終えてからもしばし放心状態でした。こんな事はなかなかありません。のめり込み心震えるエンタメ小説です。今度はKindleで読むつもりです。 | ||||
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ロシアによるウクライナ侵攻の前に読みたかった。それ以前とそれ以後では読み方が変わったと思う。ただし、戦争の悲惨さや無常を、少女が猟師から狙撃兵へと育てられる過程を読み進めることで否が応でも知ることになる。これはいつ読んでも変わらないものだ。すらすらと読める作品であるが、さらりと酸鼻な光景を描いている。これがより戦争の悲惨さを際立たせる。主人公の少女セラフィマは戦場の地獄を経験し、敵と対峙し、敵を射殺する。何のために狙撃し、殺さなければならないのか、セラフィマだけでなく読者の心まで抉る。 | ||||
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第二次世界大戦下の、独ソ戦で実在した、女性狙撃兵をテーマにした小説。読者の心を掴む力のあるデビュー作だとは思いますが、これほどまで話題になる理由がわかりません。 それは、この小説の「売り」がイマイチ理解できないからだと思います。 キャラはどこか気移りしがちで感情移入はできず、 構成については後半が尻つぼみ気味で勢いに任せがち。 テーマがいいのかといえば、これは現代的な視点でジェンダーを描いたに過ぎず、読み切っても腑に落ち切らない(ソ連軍独自の、女性兵のあり方とは結局?)。 戦闘シーンの描写は巧みですが、「売り」ではないと思います。 デビューするにはこれで十分なのかもしれませんが、これほど大きく取り上げられるべきではないような。 話題化には、マーケティング的な出版社・書店の思惑があるように思えますが、時事を踏まえるなら売るべき本は他にあるでしょう。 なお、本書を読む予定の方には、「これを読んで歴史を知った気にならないこと」「エンタメ小説を読むつもりで本を開くこと」を強く、強くおすすめいたします。 以下、余談。 Amazonで、「日本人の作者が描いた駄作」というレビューがありますが、賛同しかねます。日本人が外国をテーマに小説を書いてはいけないのでしょうか? そうおっしゃる方は、自国のことではないテーマ、かつ史実に創作が混じっているのがお嫌なのでしょうから、ノンフィクション作品のみ読めばいいのだと感じます。 | ||||
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「どんな人がこの作品を楽しんで読めるのか?」という疑問に簡潔に答えるとしたら「女の子と兵器がメインのアニメやゲームが好きな人」と私は言うだろう。独ソ戦と女性兵士という重いテーマを扱っているので何となく敷居が高そうに思われるだろうが、中身はほとんどエンターテインメントである。(もちろん、戦闘における残酷な描写などは相当にあるが) そう、これは「ガルパン」や「艦これ」や「ドルフロ」が好きな人に一番読んでもらいたい作品なのである。それこそ残虐描写を少しマイルドにしてアニメ映画化すれば、その界隈では確実に話題作になれるだろう。 アガサ・クリスティー賞選評の北上次郎氏の言葉通り、この小説は「シスターフッド冒険小説」であり、戦争小説ではないのである。なので、重厚な戦争小説だと期待して読んだ人は物足りなく思うかも知れないし、実際にそういった感想も散見される。だがそのことがこの作品の評価を貶めるとすれば非常に勿体ない話である。むしろ大戦から70年以上を経た今、一切のエンタメ性を排しながらも素人に伝わりやすい戦争の物語を書くことは困難である。むしろアニメやゲームから昔の戦争に興味を持った人にこそ、その知的好奇心を一歩前に進めるために読んで欲しいのだ。 エンターテインメント性が高い作品ではあるが、小説でしか書けない踏み込んだ表現も多い。特に戦争と平和という人類普遍の命題に迫る作者のアプローチは、混迷する現代の国際情勢にも繋がるものがあると感じた。 最後に、シスターフッドという言葉はまだ耳慣れないかも知れないが。つまりは「百合」である。主観ではあるが、この作品における女性同士の親密な関係性は、実際それにとても近いと感じた。実を言えば、私自身もとある女の子&兵器のアニメ、ゲームを題材にした百合二次創作小説を十年近く読み、自分自身でも書いてきたのだが、プロアマを問わずこれまで読んだどんな作品よりも、この作品はその方面の描写において長けていた。 そういった諸々の期待も込めて、作者の次作を楽しみに待っている。 | ||||
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