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屍人荘の殺人
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屍人荘の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全499件 361~380 19/25ページ
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まず、本格ミステリーに○○○は駄目だと思う(もちろん、個人の好みによる)それに、その○○○を生み出した部分の描き方と締めくくり方が中途半端で消化不良。ミステリーの部分は面白いなと思うけど、本格ミステリー共通の最大の欠点、動機の部分が陳腐だというのはこの作品も例外ではない。何故、この作品がここまで評価されるのか理解出来ない、というのが正直な感想。 | ||||
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買うつもりはなかったけど、最近ホームズ(男)とワトソン(男)のコンビものにハマっていたせいもあって、本屋の最初のページを立ち読みして購入。 あれ…?ゾンビが現れた瞬間にまさかのコンビ終了のお知らせ(苦笑) いや、まさかと読み進めようとするけど、まず私には探偵少女のキャラが無理だったんですよね。 いきなりホームズの座を奪おうとするし、あと喋り方がちょっと…う〜ん。まぁ深夜アニメに出てくる男性受けする萌少女ですよね。そんな萌少女にはぴったりな主人公。ホームズとワトソンって組み合わせ、必要…? とにかく、私が気に入っていた明智さんと下松がぜんぜん目立たなかったので、途中で読むのをやめてしまいました。だからあまり偉そうなレビューはできませんよね…すみません。 | ||||
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「二大要素の融合」とはいうものの、片方の要素は完全にもう一方に奉仕するツールでしかない。それでいてインパクトとかスケールは比べ物にならないほどこちらが大きいわけだから、そのアンバランス感とか割り切り方が面白いという見方もあるだろうが(途中でそのへんの構図がはっきりしてくるので、あまりといえばあまりの収束にもそれほど失望感はなかった)、じゃあ思わせぶりな「首謀者」の断章とかは結局何だったんだと。 こうした中途半端さがそこかしこにあって、真犯人の動機もそう、被害者側の同情の余地もそう。名探偵と語り手のキャラクターにもそれは言える。しっかり首尾一貫して深掘りされているのは謎解きの論理展開とサスペンスぐらいだろうか。本格ミステリとしてはそれで充分ではあろうし、ギャグも含めてとっ散らかったテイストも散発的に魅力がきらめくので、確かに楽しい3時間を過ごさせてもらった。ただ、読み終わって、うーんこれはなあ、という思いが拭えなかったのも事実。 | ||||
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読みやすく、最後まで一気に読めました。犯人も、作者にまんまとだまされて、えー、そうだったのという感じです。 | ||||
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ミステリ好きです。 小学生の頃に江戸川乱歩、横溝正史を読み、新本格派も好んで現在に至ります。 まさかここでこんな誰も考えつかなかった事が読めるなんて!と驚きとともにまだまだ色んな可能性はあるのだと嬉しくなりました。 ネタバレを知らなかったので○○○が出てきた時は「え?そっち?」と驚き、謎解きとかどうなるんだろうと不安を抱えつつ読みすすめましたが ちゃんと納得のできる解答があり、○○○も大きな仕掛けのための存在ではなく無くてはならない者として扱われていたのには脱帽です。 否定的レビューを読むと「こういった人には合わないだろう」的書かれ方をしていましたが、私の場合は該当箇所が多くても それには当てはまらなかったようです。 なので今までどんな読書歴があっても合う人には合う。ということですね。 | ||||
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閉ざされた山荘ものとしてはすごくよくできているのですが…、肝心の部分で、震災、トラウマ、を引っ張り出してきているのが、こんな生きるか死ぬかの状況でそんな理由でそんなことする?、と共感しづらくて、とすると、ミステリーに仕上げるためだけに震災をネタにしたように感じられてしまって、倫理的にいやな感覚が残りました。 そもそも物語で同列にされている行為は全然違う行為では? どこに共通点があるのか、私には理解できませんでした。 主人公たちが追い詰められているシチュエーションやトリックだけでも十分面白いのに…、とちょっと残念だったので1点マイナスにしました。でも、久しぶりに続きが気になって読みふけってしまうミステリーでした。 | ||||
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決して欠点がない作品ではない。というより、A4リポート用紙で何枚も必要なくらい、欠点が山積みです。でも、そこは他の方のレビューにもある通りですので、ここは敢えて触れません。 それなのにどうして星が5つなのか?それは短所を無視できるほどの、圧倒的な長所を持つ作品だからです。 不可解な殺人の、フーダニット、ハウダニット、そしてホワイダニット(動機でなく、犯人がなぜその殺害方法を選んだか)の3つが、見事な論理的整合性を持って、着地する時のこの快感は、まさに本格ミステリの醍醐味でしょう。 ハードルは高いですが、次回作にも期待大です。 | ||||
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率直に申し上げ 面白いです。 サスペンス ミステリー パニック サバイバル SF ホラー などエンタメ 詰め込めるだけ詰めて、 ちょっとしたヒューマンドラマや男女の駆け引き的なものがあったり、 無茶なようなまとまりが強烈でした。 終わってしまえば、こんなもんか! と思ってしまったような気がますが、 それはそれでいいと思います。 何故 その方法で切り込んでいったかなんでしょうね、きっと。 ネタばれかもしれませんが、 ヒロインの体質上(コナンでいう小五郎のような) シリーズ化もありうるかも? それはそれで楽しみです。 デビュー作でコレですから、 シリーズ化はヘタれしまうかもしれませんが、 変に期待はしてしまいます。 | ||||
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現実から非現実に引き込まれたのはすごい。しかもトリックも全然想像もつかなかった。ただ、説明が冗長で、2件目以降のトリックの種明かしは、分かるようでなんだか分からない感はちょっとあったかな。でも一瞬で読み終わった。 | ||||
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なぞ解きのミステリー小説は初めて読んだのかもしれません。 さまざまなトリックが仕掛けられている。 流し読みをせず、それらの情景を浮かべながら頭にたたきこんでいく。 それらがどのように開花していくのか、関心が高まっていく。 すべてのシチュエーションが計算されている。 凄惨なあらましをスマートに表現し、感情を抑え、いくぶんコミカルにも映ってくる。 なぞ解きの醍醐味を味わおうとしている。 登場人物は多い方ですが、名前とキャラが関連付けされており、比較的覚えやすい。 こういったジャンルに好ききらいがあるかもしれません。 | ||||
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確かに、面白かった。 大学生が主人公の軽めのミステリーかと思って読み始め 紫湛荘の建物の見取り図があって おおー密室殺人事件???と期待したところで ****が出現。えええええええ?!?! (巻末の選評でもここは○○○○となってます(笑)) ****込みのクローズゴ・サークル。 イッキに読みましたし 事件の解決も、面白かったのですが 残念ながら****が出てくる件については エピソードが拾われないままなのが消化不良。 | ||||
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おそらく、参考文献を見てしまったり、タイトルから連想しちゃった人もいるでしょう。 自分もその一人です(出版日を見るときにとなりのページの参考文献が見えてしまった) しかし、安心してください。まったくネタバレになってませんから。 そりゃ、知らない方が少しは驚きは増えたかもしれません。でも、どっちかというと、 それが分かって以降が本番です。 正直、内容紹介で書いちゃっても問題ないよね、って言えるぐらいそれを知ったところで 大した問題は無いです。 いや~、斬新でした。それを組み込んでミステリー仕立てにしてしまうところが(笑) 著者はデビュー前にもかなりのコンテストに作品を応募しているようで、 だからなのか文体がこなれていて人物描写もよく出来上がっています。 情景の説明にも過不足なく、スムーズに頭に情景が浮かぶ。 この筆力があって、今までにない斬新なストーリーを見せてくれるとあっては、 買ってない人は損しますよ(笑) たった1700円で映画館以上のエンタメを味わえます。 文庫まで待たなくて良かったですよ、ホント。しかも、久々に単行本の小説を買って思ったのが、 単行本は読みやすい!読書がはかどる! というわけで、日本から大型新人ミステリ小説家が生まれたことを、こころの底から祝いたいと思います。 | ||||
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斬新な構成と、真摯に取り組んで書かれたということが伝わってきて好感です。ゾンビが出てくるあたり、ホラータッチか?と最初は思いましたが、雰囲気としてはトリックと謎解き重視の新・本格派だと思います。鮎川氏の賞でもありますし、それに鮎川氏に師事した有栖川有栖氏の作品といろんな点でとても似ていると思いました。 特に有栖川氏のデビュー作「月光ゲーム」です。主人公の男子学生とサークルの先輩との飄々とした会話や、異なった大学のサークルが男女混じえて合宿することになること、そこで、「屍人荘」の場合は陰謀によるゾンビ発生で脱出不可能な山荘、「月光ゲーム」の場合は火山噴火で下山不可になったキャンプ場。そこがクローズドサークルになる。回りの環境と戦うたけでも大変なのに、内部で殺人事件が発生する。そして「月光ゲーム」の評でも多かったように、「登場人物が多すぎ。しかも同じ人物を姓で呼んだり名で呼ぶこともありで、混乱してしまいいつも前の登場人物表を見直さなくてはならない」というあたりも同じです。探偵役になるヒロインが、推理している時は髪の毛で唇を触っているというところですが、これも、有栖川氏作品の探偵役、火村教授が、推理中は指で唇を触る癖があることを思い出させます。また、殺人の動機も、個人的なうらみの種類が似通っているというか・・・。そんなことでかなり既視感がありました。新本格の作家は、大学のミステリ研究会出身が多いそうで、サークルの合宿で殺人事件が起きて・・という作品が多いのですが、これもそのひとつという意味では、新鮮味がなくてちょっと残念でした。 また、最初に殺された人物の犯人は途中でわかってしまいました。そして何よりも、ヒロインの造型がちょっと受けつけませんでした。女性としての実在感がありません。作者は、むしろゲームやアニメ、漫画などを中心に読んできた人なのでは?と感じました。もしくは強いてそういう層を狙って書いたのか。作品全体がライトノベルっぽくて、本好きで、ミステリをはじめ様々な本を常に読んでいるという方には物足りないと思います。構成はおもしろいし解決のオチも説得力があるので、次作はもう少し渋めの本格ミステリを期待したいです。 | ||||
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…は無かったかな。 ではまるっきりダメな駄作か?と言われるとそうではなく、割と楽しめた感じ。 昔からの綾辻行人ファンなので、帯のコメントとタイトルに誘われほぼジャケ買い。他にもそうそうたるメンバーがコメントしてます。 ネタバレや前情報無しで読みました。 携帯もスマホもPCも蔓延した現代劇の中で、どうやってクローズドサークルを作り上げるのかな?と思ってたら、まさかそう来たか!と素直に感心しました。 ここで◯◯◯の登場を受け入れられるかどうかは人によって分かれるのかな。 私は劇中の突拍子も無いことも割と素直に受け止められる方なので、そこは返って楽しめました。 ですがせっかくのこの特殊なシチュエーションを全開に活かせてるか、と言われると…んー……となってしまう。 他のレビュアーの方も書かれていますが、まず人物描写にイマイチ深みがない。主人公の『私』にも他の登場人物にもなんだか感情移入しにくい。 登場人物の気持ちの動きも伝わりづらい。いつの間にか好意を抱いていたり、そんな気持ちになる会話あった?と思うこともしばしば。 体型や性格に合った名前は覚えやすくてありがたかったが、割と軽く読めてしまう分、それすら軽く感じてしまうような。文体は余計な情報がなくスラスラと読みやすい。それ故に、よりラノベ風に感じてしまうのかな。 たまにある、取ってつけたような大どんでん返しは勘弁なのだが、ラストでもう少し驚かせてくれるかと思っていたがそうでもなかった、というのが素直な感想。 そもそもスマホのカメラ機能が使えるのなら、若い登場人物ばかりなのだから、監視カメラ的にビデオ撮る奴いなかったんかい!と今思いました笑。 往年の館シリーズのように実際に声に出して「えっ⁉︎」と驚くような事は無かった。あのヤラレタ感が気持ちいいんですけどねー。 人によってお金の価値感は違いますが、私にはちと高い¥1800でした。 ただデビュー作とのことですので、新人離れしていることは確かでしょう。 次回作に期待! | ||||
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自分はミステリー小説は初心者なので、トリックの完成度とかはよく分からないのですが、自分的にはかなり面白かったです。 トリックも真面目に考えたら意外と分かるような場所もあり、ここには素晴らしいとしか言いようがありません。 以下多少ネタバレ要素あり 自分的には斑目機関の設立理由やウィルスのことなどについて書かれているのかと思っていましたがまったく書かれていなくそこだけ残念でした。 | ||||
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クローズド・サークル化された館(山荘)で密室殺人を含む連続殺人が発生するという、まさに本格ミステリの王道に挑んだ勇気ある作品。本作の舞台設定は、多分、クイーン「シャム双子の謎」からヒントを得ていると思うが、山火事の代りに、"ゾンビ"の集団襲撃とは恐れ入った。確かに恐れ入ったが、ミステリ的に面白いか否かは微妙な線。 ゾンビという破天荒なSF的奇想の割には、謎解き部分が小奇麗に纏まり過ぎていて、そのギャップが大きいのである。また、ゾンビに対する好悪・知識が本作の好悪を左右してしまうという危険性を孕んでいる(作者も充分承知しているとは思うが)。私はゾンビを題材としたアニメや映画には全く関心がないので、ゾンビが出現した時点で腰が引けてしまった。更に、私が奇異に感じたのは、"異形のモノ"が出現した際に、登場人物全員がそれを低能力のゾンビと"共通"認識した点である。これ以降、人間とゾンビとの区別が付いてしまった。私はこの設定なら、人間とゾンビとの間を自在に行き来出来る怪物が居ても不思議ではないと感じたので、この展開にはいささか不満を覚えた。冒頭から被害者(候補)及び動機は明白なので、ゾンビ化していない残った人間の中に犯人が居るのでは興醒めである。どうせなら、もっとハジケても良かったのではないか。 「十中八九全員が死亡するという状況下で、何故、犯人は殺人を決行したのか?」、という上述した「シャム双子の謎」にも通じる(趣向は異なるが、山口雅也氏「生ける屍の死」にも通じる)本作の「why done it?」の命題に対する回答も、動機が明白なために意外性がない。ここまで瑕疵ばかり書いて来たが、これは期待の裏返しである。ゾンビに目を瞑れば(ゾンビの存在なしでは本作の謎は創れないのだが)文句なく楽しめる作品であるし、何より本格ミステリに賭ける作者の意欲を買いたい。本格ミステリ・ファンにとっては読んで損のない怪作だと思った。 | ||||
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同僚に「どうしても読んでほしい!」と勧められて手に取った。 本格的なミステリーなのに〇〇〇!! クローズドサークルを作った要因に、まさかこんな方法を使うとは!? 死因も凶器も嫌すぎる!! 斬新かつ、イマドキ!! キャラクターも魅力がある。 ぜひ続編を期待したい。 | ||||
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非常に面白かったです。 ミステリとパニック物との融合に失敗している、◯◯◯を発生させた目的が不明瞭、などのレビューを書いている人がいますが、物語全体を俯瞰すれば、例の存在は嵐や雪などなどクローズドサークルを作る為、及び犯人にとっての"道具"として作者は捉えている印象があり、その指摘は的外れかなと思います。 既に直接対決は無理ですが、次回作以降で原因となった人たちとの対決があることを期待します! | ||||
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ええ?そんなに早くにこの人が? みたいなジェットコースターな前半 後半は籠城しながらの謎解き 探偵物的には隻眼の少女を思わせる骨格 エンディングの彼女は誰なのか? それが続編への布石になれば読者として幸いである謎 | ||||
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最近、小説を読み始めた私ですらとても面白いと感じた。 通常ではまずありえない状況にあることから想像の幅が広がり、独自に推理していくことがとても楽しかった。 中でも、解決編の消去法による推理はとても鮮やかで読んでいて心が躍った。 しかしながら、「本格ミステリーはこうあるべきである」という考えを強く持っている人には、この事件を取り巻く環境と相容れないものがあるのかもしれないとは感じた。 作者の次回作にも是非期待をしたい。 | ||||
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