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屍人荘の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
屍人荘の殺人
屍人荘の殺人 (創元推理文庫)

屍人荘の殺人の評価: 2.97/5点 レビュー 499件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 1~20 1/5ページ
No.85:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

突っ込み所は多いが、ミステリーにゾンビ要素を足したものは少ないので貴重

★ 少し真相に触れています。未読の方は注意。 長文失礼。★

「大量のゾンビに囲まれた施設に取り残される」というのはホラー映画としては定番ですが、意外とミステリーの舞台としてはほとんど見たことの無いシチュエーションなので興味深いです。

ただ、少し期待ハズレだったのは、"ゾンビ"の最も基本的かつ重要な要素である「死んでも蘇る」という設定がトリックにあまり反映されていなかった事。この「ゾンビ要素」が辛うじてトリックに活かされていたのは最初の密室殺人くらいで、残りふたりの謎に関してはあまり意味が無かったのが残念。「何故、こんな状況の中で殺人が起きるのか」というホワイダニットについては、ちゃんと「ゾンビに取り囲まれている」という極限状況を利用した必然性のあるもので納得感はあったものの、個人的には「ゾンビならではの要素」をもっとトリックに盛り込んで欲しかった。

また、せっかくのクローズドサークルで、「内部の人間の犯行でしかあり得ない」という状況なのに、殺人の動機が「去年の合宿での男女関係のトラブル」が原因であろう事が序盤からほぼ確定してしまっているので(読者にとっても)、当時の合宿に参加していない人間たちには恐らく被害が及ばないだろうという、悪い意味での"安心感"がせっかくの緊張感を減衰させています。そのためこんな異常な状況下にも関わらず、生き残った人間たちの間に「疑心暗鬼によるパニック」も起こらず、非常扉が破られるまではゾンビに取り囲まれている事も忘れそうなくらい登場人物たちが淡々としているので、読んでいて緊迫感や恐怖感が弱い。実際、最後まで動機面において意外な展開は何も無いので、その点でもミステリーのオチとしての面白さやインパクトはイマイチ。

また、葉村の行動の理由付けにもかなり無理があるし(火事場泥棒のための侵入と盗まれた大切なものを取り返すための侵入はまったく意味が違うし、そもそも無断侵入と殺人では両天秤に掛けるには罪の重さが違い過ぎる)、何より名探偵役の明智が早々に退場するのが残念。後半で意外な再登場(彼だけゾンビとして復活しても推理力が残っていて、完全にゾンビ化する前に事件を看破するとか)をするだろうと期待させるだけに、彼のキャラやドラマがほとんど何も描けていない内に退場してしまうので、何のために出て来たのか分からなくなっている。

ホラーとしての背景ストーリーも掘り下げられず、これではわざわざ「班目機関」とかを出した意味が無いのでは。今後、次回作で剣崎比留子と敵対する組織になる予定なら、尚更、もう少し組織の内情にも踏み込んで欲しかった。と言うか、あまり現実味の無い「組織」ネタは止めて欲しいというのが本音。なんか名探偵コナンみたいで安っぽい。

そして他の人の指摘にもあるように、私もラストの喫茶店のシーンは意味が分からなかった(笑)。助手になるのを断ったすぐ次の段落で比留子らしき人物と会っているのが意味不明すぎる。しかも同じ喫茶店のようだし、前段と一行しか空いてないので、普通に読めば断っているシーンに別の女性が入って来たようにしか見えない。ここは変な構成だと思うので、文庫版では修正した方が良いと思う。

などなど、ミステリーとしては色々と突っ込み所はあるために、★的には3点というところになりましたが、ゾンビ好きの私としてはそこそこ楽しめました。著者さんの次回作も読んでみようとは思えるレベルです。
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No.84:
(3pt)

予想外の舞台装置で密室を演出した点は脱帽も、終盤で急失速・・・。

ゾンビを使って密室状態を作り出すという演出は、なかなか面白かった。が、終盤の謎解き部分になって、犯人の動機や異常なまでの行動力が全然腑に落ちなかった。というか、謎解きの最終章のタイトルが「冷たい槍」という名称で、実質的に犯人ネタバレしているのが非常に萎えた。また、主人公が犯人の犯行を見逃した動機も今一つピンとこなかった。少し過剰気味ともいえるキャラ描写をしていたのに、肝心な部分が描き切れておらず、★3とした。全体的なトリック等は楽しめる部分もあっただけに残念。
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No.83:
(3pt)

ここまできたかと

最初ジャンル間違えたかと思ったがクローズドサークルになりました。ドラマでも映画でも小説でもアイデアは出尽くしたと言われて久しい昨今ウルトラCというかごった煮というか豪快なアレンジに脱帽。なんか推理とドラえもんの七つ道具が入り混じる名探偵コナンみたいな世界観なのでそこのトリック未来道具の選択肢でちゃいませんかという野暮はなしで読みましょう。
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No.82:
(3pt)

トンデモ設定と展開は面白いけどミステリとしてはイマイチ(ネタバレなし)

ミステリ系のレビューではネタバレを含まず、匂わせになるような記述もなるべ
く排除するようにしているのですが、今回は難しいですね。序盤からとんでもな
い状況になるという事に触れないわけにはいきません。そこが本書のキモなので。

そのとんでもない事が受け入れられない方も少なくないと思います。私は読んで
いて面白ければ基本なんでもアリなのですが、こういうのが読みたいんじゃない
という人がいるのも当然でしょう。急に違う料理が出てくるようなものですから。

さてレビューですが、タイトルで完結しています。この設定と展開はそれなりに
楽しめましたが、本格ミステリとして見た場合はいたって平凡な内容です。犯人、
動機、方法(トリック)、どれもイマイチで、そこに驚きや感動はありません。

登場人物もいわゆる美少女系アニメに出て来そうなフォーマットに、台本でも読
んでいるかのような不自然な口調が多い印象で、まさかこれは全部映画の撮影で
したなんてオチじゃないだろうな?と、いらぬ深読みをしてしまったくらいです。

極限の状況下にあって、あまりに緊張感や切迫した様子がないのも気になります。
突飛な設定で興味を惹くのは成功していますが、肝心の物語に中身がなく、最終
的にはあらゆる部分が中途半端だったという感想です。変わり種がお好きな方に。
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No.81:
(3pt)

期待外れ

ラノベとして読むなら楽しめると思う。
ただ、本格ミステリを期待して読むとガッカリする。
非現実的な要素があると、全てがつまらなく思えてしまうタイプなので、買ってしまったからには勿体ないから読み通した、みたいな感じ。
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No.80:
(3pt)

動機が弱すぎる気が・・・

設定が秀逸。トリックも唸らされた。ただ、あまりにも動機が脆弱な気がして納得感がなくそこが残念でした。
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No.79:
(3pt)

ゾンビものとして楽しめました(ネタバレあり)

△感想
全体の構成はワクワクするようなもので、終始ハラハラしながら読むことができました。
個人的にゾンビものが好きなので、その状況を利用した密室殺人なので楽しむことができました。

△殺害トリックについて
密室ものとしてはシンプルなトリックで可もなく不可もなくでした。

△文体について
読者のターゲットを広く取っているせいかかなり読みやすかったです。
ただし、文章からは必要な情報を得られるだけで読者の想像力を掻き立てるような描写はないです。

△動機について
読者が置いてけぼりに感じました。
実は幼馴染だったという設定は犯人だけでなくどの登場人物にも適用できてしまうので動機として納得感が弱かったです。

△葉村のアリバイについて
震災のトラウマで、自分のものであっても人の荷物を盗ることができない、という設定は厳しかったです。
震災にトラウマを抱えているような描写はありましたが、その説明だけでは不誠実に感じました。

△ゾンビについて
主人公たちは最終的に屋上まで追い詰められていますが、破られてしまった非常扉については何かしら工夫ができたのではないでしょうか?
主人公は破られそうなことに気づいていながらなぜ対策を打たなかったのか納得ができませんでした。

△その他
主人公と剣崎の描写が気持ち悪いです。
童貞大学生の目線なので深夜アニメを見る感覚です。
最後まで主人公に感情移入しきれませんでした。
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No.78:
(3pt)

テレビゲーム感

「かまいたちの夜」とか好きな人は夜中とかに暇潰しに最適なんではないでしょうか。自分は最近海外SFのクソ翻訳を途中で投げ出したけど、これは一気読みできました。設定に賛否あるのは当然でしょうね。ゲームっぽくて自分は楽しめました。一部キャラの口調が気になりました。
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No.77:
(3pt)

期待値が高すぎたかな…

映画化もされた話題作ですが、いまさらながら読了しました
恐らく今作で最も評価されているのは“●●●”が登場する新本格ミステリという斬新な設定なのでしょう
帯でも有名な推理作家たちからたくさんの賞賛の声が寄せられており、さてこの作品どんなトリックを仕掛けてくれるのだろうとワクワクしながら手に取りましたが……
結論から言うと期待し過ぎたかな…というのが素直な印象でした
“●●●”物という点を除くと動機からトリックまでミステリとして非常にシンプルな構成となっており、結末に向かえば何か驚かせてくれるものがあるだろう…という期待も悲しいことに裏切られてしまいました
昨今の新本格ではファンタジー世界を舞台にしたミステリなども普遍的に存在するくらい懐の広い界隈なので、“●●●”というだけではいささかパンチが弱いかなぁと思ってしまうので
この作品、実は逆にあまりミステリを読みなれない人ほどその意外性に刺さるのはないかと感じました
総じて個人的には期待ハズレという印象ですが、剣崎さんは可愛かったです
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No.76:
(3pt)

カムバック明智

mediumを先に読んだからなるほどこれに喧嘩を売ったんだなと思った
探偵も助手も不謹慎で好感が持てないから腐したくなる気持ちもわからなくはない
読みやすかったけど真犯人の犯行動機が腑に落ちないし主人公がしたことって倫理的にどうなの…
天然()ヒロインと凡庸な主人公をイチャコラさせたい作者的にはただ邪魔な存在の明智が一番魅力的というのが皮肉w
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No.75:
(3pt)

本作発売前に名探偵コナン「ゾンビが囲む別荘」で既出済みの、ある設定

有名ミステリー賞を総なめにして、「特殊設定ミステリー」という新たなジャンルを築いたとミステリー小説界隈では話題になっていた『屍人荘の殺人』。

しかし、その発売の数ヶ月前に国民的漫画『名探偵コナン』(FILE No.269「ゾンビが囲む別荘」)でゾンビ(実際には本物のゾンビではないが)に囲まれた山荘での殺人事件という『屍人荘の殺人』そのまんまの設定の回があり、ネットでは「コナンはとうとうゾンビ漫画になったのか?」って感じでちょっとした話題になっていた。

数ヶ月前にミステリー×ゾンビ物がコナンで既出済みの設定(もしくはコナン以前にもミステリー×ゾンビパニック物はあったかも)なのを知ってか知らずか、
『屍人荘の殺人』が受賞したミステリー賞の審査員の有名作家先生や編集者さんたちは、声をそろえてミステリー小説にゾンビパニック物を合体させたことを称賛していた。
ミステリー小説界隈の方たちは所詮漫画の名探偵コナンなんて知らないのか眼中にないのかな。

(ちなみに「屍人荘の殺人」は本格ミステリー物としてはトリック含めてふつうに良作以上です。
ただゾンビ設定込みのトリックの作品ですし、既出済みのゾンビ設定込みで革新的大作かのように称賛するのとはまた違う気がします)
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No.74:
(3pt)

ゾンビはすごい

ゾンビはすごい。流石にイタリア映画「ゾンビ」には負けるが、他のゾンビ映画の内容よりもいい。徐ラー好きにはいいかも。私は。はまってしまった。
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No.73:
(3pt)

普段読書をされない方向け?

本屋で購入して読みました。ラノベ風な文体ということもあり、クローズドサークルなのにあまり緊迫感がないように感じました。最近では小説ではなく啓発本や芸能人のエッセイなどを読む方が増えているそうなので、これくらい軽い文体の方が読みやすくて売れるのかもしれません。本格ミステリを読みたい方にはおすすめできないかもしれません。
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No.72:
(3pt)

正々堂々と、夜道端で背後から光り物でサクッと

そこまで気持があるのなら、私は止めはしないので、
なにも時間やトリックを使わず、そのようにと思いますね。
漫画の金田一っぽい展開でしたね。
感染した人々が回復に向かう物語ならまた読みたいと感じます。
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No.71:
(3pt)

変なニオイが…

中古、非常に良い とあり購入。状態は確かに良いのですが、本自体が変なニオイが付いていてどうすべきか思案しています。ニオイを消す方法ありますか? やっぱり新品を購入するべきでしたかね…後悔。
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No.70:
(3pt)

檜樫書店で購入、中古品が届きました

檜樫書店販売、Amazon発送の本商品を、新品の価格で新品を購入したはずでしたが、明らかに中古品の本が届きました。このような商品が届くのは大変遺憾です。返品します。
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No.69:
(3pt)

設定を受け入れられるかどうかで評価が分かれる作品

登場人物、クローズドサークルの作り方、割と軽めな文章など、好き嫌いが分かれる作品だと思います。自分としては、これまでのミステリとは違った面白さがあったので、好みね作品でした。☆4か3で迷いましたが、探偵ペアの今後に期待しての3にしておきます。
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No.68:
(3pt)

途中で断念

見取り図があるのはとてもよかったのですが、どうしても文体があわず、途中で断念してしまいました。
句読点が少なく一文が長いため、私には読みにくく感じてしまいました。
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No.67:
(3pt)

漫画やアニメなら良いかも?

普段ミステリーは読まない私にも、読みやすくはありました。謎の機関、謎のウイルス、個性の強い登場人物、壮大な展開があるのかな?と期待して読みましたが、殺人犯の推理は沢山ありましたが、最初の前振りはサラッとし過ぎてて残念でした。
登場人物のやりとりにオタク感が強いので、漫画やアニメの方が向いていると思いました。
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No.66:
(3pt)

カレー頼んだのにカレー味の煎餅が出てきた

新感覚の本格推理もの!という触れ込みで話題になっていましたが、本格というよりはミステリー要素のあるライトノベルという感じです。
せっかくのクローズドなのに次に誰が狙われるのか(登場人物ですら)途中から予想できてしまうので、館ものにありがちな緊迫感や登場人物たちが疑心暗鬼になる描写はありません。殺されるのもいかにも恨みを買っていそうな印象の悪い人ばかりなので意外性もありません。
ヒロインである比留子さんの美貌や聡明さがこれでもかというくらい描写されているので、美少女探偵に振り回される平凡男子という構図が描きたかったのは明白ですが、そのわりに比留子さんが初対面である主人公を異常に気に入っている理由は不明。
また、主人公が犯人を庇う動機付けも弱すぎるように思います。おそらく犯人を過度に悪人にしたくないという配慮なのかもしれませんが、結果として主人公に「どれだけ善良そうでも、結局は人命よりも自分の主義を優先させる偽善者」という印象を与えてしまっていると思います。
トリックに矛盾があるわけでもないですし、全体としてはよくまとまっています。映像化・コミカライズ前提のエンターテイメントとして考えるとなかなか面白かったと思います。
本格推理ものとしてではなく、ライトノベルとして売り出すべきだったのでは…。
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