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かがみの孤城
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かがみの孤城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全760件 401~420 21/38ページ
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ぼんやりした話です。物語の構造だけ見せられてる感じがします。オオカミさまに子供たちが集められて、実はこうゆうことでした、みたいなことを言うのですが、別に衝撃的な事実でも何でもないし。エピソードを一つも、まともに書き込んでないんです。550ページのうち、最初の400ページは何の意味もないような話をされるのですが、子供たちがいつの間にか結束してるんです。人と人の関係ができる過程を書かずに、時間と共に絆が生まれたような印象を受けました。最後らへんになって、フウカっていう登場人物のエピソードだけ、多めに語られます。遅いだろと思います。もっと早く子供たちの過去とか書いてよ、最初の400ページが退屈すぎると思います。東城萌っていう登場人物との会話の所も、こんなような話をして時間は過ぎたみたいに話をはしょるし、いじめっ子はどこの学校にもいるからしょうがないよね、みたいな結論を出すのですが、いじめの問題に深くは突っ込んでないなという印象です。いじめを受けた側からの話しかないので。最後らへんはオチの説明ばっかりするので、面白くないんですよね。フリが弱いんですよ。キャラクターのことを書き込めてないと思いました。ですが、ポプラ社から出ているので、意図的にあっさり書いたのかなとも思います。小中学生にとっては楽しい読み物かもしれません。 | ||||
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ネタバレの可能性があるのでご注意ください。 若者に人気の著者の長編小説。 いわゆるファンタジーにカテゴライズされる作品で、本作が扱う「いじめ」を克服するサクセスストーリーではないので、 そういった問題に直面する当事者に役立つ実用書ではない。 (しかも、登場人物が単に「いじめ」と処理してもらいたくない旨述べていた。) では、本書の人気の秘密ーー魂を揺さぶられる理由は何だろうか。 身近にいる高校生いわく、彼女にとって現実世界でもっとも信頼する家族が自分の期待を裏切ることがなかったから。もし役に立たないものとして描かれていたら、失望や反感しただろうが、とのこと。息苦しい設定のなかでも、人の相互行為や思いがちゃんと温かみのあるものとされていることによるようだ。 つまり、本書のすっきりとした読後感は調和を感じられるストーリー展開によるところが大きいだろう。張り巡らされた伏線がすっきりと回収されていくのもよい。また、例えば人の名前の表現がその人のことが分かるにつれ変わるなど、表現技法も巧みで面白い。 メタ視点ではかなり評価できる本作であるが、読書感想文の図書としてはどうだろうか? ファンタジー要素がある分ちょっと書きにくさを感じる類のものかもしれないが、「人の思い」と真っ向から向き合って書いてもらいたいと思った。 | ||||
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不登校の中学生が主人公。 自分の家の鏡が異世界へ通じていて、そこで同じように学校の問題で悩んでいる6人の仲間と出会い・・というお話。 その異世界でちょっとした謎解きもあって、予測のつかない展開にとても楽しませてもらいました。 人によってひどく傷つけられた心が、また違う人によって癒されていく・・不思議なことですが、人を傷つけるのも、また癒すのも人によってしかできないことなんだなとしみじみ感じさせられた1冊でした。 | ||||
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大人である現在の自分と、子どもだったあの頃の自分の両方を、同時に、ここまで慰め、励ましてくれる小説なんてはじめてだ。辻村深月の新作『かがみの孤城』のことである。 Kindleで購入するにあたって目に入ったこの文章。 見ても差し支えない内容なのかと思ったらガッツリ根幹の謎に対するネタバレ!! 本が好きな人間ならあの一文で時間軸が関係するって察するよ。 そもそも、色んな感動系作品で使われてきた設定。リトルバスターズ、Angel Beats!等で死に際して閉鎖的な世界を作り出しその中て成し遂げられなかった願いを叶えるとか。 辻村深月さんくらいの作家さんが意味もない登場人物や情景、小道具等の描写をするわけがないと思いながら読めば伏線は意味を成さずに真実を描写してしまう。 あえて暈して描写してるところは、そうしなければいけないんだろうなぁと。 なんの前情報も無く読めていれば少しは違ったかもしれないが、時間が関係すると思って読めば「感動」ありきに計算され、構築された無機質な児童文学でしかない。 登場人物達にリアリティを与える為の「悩み」も取って付けた様な「中学生が抱えそうな悩みの寄せ集め」でしかない。結局誰一人の問題解決にも至らない。 そもそも、理解しようとしてくれる親、手を差し伸べてくれる第三者、逃げ出せる場所、そこで分かり合える仲間との出会いなんて、それだけで奇跡だし、現実味のないファンタジー。 読み始めてすぐ、こころは〜等と一人称視点で書かれてるの?とドン引きしたけど違ったので読み進められた。 地の文がふやけているのも中学生の心情の描写と、児童文学としてのマーケティングの関係だろうと思ったので〇。 いじめの描写はなかなか生々しいが、まだ甘さが邪魔してしまう。なぜが作中で許してしまうが、救う事も助け合うことも出来たのに保身のために裏切り続けた東条はゴミクズ人間だよ。 負けるなだと?おめぇやべぇ奴だな! 喜多嶋先生の人物像が描写された時、ああ多分アキかフウカだな。 リオンの姉が病気でと書かれた瞬間、ああオオカミ様か。 童話がやたらと推されてるなぁ、ああ、なにかの物語に沿ってるんだ。7人。。。 あれ?あれ?という描写がありながら決して西暦を言わない登場人物。 読み手を置いてけぼりにして、パラレルワールド論を展開する寒々しさ。 ミステリーとしては体を成していない。大人が読むにはこどもたちの描写が綺麗事すぎる。児童文学としてはとにかく冗長で読む為の基礎能力が身についていないといけない。 そこで長編アニメーション、実写映画の原作として考えるとそれが目的か?と。 そう考えると登場人物達の設定も昨今の若手イケメン俳優若手アイドルキャスティング主義に合っている。 しかし、ゲーム機や学校、人物を視認できる形で描いてしまうと謎もへったくれもない。 本として文字で書かれるの意味があり、読んでも損は無いので星は3つ。 マイナス分は読んでも得るものがなかったから。 | ||||
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子供の深層心理の描写が素晴らしい。フィクションではなくノンフィクションのようだ! | ||||
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設定にオリジナリティがあったので、楽しく読めた。 | ||||
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本作品の設定は薄暗い気持ちになってしまうようなものなのですが、読み口は軽く、ささっと読んでいけます。 ただ、本書を読んだあとで得られるものは、私の場合、希望と絶望が半々でした。 なぜなら本作で主人公に希望を与えるものは小説ゆえのファンタジー的な部分であり、一方で現実の読者を希望に導くのは、読者自身の想像力によるものだからです。 つまり、著者が読者に与えたかった・気づいてほしかっただろう希望は、読者本人がすでに備えているからこそ気づけるものであって、逆に言えば、読者本人が備えていなければ気づけないものであるという、どうにもできない関係性を擁しているのです。 本作を読んでその希望に到達できるかというと、少し難しいだろうというのが私の実感で、もし現実に辛い思いをしている人が読んだときに、希望に到達できずに直視したくない現実に余計に打ちのめされてしまうのではないかと思いました。 小説や音楽といったサブカルチャーは楽しむものであって救いを求めるものでは無いと思ってはいますが、もしも本書に救いを求めようとしているのであれば、本書は現実に辛い思いをして救いを求めている人が読むのではなく、辛い思いをするまえに読む、いわばサプリメント的な本だと思います。 | ||||
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もう闘わなくていい。心にグッときました。今まで考えたこともない側面の言葉を、もらった気がします。 | ||||
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表紙の狼面の少女のこと、気になりませんか? 彼女の正体を知るだけでも、読む価値があります。 | ||||
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かなり長編ですが、始まりからエピローグに至るまで、興味失せる事無く読みました。 読み終わった後、温かな気持ちになりました。 私は良かった、好きな本です。 | ||||
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いじめられっ子が主人公で、学校に行けないことへの不安、過度なまでの自己意識の描き方が最初から面白かった。最初に鏡の中の世界にトリップという箇所を読んだときは、残念、ファンタジー系は好きじゃないんだよな、と思ったけれど、その世界で主人公が知り合う魅力的なメンバーそれぞれのストーリーに引き込まれる。物語の最後に全てがつながっていくところは、読むのが止まらないという感覚を久しぶりに味わった。感動した。中学生の子供が主人公のファンタジーという設定だけど、子供っぽくない作品。読み終えて幸せな気分になれる作品。 | ||||
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すべての登場人物が綺麗に使われていてとても感動しました。ありがとうございました。 | ||||
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びっくり!のラス。泣きました。子供たちに希望をもってほしい、という作者の意図が伝わる。読んだあと中学生の孫に回した | ||||
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不登校の中学生がさまざまなイベントの発生により心情の変化ぎ起きる。 | ||||
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主人公は、安西こころ。中学生。 ある時、こころは鏡を通って孤城に導かれる。 そこには、他の中学生6名がいた。 みな理由があって、中学校に行けていないらしい。 そこで彼らは、願いを叶えるための「鍵」を探すこととなる。 「鍵」はみつかるのか・・。 「鍵」をみつけた者は何を願うのか・・。 設定や展開は興味深い。 ラストの謎解きおよびエピローグも、 感動を誘うものではある。 不登校の生徒たちが、この本を読んで 少しでも救われれば素晴らしいと率直に感じる。 ただし、小説としてみた場合、色々と粗が目立つ。 細かいことは書かないが、特に“オオカミさま”の 目的には大いに首を傾げた。 | ||||
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子どもの心情がリアルでぐっときました。 結末もよかったです! | ||||
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最後に登場人物がどういう生活を送っていたのかを長過ぎず描かれていたので、良い盛り上がりのまま読み終えることができました。 面白かったです。 | ||||
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謎と仕掛けの部分は物語慣れした人には見飽きたものですし、心理や日常の描写の中に深いものはありません。 普段、本を読まない人には丁度良い湯加減なのではないでしょうか? とにかく軽い。しつこいようですが、慣れた人には驚く要素は何もありません。 ただ、浅いとか軽いとか薄いとか言うのは、悪い作品という意味とイコールではないと思います。 主人公のこころも、アキも、フウカも、リオンも、スバルも、ウレシノも、マサムネも、この作品の中では誰もが大切な人です。 とてもストレートに彼らの心を描いています。 小説としての作りが真新しさに欠けるからといって、彼らの気持ちまで雑に捨ててしまうような優しくない大人にはなりたくないものです。 | ||||
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不登校というリアルなテーマを扱ったファンタジー小説。 構成がしっかりしていて、一つ一つの謎が繋がっていく終盤の展開が特に見事で、休む間も無く読了したら、朝4時前になっていました。 不登校の7人の中学生が、鏡の中の謎の城に集められ、次第に結束を強めていくさまに共感を持てました。 中学生は自我に目覚め、傷つきやすい一方で無神経に他人を傷つける年頃でもあると思います。学校生活で傷ついた彼らが、家族にも内緒で支え合える場所を持てたことは幸せです。 また、「闘わなくていいよ」と安心を与えてくれる喜多嶋先生の存在が彼らに救いを与えてくれました。 読了後、温かい気持ちになれました。 | ||||
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こんなにリアリティのあるファンタジーってなかなかないんじゃないだろうか? 子供たちの鋭すぎる観察力とあまりにも深読みしてしまうことによる気後れ、言葉にすることの難しさとの対峙。こんな痛々しいことが子供の内面で起こっているかもしれないという気付かされます。 そしてストーリー構成、「時間のズレ」にはピンとくる読者は少なくないと思うけれども、時間のズレをつかった人間関係の交錯までは想像できませんでしたね。お見事。 当方、いい歳したおっさんですが、ファンタジーにやられるなんて思ってもいませんでした。 | ||||
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