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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1009件 221~240 12/51ページ
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前に何かのテレビ番組で紹介されていて、タイトルが独特なのが気になっていたのでようやく読んでみました。 病気的?合理的?な思考をする主人公の考え方が、現代の「結婚して子供を持つこと」に異論を唱えているようで面白い。最後の、主人公と義妹との遺伝子のやりとりに思わず爆笑してしまった。 | ||||
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古倉恵子は可哀想とか可愛いとか何かが欲しいとかの感情が無く、そのために周りの人をギョッとさせる言動をしてしまう。そのような経験から、誰かのマネをするか誰かの指示に従うかして行動する事に決める。コンビニのアルバイトでは、仕事を全うするために前日は体を休め、指示された事を完璧にやり遂げているが、同窓生や周りの人から、正社員になった方がいいとか早く結婚した方がいいとかうるさくいわれ、ダメ男と偽装結婚までしてコンビニも辞め、怠惰な生活に陥ってしまう。心配しましたが、ラストの文章が素晴らしくてGood! | ||||
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まず本来若干適応障害気味の主人公がコンビニという限定された空間においては抜群の適応を見せる面白さである。職場では有能なアルバイトと見做されているが、読者側からはその一人称視点の語りから本来適応に困難を抱えるタイプの人間であることが透けて見える。だがだからこそ、均質化した型に嵌まる事を要求される社会で生きることの面倒臭さ、同調圧力の異常さが淡々と平坦な語り口であるがリアルに描き出されており読者を引き込んで行く。適応障害気味の主人公視点で丁寧に感情の表現を行っているように見せて、実はそれは現代人の誰もが無意識下に高速で行っている感情の処理であり私達の心の裏側を描写しているに過ぎない。 私達パンピーは社会の変革者やリーダーにはなれない。ただ集団において有益な存在であるために自らを均質化し効率化に貢献するしかない。そうしなければ群れから排除される運命。当たり前の原理だが現代人の意識にのぼりにくくなっているリアルを適応障害者の視点で描いた秀作。 | ||||
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オーディブルで聴きました。大久保佳代子さんの声が物語にピッタリで、引き込まれてしまいました。 ありがとうございました! | ||||
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私も「普通が一番」と言ってしまう人間です。それは大きな幸せでなくていい、平凡でも穏やかに生活していきたいという意味。 だけど、普通の定義はいつの間にか他人から見て「普通に見えて、幸せそう」なこと、になってしまっていることに気づきます。「苦労してそう」とか「かわいそう」に見えない様に頑張っている自分の姿とも重なって、少し痛くなりました。 | ||||
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文体も内容もテーマもふつー。ふつーでないのは主人公だけで、作品そのものの異常性がまったく感じられない。ふつーどころか、文章はラノベレベルだし、後半はわざとらしくて読んでいられない。どうしてもっと異様な雰囲気にしなかったのか。これではふつーでない主人公もふつーに見えてしまう。文学というものはもっと情動に訴えるものじゃなかったのか。かといって頭の良さも感じられないし。せめてふつーでないことを書いたふつーでない小説との間テクスト性があればよかったのに、教養のなさがバレバレ。どうでもいいが、このタイトルならコンビニにたむろする人間どもを対象にすべきではないのか。正しいタイトルは『コンビニワーカー』ではないのか。 | ||||
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何ができなくても、一点突破している。コンビニの声が聞こえる。 生活力や体裁を覆すほどに才能があれば、人でなしでも活躍できる。 幸せは、自分の心が決める。 | ||||
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さすがに賞をとっただけに、おもしろかったです。設定も奇抜さは何とも言えないです。 | ||||
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久々に小説を読みました。変な主人公ですがシャベルで叩いたこと以外は特に悪いこともなくマニュアルに忠実なことが好きというあまりヒロイン的でないです。収まるところの収まるガラスの小屋で幸せな人もいるんでしょう。そしてそれに説教したい人もいる。 | ||||
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どちらかと言うと不快でした 読み終えた巻があまりない | ||||
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なんでもない日常の話。でも一気に吸い込まれて最後まで飽きさせず本当におもしろかった。すごく好き。 | ||||
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Amazon audibleにて拝聴。 大久保佳代子さんによるナレーションは、落ち着いていて予想以上に聞きやすかった。 肝心の本の内容としては、芥川賞受賞作品という割にはあまり面白みがない。 感情を持たない主人公の日常を淡々と描いており、大きな盛り上がりがないまま終わってしまった印象。 世間の人々が持つ「普通」や「一般的」という基準に対し、どのように付き合っていくかが本全体のテーマとなっている。 | ||||
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読んできました。面白かったです。 自分は、読んでこのように考えました。(ネタバレあり) 主人公は普通を望んでいるのではなく、ノイズ(主に人間関係)を取り除くために普通を演技しているのではないかと考えました。白羽さんの話にはあまり関心を寄せず、義妹のことを合理的な人間と感心しているところから読み取れると思います。なので、この話の感想として 合理的な主人公が、非合理なノイズ(主に人間関係)を取り除くために周りを模倣するが、合理的な考え方が抜けきれずかえってノイズが増えるというのは、読んでいて可哀想だと感じた。でも、最後はコンビニという合理的な世界に戻れて良かった。 | ||||
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低評価レビューを見ていると「不快感」「共感できない」「つまらない」とありますが、私にとっては最高のわくわくするエンタメ作品で、何度読み返しても面白すぎて一気読みしてしまいます。この作品から村田沙耶香にハマり他の作品もほぼ読みましたが、やはりこの作品に戻ってきます。他の作品よりもスピード感と爽快感があるように思います。脳からドーパミンが出るのが分かる。 普段から常識を疑っている人、自分は普通でないかもしれないと思う人には面白いんじゃないかな。普通であることや、愛や常識を信じて疑わない人にとってはつまらない作品かもしれません。 | ||||
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この作品を芥川賞を付ける器の広さを感じました 主人公の無機質な性質とそれに触れる周囲の人間の描写が的確で共感できるものでした 小説を久しぶりに読みましたが自分の感性を破壊されるような作品に出会えて幸せです この感覚を味わうために小説を読んでいたことを思い出しました | ||||
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その題をその表紙を目にしすぎて単なる流行り物と気にしてなかったけれど、たまたまその気になって読んでみたら予想とは少し違っていた。単にコンビニで働く女のことをつらつら書いたものと勘違いしていた。コンビニはこの話の大事な要素なんだけど読み手はもっと別のことを読んで心動かされる。 普通に生きていくって何?とか 30超えて結婚もせず仕事も正社員でなくてアルバイトのコンビニ店員の主人公。周りはそんな彼女に興味津々上から目線全開。いろいろと失礼にも言ってくる輩に彼女は怒ることもない。ただその普通の人だったらこうだを実践して、普通に振る舞おうと努力する彼女。 そんな彼女の前にまたまた常識の外に暮らす男が出現。 本自体短いし文章もわかりやすくて登場人物がやたらと多いと言ったこともないし、すぐ読み終わるのでおすすめです。面白いですよー!この短い話の中でこれほど深さを感じたことなかったですよ。 | ||||
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途中笑いが出ました。最後のコンビニでの行動はちょっと引いてしまいました。そしてこの終わり方はハッピーエンドだと思いました。この終わり方で良かった。主人公がこの経験を得たので結局、行動は変わらなかったけど成長したその後の感じ方などが変わる気がします。主人公と周り人たちのかみ合いなさが面白かったです。 | ||||
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この社会は、社会に適合出来ている人が、社会に適合出来ない人やしたくない人を、非難したり見下している。 私も親から結婚しろと言われたし、正社員になれと言われ続けた。 結局私も迎合して、結婚したし、正社員登用の試験も受けている。それは自分が年齢を経て、こうする事が、この世界で生きる術だと理解しただけ。結婚できたのもたまたま運が良かっただけだ。 そして、私も社会に適合してしまった側になったら、なんで結婚しないの?子供いないの?など無意識に思う側になってる。ひどいな。 この作品は自分が昔適合できてない側で、根本は今も変わらない事を思い出させてくれた。社会に適合できているだけで優位があるという事がおかしい。 | ||||
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150ページ程と短く読みやすくすぐに読めるし作者の伝えたいこともシンプルにストレートな言葉で表現してある。この本も普通とは?常識とは?など現代人が感じている個の生き方の疑問をコンビニしかできない人間を通して表現してくれる。私は普通側の人間だけど、主人公の苦悩に共感しかない。 | ||||
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大先生達から認められた作品なので素晴らしいのでしょう。 私には後味の悪さしか残らなかったです。こういうわかり難さや難しさが芸術なんですかね? 自分は読書で不快な気持ちになりたくないので好きになれません。もっと、長く多くの本に接すればこの作品の良さがわかるのでしょう。 | ||||
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