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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 101~120 6/16ページ
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子供の頃に観た映画『ブレードランナー』の原作なので期待大で読み始め、一気に読み終えた後は、読後の感慨に浸れました。 あえて内容に触れる事は記しません。 映画とは異なる点は多数ありますし、表現方法も異なるため、『小説版ブレードランナー』としては読まない方が賢明かと思います。 ただし、主人公の心理描写やレプリカントとの対話は哲学的で考えさせられます。 映画が好きで原作に興味を持たれた方は、「映画をより深く理解するための原作」として読まれるのはいかがでしょうか。 人間とアンドロイドをテーマにした作品は様々な媒体で続々と表現されていますが、長々と愛されているこの作品と映画は読んで、観て損はないと思います。 そして自分が主人公であったらどのような選択をするだろうかと、読むたびに考えさせられます。 | ||||
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マーサのくだりがなんだかよく分からなくて、もっかい読み返したけど分かったようなわからんような。あとフィルがアンドロイドなのかそうでないのかってとこも若干混乱する。要は描写の視点が完全三人称になりきってなくて、デッカードの視点になるとこと混じるからか?…文学的と言えば文学的。むしろ映画的なのかな。読者にはわりと不親切な書き方だと思う。でも魅力的。 | ||||
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読みやすいです。ルビがふっていたり、 英語などには意味が捕捉されていて親切でした。 | ||||
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アンドロイドは人間そっくりに作られた存在。 一見人間との見分けがつかないが、他者への共感能力が著しく低いので、時折異常な行動をとるがある。 例えば蜘蛛が八本足なのに納得がいかず、四本足でも歩けるはずと考えて、蜘蛛の足を鋏で切り落して実験してみたりする。 まるで幼児のような非人間的な残酷性(実際、アンドロイドの寿命は極端に短く、幼児並みの年齢しか生きていない)。 しかしその一方で、(おそらく嫉妬から)デッカードの山羊を殺したレイチェルのような人間らしさを感じさせるアンドロイドも出てくる。 嫉妬による憎悪は、愛情の裏返しに他ならない。 つまりアンドロイドは冷酷と愛情の両方を兼ね備えた存在だ。 だが、それはつまり人間と同じではないのか? そう考えると、人間とアンドロイドに大した違いはないという事になる。 だからこそデッカードは最後、模造動物に「生命」を感じたのだろう。 肉体の構成素材は問題ではなく、大切なのは他者への共感性であり、それを保ち続ける事が人間の条件だ。 | ||||
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ブレードランナー見て 原作を読みたくなり購入した 案の定面白かった 映画とはまた違った終わり方で色々と考えさせられる 名作や | ||||
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ブレードランナー好きは、一度は読まねばならない一冊と思います。 | ||||
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原点の作品です、なかなか読み応えがありました。おすすめします。 | ||||
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人間とアンドロイドこの2つのものの違いは何かと問われれば自然物か人工物ということであるとこの本を読む前の自分は答えただろう。他人を外からではなく内側から思いやる。そういう心が人間らしさであると思う。まだ一周目なのでこのくらいしか感想は思い浮かばないが二周三周したらまた新しい発見が待っている気がする。迷っている方は一読されることをおすすめします。 | ||||
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人間についての考察を人間とアンドロイドの相克によって行っている。 おおよそ似た両者だが、ここで明言すべき共通点は両者とも夢を見ること(ここで言う「夢を見る」は、欲するの意で寝て見る夢のことではない)。どちらも自分の環境を良くしようとする。 一方、相違点は、人間は「感情移入」でき、アンドロイドはできないこと。 両者の目指す最適解は微妙にずれる(どちらが良い悪いはここでは問題でない)。例えば、タイトルにもあるように電気羊の夢を見るか否か。このズレがこの小説のテーマを誘起させる。 このズレから考察できることは、人間は社会的な動物であり、他者との相互作用なしに生きられないということ。 人間とは何かを考えるときの参考になる。 娯楽SF小説としてだけ見るのならば、50年ほど前のSF作品であり、気になる部分はあるだろう。それではもったいないが。 | ||||
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アンドロイドとヒトの境界をどこで引くべきか。 人間性とはなんなのか… そう遠くない将来、本当に人間並みの知能をもったアンドロイドと生活を共にする日が来るかもしれない。 その時私達はどうやってアンドロイド達と向き合っていけば良いのだろう…? いや、アンドロイドとヒトの間に大した違いなど無いのかもしれない。 等しく感情移入(思いやり)という能力を有するもの同士、お互いの立場を尊重するべきなのだ。 --------- とてもいい本でした。 300ページくらいの本なので気楽に読めると思います。 映画「ブレードランナー2049」と内容を比較して見るのが楽しみです。 | ||||
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物凄い面白い!とまでは感じませんでしたが最後まで苦も無く読み通せました ストーリーがシンプルでワクワクさせられるものでしたし、冒頭から説明特になしで独自の世界観を描いていることがこの作品に没頭できた要因だと思います 凄く面白いほどではありませんが面白かったです | ||||
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旧版をなくした。なくしたことに気がつかなくて3月に2049のブルーレイ届く前に読んどこうと思ったら手元にない。 しょうがないので購入!人生で3冊目か。 新装版は表紙がかっこよすぎて抵抗あったが買ってよかった。少しだけ翻訳に手が加わり翻訳者あとがきにも追記が。 | ||||
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私はSFは読まないのだが、いろいろなところで言及される、あまりにも有名な本書くらいは読んでみようと本書を手に取ってみた。米ソの核戦争により地球が死の灰に覆われ、地球人の多くが他の惑星に移住しているという近未来が舞台であり、読み始めてからしばらくは、このシュールな世界観を理解できず、なかなか読み進みにくかった。 主人公は、火星から地球に不法に逃亡してきたアンドロイドを破壊することを任務とする警官であり、本書は、外形上はこの主人公とアンドロイドの間の言わばアクション小説なのだが、人間とほぼ同じ知性を持ったアンドロイド達と主人公のやりとりを通じ、「人間とは何か」という問いを読者に考えさせてくれる、深みがある作品である。 ロボット掃除機が普及し始め、AIスピーカーの販売が始まり、ようやく時代が本書に追いつきつつある今こそ、本書はより多くを語ってくれる。 | ||||
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ブレードランナー2049が、あまりに期待外れだったので、ブレードランナーの原本である本書を読んでみました。1977年の世界観が感じられ、共感を覚えたのは、歳のせいかも知れません。映画では明らかでなかった、レイチェルの出自も明らかにされていました。 | ||||
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原作は1968年に発表され、邦訳は1969年に刊行、1977年にハヤカワ文庫に収められた。1982年に公開されたアメリカ映画『ブレードランナー』の原作で、昨年、続編と言われる『ブレードランナー2049』が制作され、再び注目された。 私は、SF小説も映画も普段はあまり読ま(見)ないのだが(『ブレードランナー』も見ていない)、よく行く複数の書店でどん!と平積みされていたために、思わず手に取った。 そして、そこに描かれていたのは、核戦争後の死の灰が降る世界、人間と非人間の区別がつかなくなりつつある世界、人々の感情が機械や一部の人間にコントロールされる世界。。。であった。 そして、それは、北朝鮮の核開発への懸念が高まり世界終末時計が2分前を指し、人工知能が人間の知を超えようとし、幹細胞から人間(の一部)が人工的に作り出され、個人データの蓄積・分析により知らず知らずのうちにマインドコントロールされている。。。原作発表から半世紀を経た、我々の生きる現代世界を写し出しているように見えるのである。 本書に通底するテーマが、人間とアンドロイドの対比、延いては「人間(性)とは何か?」であることは間違いないが、さらに幅広い観点から、現代世界の在り方を考えさせる作品と言えるのではないだろうか。 (2018年1月了) | ||||
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SFはなんとなく今まで避けてましたが、映画のブレードランナーを見に行くタイミングで原作を読んでみました。 結論から先に言うと、めちゃ面白かったです! 最初世界観を掴むのに少し考えさせられたりもしましたが、一旦入り込むとぐいぐい引き込まれていって、次読みたい!続き気になる!って感じでスムーズに読めました。 これは当たりかな! 映画も観に行って正解でした。 前作見てないので前作もDVD借りようと思いました。 SFってどうなの?って思ってる方は、入口として読んで見てはいかがでしょう!? | ||||
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子供の頃、明るいはずの近未来を退廃的な世界で表現した映画を見て衝撃をうけました。 この原作を読み、これをあんな形で映画化していることに、驚嘆を覚えるとともに、作品の哲学的、精神的な部分に今更ながら驚いています。 原作のほうは、やや、主人公の精神世界に偏っています。少しがさつな印象を受けます。 ともかく映画が好きなら読んでみる価値があります。 でもやっぱり暗い作品なので、落ち込んでいるときに読むことをお勧めします。 | ||||
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35年ぶりの映画『ブレードランナー』の新作を見て、やや違和感があったので、原作にあたってみました。 恥ずかしながら、ブレードランナーの原作を読むのはこれが初めてです。 文庫でも300ページを越えるかなりな長編ですが、物語の設定と展開はいたってシンプル。 内面の描写に多くを割いている分、哲学的な香りの高い作品です。 タイトルの「電気羊」とはロボットのペットのこと。 核戦争後の生き物が絶滅しかかっている世界では、人々はほんもののペットを容易に飼うことができず、ロボットのペットに癒しを求めている。 アンドロイドという「ロボット」も人間とおなじようにロボットのペットに癒しを求めるのだろうか、という問いの意味は難解で、にわかに納得のいく答えは見つかりません。 しかし新作映画との関連でいうなら、その答えは「YES」で、そこから新作映画の物語が始まります。 ともあれ、原作と新作映画のテーマは違うということはわかりました。 デッカード自身がアンドロイド?というシーンは原作にもありましたが、まあ、そこは物語を面白くするための仕掛けでさほどの意味はない。 というよりも、原作のテーマはそこにはまったくない。 それがわかっただけでも収穫でした。 | ||||
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他のレビュアーさんにもおられますが、私も何十年かぶりの再読で、活字の恐ろしく小さい昔の版と違い、トールサイズの最新版は活字が大きくて老眼に優しくとても読みやすかったです。(しかも映画『ブレードランナー2049』のカッコいい帯付き!) 2018年最初の読書は面白かった、のひと言に尽きます。今年は春から縁起がいいかも。 作品の内容をほとんど全く覚えておらず、昔、旧作の『ブレードランナー』を観たことがあるにもかかわらず映画の内容すらほとんど忘れていたことも、結果的には良かったかもです。 後半、主人公の賞金かせぎリック・デッカードが美人アンドロイドのレイチェルとホテルで愛し合うシーンなんか「あれ? こんな濡れ場があったっけ?」という感じで、かえって新鮮でした。しかもこの濡れ場にも、象徴的な意味があるんですよね。この部分を読んでいると、アンドロイドのレイチェルが、そして人間のデッカードが、両方とも非常に哀れで救いのない存在に思えて、たまらない気持ちになります。 「人間とは何か?」という重いテーマを抱えながらも、人間とアンドロイドが追いつ追われつの怒涛の展開で、衝撃のラストまで一気に読ませる巨匠ディックの最高傑作、との呼び声はダテじゃないということを再認識しました。星5つは当然ですね。 | ||||
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当時としては本当に空想の世界の未来の出来事なんでしょうが、現在のテクノロジーを先取りしており素晴らしい本だと思います。時々今現在の事と錯覚してしまいそうですが、残念ながら今の時点での未来を想像すると陳腐化は否めません。まあ、SF小説の宿命だと思えば十分楽しめます。 | ||||
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