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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全309件 161~180 9/16ページ
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| 星を継ぐ者、や幼年期の終わり、を読んでいたので、アマゾンが薦めてくれた。 途中からぐいぐい引き込まれた。自分は67年生まれですが68年の作品とは思えない。 その頃からアンドロイドという言葉があったとは。 題名から、主人公リックはアンドロイドかと思ったが違ったようだ。 マーサー教はインチキだと暴露される。人間には感情移入能力があるとはいえ、 自分で体験せねば意味無し、ということか。 他者の感情に思いを馳せないのは人間とは言えない、というメッセージを感じた。 姿形が完璧な人間なら、アンドロイドだろうが幽霊だろうが、人は、人としてしか認識しない。 言葉にするのは難しいが、ゴキブリは平気で殺す、でもアンドロイドは見た目が人間だから 殺しづらい、この違いはなんなのだろうか。境界はどこにあるのか、考えさせられる。 | ||||
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| 内容は知らないけれどタイトルは知っているという方も多いんじゃないでしょうか。なにを隠そう、私もその一人でした。 個人的に当たりはずれがとても大きいSF小説、しかも古典作品。さぞ読みにくく難解なんだろうなぁ~と思いつつ、とりあえず有名作は一通り目を通しておきたかったので長らく積んでいた本作をようやく手に取りました。そして意外にもあっさり読了。 翻訳を通しての海外小説、一昔前の古典作品、SFに馴染みがなければ理解できない専門用語の羅列、などなど覚悟していた私にとっては嬉しい誤算でした。誰が読んでも理解できるとまでは言いませんが、数あるSF小説の中では読みやすい部類に入ると思います。 多くの生命が絶え、昆虫含むほとんどの生物が絶滅種・絶滅危惧種に指定された近未来でのお話。隠れて侵入してきたアンドロイドを見分け、狩ることを生業としている主人公がメインとなってストーリーは進行していきますが、人間そっくりのアンドロイドと人間、その差はどこにある?というテーマが重くも悲しい。己の記憶操作すら可能なアンドロイド。誰がアンドロイドで誰が人間かわからない、目の前の人物が?それともまさか自分自身が?という緊迫感溢れる中盤は映画ですが「未知の遊星X」を思い出しました。しかし「未知の遊星X」のエイリアンと違うのは本作のアンドロイドは人間に対してなにか害をもたらしたわけではないということ。ただ「人間ではない」その一点だけで狩られてゆくアンドロイドたちが切ない。 ラストのヒキガエルと主人公の描写などうまく言葉にできないものの胸に詰まるシーンがとにかく多く、名作として名を残すのも納得。ただがっつりSFなので読む人はそれなりに選ぶかもしれません。ページはさほど多くないので教養として読んでみるのもいいかも。☆3.5。 | ||||
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| ブレードランナーを観た後に読みました。 人間が何か?という問いかけの観点が生命としての 定義と、人の思考、嗜好(価値観)の観点から細かく 描かれています。 映画の出来も素晴らしかったため、どうしても映画 のシーンを思い浮かべてしまい、情景をミックスして しまいがちですが、それでもなお考えながら、そして 恐怖と驚きを感じながら読むことができます。 SFだからと距離を置いてしまう人にもオススメです。 | ||||
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| 最初はいろんな種類のアンドロイドをあの手この手で処理して最後のボスを処理してハッピーエンドと思っていたのですが全然違いました!笑 もちろんアンドロイドを倒すのですが、心理的、倫理的な点で考えさせられたり、アンドロイドと人間の共存だったりと難しかったです笑 でも読み応えはありますし、面白かったです‼︎ | ||||
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| この本を読んでFKDにはまってしまいました。 独特の世界観とロジカルに組み上げられた物語、その割にあっさり終わる雰囲気がたまらないです。 他の本も買ってしまいました。 | ||||
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| ガーランドのビルの多数のアンドロイドは何処から来て、何時からいるのか、そのままにしていていいのか?レッシュは何故そこにいるのか?にせの記憶だけで説明できない。ポロコフ・カダリィも変。話の展開がその時をハラハラさせるためだけで、全体としてつじつまが合わない。絶滅したクモがシドニーカカログで100ドル。この小説は週刊誌に連載されたものだろうか?共感とは、やさしさ、すききらい、勘違い。 | ||||
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| 本作はフィリップ・K・ディック氏によるSF小説。 「ブレードランナー」というタイトルで映画化もされている。 SF小説の多くにおいて、まずは世界観を把握するのに時間を要する作品が多い。 なぜなら、著者が読者に対し、作品の時代背景や舞台設定、舞台装置の意味を丁寧に説明してくれることは稀だからである。 もちろん、読み進めるごとに理解は深まるのだが、その理解度合いは作品によってまちまちである。 例えば本作は序盤から容赦がなかった。 聞きなれない用語があたかも一般常識のように繰り出される。 「情調オルガンとは何か?」 読者はそれらを丁寧に拾いながら疑問として抱えつつ、この小説の世界観を自らの想像力を駆使することによってのみ構築しなければならないのだ。 今が西暦何年なのか? 物語の幕開けの直前に、どんな災禍が世界を襲ったのか? そしてその後、世界の人々はどのように暮らしているのか? そんなナレーションなどどこにもない。 読者は「この人はなんの話をしているのか?」から入り、人物のセリフや心理描写を注意深く読み解き、チンプンカンプンさをいかに早く脱しなければならない。 SFに慣れない読者は冒頭の数ページで匙を投げるだろう。 そんなSF作品が読みたくなったら本作をオススメしたい。 以前からずっとタイトルが気になってて、やっと読むことができた。 アクションあり、サスペンス要素もありでとても面白かった。最後まで楽しめた。 | ||||
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| 面白くありませんでした。 半分も読めなかったです。 本当は星ひとつでも多いくらい。 | ||||
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| SFの古典。映画も良いが、原作も良い。読みやすく、そんなに長くないのが良い。ブレードランナー好きなら必読。映画とはやや違う印象があるのも良いです。 | ||||
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| いい作品だと思います 序盤の方はアンドロイドのことをあれと呼んでいたのですが徐々に彼や彼女と変わっていくなど主人公の心の変化が細かく感じられる作品です 独特な世界観を理解するのには戸惑うかたがいるかもしれませんがすぐなれると思います 読む価値は十二分あります | ||||
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| 映画ブレードランナーの原作 登場人物や舞台は映画と似ているが、描いているものは全然違う。 陰鬱な印象。 持ち上げては落として、持ち上げては落としての繰り返しで、救いがない。作者は相当デッカードを鬱にさせたいらしい。 特に映画では官能的で繊細なヒロインのレイチェルが、小説では本当に最低のクソ女として描かれており、げっそりする。あの魂も心もない木偶の坊をデッカードの代わりに撃ち殺してやりたい。そうしなかったデッカードはなかなかの人格者だろう。 オススメの一冊 | ||||
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| ・哲学的なテーマを、わかりやすく楽しみながら伝えていく手腕が凄い 私はフィリップ・K・ディックの作家としての評価がどれだけのものか詳しくはわからないのですが、そんな私でも『人間に限りなく近い存在がいたとして、人間らしさとは何をもって定義するのか』という哲学的で根源的な難しいテーマに挑戦し「逃亡したアンドロイド集団との戦い」という読み物としての面白さと「2人の人物を軸として展開される物語」というひねりを加えた構成で、あっという間に読み終わらせてしまう手腕に感服させられました。 私が学生だった頃、遺伝子組み換えとかクローン技術がやたら報道されていて「もし自分とまったく見分けのつかない人間が出来たらどうなっちゃうんだろう」とひとり社会の行く末に不安になっていた頃を思い出しました。あの時感じたことを、1968年にすでに世に問うていたというのも驚異的なことです。 ・訳がわかりやすい 作品自体の面白さに加えて、自分があっという間に読めてしまった理由の一つが訳文でした。とても読みやすくて、この作品の良さを受け取ることが出来たのも訳文のぎこちなさがまったくなくて頭にスッと入ったからです。あとは最後の訳者あとがきで添えられる解説文も、物語の理解の手助けになっていて、これ自体も読んでいて楽しめました。 | ||||
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| 読んでいくうちに、人間とアンドロイドの違いは何だろう?と考えるようになっていった。 自分がアンドロイドだったらとか。 でも、ディックさんにとっては人間やアンドロイドという呼び名はただの記号でしかなく、訳をした方のあとがき読んでてなるほどなぁと思いました。 | ||||
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| 火星から地球へ逃亡をはたした8人のアンドロイドたち、それを追うバウンティーハンターの主人公の話。 文章は読みやすく、ハラハラする展開もあり、すぐに読み終えてしまった。 主人公側だけでなくアンドロイド側からも描かれる文章のおかげでアンドロイドにも同情の念が少し沸いた。 | ||||
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| 核戦争後、死の灰の降るサンフランシスコが主な舞台。マーサー教なる共感宗教を糧に弱々しく生きる、地球に残った人々。火星から脱走してきたアンドロイドは、人間と殆ど見分けが付きません。「魔笛」パパゲーナ役もこなすアンドロイドも。残った動物を異常なまでに愛玩する人間に対し、クモの足を一本ずつ切っていくアンドロイド。製造元の目論見にも拘らず、共感に差が出ます。 高価な動物ペットの替わりに、簡単には区別がつかない電気動物を飼う人々も。自分の気分を操作できる装置、エンターテイメントを流し続けるTV/ラジオ。生気の無い、行き詰った社会の中で、脱走アンドロイドを始末する警察官。"意識"を持ちながらも約4年しか"生きられない"アンドロイド。灰色の近未来の中で、主人公と共に、何やっているんだろう?と考えさせられます。一気に読ませる名作です。 | ||||
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| SNS。 ツイッター。 防犯カメラ。 GPS。 監視社会日本。 クレーム。 言論統制。 きな臭い現代。 なんか、この本、今の日本を描いているみたいです。 | ||||
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| 面白かった!映画ブレードランナーもすばらしい映画なので、期待値が高く心配でしたが、原作もすばらしい。 私にとって残念だったのは、映画をすでに観ていたこと。 やっぱり、映画(映像)に引っ張られた部分は大きい。 原作を最初に読んでいたら、映画のような創造をイメージできただろうか?映画と大きく違う点は、原作では、主人公(デッカード)は既婚者ですが、映画では妻はでてこず、独身っぽい。 あと、結末が映画とは違います。 その点は是非、原作を読んでみてください。 また、原作をコンパクトに、アクションもあり、独自の解釈で映像化したリドリースコット監督に賛辞を贈りたい。 | ||||
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| SF・純文・エンタメの三分野にまたがる古典と言っていいでしょう。読み終えた人にだけタイトルの意味が分かるというのがまた粋ですね。翻訳もまた素晴らしい、ヘタな日本人作家よりも読みやすい。作者の意見をざっくばらんに言ってしまうと、「人間とロボの境界は他者に対する感情移入があるか否か」です。つまり鉄の塊でも他者のために涙が流せればそれは人間で、人から生まれても平気で他者を傷つけるような奴はロボットだ、と。他者と言ってもそれは人間・生物に限らず、ロボットや無生物も含みます。その証拠に、長年使った鞄や靴に愛着もわけば、小説のキャラクターのために涙を流すことだってあります。「ロボットや電脳PCを愛するな」と言うのは「小説を読んで感動するな」と言うぐらい理不尽なことではないでしょうか。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」僕がタイトルを付けるなら「鬼畜野郎は小説で涙を流すのか?」かな。もちろん反語です。 | ||||
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| フィリップ・K・ディックのSF小説はそのほとんどがSFのふりをした純文学に他ならない。 人間と人間でないものの違いを疑う。現実世界と現実ではない世界の違いを疑う。 本作の主人公はさえない中年男で生きている動物を買うためにしかたなくアンドロイドを倒す仕事にとりかかるがその仕事すら疑う。 これは良いことなのか悪いことなのか。人間のエゴによって作り出されたアンドロイドを脱走したからといって殺すことが正しいのか。 デッカードはひたすら悩み苦しむ。機械のような人間がいて、人間のようなアンドロイドがいる。本当に人間らしいのはどちらか。 自分自身、本当はアンドロイドなのではないかと検査する。人間らしさ、というアイデンティティはかくも脆い。 後半、マーサ教のインチキは暴かれ、人々が心のよりどころにしてきたものが次々破壊されていく。 苦悩の果てにデッカードがたどり着いた結論は、人間でも人間でないものでも、人間らしさを保つことこそなにより大切、ということ。 発行から40年ほど経っても色あせることのない普遍的なテーマだ。ハヤカワSF売り上げランキングにおいてはディック作品がたくさん並んでいる。 どこか日本の人情話に通じるストーリー性があるから日本人にも人気があって読み継がれているのだ。 ディックの根底に流れるものは、人間への愛と、理不尽な災いへの怒りだ。 SFを読まない人、読書習慣すらない人にも薦めたい。読み終えたあとの心の清涼感は酒やドラッグよりもずっと心地よい。 | ||||
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| 「ブレードランナー メモリアルエディション」発売を機に再読しました。 本当に昔に読んだきりだったので、記憶も曖昧でしたが、 ブレードランナーを初めて観た時に、 「ずいぶん原作とちがうなぁ」という印象だったことを覚えています。 それを確認すべく再読したのですが、 今度は「以外と忠実だったんだなぁ」という印象でした。 ディックのキャラと同じくらい自分の記憶に自信が持てません(笑)。 アンドロイドとバウンティハンターの闘いという大筋はもちろん、 世界観やデッカードのハードボイルド的人物造形、アンドロイドのペルソナなど、 おおむねそのまま映画化されていたんですね。 イジドアやレイチェルのような重要人物も設定を変えて生かされてますし。 違うのはレプリカントというバロウズの造語や日本趣味が加えられ、 マーサ教や偽警察官やムードオルガンのエピソードなどが省略されたこと。 またタイトルにもなっている動物ロボットが出てこないことなどでしょうか。 そして、なににもまして、ルトガー・ハウアーのアドリブだという、 レプリカントが死ぬ時の美しい独白。 このあたりの印象が強すぎて「ちがう」という気がしたんですかね。 いずれにせよ60年代末、フラワーチルドレンの全盛期に、 こんなぶっ飛んだ小説を書いていたディックは化け物です。 やっぱり「高い城の男」も再読しよう。 | ||||
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