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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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本編を読んだだけでは『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の意味は理解できず、また、ストーリーも意外性が低かった(意外性は好みの面があり)。タイトルの意味は、訳者あとがきにある著者のコメントでやっと理解できた。「人間とは何か?」を考えさせられる作品。 | ||||
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私は人生で本を読んだことがほとんど無く、そして自分自身が共感力が低くて他者の気持ちが分からない、無意識的に論理的思考や真実性を重視して生きているタイプの人間なので、 読み終えた直後は正直チンプンカンプンでしたが、いろいろ調べたりしながら自分なりに解読してまとめました。 そこそこ頑張ったのでせっかくなので貼ります。良かったら参考にしてください。 今後世界は人類はこれから本格的なAIの時代に突入し、この小説の再評価ブームが到来する予感が大ありですね。 ↓↓↓以下ネタバレを含むので注意↓↓↓ 【共感】 ・感情や共感能力、生きる意味を失った社会的な状況 ・自分の感情をダイアルで調整できる装置、ペンフィールド情調オルガン ・教祖ウィルバー・マーサーと肉体的融合ができる装置、共感ボックス ・アンドロイドと人間を区別する検査法、フォークト=カンプフ感情移入度検査法 ・戦争の結果の灰や殺し屋が石を投げる行為は、人間性の喪失や共感の欠如の象徴 ・共感能力のないレッシュは人間だった ・共感能力を持っているように見えるアンドロイド ・アンドロイドに愛と共感と同情を覚えるリック ↓↓↓↓↓ リックは分からなくなってくる ↓↓↓↓↓ 【すべての事物・事象の境界が曖昧になってくる】 ・レイチェルをテストしたらアンドロイドだった ・イジドアが偽猫と思っていたのは本物猫だった ・本物ヒキガエルと思ってたのは偽ヒキガエルだった「箱の中には夫の身に起きたすべてのことがしまわれているのだろう」 ・現実と幻想の境界が曖昧に ・生と死の境界が曖昧に ・自分とマーサーとの区別も曖昧に ・すべての事物事象が曖昧に(本のタイトルはそれを表している?) (※作者は明らかにLSDからヒントを得ている。1968年作というサイケ全盛の時代背景に注目) ↓↓↓↓↓ では、人間性とは何なのか?人間とは一体何なのか? SFを題材にしているが本質はヒューマニズム小説。 | ||||
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映画から入った人は全然違うのでビックリかと思う。 | ||||
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私は、科学考証がしっかりしたハードSFが好きです。 この作者の小説は、科学考証などを考える事自体が無駄なレベルの荒唐無稽さです。 なので、私の好みのジャンルからは大幅に外れているのですが、何故か、この作者の小説は何冊も読んでしまいます。 何が気に入って読んでいるのかは、自分でも良く分からないのですが、独特の雰囲気があるのは確かです。 ただし、映画「ブレードランナー」の原作として読むと、「???」となります。 発給でこき使われる男の悲哀を楽しみましょう。 | ||||
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映画『ブレードランナー』の原作小説として非常に有名な本作ですが、やっと読むことが出来ました。 しかし・・う~ん、どうなんでしょコレって感じで・・ SF小説として特に面白いとも思わなかったし・・ まぁ普通? って感想しか持てなかったんですけどね。 逆にこの小説からあの映像作品を作り出した人達が スゲーなって、スゲーなって、スゲーなって、 その部分を再確認出来たSF小説でありました。 | ||||
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途中であきかけた。。。 だいたいサリンジャーと一緒に読むんでしょう!こういう本は。 何が言いたいのかわかるようで、わからない。。。 無機物と有機物を分けているものはなにか?ということ?を問いているのか。 主人公の悩みが本を通して伝播したようにも感じる。 感情移入したという点で見れば、いい本なのかも知れない。 ただ二回目はないかな。。。ただただ疲れた。。主人公とおなじきもち。 | ||||
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1969年の本。どうも映画ブレードランナーの映像が抜けないので読んでもそちらが先行してしまった。そのブレードランナーもかなり忘れているがあの独特の映像美が甦った。ほぼ人間に近づいた火星出身のアンドロイドの悲哀。それを創る企業。そのアンドロイド以下の知能の人間。そしてそのアンドロイドを駆除する人間。現在のロボット技術やAIの進化を目の当たりにして、映画を観た当時のSF感とはまったく異なる感覚になった。SFは読まないといけない。読書を始めたオジサンは強くそう感じてしまった。スマホは「映話」を超えていると思う。 | ||||
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印象に残る作品だけど、読み辛かった。 3日以内で読み切っていたら、ワクワク読めたと思う。 だらだら読んでしまったから飽きてしまった。 つまり、引きずり込まれない本でした。 | ||||
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洋書はちょっとイメージがわきずらい ストーリーはシンプルで面白い | ||||
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アンドロイドのリアルさが不気味。 | ||||
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こういった有名作には名作と評しなければならないというような同調圧力のようなものがあるけどそこまでのものではないと思う。というより、当時ならこれで十分名作足り得たのかもしれないがそれが必ずしも現代でも通じるということではないのかもしれない。 | ||||
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あの衝撃のブレードランナーを観てから、いまだにその映像が忘れられなく、私の映画歴史のNO1に近い位置を占めております。原作の事はすっかりを忘れておりましたが、初めて読ませて頂きました。が・デツカード様とアンドロイド様の激しいバトルの描写が今ひとつ迫力に欠けており、あの美しきレイチェル様との絡みも濃厚さに欠け、デッカードの黒山羊を殺してしまう等、うそだ~~~ぁ・と言いたくなりました。そして、映画のラストシーン近く:アンドロイドの苦しみ・悲しみが凝縮され死を迎える場面は、涙が出るくらい最高でした。そこに行くと原作のラストは、尻つぼみと言うか、尻を拭かずにパンツを履いた様な、中途半端な姿勢で終わってしまいました。 | ||||
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35年ぶりの映画『ブレードランナー』の新作を見て、やや違和感があったので、原作にあたってみました。 恥ずかしながら、ブレードランナーの原作を読むのはこれが初めてです。 文庫でも300ページを越えるかなりな長編ですが、物語の設定と展開はいたってシンプル。 内面の描写に多くを割いている分、哲学的な香りの高い作品です。 タイトルの「電気羊」とはロボットのペットのこと。 核戦争後の生き物が絶滅しかかっている世界では、人々はほんもののペットを容易に飼うことができず、ロボットのペットに癒しを求めている。 アンドロイドという「ロボット」も人間とおなじようにロボットのペットに癒しを求めるのだろうか、という問いの意味は難解で、にわかに納得のいく答えは見つかりません。 しかし新作映画との関連でいうなら、その答えは「YES」で、そこから新作映画の物語が始まります。 ともあれ、原作と新作映画のテーマは違うということはわかりました。 デッカード自身がアンドロイド?というシーンは原作にもありましたが、まあ、そこは物語を面白くするための仕掛けでさほどの意味はない。 というよりも、原作のテーマはそこにはまったくない。 それがわかっただけでも収穫でした。 | ||||
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当時としては本当に空想の世界の未来の出来事なんでしょうが、現在のテクノロジーを先取りしており素晴らしい本だと思います。時々今現在の事と錯覚してしまいそうですが、残念ながら今の時点での未来を想像すると陳腐化は否めません。まあ、SF小説の宿命だと思えば十分楽しめます。 | ||||
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現代から見ても、近未来に現実になるかもしれない世界(最終核戦争、人口の激減、 地球環境の壊滅的な破壊、火星などへの移住、本物が絶滅又は希少化した故の「電気羊 ⦅ペット用の羊型ロボット⦆などの模造動物の流行、新興宗教の興隆などが起っている 世界)での出来事を描いている。 その世界で、移住先の惑星の開拓用に製造されたアンドロイドが地球へ逃亡してきて、 ハンターが逃亡アンドロイドを見つけて処理する(「殺す」と言うべきか?)ストーリーだ。 アンドロイドは金属や樹脂ではなく細胞で作られていて、外見も知能も「人間そっくり」 なので、『共感性の有無』で人間と判別するそうだ。 しかし、アンドロイドの寿命は4年程度とのことだし、逃亡の際には主人である人間に危害を 加えたかもしれないが、地球へ来てからは人間に危害を加えず働いて暮らしている者たちを、 捜し出して処理するというのは問題ではないかと思う。 「アンドロイドは人間ではなく『機械』であり、逃亡するような機械は『欠陥品』だから、 『破壊』するべし」という思想に基づいているのだろうが、それなら、「クローン人間は人なのか 否か」「クローン人間を殺して臓器を摘出するのは殺人なのか否か」という問いにも同じ答えを するのだろうか。 | ||||
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ブレードランナーの原作ってことで読みました。 ブレードランナーをより理解したいなら読んで損は無いと思います。 ただ、それ以上のものを得られるのか?と問われると微妙です。 ディックの作品は初見ですが、残りの本もこの調子なのかと思うと少し残念です。 | ||||
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哲学的で自分には作者が何を言いたいのか分からなかった。もう一度読めば色々見えてくるのかもしれない。 | ||||
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タイトルが中二病界隈で有名な本書。私も、タイトルはよく聞くけれど実際はどんな本なのだろう、どれ手に取ってみようかという気持ちで読み始めたら、なんと映画『ブレードランナー』の原作だった。 中学生くらいの時に学校で観せられた思い出。その時の感想は、よくわからん映画だなあというものだった。確か教師が「最後アンドロイドが人間を助けたのはなんでか考えてみよう」とか言っていた。その時はよくわからなかった。原作たる本書を読んだ今ではもっとわからなくなった。だって原作にはそんなシーン、ないんだもの。 というか、原作の「アンドロイド」観と映画の「アンドロイド」観はまるで違うもののような気がする。原作のアンドロイドだったら絶対最後に人間助けないよ。なんかメリットない限りは。映画のアンドロイドはよくSFで描かれる被害者+敵対者アンドロイドって感じでチープ。この改変は原作レイプといっていいんじゃあ……。でもなんでか映画の評価高いらしいし、観たのは何年も前だから私が誤解している可能性もあるけれど。 さてさて小説の内容について。展開があっさりはやく進みすぎてついていけなかった部分もあった。特にレイチェルのくだり。騙し合いてたと思ったら愛し合ってやっぱり騙し合いする、あたりがあっさり書かれすぎて「え? 結局どれがほんと??」と混乱した。展開自体には文句はないのだけれど。 あと、舞台設定が素晴らしいですね! 個人的に好きなのはバスター・フレンドリーとマーサー教。どっちもこの物語内の人間に必須な狂気的アイテムで、前者がアンドロイドがもたらしたもの、後者が人間が生み出したもの。バスター・フレンドリーがマーサー教のペテンを暴いて勝利したと思いきや、それでも人間はマーサー教を信じ続ける。マーサーの勝利。 このあたりは科学と宗教の対立というか、人間の中での共存の仕方を表しているように思う。宗教の神話とか奇跡とか逸話が実際ペテンの嘘っぱちだったとしても、人間は神を信じ続ける。というか、実際どうだったかなんてそんなことは別にどうでもいい。人間が宗教に求めているのはもっと、精神的なものだから。例えば迷った時の道しるべとか。理不尽に対する心の持ちようとか。例えば、そう、感情移入と他者との一体感とかね。マーサーが作中で言っていた通り、アンドロイドには理解できないだろうけれど。あと自称無宗教が多い日本人にも理解しづらい感覚だと思うなー。私も御多分に漏れず、理屈ではわかっても感覚的には理解できないし。 最後に。この意味深なタイトルは何かの深い比喩なんだろうなあと思っていたら初っ端から電気羊なるものが登場して笑った。 この問いに対する、読了後の私の答え。 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」――「見ない」 でも、アンドロイドはアンドロイドの夢なら見るかもね。アンドロイドにも生命はあるから。たとえ、わずかな生命でも。 | ||||
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SF小説として映画ブレード ランナー より先に読んでおけば世界観がイメージしやすかったと思うけど、どうも映画の世界に引っ張られて読むと取っ付きにくい気がしました。 | ||||
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生命倫理がテーマの古典と聞き拝読。 私たちは、なんとなく”命”というものをわかったつもりで生きている。 でも実際には、どこからが命で、何をもってそれが失われる、つまり死ぬのかは、誰にもわからない。 万人が納得する答えのない、宗教的な哲学的な問いである。 アンドロイドが精妙化し、人間と区別する手段がなくなる瀬戸際には、 そんなテーマと向きあわざる負えなくなる。 どんな答えをだすのかを味わう作品として面白い。文章も読みやすい。 | ||||
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