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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 181~200 10/16ページ
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いまさらネタバレが無駄になる小説でありますが、いやーいいもんですな。 | ||||
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名作と呼ばれていたのでどれだけ考えさせられる作品かと期待していましたが、主人公の刑事がアンドロイドとただ闘って勝つことの繰り返しで、今の時代から見ればありきたりなストーリーだなとしか言えませんでした。 本書以外では著者の名前をほとんど耳にする機会がない事から分かるように、本のタイトルセンスが評価を牽引しているに過ぎないのではないでしょうか。 古典的なSFとして楽しむのは有りだと思いますが、良作は他にもたくさんあるので、わざわざこの本を買ってまで読む必要は無いと思います。 | ||||
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昔は良く文庫でよみましが、やはりディックはデジタルでもいいです! | ||||
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この本に出てくるアンドロイドのような人もいるのでは? と思いました。 | ||||
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私は翻訳ものが嫌いです。なぜなら、あまり上手な日本語と呼べるものが少ないからです。しかしこの作品の朝倉氏の文章は、ほんとうにとても美しい。とても読みやすかったです。 ここのレビューを拝読した限り、私はほかの方々ほど読み込めていないなと感じています。『ブレードランナー』も観ていません。 しかし、リックとジョンという2人の主人公の視点によって描かれる、それぞれがアンドロイドとの接触し、2人それぞれがアンドロイドから受ける心理的変化は、とても興味深く読み応えがありました。 読後感が良くないというレビューがいくつかありましたが、私にはそれがわかりません。喪失感もありません。レビューを読んで驚きました。 逆に、このものがたりが終わったあと、この先リックはそれまでと違った形でアンドロイドと接して生きていくんだろうなと思いました。転職するかもしれません。ジョンについては確かに一度得たものを失ったという点で喪失感があるかもしれませんが、元に戻るだけのことです。「特別者(スペシャル)」の知性がどの程度なのかは予測できませんが、忘れるのも早いのではないでしょうか。 ともかく、リックに関しては、このものがたりを通して新しい光、自分を見出した、希望の持てるエンディングだと解釈しています。 何年かあとにまた読み返したい作品です。 | ||||
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PSYCHO-PASSというアニメで紹介されていたので、手に取りました。 PSYCHO-PASSの世界で、生身の動物が希少になっているところなどは、この小説の影響かもしれません。 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は、核兵器で地球は衰退の一途をたどり、多くの人がアンドロイドを従えて地球を去っていった、そんな未来が舞台です。 主人公のリックは、逃亡して地球にやってきたアンドロイドを処理するハンターをしています。 アンドロイドたちとの関わりを通して、リックは彼らをモノとみなして処理することに疑問を持ちます。 彼はさんざん苦悩して、人間には間違ったことでもやりつづけなければいけないことがある、と悟りました。 ……というお話です。 このお話を読んで、主人公のリックは憎めないダメ男だと思いました。 既婚者でありながら、他の女に恋をして、失恋し、やけっぱちになってさらに別の女に手を出す男です。妻のことは愛してはいるようですが、リックの彼女にたいしての愛情は、息子が母親にたいして向けるそれに近い感じがしました。 実にダメな男です。 ですが、自分のありように悩んで、最終的には少しだけ成長する、彼の優しさや純粋さが愛らしいと思いました。 | ||||
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舞台は核戦争後の地球である。人類の多くは惑星植民計画により地球を脱出しているのだが放射能まみれの地球に残っている人たちもいる。植民者たちは、アンドロイド(戦争兵器の改良型)を下僕として扱っている。地球では、生き物のほとんどが死滅しているため、生き物は大変貴重であり、生きたペットを飼うことはステータスでもあり、動物を飼っていない人間はなんとなく不道徳と思われる世間の風潮もある。放射能によって遺伝的に変異した人は、「スペシャル」として子孫を残すことを許されない、という殺伐とした管理社会でもある。 主人公のリックは、妻と二人暮らしで、警察所属の賞金稼ぎである。仕事は、アンドロイドを破壊すること。人口が少ない荒涼とした地球では、(非人間的でありながら人間類似の)アンドロイドの存在は許されないらしい。リックは電気羊(本物と見分けの付かない精巧な電気動物)を飼っているのだが、いつか本物の動物を飼いたいと思っている。 ある日、火星から脱出してきた8体のアンドロイド(新型)を始末する、という仕事をリックは引き受ける。前任者が2体片付けているので残りは6体。新型のアンドロイドは簡単には人間と見分けがつかない。人間とアンドロイドのわずかな違いは感情移入能力の有無であり、いくつかの典型的な質問をしたときの相手の動揺みたいなものを計測することで見分ける(フォークト・カンプフ・テスト)。嘘発見器みたいなもの。その一方、フォークト・カンプフ・テストに合格できない人間(精神病患者)も少数ながらいるため完璧な方法でもない。 リックはまず、アンドロイド・ポロコフを始末することに成功。二体目のターゲットであるルーバー・ラフトはオペラ歌手。リックは楽屋に乗り込むが逆にラフトに警察に通報され連行される。この警察のガーランド警視もアンドロイドで、ガーランドの下にも賞金稼ぎのフィル・レッシュがいる。このあと、レッシュは、ガーランドがアンドロイドであることを見抜き、逆に、レッシュがガーランドを始末する。直感的に、リックはレッシュもアンドロイドだと認識するが、レッシュは自分のことは人間だと思っている。レッシュとペアになったリックは、なんとなく新型アンドロイドを始末することにためらいを覚えるようになるのだが、レッシュはさっさとラフトを始末する。アンドロイドたちは決して強くはなく、正体を見破られてもうだめだ、となるとあっさりと覚悟を決めてしまうような脆弱なところがある。素晴らしい歌手であったラフトを始末することに、いいかえれば、自分の仕事の正当性をリックは疑い始める。 リックは、レッシュがアンドロイドではないかと疑う。レッシュは身の潔白を証明するためにフォークト・カンプフ・テストを受けるのだが、結果はシロ。レッシュは本当に人間なのか?アンドロイドはあと3体。 リックは、3体のアンドロイドを始末した賞金で高級品の山羊を買う。殺されるアンドロイドに同情しはじめた自分の抑鬱を癒やすために。リックは、アンドロイドのレイチェル(脱走アンドロイドではないので始末対象外)を抱いたあと、レイチェルを殺そうとする。レイチェルもあっさりと死ぬ覚悟をするのだが殺せず。 リックは、残り3体のアンドロイドも無事に始末するのだが、レイチェルに大事な山羊を殺されてしまう。 人間とアンドロイドのわずかな違いは感情移入能力(同情心)だけだが、アンドロイドに同情し始めるリックと、レイチェル以上に山羊を大切に思っているリックの山羊を殺してしまうレイチェル。人間とアンドロイドの境界線というか、人間の特有性とはなんなのか、自分は人間なのか、それを確かめるために動物にこだわる心情、など、人間観にこだわったSFである。 | ||||
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名前だけは超超有名な小説。 映画「ブレードランナー」の原作らしいが、映画そのものは忘れてしまったがこれは面白い。ぐいぐい読めてしまった。核戦争後に地球に残された人々の退廃的な雰囲気がよい。 自分は人間だと思い込んでいるアンドロイド。その苦悩を見て、ひょっとして自分もそうなのではないか、とさえも疑ってしまうアンドロイドハンターの主人公。客観的に見分けをつけるには「壊す」か「性格テストを実施する」しかない。アンドロイドと人間(含む生物)の境界線がだんだん曖昧になっている近未来が舞台である。1960年代で、そんな「ありそう」な未来を暗示する作品。一読の価値はある。 | ||||
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あのブレードランナーの原作だけあって、内容は面白い。 設定も展開も良く練られていて、他に無いような作品になっている。 ただ、文章はというと、そこそこ力のある大学受験生が訳した程度のもので、序盤からもところどころたどたどしいし、ダッシュで文章を区切って修飾表現を挿入するような部分も「絶対直訳したな」という感想が出てくるようなものになっている。 せっかく名作を訳すなら、もう少しマシな訳をして欲しい。 新訳版に期待。 | ||||
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主人公は、火星に移住した人間を殺して地球に逃げてきたアンドロイドを処分することを仕事にしている警官ないしは賞金稼ぎで、6人ものアンドロイドを相手にした大変難儀な1日が物語になっています。 久しぶりのSFということもあったのか、物語に入り込むのに少し手間取りましたが、中盤以降は快調に読み進めました。 人間と最新のアンドロイド(その名もネクサス6!!)を外見で区別するのは不可能で、生き物に対する感情の大きさと抱く早さの微妙な差を、専用の計器を使って計測する以外に無いとあり、これが小説の主題の一つになっています。人間は、他の生命体を見たりそれに関する話を聞くと、例えば”かわいい”とか”かわいそう”という感情がまず立ち上がりますが、それをアンドロイドが完璧に真似できるプログラムは少なくともまだ無いということなのですね。その感情こそが人間を人間たらしめているのだと著者は言いたいのでしょう。確かに、人間がそれなしでは生きられない社会を永く維持し続けるには、他人や生命体に対する”思いやり”が必須だろうと思いました。 | ||||
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面白い!そこらのラノベより読み易い気がしました。文字で描く世界に無限の可能性を感じる作品でした。昔読んだ時よりも印象が違っていて楽しく読ませてもらいました。 | ||||
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SFの古典であり名著です。SFに興味がある人なら避けて通ってはいけないと思う。映画「ブレードランナー」の原作となっているが、映画とは別の作品だと思った方がいいです。本書と映画の世界観は似て非なるものだと私は感じました。 日本語訳はこなれていて読みやすかったです。今となっては、「電気羊」とか「映話」といった単語が古臭く感じるかもしれません。まあ、そこは古典なので、むしろ、そのような単語を使う時代に執筆された未来のお話を楽しむということで、別の驚きを楽しむきっかけになるかもしれません。 | ||||
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タイトルにある哲学的な問いかけですが、明確な解答はありません。 答えはありませんが味わいがあります。 世界観や雰囲気を存分に味わって下さい。 | ||||
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若い時に読むチャンスはあった筈だが、読まなかったのはつくづく残念 | ||||
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PSYCHO-PASS の槙島氏が物語の中で勧めていた本。 興味があったので読んでみました。 現実の現代と比較しつつも、物語へ引き込まれ 近未来を想像して考える楽しさも味わえる 凡人の私には、楽しめた本です。 | ||||
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シンプルなストーリーで、且つ、今では一般的になったSFコンテンツ(アンドロイド、レーザー銃など)を作中に用いているので、たいへん読みやすく面白い作品でした。 フィリップ・K・ディックの創作テーマのうち、「人間のアイデンティティ」について大きく触れている作品であると思います。人間を人間たらしめる要因は「共感(エンパシー)」にあり、人間とは、集団に属し、互いに共感し合えて、初めて人間と定義づけられる。この作品で得ることができた「人間とは何か?」の問いに対する1つの答えです。 また、別の創作テーマである「本物とは何か?」へのアプローチも大変興味深いものがありました。作中終盤に登場する「電気ヒキガエル」。妻の'イーラン'に指摘されるまでは、'リック'にとって「本物のヒキガエル」であったに違いありません。本物がどうかという基準は、個人の内面的な価値観にこそあるのではないか。これも1つの答えなのでしょう。 アンドロイドである'レイチェル'が、'リック'の所有する「本物の羊」を殺してしまうシーンは、「人間のアイデンティティとは何か?」そして「本物とは何か?」を、著者から問いかけられるような印象的なものでした。 | ||||
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結構難しい作品だなって思っていたんですが、読み始めてみたらすごくはまってしまい、すごく世界観があって読みやすかったです!人間ってなんなんだろうって考えさせられた作品だったと思います! | ||||
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25年も前に見た映画があまりにもインパクトがあり、なかなか原作に手が出なかったが、やっとの思いで完読。 なるほど~~、これがあぁなったのか、と感激。 原作の創造性とSF感は、映画がなかったらどこまでイメージできただろうかと、自分の空想力に自信をなくす。 やはり、リドリースコットの映像世界はあまりにも驚異的だ。 映画より面白いか?と問われれば否だが、この原作がなければ映画はできるはずもなく、改めて凄さを感じる。 | ||||
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古い映画の原作ということで友人から勧められたので読んでみました。きちんと紙の本のほうです。 今でこそ近未来的な小説は多いのかもしれませんが、この本が出版された時期を見るとこの本はかなり先を行っていたんではないでしょうか。 文章も読みやすく、かつかっこいい表現で書かれていたので1日で読み切ってしまいました。 映画と原作では異なる点がるようなので、次は映画を見てみたいと思ってます。 | ||||
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とあるアニメと、とあるアーティストの曲の両方にこの作品のがモチーフとして使われていたので、てにとって見ました。 不勉強な私は余り本を読むタチではないのですが、人間とアンドロイドの境界線の覚束なさを考えている内に読み終えてしまいました。 すぐにでも、もう一度読み返そうと思った小説は初めてでした。 | ||||
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