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九尾の猫



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九尾の猫の評価: 4.31/5点 レビュー 49件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

エラリー完全読破挑戦中

連続通り魔殺人鬼(猫)が
真夏のニューヨークを恐怖の
どん底に突き落としても
エラリーはなかなか
腰を上げない。
被害者の中に悲惨な人生を
送った男の話を聞いた
エラリーは涙ぐみ
立ち上がり(猫)に挑む!
九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)Amazon書評・レビュー:九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)より
4150701180
No.5:
(3pt)

ちょっとくどいかな

ミステリーとしては仕掛けや構成すばらしいです。
犯人逮捕以降の再展開は吸い込まれてしまいました。
ただ、表現や描写が多く、少々くどさを感じました。
仕掛けや構成で4、くどさで2、総合3ですね。
九尾の猫〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:九尾の猫〔新訳版〕より
4150701520
No.4:
(3pt)

読み終えるのに疲れた

高校生の頃にエラリー・クイーンやクリスティにはまって、一通りの作品は読み終えていたけれど、もう30年以上エラリー・クイーンから離れていて、久しぶりに電子文書で読んでみました。こんなに長かったかなあと思いながら読み進めていました。ネタバレにならないよう、内容についての評価はしませんが、読後感は疲れた・・というもの。もちろん、トリックは秀逸だし、筆致は最後までよれることなく進みますが、エラリイってこんな感じだったっけ?と思いながら最後まで読みました。クリスティとの違いを実感しました。この本を読み終えた後、ドルリー・レーンものに会いたくなり、四大悲劇のシリーズを一気に読みました。エラリイものは、こんどは短編からリハビリしながら読んでみます。
九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)Amazon書評・レビュー:九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)より
4150701180
No.3:
(3pt)

「十日間の不思議」とセットで読むのが良い

「十日間の不思議」で、エラリイは誤った推理により死なせずに済んだはずの人間を死なせてしまった自責の念から、もう二度と事件には関わりを持たないと決意するのだが、本書では「猫」による連続殺人を阻止・解決せんがために再び事件に関わりを持つ。なかなか手がかりがつかめない中、犠牲者がさらに一人、二人と増えてゆくが、ついに事件解明の手がかりと「猫」の正体をつかんだかに思えたが...。
内容は、クリスティーの「ABC殺人事件」を間違いなく意識したものだろう、無差別連続殺人のようでいて、その実、被害者たちにはつながりがあるというもので、そのつながりを解くことが犯人を見出す手がかりになる。
しかし、それでは終わらないところが作者らしいと言いたいところだが、作者作品を読み慣れた読者には、そのあたりの仕掛けは見え見えで、意外性は期待できない。
エラリイが最後に「十日間の不思議」と同じ挫折と苦悩を味わうあたりが人間ドラマとして生きていると感じる人もいるだろうが、謎解きを主眼に置く読者には物足りないことだろう。
九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)Amazon書評・レビュー:九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)より
4150701180
No.2:
(3pt)

「十日間の不思議」とセットで読むのが良い

「十日間の不思議」で、エラリイは誤った推理により死なせずに済んだはずの人間を死なせてしまった自責の念から、もう二度と事件には関わりを持たないと決意するのだが、本書では「猫」による連続殺人を阻止・解決せんがために再び事件に関わりを持つ。なかなか手がかりがつかめない中、犠牲者がさらに一人、二人と増えてゆくが、ついに事件解明の手がかりと「猫」の正体をつかんだかに思えたが...。

内容は、クリスティーの「ABC殺人事件」を間違いなく意識したものだろう、無差別連続殺人のようでいて、その実、被害者たちにはつながりがあるというもので、そのつながりを解くことが犯人を見出す手がかりになる。

しかし、それでは終わらないところが作者らしいと言いたいところだが、作者作品を読み慣れた読者には、そのあたりの仕掛けは見え見えで、意外性は期待できない。
エラリイが最後に「十日間の不思議」と同じ挫折と苦悩を味わうあたりが人間ドラマとして生きていると感じる人もいるだろうが、謎解きを主眼に置く読者には物足りないことだろう。
九尾の猫 (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:九尾の猫 (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8NA3W
No.1:
(3pt)

作者も混迷の中に

本作は共同執筆者の一人F.ダネイが来日した時に自選ベスト3を聞かれ、その次点に挙げた作品。だが、この自選ベスト3は当てにならない。「昔(全盛期)よりも今の方が力がある」と言っているスポーツ選手のようなものである。本作は"猫"と呼ばれる殺人鬼がニューヨークを恐怖のドン底に落とすというサイコ・キラー的要素が目新しい。
だが、クィーンの華麗な推理はやはり見られないのだ。ニューヨーク警察陣や協力者の精神科医と共に混迷の中に沈んでしまう。連続殺人には共通点がある筈なのだが、それが見出せないのだ。これをリアリティがあると取るか、"クィーンふがいなし"と取るかは読む人次第であろう。そして、9番目の犠牲者が出た時、やっと光明を見い出す。読む方はこれ以前に犯人が分かっているのだが。
残念ながら、探偵クィーンと共に作家クィーンも混迷の中に沈んでしまったとしか思えない作品。
九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)Amazon書評・レビュー:九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)より
4150701180

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