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Yの悲劇
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Yの悲劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 101~118 6/6ページ
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古今東西、ミステリのオールタイム・ベスト投票なんかをすると、いつ何時でも上位に入ってくる恐るべき作品。巨匠エラリー・クイーンが、バーナビー・ロス名義で発表した「ドルリー・レーン4部作」中の1作です。今では普通にエラリー・クイーン作、とクレジットされるでしょうけど。はい。日本では多分、エラリー・クイーンでは、純正本格物の古典、初期国名シリーズの人気が高いと思われます。と共に、本格ミステリとしてのクオリティで並び立つのがドルリー・レーンものであり、その中でも白眉の傑作がこの作品、というわけで。また、苦悩する名探偵というシチュエーションは、どことなく後期クイーンの匂いもほのかに(多分)。詩があります。余談ですが、最初ガチガチの本格物である初期作品群に惹かれ、そして次第に後期クイーンの世界の方にハマって行く、というのがルートとしてあるようです。で、『Yの悲劇』。個人的に、メインプロットで印象的だったのは、意外性と力技!これって本格ミステリの肝でもあると思います。古い作品はあんま読まないという方も居るかと思いますが、やはり押さえておきたい定跡中の定跡。トリックは古くないですよー。色褪せない永遠の名作。是非。 | ||||
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ミステリー小説は好きでかなり読んでいるが、実はエラリークイーンを読んだことがなかった。 ただ、有栖川有栖の作品を数冊読んで、彼がエラリークイーンを 尊敬しており、地名シリーズや、読者に挑戦など、同じようなアプローチを行なっていることを知った。 私は有栖川の論理的な展開とその美しさが好きである。 また、本屋でたまたまミステリーの傑作選の雑誌があり、”Yの悲劇”のさわりを読んで、続きが読みたくなり、購入した。 慎重に読み、犯人を推理したが、まるで外れてしまった。 プロットに対して大小の伏線が網の目のように張られている。 それを丁寧に先入観なく、ほぐすと真相が必ず明らかになるように なっている。 これほどのものが戦前に書かれていたとは、いままでなんで読まなかったのだろうと思った。 日本では評価の高い”Yの悲劇”だが、海外ではそれほどでもないらしい。他の作品の方が高いらしい。 おそらく、真相の根本の部分の暗さと、展開の大仰さが不自然さを感じるのだろう。 まるで舞台を見ているような展開だからであろう。 やはりスタンダードは現代でもひとつも色褪せなかった。 | ||||
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レーン四部作はどれも傑作ぞろいですが、一番面白い作品はどれかと聞かれたら迷わずこの作品をあげます。というのも、作品の出来はもちろんですが、どうも雰囲気に欠けるクイーンのアメリカ式ミステリにしてはとても設定が英国風、登場人物は癖のある人物ばかりで、名探偵ドルリイ・レーンの魅力が惜しみなく出ている、つまりこの作品は最初から最後までとても劇的なのです。 しかし、本格ミステリとしてこれが一番かというと、そうとは断言できません。国名シリーズの傑作に比べれば推理の完成度は劣り、"推理小説”として読むのなら他にも良い作品がいくつもあると思います。 それでも、前述した通りほとんど完璧な推理小説を書くクイーンの初期の作品中、一番面白く読めるのは恐らく本書です。よく、「Y」を読む前に「X」を読むべきだ、と言われますが、私的にはどちらでも良い気もします。確かに「X」は素晴らしいミステリですが、これは「Y」だけを読んで「X」を読まないのはいけない、と言う意味だと思うので、推理小説を読んだことがない方は面白いこちらの方を先に読んだほうが良いかもしれません。極端な話、子どもなどはそのほうが良いかと。 犯人については、簡単にわかる方とそうでない方がいるよう。私は謎解きのちょっと前に考えてやっとわかりましたが、それでも意外で十分満足できるでしょう。 | ||||
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Xの悲劇の方が、面白いという人もいるが、私はYの悲劇の方が面白い。ドルリー・レーンという素人探偵も魅力的。正統派の推理小説だと思います。半分読んだところで、犯人はわかってしまうが、それでも面白かったです。読むべし。 | ||||
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Xの悲劇の方が、面白いという人もいるが、私はYの悲劇の方が面白い。ドルリー・レーンという素人探偵も魅力的。正統派の推理小説だと思います。半分読んだところで、犯人はわかってしまうが、それでも面白かったです。読むべし。 | ||||
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Yの悲劇は、日本では非常に評価が高いが、海外ではそうでもないらしいそうだ。元俳優の探偵ドルリイ・レーンが、ハッター家で起きる毒殺未遂事件と女主人殺害事件の謎解きに挑む、という内容。この小説の優れたプロットは、これまで何人もの作家が下敷きにしてきた。統一性のない手がかりに更に深まる謎、そして意外な真犯人というストーリーは、もちろん今でも十分に鑑賞に堪えるものである。反面、レーンの行動には無理が感じられるし、物語を覆う雰囲気も茶番劇の面が強すぎたのではないか、と思う部分もある。登場人物の設定や彼らの描写にも、さすがに時代を感じてしまう。良い面でも悪い面でも、すでに古典なのである。そして、もう一点、登場人物にあまり親しみをもてなかったのは、宇野氏の翻訳が余り良くなかったからではないかと思う。創元推理文庫の鮎川翻訳版よりは新しい翻訳で読みやすくはあるが、今となっては宇野氏の翻訳も古臭い。 | ||||
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どなたでも耳にまたは目にしたことがあるのではないでしょうか。X.Y.Zの悲劇。名作はいつの時代でも楽しませてくれるもの。21世紀の現代に生きている私にとって想像を絶する富豪・名誉を持つ老紳士の「謎解き」は体験しなけらばもったいない名作ではないでしょうか。まずはXの悲劇より読まれることを推薦し、Yの悲劇を読まれることお薦めいたします。 「Yの悲劇」は、現在の推理小説のすべての基本が入っている名作。登場人物も奇怪な一族を取り揃え、本作の謎解きにあたって、最後は「あっ」と言わせていただける名作のひとつです。 | ||||
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どなたでも耳にまたは目にしたことがあるのではないでしょうか。X.Y.Zの悲劇。名作はいつの時代でも楽しませてくれるもの。21世紀の現代に生きている私にとって想像を絶する富豪・名誉を持つ老紳士の「謎解き」は体験しなけらばもったいない名作ではないでしょうか。まずはXの悲劇より読まれることを推薦し、Yの悲劇を読まれることお薦めいたします。「Yの悲劇」は、現在の推理小説のすべての基本が入っている名作。登場人物も奇怪な一族を取り揃え、本作の謎解きにあたって、最後は「あっ」と言わせていただける名作のひとつです。 | ||||
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豊作1932年の作にして、エラリー・クイーンの最高傑作と紹介される事が多い本作。僕にはヴァン・ダインの最高傑作の一つ『グリーン家殺人事件(1928年)』と随所で重なってしまう。ハムレットの引用で始まる『グリーン家』と同様に『Y』も随所にシェークスピアの引用文が用いられ、出てくる登場人物のほとんど異常なところまで舞台はホントにそっくりだ。しかしながらクイーン流のプロットはやはりヴァン・ダインのそれとは一線を画しており、論理が随所に染みていて、それでいて暖かみがある。異常なキャラクター達をいかに組み立てていくかと、様々なファクターを推理小説の世界に加味し、読者を驚かせようという『意気』を感じさせる。何しろこれを読まないではエラリー・クイーンはおろか、推理小説自体も語れないという重要作品です。 | ||||
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豊作1932年の作にして、エラリー・クイーンの最高傑作と紹介される事が多い本作。僕にはヴァン・ダインの最高傑作の一つ『グリーン家殺人事件(1928年)』と随所で重なってしまう。ハムレットの引用で始まる『グリーン家』と同様に『Y』も随所にシェークスピアの引用文が用いられ、出てくる登場人物のほとんど異常なところまで舞台はホントにそっくりだ。しかしながらクイーン流のプロットはやはりヴァン・ダインのそれとは一線を画しており、論理が随所に染みていて、それでいて暖かみがある。異常なキャラクター達をいかに組み立てていくかと、様々なファクターを推理小説の世界に加味し、読者を驚かせようという『意気』を感じさせる。何しろこれを読まないではエラリー・クイーンはおろか、推理小説自体も語れないという重要作品です。 | ||||
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初めて翻訳で読んだのが20年くらい前。外国ミステリーにハマりはじめていた小学生の私には非常に衝撃のある作品でした。数限りなくミステリー作品を読んできましたが、内容を鮮明に覚えているという点ではこの作品がN01。高校生の頃クラスメイトが「あの作品は原文で読まないと面白さがわからない」と言っていた言葉を忘れずに十数年。この度ようやく原書で読んでみました。やはり傑作。クインファン、ミステリファンの方にはぜひ原書で読んでもらいたい、と思うのであります。 | ||||
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ミステリ不朽の名作として名高い一作で、まずこの本から読もうとする方が多いでしょう。ところで、購入を検討されている画面の前のあなたは、「Xの悲劇」はもう読まれましたか? 主人公をドルリイ・レーンとするこの作品は、「Xの悲劇」「Yの悲劇」「Zの悲劇」「レーン最後の事件」の4部作からなっていて、この順に読んでいくことで作者の意図が伝わると言われています。 「X」「Y」についてはともに評価の高い作品なので、まず「Xの悲劇」から読んでみるのはいかがでしょうか? | ||||
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ミステリ不朽の名作として名高い一作で、まずこの本から読もうとする方が多いでしょう。ところで、購入を検討されている画面の前のあなたは、「Xの悲劇」はもう読まれましたか? 主人公をドルリイ・レーンとするこの作品は、「Xの悲劇」「Yの悲劇」「Zの悲劇」「レーン最後の事件」の4部作からなっていて、順に読んでいくことで作者の意図が伝わると言われています。 「X」「Y」についてはともに評価の高い作品なので、まず「Xの悲劇」から読んでみるのはいかがでしょうか? | ||||
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ミステリ不朽の名作として名高い一作で、まずこの本から読もうとする方が多いでしょう。ところで、購入を検討されている画面の前のあなたは、「Xの悲劇」はもう読まれましたか? 主人公をドルリイ・レーンとするこの作品は、「Xの悲劇」「Yの悲劇」「Zの悲劇」「レーン最後の事件」の4部作からなっていて、順に読んでいくことで作者の意図が伝わると言われています。 「X」「Y」についてはともに評価の高い作品なので、まず「Xの悲劇」から読んでみるのはいかがでしょうか? | ||||
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推理小説のベストテンなどの企画では、必ず上位にランクされる名作であり、古典的名著との評価が高い作品であるが、一方で面白くないと言う人も結構多い作品である。実際、私も同じエラリー・クイーンであれば、「Xの悲劇」や国名シリーズの方が面白いと感じていた。しかし、今回、講談社の「ルビーブックス」により原書で読んでみて、やはりこの「Yの悲劇」が第一級の作品であることを再確認した。その理由は簡単である。原書でないとわからないからである。作中、いくつか犯人を示す手がかりが与えられるが、その中のひとつである意味不明な凶器(マンドリン)については、その意味が原書で読む以外にスンナリ頭に入ってこない。日本語に翻訳されたバージョンでは、「あとがき」などでこの部分が一応説明されているが、やはり、最初から英語で読む方がベターである。一度「Y」を読んで、つまんなかったという人は、原書にチャレンジすることをお勧めする。 | ||||
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「飽きた」「古臭い」「もういい」。最近『Yの悲劇』を貶めるような文字をよく目にする。確かにミステリベストなどを選ぶと必ず顔を見せ、充分に語り尽くされたような感もある。それでも私は言いたい、『Yの悲劇』は最高傑作だと。 ちょっと変わり者の家族が集まった大邸宅におきる不思議で気味の悪い殺人事件。その殺人を巡って盛り上がる恐怖。論理的、極めて筋の通った推理を経て明かされる実に意外な犯人。犯人を聞いてさらに増す恐怖。これぞミステリ!という1冊です。 まだ読んだことのない人、ぜひご一読を。もう読んだという人、ぜひ再読を。きっと後悔しませんよ。 | ||||
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私個人としては、どうして名探偵に犯人が分からないのって言いたくなるほどに明らか。 だからこそ、危ないよって思いながら、保護者の感覚でこのスリルを楽しみました。 推理小説として読むか、サスペンス小説として読むか。 どっちにしても、抜群におもしろいことに変わりはないです。 | ||||
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私個人としては、どうして名探偵に犯人が分からないのって言いたくなるほどに明らか。 だからこそ、危ないよって思いながら、保護者の感覚でこのスリルを楽しみました。 推理小説として読むか、サスペンス小説として読むか。 どっちにしても、抜群におもしろいことに変わりはないです。 | ||||
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