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姑獲鳥の夏



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姑獲鳥の夏の評価: 4.01/5点 レビュー 268件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全268件 161~180 9/14ページ
No.108:
(5pt)

『京極堂総論』

ミステリーファンを賛否両論の渦に巻き込んだ異色作『姑獲鳥の夏』。
確かに結末を読んだミステリーファンからは「関口〜!」という声も聞こえてきそうですが、ミステリーファンとはいえない読書子から言わせてもらうと、これはよくできた物語だ、の一言に尽きると思うのです。
京極堂は奇奇怪怪なる事件から「怪異」を剥いでゆき「単なる事実」へと解体するわけですが、その剥ぎ取ってゆく過程で逆に物語の主題の全貌がどんどんと露になるという筆者の小説作法は、掛け値なしに「お見事!」といわざるを得ないのではないでしょうか。
シリーズ第1作ということで、多少ぎこちない説明文的な部分はあるものの、ここがないと後のシリーズの楽しみが半減してしまう。そういう意味で本作は正に『京極堂シリーズの総論』といえるのではないでしょうか。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.107:
(5pt)

京極堂シリーズ第1弾!

普段は古本屋、時に神主、時に陰陽師の主人公・京極堂が活躍するシリーズ第1弾。
タイトルや表紙から、ホラーの類かと思う方もいるかもしれないが、
読んでいて怖くなってくる小説では無いので、そういうのを期待して読むと
ガッカリしてしまうので要注意。
後々の作品に比べて、まだそれぞれのキャラの良さが際立っていないが、
それでも間違いなく面白い。
少し分厚い本だけれども、全然飽きない。
それは、一見長ったらしく見える文章がこの作品にとって必要であり、また必要であることが
読者にとってもわかるからだろう(そう思わせるのがとても上手い)。
このシリーズは第2弾、第3弾・・・とドンドン面白い話が続いていき、それぞれ単体で読めないこともないではないが、やはりこのシリーズ第1弾から読んで行った方が後の作品を
楽しめるのは間違いないと思うので、興味を持った方はまずコレから読むことを
オススメします。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.106:
(5pt)

あまりがない。

余分な所がない。
しかし、ハードボイルドでもない。登場した人物一人一人が、なにかしら事件に関わり、なにかしら解決の糸口になってゆく。
どうでも良くなる程に話にのめり込んでしまった。
読み手は、だんだんと語り手の関口君に感化されていってしまう。語り手が、鬱の関口君だからこそ話が歪んでくる。そして、のめり込んでいってしまう。
そんな、歪んだ世界がお好みの方々にお勧めの本である。
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4061817981
No.105:
(5pt)

京極堂シリーズ第1巻

小学生の時に初めて読んでから何回か読み直しましたがやっぱり面白いです!
京極さんの文章は淡白な感じが好きです。読みやすい。
それと魅力的なキャラクター達も魅力だと思います。
京極堂、エノさん、木津、関口などなど素敵なキャラクターがお話をより面白くしてくれます。
姑獲鳥の夏ではお話が何重にも重なっていて最後の最後まで面白さが絶えず続いていきます。そこが京極さんの作品の大好きなところなんです。最後までハラハラ…。
ちょっと奇抜な演出やかっこいいセリフ、そして何ともない日常的な情景描写…すべてがこの作品を面白くしていると思います。
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4061817981
No.104:
(5pt)

「この世には不思議なことなど何もないのだよ」

「この世には不思議なことなど何もないのだよ」
続くシリーズにも一貫しているのがこのテーマのような気がする。
「あやかし」を現代的に紐解きながらそれでもなお解明できない世界。そんなものがあっても不思議じゃない。
構成の妙に悶絶。オチはともかく、ウーンとうなるデビューである。
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No.103:
(2pt)

作風を割り切るべきか?

物語の核となる部分のトリックにどうしえも納得がいかず、「こんなのアリ!?」と
3日間位悶々としてしまった。関口が狂人であるが故に成り立つストーリーとでも言うべきか?
横溝正史や江戸川乱歩を思わせる作風は好きである。登場人物の影を背負った癖のある感じも。
ただ、あのトリックだけは!少々腑に落ちないながらも2作目を購入してしまったので、人を惹きつける力のある作品である。
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No.102:
(5pt)

途中からですが面白かったです。

導入部分かなり読むのが辛かった。もしかしてずっとこんな調子で
最後まで行くのかと心配したりしました。だけど物語がやっと動き出した辺りから続きが気になってかなりの長いページ数を楽に読み進める事ができました。
主人公は実は京極堂らしいんですけど物語の中心人物、関口君がうつ病って設定でちょっと
彼の思考・言動とかに共感してました。
物語のオチが少し弱いような気がしましたが、そこへ持っていく過程がすごかったと思います。
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No.101:
(2pt)

ちょっとダメ。

冒頭の京極堂と関口の会話が長くて退屈。そのうえ前半の終わりごろに「犯人」がわかってしまった……。最後はあまりにもグロテスクで ちょっとかんべんしてほしかった。
グロいわりには、じわじわと怖さが伝わるというのでもなかった。
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4061817981
No.100:
(5pt)

混沌とした全ての京極作品の魅力を内包した傑作

1994年9月リリース。
読み出す前に京極作品とはこんな風だろう、と予想して読み出したのだが色々な面で予想が裏切られた作品だった。当初の予想は妖怪がやたら出てくるだけなのだろうと思っていたら全然違っていて、やたら論理的な京極文学である。憑き物と量子力学、あるいは宗教と科学を50対50のシンメトリーで論じている。しかもそれが国語として正しく美しい。京極堂、初めはミタライかと思ったがどちらかというと『ドグラ・マグラ』の正木博士に近いような気がしてきた。
キャラクタがいずれも超魅力的である。京極堂もさることながらむしろ榎木津の魅力がスゴイ。京極が恐山で育ったことや榎木津が左目の視力を失った代わりに見えるモノ。イタコたちの共通した視力障害。一つ目小僧と柳田論など実に面白い。
デビュー作故に混沌とした全ての京極作品の魅力を内包した傑作だ。
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4061817981
No.99:
(5pt)

不思議な事は何も無いのだよ

「不思議な事は何も無いのだよ」
とは京極堂の談。
冒頭の問答で展開する怪談話は民族学的見地を経て心理学的解釈をみる。
締め括りにデザート代わりの量子力学を披露してみせる京極堂。
その時に至って、自分が既に彼の放った呪に掛かっている事実を知る事になる。
京極堂が始めに左ハイキックを打つと宣言してくれていたにも関わらず、
気付けば食らっていた。分かっていても避けられないミルコの左ハイキックのように、軌道が見えなかったのだ………。
怪談話を基幹に持ちながらミステリーである事をやめない本作品。
分厚いながらも残り3割に至ってからの読書の進む事進む事。解決へ至るこの3割は、圧巻の一言です。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.98:
(5pt)

おすすめ

京極夏彦さんの小説は分厚いので手が出ないと思ってる方は、まずこの作品から入るといいでしょう(比較的にですが、シリーズ中では薄い方だと思います)。デビュー作ですしね。民俗学や、精神医学的な勉強にもなります。
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4061817981
No.97:
(5pt)

のろいとは言葉です

2度目の読破で、この小説の本当の味が分かったような気がします。一見荒唐無稽なトリックですが、京極堂の薀蓄を聞いた後ではびっくりするほどの説得力があり、記憶、脳、視界に入るものの真実味が再認識され、納得されます。呪いは言葉と言うせりふには、目からうろこで、視界が広がった気分です。
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4061817981
No.96:
(2pt)

うーん。ちょっと入り込めませんでしたねぇ〜〜・・・。。。

やっぱり僕のオツムには、ちょっとレベルが高い内容で、いまいちスッキリドッコイしない作品でした。どうにも、たとえば、「そこにある物が見えない」「触れただけでその者の過去が見える」・・とかいう特殊な状況が、SFっぽくて入り込めないのですね。それについて、あれこれ論理的な説明が!?なされてるようだけど、そのぎゃーぎゃーうるさい薀蓄っぽいのが、正直、苦痛になってきました。関口は島田荘司の石岡を思わせるが、こっちも石岡同様にグズだから駄目だね。伽羅的にはエノキズはがいい。それに木場と興極道が・・。えらく人物が絡んでくるのもちょっと複雑かな!!!昭和30年代くらいの木造の病院tってのは雰囲気が素敵!「この世界にはなぁ奇妙なことなど、なんもないよ!」
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4061817981
No.95:
(5pt)

追い込み型

 本書を読み始めた時、正直その難解さに閉口しました。
 なかなか読むスピードが上がらず、読むのが苦にさえなりそうでした…(苦笑)
 しかし、なんだかんだで読み進めるうちに、ふと“京極ワールド”に引き込まれている自分がいることに気が付きました。
 それはそれはもう見事としか言いようがないくらい、きれいに(笑)。
 中盤〜終盤なんか、もう本当にあっという間でした!
 本書は言わば『追い込み型』の本です。
 そのため、手に取ってすぐは大変だと思います(苦笑)。
 でも、途中からおもしろいくらいページをめくる手が止まらなくなります!
 騙されたと思って本書を手に取り、ちょっと我慢して読み進めてみてください。
 気付けば、そこは“京極ワールド”です。
 ソレデハ…
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.94:
(5pt)

怪奇幻想譚+推理小説

気になる作家ではあったが、あの本の分厚さが私を躊躇させていた。この度登場した分冊文庫版の登場は大変ありがたく、読者の裾野をさらに広げるのではないかと思う。主人公の古本屋店主は森羅万象を知り尽くしているのではないかと思えるほど博覧強記で饒舌である。一読して彼の定義する世界の有様全てを理解できるわけではないけれど、それなりの説得力がある。その説得力が後半にさしかかって、納得に変貌をとげる。妊娠20カ月が経過しても出産できない女性を始め、次から次へと複雑怪奇な事象が出てくるのだが、主人公のロジックに照らされると別の一面が見えてきて「そうか。そういうことか」と感嘆。それが病みつきになってきて最後までぐいぐい勢い良く読ませていく。
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)より
4062750457
No.93:
(5pt)

怪奇幻想譚+推理小説

気になる作家ではあったが、あの本の分厚さが私を躊躇させていた。この度登場した分冊文庫版の登場は大変ありがたく、読者の裾野をさらに広げるのではないかと思う。主人公の古本屋店主は森羅万象を知り尽くしているのではないかと思えるほど博覧強記で饒舌である。一読して彼の定義する世界の有様全てを理解できるわけではないけれど、それなりの説得力がある。その説得力が後半にさしかかって、納得に変貌をとげる。妊娠20カ月が経過しても出産できない女性を始め、次から次へと複雑怪奇な事象が出てくるのだが、主人公のロジックに照らされると別の一面が見えてきて「そうか。そういうことか」と感嘆。それが病みつきになってきて最後までぐいぐい勢い良く読ませていく。
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4062750457
No.92:
(5pt)

衝撃度No.1のデビュー作

「京極堂」シリーズの第1作。当時無名の作者の本を手に取ったのは、私が妖怪好きだったため。作者と水木しげる氏との交友関係を知ったのは後のこと。
本作を途中まで読んで、本格ミステリを目指したものではない事は分かった。「この世に不思議な事など何もない」という京極堂の「憑き物落し」が読ませどころなのだが、そのためにはある種の"謎・不思議"を提出しなければならない。これが衝撃度抜群なのだ。勿論、本格ミステリ的にまっとうに解かれる訳ではない。ここは、好みが分かれるところであろう。極上のエンターテインメントとして読めば、最高に楽しめる作品である。
本作では、戦後の没落した病院の人々の人間模様も一つの主題である。この辺は、妖怪の名を借りたロス・マクドナルドという印象を持った。
そして、本作の最大のテーマは関口自身である。途中まで単なるワトソン役かと思っていた関口が、中盤から完全な主人公になり、関口が「憑き物落し」の対象になるのである。この趣向は面白いと思った。本作以降、私のお気に入りは関口である。
本シリーズは全部読んでいるのだが、完成度は別として、衝撃度は本作がNo.1ではないか(デビュー作と言う事もあるが)。他の「新本格」を名乗る凡百の作家とは明らかに一線を画した作家の登場に心躍らせたものだ。作者がその後、期待以上の活躍を見せてくれているのは周知の通り。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.91:
(5pt)

読破しました。

昨日読み始めたばかりなのですが、続きが気になってしまい、徹夜してしまいました。
姑獲鳥の夏の中では、登場人物がそれぞれとても魅力的で、そして狂気的です。果たして、狂っているのは誰なのか?自分でも境界がわからなくなり、鳥肌がたちました。
この物語に出来る陰陽師は非常に広い世界観を自分の中に構築しているように思われます。彼のアウトプットする言葉一つ一つがこの世で絶対の真理のように感じられます。この作品を読み終わった瞬間、自分がこれまで抱いてきた既成概念が全て崩壊したような爽快感を味わいました。
また、この物語の中に登場するある男性は、自分の生きる目的を「子孫を残すこと」としています。それでは、何故人間は泣いたり、喜んだり、憎んだりするのでしょう。何故人は生きるのか、その答えを考えさせる作品です。
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4061817981
No.90:
(5pt)

そして何度目の夏が訪れたっけ?

当時京極の存在は知っていました。異常に太い、握力のつく本を書く作家だと。読むつもりは全然無かったのですが、タマタマ文庫化され手に取って見ると、もう止まらず、一気に読破してしまいました。
そしてラストのあの衝撃。正直この次の魍魎の方が面白いかもしれませんが、僕はこの小説から受けたショックを忘れられない。
そして、僕は毎年夏になるとこの本を手に取り、読破してしまう。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.89:
(4pt)

美しく妖しい京極堂シリーズの幕開け

『我輩は猫である』の迷亭が好きな人は、おそらく気に入る京極堂。
個人的には、ストーリーそのものよりも、博識で、論理的で、不思議な雰囲気を醸し出す京極堂のキャラクターと、それを包む世界観に魅せられた一冊。
映画を観て京極ワールドを知ったつもりになっている方、
京極作品が嫌いだと思った方にこそ読んで欲しい作品である。
映画がいかに作品のよさを再現できていないかわかるのではずだ。
決して後悔はしないはず。京極シリーズの第一歩として必読。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981

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