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姑獲鳥の夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
姑獲鳥の夏の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全268件 141~160 8/14ページ
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| 簡潔なレビューにします。 レビュアーについて: -大学生 -文学好き -本格ミステリ好き -ミステリに関しては多くの作品を読んでいます。 本作を読むにあたって気になるかもしれない点: -読みづらい文章か?→確かに多少一般的ではない言葉などでてきますが、全体としては非常に読みやすいと思われます。中学生辺りからなら全く問題はないと言えます。 -長くて疲れないか?→京極氏の作品は長いので有名ですが、基本的には内容がとても魅力的なのでがんがん読んでいけると思います。 -怖い・グロテスク?→そういう描写は多少ありますがそれほどではありません。ホラーやグロ小説ではないのでご安心ください。 良い点: -題材が面白い。京極氏らしい和風で妖怪ちっくな(?)素敵な世界観があります。 -キャラクターが魅力的。漫画やアニメのキャラクターのように、とても個性的な登場人物が多いです。だからと言って非常に非現実的になるわけでもなく、読んでいてそれぞれの特徴が浮き上がって来るので非常に面白いです。 -小ネタ・うんちくが面白い。へぇ、とかほぅ、とうならせてくれる登場人物同士の会話が多いです。なるほどそれは考えたことはなかったなぁと思うような個所も多々あります。こういった小ネタも物語を暗示していたりするので後々気づいてにやりとします。 -すっきりしている。これはトリックなどとは別に、物語として完結しているという意味です。次の作品に続いている、ということはありません。安心してこの一冊だけを購入しても問題ありません。 残念だった点: -ミステリーらしさがあまりない。確かに物語冒頭あたりから「謎」は出てくるし、それを解くのが本作品の趣旨です。しかし、いわゆる典型的なミステリのように証拠品探しはありません。聞き込み捜査的なものはありますが、これも微妙といったところ。しいて言うならば、「読者参加型・挑戦型」のミステリーではないですね。 -超常現象的なところがある。リアル志向な方にはちょっとこの点は気になってしまうかもしれません。とはいえそこまで物語に影響を与えるわけではないのですが、本格的なミステリ志向の私にとっては「うーん、それってアリかなぁ?」と思ってしまいました。 総括: -読み物としては非常に面白い。楽しく読めますし、がんがんページが進みます。 -本格的なミステリーではないです。トリックは「なるほど」と思えれば、同時に「それってアリかなぁ」とやはり思ってしまうものでもあります。 | ||||
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| 600ページを越える厚さで、読み手を威嚇しているように見えるかもしれません。 あまりの厚さ、重量感から、この本そのものが殺人事件の凶器になりそうで怖いです(?) 最初の100ページは、人間の意識の話です。 ここはある程度この分野の評論などを読みなれていないと難しいと思われます。 ただ、これは必要な枕なのです!この部分なくしては、謎解き部分の面白さが半減します。 ちなみに私は、ここを読んだ時に、自分の外界認識がぐらつかされ、 女の顔が隙間から覗いているのではないかという妄想に取り付かれ、少し怖かったです。 謎解きの部分は、20ヶ月妊娠している女、その姉、両親、同居人の 過去、生い立ちほとんどすべてが解明されます。そこで読み手は憤り、 また、極限の悲しさを体験することになるかと思います。 語られてきた要素が解決に向けつながっていくのを読む快感を得ることもできます。 特にこの部分は面白くて、飽きっぽい私ですが、夢中で読みました。話は悲しいのですが。 謎解き役の京極堂こと中禅寺秋彦は皮肉屋です。 しかし、彼の頭に入っている知識量、それをつなぎ合わせる的確かつ柔軟な思考力は 驚嘆に値しますし、読み進めるうちに、 皮肉屋の仮面をかぶっているだけで、とても優しいやつなんだと分かります。 1作目は特に、京極堂の魅力が炸裂しています。面白いです。 | ||||
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| 分厚い本の多い人だな、という印象しかなかったこの作者の小説を、初めて読みました。まんまとアニメ(「魍魎の匣」)から入りました・・・。 この本も分厚いです。でも一気に読めました。冒頭で長々と続く認識論?からして、「へえー」と感心してしまいます。 日常と非日常、普通の人と「憑物筋」の人は、まったく別個にあるのではなくひとつのものの違った面にすぎない。だから「この世に不思議なことなど何もない」。 一見異常に見えるものも、単にそれ自身の論理に従っているだけで、存在する場所はみんな同じ「この世」・・・その主張は真摯なものだし、共感できました。まっとうです。 でも! だからこそ、事件のこの顛末はなんだかちょっと・・・。 トリックにあたるもの自体は当然の流れによるものです。でもそれがシステマチックというか。そういうことかと理解はできるだけに、重みを失ってしまうというか。 結局やっぱりこっち(探偵側と読者)の理屈で謎解き?と思ってしまうほどに、解説がわかりやすく、てぎわよく進む、ということなのか。 そもそも、「この世に不思議なことなどない」に限っていえば、謎が解かれることはこの話に本当にふさわしいのか? 陰陽師探偵・京極堂は、一貫して非日常的なものにフェアな態度を取りますが、認識を変えることによって不思議だったものが不思議じゃなくなる=憑物落とし・・・というのは、その不思議だったもの本人にとって救いになるの? そのあたりに思うところがあるからこそ、京極堂自身も謎解きに乗り出すのを渋るのだろう・・・ということは読み取れるようになっていますが。 いかに事件を解決するかが肝心のミステリであるにもかかわらず、そんなことを考えさせられてしまいました。もしかすると、読んでいるうちに事件の関係者たちに同情してしまうせいかも。 そういう意味では、無意識に持っている差別的な感情を読者に気づかせてくれる、啓蒙的な価値もある一冊です。読者も憑物落としされるといえるかもしれません。なんかちょっとすっきりしないものが残るにしても・・・。 | ||||
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| 内容に深さもあり、謎解きも「なるほどね」と言わされる。序盤の認識論についての議論は、読書慣れしていないと辛いかもしれない。難しいからと言って逃げずに中盤まで読むことが出来れば、最後までは一直線の流れにのって楽しむことが出来る。読み切るのに、だいたい6〜8時間は必要かなと思います。 | ||||
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| 京極夏彦というと「妖怪」とか「おどろおどろしい」というイメージがあり、さけていましたが、あにはからんや「妖怪」はあくまで象徴的な存在であり、京極堂はあくまで、論理的に事件にいどみます。時代が昭和中期、戦後間もない時期ということ、また内容が結構陰惨なことから、横溝正史を連想させますが、妖怪のなりたちや歴史、史実など膨大な知識をベースに事件に挑むミステリ小説です。文系、森博嗣というかんじでしょうか。その厚さ故、レンガ本などと称されますが、ウンチク部分が多い分さほど苦もなく読めます。姑獲鳥の夏は、20ヶ月出産しない女性とその夫の失踪をあつかった事件ですが、事件のトリックは割とかんたんにわかります.とにかく京極堂のウンチクおよび人間そのもののおぞましさを楽しむ小説です。 | ||||
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| タイトル通り、本格ものを期待して読んではだめです。本格ものを期待して読みすすめ、終盤のネタばらしの時に「頼むよ関口イィイイッッ!!」と心の中で叫んだ人は自分だけではないと思います(笑)。 ただこの独特の雰囲気、予想外の展開、物語を終盤に収束させる筆者のうまさはハマれば癖になります。最初は騙されたと思ってた自分も今では立派な京極作品のファンです。京極夏彦は有名だけどなんか分厚いし難しそうだし…とか思ってる人も一度読んでみてほしいです。これならほかの作品よりは(比較的)薄めですし、ハマれば次からは厚さなんて気になりません。 | ||||
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| 密室から失踪した青年医師。 その妻は妊娠20ヶ月の妊婦。 その産院で生まれた赤ん坊が3人行方不明。 文士関口と探偵榎木津が家族から依頼をうけ捜査をはじめるが事件は迷走し、陰陽師京極堂に助力をあおぐこととなるが。 さらさら筋を追っていくことができる読みやすい文章で、面白かったです。 最初においてある伏線が最後に収束していく過程を楽しみました。 | ||||
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| あまり読書をしない者意見ですが、見事にはまりました。 やはり最初はその本の厚さにかなりの抵抗を感じるのですが、本作映画を機に京極氏の世界にはまってみようかと思いました。 導入部分からじっくり読むと、後から起こる出来事もすんなり理解することができ、気がついたら、自分はすっかり関口巽となっていました。もし、そこを飛ばし読みしたら、また違った解釈をしてしまったのかなと言うくらい、何気ない描写も、最後には憑き物落しでみごと解説してくれます。見逃せません。 一見つながりのない出来事が、最後はきれいにまとまったので、読み終わった後は自分も憑き物を落としてもらったかのように、すっきりしました。 映画は決められた時間内に物語を終結させなくてはいけない制限がありますが、原作では、きれいに、全て説明してあります。 また、作者の知識の多さ、理解力には本当に脱帽です。 | ||||
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| 出だしであきらめるべからず。話しが展開し出すと、京極ワールドにグイグイ引き込まれます! | ||||
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| 友人に薦められて読みました。 長くて、独特の癖がありイライラしました。 面白いところもあったけど、「で?」って感じでした。 好きな人は好きなんでしょうね、きっと。 | ||||
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| 表題のようなことを書くと、「こいつはあほか」、と思われてしまうかもしれない。「どこが似てるんだ」、と。でも、(1)構図は似てますね。何でもお見通しな主人公がいて、その主人公の活躍を普通の人(関口)が語っていく。(2)その当時としては、最新の科学の成果が盛り込まれている。ホームズでは指紋、土の分析など科学的捜査方法。この本では、民俗学や物理学の知識(物理は最新とはいえないが・・・)。(3)その作品が持つ独特の雰囲気を味わうために読む。今日、ホームズの謎解きにわれわれは満足できない。では、何故読むのかといえば、古きよき時代の雰囲気、イギリスが最も輝いていたビクトリア朝の雰囲気を味わうためである。この本では、おどろおどろしい雰囲気を味わうためである。(4)最後に主人公が謎解きをする部分は、ジグゾーパズルが組み上がる爽快感がある。確かに謎解きが独善的で、この謎解きを理解するために前半が予習のページになっているのは確かである。知識がないと、どこからが学問の成果でどこからが作者の創作かわからない。若干読むのに骨が折れる。でもいいではないですか。細かいことは置いといて、エンターテイメントとして楽しんで読めば。わからないところは読み飛ばしてしまえば。 ところで、この本で感心したのは、いろんな知識が総合的に程よく混ざっている、ということです。普通、理系の人が書くとどこまでも理系に、文系の人が書くとどこまでも文系になります。また、文系でも民俗学の人が書くとどこまでも民俗学に、歴史学の人が書くとどこまでも歴史学になります。この本は7割がた文系ですが、理系の部分も頑張っている。ただ、理系の部分も文系っぽい理解の仕方だけれど。 | ||||
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| 普通にミステリーの傑作というとトリックや犯人探しに 独自のものがあるものをいうと思うのですが、 この作品は、そういった部分よりも宗教などの人文系の 学問の薀蓄で形成された世界観が唯一無二となっています。 好き嫌いは分かれると思いますが、はまる方には、 めちゃめちゃはまると思います。 分厚くて辟易するかもしれませんが、そういう薀蓄話が お嫌いでなければ、あっという間に読み終えます。 面白いですよ。 | ||||
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| 仕事上で知り合った作家A氏、僕が「島田荘司のファンだ」と言ったら、薦めてくれたのがこの作品。 結果……どぉぉぉこが似ていると言うんだろう?(;¬_¬)? 全然違うぢゃん! 気色悪く、リアリティーに欠け、哲学もあるように思えない。 まぁ個性は強くて、京極 夏彦ファンと言うのが存在してもおかしくは無いけど、本格ミステリーファンを感銘させるような小説ではない。 | ||||
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| 様々な学問の薀蓄のオン・パレードなのですが、それがこの小説の世界観の醸成にしっかり寄与しています。ですから、京極堂が延々と語る長口舌も全く気になりませんでした。むしろ、その世界観の中にどっぷりと浸かって、気持ちよささえ感じます。 事件は、密室からの失踪、十月十日を過ぎても子供の生まれない妊婦と、不可解極まりないものです。更には、新生児がいなくなる事件まで登場し、終戦直後のカストリ紙のネタになるのも当然といったところから始まります。 語り手の関口巽という三文文士が、当事者として事件に入り込んでしまい、一層の混乱を招いてゆきます。 最後は、京極堂の語りによる大団円となるのですが、悲劇が待っていました。 最高に楽しい一冊でした。 | ||||
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| 初めてこの作者の本を読んだのは、中古書籍の「狂骨・・・」でした。 シリーズ物になっていたとは知らずに、この前作のキャラの顛末やら、 以前関わった事件がホニャララ・・・と語られては前作が気になるではありませんか(笑) 商売上手な作家だなと思いつつ新刊で購入したノベルズサイズの 「姑獲鳥の夏」を買ったのは、「狂骨・・・」を読み終えた翌日だったのははるか昔。 1996年の秋の事でした。 あれから10年くらい経過して映画化の話が出て、実相寺監督がメガホンをとるという事で、 個人的に異様にテンションがあがって、ノベルズを読み返そうと思った時に数々の 予想される出来事が脳裏をかすめ、 「あの分厚い書籍を持ち歩いて読むのはちょっと疲れるな・・・」と京極ファンが ぶちあたる壁を軽くスルーさせたのはこの分冊文庫版です。 これ以前にも文庫はありますけれど、そいつもノベルズサイズの分厚さがコンパクトになっただけの、 小型辞書よりも分厚いモノ。(縦の長さが寸詰まりになっただけやん!と思いました) ちょっと厚めの文庫を持ち歩く分には支障もなく、 「なにそれ?辞書読んでるの?」とは訊かれずに、普通の文庫を読んでいる風に 見えるのはありがたい。 以前の作品を読み直すのにはこのサイズが適当であり、おおまかなストーリーの流れも 把握していたり忘れていた事を補完したりと、実に活躍してもらいました。 もちろん、続巻も購入し仕事の合間や時間を作ってなんとか10日くらいで 上下巻を読んだのかな・・・あの2005年の夏は。 初めて読んだ時は止められなくて、読む時間を作りながらなんとか4日で読んだ記憶がありますけどね。 分冊だから一気に買ってもいいし、1冊づつ買ってもいいし、財布の中身をみながら買えるのが、ビンボー人には丁度いい。 余談ですが、「姑獲鳥の夏」の分冊文庫を読み終えたあと、その勢いで映画も観ましたし、 DVDも購入し、あまつさえ「魍魎の匣」の分冊文庫にまで手をだしてしまいました。 講談社と作家がニヤリとほくそ笑む姿が見えそうです・・・。 | ||||
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| 初めて読んだときの興奮は今も忘れられません。 これでもか、と襲ってくる怒涛の言葉の渦に巻き込まれて 頭がぐるぐるになりました。 言葉が大好きな人、はったりが大好きな人に ぜひ読んで欲しい本。 この世界観をうまく伝えられない自分が悔しい。 それほど濃い世界が待ち受けています。 | ||||
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| 正統派ミステリーだと思って読んでいると、トリックの謎解きが終わった瞬間本を放り投げたくなるでしょう。超能力やら超常現象が出てくるのは全く気になりませんが、それ以前の問題で紛うことなきアンフェアです。 が、ざくざく出てくる癖のありすぎる登場人物達、これでもかと詰め込まれた衒学的記述の生み出す異様な迫力は一読の価値あり。 時間と気持ちに余裕がある時に一気読みをお勧めです(余裕がないと本を壁に投げつける羽目になり、一気読みしないと前の記述を忘れる)。 | ||||
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| 京極夏彦のデビュー作です。 京極夏彦の全てはここから始まります。デビュー作らしからぬ完成度の高さと登場人物の強烈な個性で衝撃的なこの作品が、後々の京極堂シリーズの最初の一冊となります。 主人公は、中禅寺明彦、古本屋の主人にして神主、時に憑き物落としを生業とする人物で常に不機嫌そうな顔をしています。そして、彼の同級生の関口巽。彼は一応小説家ということになっていますが、まだまだ駆け出しだし遅筆なので普段は三文文士のような事もしています。そして、不可思議な能力をもった元華族、榎木津礼二郎。そして、警官の木場修太郎。後々の主役級のキャラクターがこの巻で既に揃っています。 時代背景は第二次世界大戦からしばらくの東京。 この物語は、関口巽がとある奇妙な疑問を中禅寺に尋ねるところから始まります。曰く、「二十ヶ月もの間、子供を身籠り続けることは出来ると思うか?」と。産婦人科医としても有名な久遠寺医院という病院の双子の娘のうちの片方が、もう二十ヶ月以上も子供を身籠っているという風聞を彼は聞きつけていたのだ。しかし、よもやその噂の真相を突き止める事が自分の過去と向き合うことになろうとは関口巽にも予想もしていなかったことでした。。。。 ミステリものの新しい波を起こしたこの第一作については、そのトリックが果たして「アリ」なのか「ナシ」なのかと論争されていますが、その部分に瑕疵があったとしてもこれだけの魅力的なキャラクターが造詣されたこと、またそのシリーズがその後のミステリ小説の世界の一つの流れとして大きな影響力を与えたことを考えれば、ミステリ好きの人には是非読んでみて欲しい一冊です。シリーズの後半になっていくにつれ、旧作品のキャラクター関係も入り組み、著者の衒学趣味も極まり、どんどんに話が長くなり辞書より分厚い本というのがこの京極堂シリーズの定番になっていきますが、その根本と楽しみ方はそれらの蘊蓄とキャラクターの異常なまでの個性の強さと、著者の言葉と文章に酔うことであり、そういう意味ではシリーズの全てのエッセンスが詰まったこの本こそは後のシリーズを読み続けられるかの試金石としてふさわしい一冊です。 昨年、堤真一や阿部寛、宮迫などで映画化されましたが、今年は次巻「魍魎の匣」も近々公開予定だとか。今更手にとるのは、、と言っている人にこそ読んでほしいです。 | ||||
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| 京極堂のエッセンスというか基本理念がこの小説の前半部にぎっしり詰まってると思います、「この世で不思議なことなど何一つない」 という彼の理論にヤラレマシタ。 どなたかこれに真っ向から対抗できる理論があればぜひともご教授賜りたいです。 ページ数が、これ以降の京極堂シリーズとの比較はともかく、 他の一般的な小説よりも多いですが、 なぜかスラスラと読めてしまう構成も素晴らしいです。 少しでも興味をもったのならぜひとも読んでみることをお勧めします! | ||||
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| いつか読もう読もうと思いつつ、その厚さに中々手を出せないでいたけれど、ついに着手しました。京極堂シリーズ。本書の装丁や京極夏彦の雰囲気から、このシリーズは妖怪退治の話だと思い込んでいました。ちょっと陰があって何でも見抜いているようなタイプの主人公が、日本の闇に巣食う妖怪をバッサバッサ退治していくという…。 ところが、あれれ。 読了したら何のことはない。妖怪ものに見せかけた純ミステリーでした。最初から何の先入観も持たずに読めば楽しめたかもしれませんが、妖怪が出てくるとばかり思い込んでいたのでちょっと拍子抜けしました。自分の思い込みに残念です。 それにしてもトリックの奇抜さ、半端じゃありません。読んでいて全貌が分かったときには思わず「マジかよ!」と叫んでしまいました。家で読んでいてよかった…。 しかしすごい発想力ですが…これはアリなのでしょうか?例のきめ台詞が最高に生きてくるしかけではあると思います。でも、うーん…アリなのか? | ||||
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