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姑獲鳥の夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
姑獲鳥の夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全265件 61~80 4/14ページ
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あくまでペダンディズムであり、学者ぶる様という意味である。つまり学者からすると間違いだらけな箇所もある。精神医学をかじっている私からするとうつ病の関口や躁病のような榎津のキャラは昭和の話で認知度の低かった90年代前半に刊行されているのがそそられるが、例えば後半のつきもの落としで、「普通の人間でも人格が朝と晩で違うという事は珍しくない」と言う様な京極堂の台詞がありますが、そんな事はあるわけがない。それこそ解離性障害の場合はあり得るかもしれんが。しかしミステリーとしてもヒューマンドラマとしても一級品だし、ためになるうんちく小説である。面白いと思ったらぜひ第二作の魍魎の匣を。語彙や会話劇が更に凄まじく、必読である。 | ||||
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なぜこの人が本の新しいものが入手できないのでしょう。家のどこかにあるのですが、見つからないもので。たしかハイデガーと関係しているのですね? | ||||
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長い待ち時間のときに読むつもりで、分厚いから買いました(魍魎の匣の方が分厚いけれど、これが一作目と聞き)。 心霊探偵八雲みたいなテイストだったらどうしよう(好きな人ごめん)と心配しつつ読みましたが、そっち系ではありませんでした。ライトすぎず、難解すぎず、それでいて読みやすい文章です。推理小説を、自分でも推理しながら読みたいタイプの人には不評かもしれません。私は、結末を知って「そりゃないだろ……」と思いました。しかし、「がっかり」という感じではない。結末を知って、今まで不可解だった部分に理由付けがされて、納得。という感じです。ただ犯人が弄するトリックによるものではないので、そこで好き嫌い分かれるかも。ここに抵抗を感じないなら読んでほしいです。横溝正史の雰囲気が好きな人は好きかもしれない。このちょっと不気味で、おどろおどろしいかんじ | ||||
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初めて著者の作品を読みました。 文章、構成、シリーズ一作目にしてかなり完成されていると思いました。 ただ、ミステリとしてではなく、オカルト本として。 自分は以下の部分が気になったので、あまり良い評価ではないです。 ・雰囲気、風景の描写は緻密。その代り会話部分が全体を通して一本調子。 最初の問答は物語の根幹に関連するので重要ですが、もっと短くてよいと思います。 ・人物は個性的だが魅力がない。好きな人物がいませんでした。 ・読み手の目である関口が(心情的にも行動的にも)動きすぎるのでついていけない。 とくに3番目が目立ちました。普通ミステリで一人称だと、その人物は読者目線であり、 素人推理をしたり、ときにはひらめきを与えたりすることが多いです。 そしてその人物はあまり能動的に動かない。 今作の関口は京極堂のアドバイスを振り切って色々行動し、そして落ち込む。そしてまた激昂する・・・ 自己中心すぎて痛々しく、途中で関口を追うことができなくなりました。 さらに会話で「!」が多用されていること。読むにつれて目につきました。 感情の高ぶりをもっと違う表現でしてほしいです。 生き生きした会話文が多い横溝正史の金田一シリーズとは真逆の性質で、 好みの問題ですが私には合わなかったということだと思います。 次作を読んでから最終的に判断しようか、とも思いましたがページ数の多さでもう辞めました。 | ||||
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いくら妖かしムードといっても、ここまでありえないとガッカリ。 アンチミステリーのつもりなんだろうけれど........... 別に京極堂いなくても、事件の半分(=最初に打ち出された2つの謎)は解決されるだろう。 特に、長文を読まされた後だけに、そのガッカリ感はなおさら。 2作目(魍魎の匣)はもう少し評価にムラがないようなので、次に期待します。 | ||||
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妖怪を扱っているからといって、ミステリ要素を曖昧にして放り投げている類いの小説では無い。 むしろ真逆で、最初は量子力学の解説から始まるくらい。 妖怪という現象を、客観的な傍証の積み重ねで論理的に分解し、それが本筋に絡んでくる。 密室の謎もいいけど、事件の全体的な真相に迫っていくのが面白い小説。 見抜けそうで、そりゃ見抜けるわけねーわって判る、滅茶苦茶込み入った真相に。 これほど貪らせる小説はそうそう無い。 読書の愉悦が味わえるので、小説の映像化は大体が下らなくなる、あるいは小説は本来そうあるべき、 と分かる本。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する※削除申請(1件) | ||||
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中国からの読者です^^。中国にはこういう種類の作品の日本語版は本当に少ないです。前はずっと中国語版を読んでいたが、どうにもあっけない気がします。そのため、わざわざネットで海外から入手しました。 電子辞書を参考しながら、やっと最後まで読み終わったが、涼子姉妹とその母がなくなったところを読んでいるとき、思わずに涙がとめどなくなりました。同情や怒りや悔しさとか、いろんな感情が一斉に湧いてきて、実に複雑な心境になりました。自分もその夜の嵐を経験したような気がしました。本を閉じたしばらくの間、ぼーっとしていて、本を読んでこういう気持ちになるのはなんか久しぶりでした。実に素晴らしい作品だと思います。最後まで読まないと、真実に辿りつけません。そして、中途半端な理解ですが、京極夏彦さんが作品を通じて語り出した深い思考を誘う観念や、知識もまた作品のもう一つ見所になります。時間があったら、もう一度味わいたいです。そして、日本語の勉強も頑張らなきゃね^^。 | ||||
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2004年に発行された本なのに、状態はかなり良かったです。また、送付も早くて大変満足しました。 | ||||
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初めてこの作品を手に取ったのは8年も前のことですが、今も読んでいた頃の衝撃が記憶に残っています。 どんな作風かも知らずに読み始めた当初は、こんなに分厚い作品を読み終えられるか?と疑心暗鬼でしたが、読み始めたらグイグイ物語の中に引きずり込まれ気がついたら時間も忘れ一気に読み終えてました(汗) 読み手を選ぶページ数かも知れないですが、1度体験する価値はありますよ! | ||||
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「うぶめ」とは普通読めない、どうしても「こかくちょう」と読んでしまう。しかし、意味ではなく漢字としての読みも有るはずであり、内容や題号に反しない読みでなくては成らない。「威嚇鳥(いかくちょう)」が正解であり正しい意訳である。よって姑獲鳥表記であれば中国の妖怪である事を表している。 | ||||
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京極さんの中では一番好き作品です。後半は映画を観ているように、文章が映像化して見えました。 この作品は映画化もされていますが、原作のほうが断然面白いです。 | ||||
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友人に薦められたので読んでみましたがあまり面白くなかったですね。 最初に延々幽霊に関する薀蓄を垂れますが興味のない人間には苦痛なだけでした。 その後は結構読めるのですが多重人格や認知論が出てくるあたりで雲行きが怪しくなり、最後の密室の謎が明かされるところでポカーン・・・。 いやいくらなんでも分かるだろそれ・・・。無理がありすぎる・・・。呆れました。 推理モノとしてなら失格の1というところですが伝奇モノとしてなら3くらいで間をとって2点というところの作品ですね。 もうこの作者の本は読むことはないでしょう。 | ||||
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レビューとしては少々ずれているかもしれないが、 もしこれから京極夏彦氏の小説を読んでみようと思った方 中でも「百鬼夜行シリーズ」に興味を持った方にはこの1冊がおすすめ シリーズ1発目というだけでなく、後々まで続くこのシリーズの魅力や凄味が 集約された内容なので、これが気に入らなければ他の作品を読む必要はないと思う 一番面白かった作品は「塗仏の宴 宴の始末」になるが、これはある意味 シリーズの集大成といった位置付けなので、いきなりおすすめはできないなと | ||||
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初めて京極堂シリーズを読みました。これまで分厚さとタイトルにビビって敬遠していましたが、非常に読みやすくてほとんどイッキ読みでした(^^) 京極堂のウンチク話(伏線でもある)は自然と瞼が落ちそうになりましたけど(笑)。 色んな謎があり、ある1つの謎の解明には『ちょっと無理あんじゃね?』と思いましたが、そういうものを吹き飛ばすようなクライマックス! そしてラストはちょいと泣きそうになりました(;_;) シリーズ第2作まで読みました。こちらも素晴らしいエンターテイメント小説。なるほど、こりゃハマるわ… | ||||
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Kindleで購入して、本の場所がとらない。文字の大きさを見やすく調整できます。 本よりも値段より値段が高いでが、場所と持ち運びと文字の大きさの点では、高い評価です。 | ||||
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内容は素晴らしいのに、何ですかこの価格は。 書籍ファンの足元を見るやり方は許せません。 | ||||
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京極夏彦が一躍有名作家になり高評価を受けてた時分は意地でも読むもんかと敬遠してたのですが、読むものがなくなりつい手をつけたが最後、「邪魅の雫」まで一気に読破。映画よりも小説のほうがいいです。 京極堂ってネゴシエーターみたいですよね。 下調べを十分にして、気をそらすような話から始めて交渉を長引かせ、犯人の毒気を抜いちゃうみたいな・・・。 最後に関係者全員集めて謎解きする形式は一応ミステリーだし、事件があって探偵も警察も出てくるのに推理小説とは思えない。 「この世に不思議なものなどないのだよ。関口君」という決め台詞にも関わらず、この小説自体が不思議です。 榎木津さん、まだマトモです。 | ||||
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これを持って三泊の旅行に行き、移動時間とかに読んでいました。これ一冊で三冊分くらいの分量あるので、短期間の旅行には手頃だと思います。 作品自体は相変わらず面白い。事件の展開はもちろんですが、作品の随所で披露される京極堂の私見だけでも、読む価値あると思います。 | ||||
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中身に感情移入できない。その原因は文体。原作者のこと不勉強で申し訳ない。旅行用に時間つぶしにと購入したが使えてない。 | ||||
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