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予告殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
予告殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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みんな権威に弱いんじゃないかなあ。江戸川乱歩がいくら褒めたって、面白くないものは面白くないんです。おそらく、乱歩は作家としての立場から読んで、あれこれ感心したのだろうと思いますが、そういう利害関係を離れた一読者からすれば、この作品は傑作なんかでは全然ないはず。 クリスティのトリックというのは、基本的にヒューマン・インタレストに基づいているのだと私は思います。ストーリー自体がトリックなんです。 物語の中の特定の登場人物に、読者が肩入れしてしまうように書いている。その肩入れが、肩すかしをくわされるか、報われるか、それは作品によって違うのだけど、読者のそういう“えこ贔屓”が、レッド・ヘリングをつかまされる原因になったりするわけです。その結果、クリスティに一本とられる形になっても、それが嬉しかったりするのですね。 『予告殺人』を読んでいても、とくにシンパシーを感じる人物なんか出てきませんから、――というか、そういう風に濃く描かれている人物がいないので、一緒になってハラハラ・ドキドキしたりする気がおきません。事件の解決を知らされても、「あっ、そうなの」くらいの感想しか持てないのですね。 緊張感のない、だらっとした作品だと私は思います。 | ||||
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そういえばアガサ・クリスティの産み出した名探偵ミス・マープルものを一度も読んだことがないな、と気付き、マープルものの最高傑作と言われていた本書を手に取った。なかなか面白い序盤の展開。『予告殺人』の謎で引っ張る本筋。ミス・マープルがなんかいい感じのおばあさん。と好感を持てたが、最重要人物が登場人物表に載ってないのが大きなマイナスとなった。そして本書の牧歌的な雰囲気が、退屈と同じ意味になっている。うーん、カーもクイーンもクリスティも、日本の新本格に比べるとそんなに大したものじゃないんじゃないか?と不遜にも思った。まあでも、ミス・マープルものを体験できて良かったです。 | ||||
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とにかく長いです。途中で何度も飽きました。 もう少しコンパクトにまとめられたのでは?と思います。 電車の中で読んでいるとすぐに眠くなってしまいます。 緊張感を持ってスラスラと読めたのは、最初と最後の数十ページだけでした。 訳があまり良くないのかなあ。 状況や人物のイメージが沸き辛く、退屈でした。 事件の始まりと結末が面白かっただけに、中間のダラダラ感がとても残念です。 個人的にはアガサ・クリスティーの他の作品と比べて低評価です。 | ||||
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長いのは確かですねぇ。序盤の出来は確かにマープルシリーズの中では展開も早いし変な回りくどさは少ない。 100ページくらいまでは様々な伏線と人間模様、答えを見つけるだけの要素が足りない中で読み進めていくのは楽しい。 だが伏線が一通り吐き尽くされてからがどの作品よりも冗長。冗長さの中にポイントが埋まってるのがマープルなのは確かなんだがそれにも限度があると言いたくなるほど無駄に長い。 特にこれは当時じゃないと理解不能な感覚、事象も他の作品よりかなり多くどこに迷えばいいのかという散漫さばかりが目についてしまう。 作品群としては中盤、究極の形の一つとして完成されたミス・マープルの事件簿と言ってもいいとは思うがこれは好きじゃないと確実に飽きる。 当時の評価の高い作品の一つ、アガサ作品を追っていく中で見るにはいいかもしれないが何か一冊手に取るならこれ以外の作品の方がいいかな。 犯人も消去法で確実に一人に絞れるしなぁ・・・・ | ||||
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ちょっとダラダラ長かったと思います。 最後もあっけなかったし後日談が多かったです。 個人的に事件解決後に推理を話しているのは好きではないので、評価は低いです。 | ||||
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稀代の大失敗作です。随所に手掛かり・伏線が置かれているものの、最大の謎だけは「普通の人ならそんなことはしないはず」という常識で解けてしまいます。作者が設定した世界の中の警察も、本当ならばこの事件をあっさり解決したことでしょう。この設定、やはりまずいでしょう。 | ||||
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