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予告殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
予告殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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現代では通用しないかもしれないが、純粋に楽しめた。 寝不足になるのがネック。 | ||||
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登場人物たちの設定がややこしかったものの 途中までは「ほほ~そう来たか!?」とハイピッチで読めました。 だが、最終段階の「タネ明かし」の部分になって、急減速! 退屈な説明が長い。 最後の「後日譚」など、もはや「蛇足」の域かと・・・。 因って以て「読後感」はイマイチ。 | ||||
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こちらの訳本は読んでいないのですが、最近ちょっと思い出した事がありコメントします。 それは「自分の若い頃を知る人が誰もいなくなった時、人は本当に孤独を感じる」というようなマープルのセリフです。アガサ・クリスティーの魅力は推理小説のプロットの巧みさに加え、こういう人間観察の鋭いところですね。 歳を取る本当の切なさは容姿の衰えでは無く、思い出を共有した人々を失っていく事だと気付かされました。 | ||||
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ご存知、アガサクリスティーの名作がテレビ化されるということで、購入した本です クリスティーといえば、探偵役はポワロが有名ですが、本作は、ポワロに次ぐ有名人、ミスマープルが主人公です さて、ネタバレにならない程度にあらすじを 物語はこの手の小説に多い、1つの村を舞台に展開します で、いきなり目を引くのは、ローカル新聞に載ったタイトル通りの「殺人お知らせ申しあげます。12月29日金曜日、午後6時30分より…」という殺人予告 そこで、村の主だった、広告に興味津々の人々が、予告主のブラックロック夫人の館に集まるのですが、部屋が暗転し、銃声が鳴り、本当に見知らぬ男が殺されるというところからスタートします で、おなじみのように、村の住人たちは、館の住人だけでなく、村人も一癖も二癖もある人物たち 犯人が不明のまま、やがて、1人殺され、また1人殺され・・・という展開 そして、ミスマープルの推理により、最後に大円団を迎え、意外な犯人・動機がわかるというものです 「日本クリスティファンクラブ」が選んだクリスティ作品としては、「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」といった名作に次いで4位にランクインした作品になります さて、どのようにテレビ化されるのか、今から楽しみな作品です | ||||
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ミス・マープルが登場する話は無駄話が多いことで知られていますが、これは特に顕著です。話自体は短編でも良いくらいの物なのに、無駄話や過剰な比喩表現などが相まって長編になっています。 たしかに真相は意外でしたし整合性ととれており、論理的には文句のつけようがないのですが…… 無駄に冗長なのがマイナスポイントです。 | ||||
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クリスティのミステリーに慣れてしまったのか、以前は必ずはずしていた犯人当てができるようになりました。で、今回の犯人も途中でわかりました。ストーリーに関係なく、誰が犯人ではあり得なさそうかを考えただけで当たりました。たいてい犯人人物像からは一番遠い、若しくはあり得ないと思われる人物が犯人となることが多いですね。それでも、クリスティの作るストーリーは面白いのですが、この小説は犯人が意外な人物なだけで、ドキドキ感もなく淡々とした内容だったので。でもやはり、クリスティを読み慣れていない読者は、犯人の想像がつかないと思います。 | ||||
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ラストにすべての登場人物を集めて、ミス マープルと警部が予告殺人の 謎を解き明かすくだりは、もはや、サスペンス劇場に引き継がれる定番の 展開。 人物のなり替わり、過去を暴く写真やアルバムの消失、謎を解く手紙、 家族の血の繋がりなど、、、これは、横溝正史ミステリーに受け継がれて いる手法という感じです。 残念な点は、やはり、犯人の心情吐露がない事。 正直、いま、読むには、作れたパズルを読んでいる様で、あ~面白い という感じにはなれませんでした。 | ||||
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最初犯人が出てきたと思ったのに、最後はすごい結末でビックリしました! | ||||
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さすがアガサ・クリスティ、という作品。 冒頭から魅力的な謎。 印象的な登場人物。 飽きせぬ展開。 そして、納得のいく解決。 特に、殺さざるを得ない動機と、リアリティとすっきり感のある伏線回収。 いや、そんな理屈を超えた展開のドキドキ感と、先読みのワクワク感!素晴らしい。 有名ではないのは、舞台設定の地味さによるものだろう。 こういうものを見逃さないため、やはり、読者アンケートは重要だ。 | ||||
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今回はなりすまし殺人。 ミス・マープルの行くところ殺人あり。 マープルは度々旅行してホテルに泊まる。 レイモンドのおかげでメイドも雇ってなかなかの生活ぶりだ。 都合よく死んだ人の勤務先のホテルに泊まっていたマープル。 最後は「証拠がなければ犯人罠にかけちゃえ」みたいな終わり方。 | ||||
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楽しかった 何度目かわからないけど きっとあと何度か読むだろう。 | ||||
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意外な犯人設定、電気系統はお決まり。そして登場人物と彼らの台詞の多いこと。読んでいて犯人の目星はつくけど裏付けは最後まで持ちこされました。警部の感じる違和感と解決への道筋のマープルの言葉にクリスティの経験論、世界観を感じました。マープルはクリスティ自身だったりして、なんて思いました。 | ||||
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みんな権威に弱いんじゃないかなあ。江戸川乱歩がいくら褒めたって、面白くないものは面白くないんです。おそらく、乱歩は作家としての立場から読んで、あれこれ感心したのだろうと思いますが、そういう利害関係を離れた一読者からすれば、この作品は傑作なんかでは全然ないはず。 クリスティのトリックというのは、基本的にヒューマン・インタレストに基づいているのだと私は思います。ストーリー自体がトリックなんです。 物語の中の特定の登場人物に、読者が肩入れしてしまうように書いている。その肩入れが、肩すかしをくわされるか、報われるか、それは作品によって違うのだけど、読者のそういう“えこ贔屓”が、レッド・ヘリングをつかまされる原因になったりするわけです。その結果、クリスティに一本とられる形になっても、それが嬉しかったりするのですね。 『予告殺人』を読んでいても、とくにシンパシーを感じる人物なんか出てきませんから、――というか、そういう風に濃く描かれている人物がいないので、一緒になってハラハラ・ドキドキしたりする気がおきません。事件の解決を知らされても、「あっ、そうなの」くらいの感想しか持てないのですね。 緊張感のない、だらっとした作品だと私は思います。 | ||||
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ある人がマープルに昔話を語った時、別のある人のことを口にしました。 それを読んだ時、何か感じましたか? 何を感じましたか? それとも何も気付きませんでしたか? もしも"何か"に気付くことが出来たなら、最後に「してやられた!」と騙される快感を味わえるでしょう(犯人が分かったとしても)。 本作は私にとっても、僭越ながら女史にとっても、トップ10に入る傑作作品の1本です。 女史の作品の特徴であり長所である心理トリックと叙述トリックは、それ故に、ある程度の読解力を求められます。更に、生きた時代も国も違うので、想像力もかなり必要です。とはいえ普通に読める方には言わずもがなですが。 設定云々言う人は、もうクリスティーはお止めになった方が宜しい。素直に「現代」の「日本」のものをお読み頂きたい。 | ||||
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電子書籍で購入。いらない訳者のあとがきがなくてうれしい。比較的犯人や動機はあてやすいとおもう。自分がクリスティのファンなので星5つで。あいかわらず、犯人は残酷で人間の悪の部分が垣間見える。そして誰かと誰かがくっついて人間って微笑ましいなって思える。 | ||||
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登場人物がとても多い…。 先にDVDから入ると解消しやすいかも。 BBCショーン・ヒックソン版がおススメ。 この犯人の考えたことは許せるけど、 あの人を手にかけたのはね… 彼女がいたからこそ、という部分もあっただろうに。 | ||||
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そういえばアガサ・クリスティの産み出した名探偵ミス・マープルものを一度も読んだことがないな、と気付き、マープルものの最高傑作と言われていた本書を手に取った。なかなか面白い序盤の展開。『予告殺人』の謎で引っ張る本筋。ミス・マープルがなんかいい感じのおばあさん。と好感を持てたが、最重要人物が登場人物表に載ってないのが大きなマイナスとなった。そして本書の牧歌的な雰囲気が、退屈と同じ意味になっている。うーん、カーもクイーンもクリスティも、日本の新本格に比べるとそんなに大したものじゃないんじゃないか?と不遜にも思った。まあでも、ミス・マープルものを体験できて良かったです。 | ||||
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1950年発表の本作品は、好奇心旺盛な老婦人探偵、ミス・マープルものの第4作にあたります。イギリスの片田舎、チッピング・クレグホーン村でのこと。10月29日金曜日の朝に配達されたタウン誌、<ノース・ベナム・ニューズ・アンド・チッピング・クレグホーン・ギャゼット>を読んだ人々は驚愕した。「殺人お知らせ申し上げます」と書かれていたのだ。「本日午後6時30分に村内のリトル・パドックまでお越しください」という内容の案内文に村人達は興味を覚え、続々と屋敷を訪問する。すると、予告どおりの時間に殺人事件が発生したのだった…。「予告殺人」という題名のとおりの展開なのですが、どうも不自然に感じてしまう点が残念なところです。タウン誌とは言え、報道機関が犯罪を仄めかすような広告を載せるでしょうか。そのことは、作者もさすがに気にかかったらしく、警察の捜査の中で事実を確認する場面があり、それによると、広告の受付係が機械的に原稿を受け付けてしまったから、との説明。不思議です。誰も校正する人間がいない新聞社なのでしょうか。また、予告された場所に集まる村人達が、みんな「何かのいたずらかゲームだ」と思っていたというのも、不自然です。こんな広告が載ったら、誰かが警察に通報するなりして、大騒ぎになるのではないでしょうか。もっとも、その点は、作者も分かっていて、敢えて牧歌的な作風に仕上げているとも考えられますが、私のようなおじさんの頭には、すんなりと入ってこない舞台設定でした。ただ、肝心の「ミステリ」の部分については、作者が得意とする巧妙な伏線が張られていて、最後の「推理」の段階で、なるほどと納得できる作りにはなっています。大きなトリックはないけれど、小さな伏線を積み上げて丁寧に作り上げた作品だと思いました。頭が柔軟な、もっと若い頃に出会っていれば、余計なことも考えずに、素直に楽しめたかもしれません…。 | ||||
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1950年発表の本作品は、好奇心旺盛な老婦人探偵、ミス・マープルものの第4作にあたります。 イギリスの片田舎、チッピング・クレグホーン村でのこと。 10月29日金曜日の朝に配達されたタウン誌、<ノース・ベナム・ニューズ・アンド・チッピング・クレグホーン・ギャゼット>を読んだ人々は驚愕した。 「殺人お知らせ申し上げます」と書かれていたのだ。 「本日午後6時30分に村内のリトル・パドックまでお越しください」という内容の案内文に村人達は興味を覚え、続々と屋敷を訪問する。 すると、予告どおりの時間に殺人事件が発生したのだった…。 「予告殺人」という題名のとおりの展開なのですが、どうも不自然に感じてしまう点が残念なところです。 タウン誌とは言え、報道機関が犯罪を仄めかすような広告を載せるでしょうか。 そのことは、作者もさすがに気にかかったらしく、警察の捜査の中で事実を確認する場面があり、それによると、広告の受付係が機械的に原稿を受け付けてしまったから、との説明。 不思議です。 誰も校正する人間がいない新聞社なのでしょうか。 また、予告された場所に集まる村人達が、みんな「何かのいたずらかゲームだ」と思っていたというのも、不自然です。 こんな広告が載ったら、誰かが警察に通報するなりして、大騒ぎになるのではないでしょうか。 もっとも、その点は、作者も分かっていて、敢えて牧歌的な作風に仕上げているとも考えられますが、私のようなおじさんの頭には、すんなりと入ってこない舞台設定でした。 ただ、肝心の「ミステリ」の部分については、作者が得意とする巧妙な伏線が張られていて、最後の「推理」の段階で、なるほどと納得できる作りにはなっています。 大きなトリックはないけれど、小さな伏線を積み上げて丁寧に作り上げた作品だと思いました。 頭が柔軟な、もっと若い頃に出会っていれば、余計なことも考えずに、素直に楽しめたかもしれません…。 | ||||
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冒頭で地元新聞に殺人予告の記事が掲載され、人々が何かのゲームだろうと集まったところで実際に殺人が起きる。捜査に乗り出したクラドック警部にミス・マープルが紹介され、その後に続く2件の殺人と合わせてマープルが事件を解決する、といったところが本書のあらすじだが、作者作品は傑作は傑作、駄作は駄作と一部の意見を別にして概ね評価が一致しているのに対し、本書は珍しく評価が大きく分かれている。 本書は論理の筋がきっちり通っており、それぞれ伏線に対する整合性のある解決がなされている。第1の殺人で用いられたトリックもなかなか効果的。 しかし、犯人が分からなかったという人はいないんじゃないだろうか、というぐらい犯人は分かりやすく、意外性がない。 本書の評価が分かれるのは論理性・整合性重視か、意外性重視かによるものではなかろうかと思っている。 私は論理性重視だが、かといって意外性のない作品はつまらないね。ということで星3つ。 | ||||
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