■スポンサードリンク


予告殺人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

予告殺人の評価: 3.71/5点 レビュー 31件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

読後感イマイチ

登場人物たちの設定がややこしかったものの
途中までは「ほほ~そう来たか!?」とハイピッチで読めました。
だが、最終段階の「タネ明かし」の部分になって、急減速!
退屈な説明が長い。
最後の「後日譚」など、もはや「蛇足」の域かと・・・。
因って以て「読後感」はイマイチ。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.7:
(3pt)

評価がイマイチなのも納得

ミス・マープルが登場する話は無駄話が多いことで知られていますが、これは特に顕著です。話自体は短編でも良いくらいの物なのに、無駄話や過剰な比喩表現などが相まって長編になっています。
たしかに真相は意外でしたし整合性ととれており、論理的には文句のつけようがないのですが…… 無駄に冗長なのがマイナスポイントです。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.6:
(3pt)

この小説だけでなく、クリスティ全般のネタバレですので注意

クリスティのミステリーに慣れてしまったのか、以前は必ずはずしていた犯人当てができるようになりました。で、今回の犯人も途中でわかりました。ストーリーに関係なく、誰が犯人ではあり得なさそうかを考えただけで当たりました。たいてい犯人人物像からは一番遠い、若しくはあり得ないと思われる人物が犯人となることが多いですね。それでも、クリスティの作るストーリーは面白いのですが、この小説は犯人が意外な人物なだけで、ドキドキ感もなく淡々とした内容だったので。でもやはり、クリスティを読み慣れていない読者は、犯人の想像がつかないと思います。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.5:
(3pt)

ミステリーの古典としての風格。

ラストにすべての登場人物を集めて、ミス マープルと警部が予告殺人の
謎を解き明かすくだりは、もはや、サスペンス劇場に引き継がれる定番の
展開。
人物のなり替わり、過去を暴く写真やアルバムの消失、謎を解く手紙、
家族の血の繋がりなど、、、これは、横溝正史ミステリーに受け継がれて
いる手法という感じです。
残念な点は、やはり、犯人の心情吐露がない事。
正直、いま、読むには、作れたパズルを読んでいる様で、あ~面白い
という感じにはなれませんでした。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.4:
(3pt)

複雑な登場人物

登場人物がとても多い…。
先にDVDから入ると解消しやすいかも。
BBCショーン・ヒックソン版がおススメ。

この犯人の考えたことは許せるけど、
あの人を手にかけたのはね…
彼女がいたからこそ、という部分もあっただろうに。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.3:
(3pt)

あまりに牧歌的な…

1950年発表の本作品は、好奇心旺盛な老婦人探偵、ミス・マープルものの第4作にあたります。

イギリスの片田舎、チッピング・クレグホーン村でのこと。
10月29日金曜日の朝に配達されたタウン誌、<ノース・ベナム・ニューズ・アンド・チッピング・クレグホーン・ギャゼット>を読んだ人々は驚愕した。
「殺人お知らせ申し上げます」と書かれていたのだ。
「本日午後6時30分に村内のリトル・パドックまでお越しください」という内容の案内文に村人達は興味を覚え、続々と屋敷を訪問する。
すると、予告どおりの時間に殺人事件が発生したのだった…。

「予告殺人」という題名のとおりの展開なのですが、どうも不自然に感じてしまう点が残念なところです。
タウン誌とは言え、報道機関が犯罪を仄めかすような広告を載せるでしょうか。
そのことは、作者もさすがに気にかかったらしく、警察の捜査の中で事実を確認する場面があり、それによると、広告の受付係が機械的に原稿を受け付けてしまったから、との説明。
不思議です。
誰も校正する人間がいない新聞社なのでしょうか。
また、予告された場所に集まる村人達が、みんな「何かのいたずらかゲームだ」と思っていたというのも、不自然です。
こんな広告が載ったら、誰かが警察に通報するなりして、大騒ぎになるのではないでしょうか。

もっとも、その点は、作者も分かっていて、敢えて牧歌的な作風に仕上げているとも考えられますが、私のようなおじさんの頭には、すんなりと入ってこない舞台設定でした。

ただ、肝心の「ミステリ」の部分については、作者が得意とする巧妙な伏線が張られていて、最後の「推理」の段階で、なるほどと納得できる作りにはなっています。
大きなトリックはないけれど、小さな伏線を積み上げて丁寧に作り上げた作品だと思いました。

頭が柔軟な、もっと若い頃に出会っていれば、余計なことも考えずに、素直に楽しめたかもしれません…。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.2:
(3pt)

なぜ評価が分かれるのか。

冒頭で地元新聞に殺人予告の記事が掲載され、人々が何かのゲームだろうと集まったところで実際に殺人が起きる。捜査に乗り出したクラドック警部にミス・マープルが紹介され、その後に続く2件の殺人と合わせてマープルが事件を解決する、といったところが本書のあらすじだが、作者作品は傑作は傑作、駄作は駄作と一部の意見を別にして概ね評価が一致しているのに対し、本書は珍しく評価が大きく分かれている。
本書は論理の筋がきっちり通っており、それぞれ伏線に対する整合性のある解決がなされている。第1の殺人で用いられたトリックもなかなか効果的。
しかし、犯人が分からなかったという人はいないんじゃないだろうか、というぐらい犯人は分かりやすく、意外性がない。
本書の評価が分かれるのは論理性・整合性重視か、意外性重視かによるものではなかろうかと思っている。
私は論理性重視だが、かといって意外性のない作品はつまらないね。ということで星3つ。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079
No.1:
(3pt)

こういう題名が付いている時は

題名を原題に基づいて正確に書けば「殺人は予告されていた」である。こういう場合、犯人は自ずと決まっているものである。本作も例外とはなり得なかった。
マープル物として、それなりに楽しめるがクリスティとしては並の作品だろう。
予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))Amazon書評・レビュー:予告殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-7))より
4150700079

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!