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黒いトランク



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黒いトランクの評価: 4.24/5点 レビュー 38件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

トランクを開けてからが

つまらなく思えて、途中でやめた。
黒いトランク (角川文庫 緑 374-1)Amazon書評・レビュー:黒いトランク (角川文庫 緑 374-1)より
4041374014
No.2:
(1pt)

ちょっとどうか、と・・・・

日本経済新聞に批評家たちが激賞する記事が載っていたので早速読んでみましたが、はなはだどうも・・・
-1- 動機:いくら犯人にああいう事情があったとしても、だからと言ってここまでの犯行をおかす必然性がない、というか説得力に欠ける。
-2- トリック:大変込み合った、考え抜かれた犯行とは思うが、その過程で一つでも不具合が発生したらすべてが台無しになってしまう極めてもろいもの。当時の列車の運行がダイヤ通りだったか、対馬往復の船便の運行が予定通りにいくか、などなど。一つでも狂ったらおしまいの、言わば非現実的な「ガラスのトリック」。
-3- 衒学的会話とこなれていない文章:駆け出し作家に多い文章の硬さと、持っている知識は残らず出し切ってしまいたがる傾向。刑事同士や市井の人々があんな知識を振り回すペダンチックな会話を交わすはずがない。
-4- 警察機構:主役の鬼貫は東京警視庁の刑事だと思われるが、何課なのか(一課だと思うが)、何班か、課長班長同僚はいないのか。丹那という「部下」が一人だけいるようだが、組織としての姿が見えない。またこの手の事件で最寄りの署に捜査本部が立ち上がったはずなのにそんな気配も見えない。また一介の警視庁刑事が、全国に張り巡らされた一大警察機構の管轄管掌を全く無視して、部内の許可関係も曖昧なまま勝手に飛び回っているが、こんなことは決して許されず認められるものではない。警視庁に仮の籍だけおいた自由人、明智小五郎か金田一耕助といった現実味の無い存在。
更に付け加えれば、二人も人を殺した犯人をみすみす取り逃がし(見逃し)た警視庁の現役刑事が、その犯人の葬儀委員長に就くなどと言うことが許されようはずもないではないか。
-5- 総じて:トリックそのものを楽しむだけなら良いかもしれないが、後の松本清張ら社会派の市井の人々に潜む実の竦むような現実味からはるかに遠い作品と言えましょう。
黒いトランク (角川文庫 緑 374-1)Amazon書評・レビュー:黒いトランク (角川文庫 緑 374-1)より
4041374014
No.1:
(1pt)

トリックだけに凝ったもの

今読み返すと、あくまでトリックだけに凝った作品という印象です。それだけに手は込んでいますが。
まず、犯人の動機が粗雑です。「いくらなんでも」という思いが残ります。
さらに、詳しいトリックの解析を犯人自身にさせているので、捜査側が最後まで追い詰める話でもありません。
ただ、列車のダイヤをヒントにトリックをつくると、こんなことも可能というお話です。
結果論ですが、現代の宮部みゆきなどの社会性にくらべると、少し単純かと思いました。
黒いトランク 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:黒いトランク 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)より
4334732631

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