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オリエント急行の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
オリエント急行の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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意外な犯人で有名な作品ですが、あまりに有名すぎてもはや意外ではなくなった感じがします。 殺人、捜査(尋問)、解決というオーソドックスな3部構成になっていて、現在のスリラーに慣れた眼からすると、テンポがゆっくり過ぎると感じる方も多いと思います。 また肝心の推理も、緻密に論理が組み立てられるというよりも、「実はあなたは○○でしょ」という感じの当てずっぽうな予測がたまたま当たってたという印象のほうが強く残りました。 もちろん、このような部分は表層的なものと考える人も多いと思いますが、論理性を追求する人や、スリリングなシーンの連続を期待する人にはあまり向いていないと思います。 あと、原書で読もうという方は、フランス語が多用されているのでお気をつけ下さい。分からなくても筋を理解する上で支障は無いはずですが、気になる方は講談社から出ているルビーブックスならフランス語に日本語訳のルビが振ってあるので、そちらをお勧めします。 | ||||
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昨今のエスカレートする残虐でエキセントリックな殺人ものに辟易したときには、特にオススメの一作だと思います。スリルを味わうというよりは「どうして?どうやって?・・・それで?あっそーか、うーんなるほど」と納得して眠りに就けるような展開です。事件が佳境に入る前が気だるいのとストーリーがあまりにも小説的(作り物)過ぎる点、それに動機もちょっとありきたり?と思いながらも、全体としては楽しんで読めました。というのも、さまざまな国籍、階級の乗客が会した列車の中で起こる事件なので、それぞれの国のステレオ・タイプやヨーロッパから見たアメリカといった文化的側面が上手く描かれているからです。また上流階級の人々の振る舞いや召使いとの関わりかたも、非階級的な私には興味深く、ポアロが相手の階級によって話し方を少し変えている点も英語の勉強になりました。最後にポアロが謎解きする際はいつもながらに見事でした。バラバラだった謎や疑問が一気に解決。しかも時に嫌味なポアロ、今回は結構いい奴です。私には犯人探し以上の楽しみがつまった作品でした。 | ||||
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